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更新日:2020年4月1日
消防防災航空センター
諏訪湖での散水の様子(写真提供:辻元健朗様) 諏訪湖での自給水の様子
諏訪広域消防本部による機体誘導(写真提供:奥原海斗様) 飯田広域消防本部による中継給水
上田地域広域連合消防本部による中継給水 長野市消防局から中継給水を受け離陸
現在、長野県消防防災航空隊では、緊急運航再開に向けて消火タンクを使用した散水訓練を実施しています。
消火タンクへの給水方法は2種類ありますので紹介します。
1つ目は消火タンクに吸水ポンプを取り付けて、ダムや川から直接給水を行う「自給水」という方法です。この方法は、着陸の必要がなく、給水から散水までの時間を短縮できるメリットがある一方で給水時は機体重量が増していく中、水面から約3mの位置でホバリングを維持しなければならず、操縦士の高度な技術と、クルー全体の連携が必要になります。
2つ目は、地上消防隊から消防ホースを使用して給水を受ける「中継給水」です。この方法は、離着陸場所に着陸し、消火栓や消防ポンプ車から給水を行います。給水の都度、着陸するため、自給水に比べ操縦士の負担を軽減することができる一方、中継給水体制の確保や離着陸時の安全管理など地上消防隊と連携が不可欠です。
この2つの方法から火災の状況、離着陸場所の状況及び給水地の状況によって最適な方法を選択し消火活動にあたります。
これまで松本空港内、諏訪湖、飯田運動公園、修那羅峠(青木村)及び長野滑空場で消火訓練を実施してきました。
訓練地を管轄する長野市消防局、松本広域消防局、上田地域広域連合消防本部、飯田広域消防本部、諏訪広域消防本部及び関係市町村の皆様にご協力いただき、安全に訓練を行うことができました。
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