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下水汚泥の有効利用を目的として、アクアピア安曇野は南安曇野農業高等学校と協働で下水汚泥肥料化検討事業に取り組んでいます。
下水汚泥について肥料としての有効性及び安全性の検証を目的として、試験水田に下水汚泥を散布し、南安曇農業高等学校と協働で稲(風さやか)の生育試験等の効果検証試験を実施しました。
下水汚泥施用区は、化成肥料施用区と同等若しくは同等以上の生育状況でした。
収穫量は以下の通り、下水汚泥施用区が最も収穫量が多い結果でした。
(1) 下水汚泥施用区 69.3kg(1a当り下水汚泥200kg施用)
(2) 無施用区 40.2kg(1aに無施用)
(3) 化成肥料施用区 63.0kg(1a当り化成肥料7kg施用)
汚泥の肥料成分は、窒素・りん酸は約1%含まれているが加里はほとんどない結果でした。
・関連法令の重金属等の基準値を超える結果はありませんでした。
・植物に対する害に関する試験でも問題はありませんでした。
・下水汚泥を散布した試験水田で『風さやか』と『コシヒカリ』の栽培し生育状況を検証します。
・小麦、野菜(レタス、カブ)、花き(ひまわり、アスター、マリーゴールド、キンギョソウ)等の栽培試験も実施します。
汚泥中の肥料成分、重金属等の分析及び土壌の重金属の蓄積状況の分析を継続的に実施し、安全性を確認します。
過去の下水汚泥肥料化検討事業に関するプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
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