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更新日:2022年5月23日

令和4年(2022年)3月25日部局長会議録

時間:午前9時30分~午前10時33分

場所:県庁特別会議室

出席者:

阿部知事、関副知事、小山警察本部部長、小林公営企業管理者兼企業局長、五十嵐危機管理監、中村危機管理部長、高橋総合政策課長、玉井総務部長、中坪県民文化部長、福田健康福祉部長、猿田環境部長、林産業政策監兼産業労働部長、渡辺観光部長、小林農政部長、井出林務部長、田下建設部長、鈴木会計管理者兼会計局長、松澤監査委員事務局長、宮原人事委員会事務局長、丸山労働委員会事務局長、高橋佐久地域振興局長、永原上田地域振興局長、小山諏訪地域振興局長、竹村上伊那地域振興局長、丹羽南信州地域振興局長、神事木曽地域振興局長、草間松本地域振興局長、滝沢北アルプス地域振興局長、吉沢長野地域振興局長、直江北信地域振興局長、尾島教育次長、今井教育次長、小山議会事務局長、金井営業局長、村井コンプライアンス・行政経営課長

(関副知事)

 おはようございます。それでは、ただいまから部局長会議を開始します。

 初めに知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 皆さん、おはようございます。

 今年度最後の部局長会議になります。この1年間、各部局長の皆様には、様々な課題にしっかりと向き合って対応してきてもらいましたこと、心から感謝をします。

 特に今年は新型コロナウイルス感染症対応も継続しているという、非常にイレギュラーな状況の中で、それぞれの部局の課題を一つ一つ着実にクリアしてきていますこと、大変ありがたく思っています。

 各部局の職員の皆さんにも、今年1年間の取組に対するお礼、私が感謝していたということを伝えてほしいと思います。どうかよろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 それでは、協議事項に入ります。

 まず初めに協議資料1について、中坪県民文化部長から説明をお願いします。

(中坪県民文化部長)

 それでは、お願いします。

 協議資料1を御覧ください。犯罪被害者等支援に関する来年度から5年間の推進計画案について、お諮りをします。

 まず本計画案の趣旨、位置づけを左側に記載しています。犯罪被害者等基本法並びに4月1日に施行を予定しています長野県犯罪被害者等支援条例に基づきまして、犯罪被害者等を社会全体で支えて、誰もが安心して暮らすことができる社会を目指して、支援に関する基本方針並びに具体的施策を定めるものです。

 本計画案につきましては、条例の施行と同時に計画に基づいた総合的な支援がスタートできるように、これまで県警察の皆様、また、各部局の皆様に大変御協力をいただきながら、検討を進めてまいりました。

 この間、2月から3月にかけて、計画案の基になる施策の概要についてパブコメを実施しまして、いただいた御意見は64件ありましたけれども、これら御意見もできる限り反映した上で、計画案として取りまとめたところです。

 右側に記載していますが、計画策定の前提として、犯罪被害者等が抱えておられる課題や犯罪等の現状を整理した上で、下に記載をしましたけれども、本県における犯罪被害者等支援の基本方針として、犯罪被害者等の個人としての尊厳の尊重、以下、4点の基本方針を掲げたところです。

 2ページですが、支援の施策につきましては、取組の内容に応じて体系的に四つの柱に整理をして、具体的な施策を推進していきたいと考えています。

 それぞれの柱における主な取組では、柱1の総合的な支援体制については、犯罪被害者等総合支援窓口を4月1日に人権・男女共同参画課に設置をしまして、支援体制の強化を図っていきます。

 柱2の相談・情報提供の充実では、新たに弁護士会と協定を結びまして、法律相談を初回は無料で受けられるようにすることで、被害者等が抱えておられる法的な課題について、対応していきたいと思います。

 柱3、早期回復・生活再建では、被害後に直面する経済的負担を軽減するために、新たに遺族見舞金60万円、重傷病見舞金20万円を給付します。

 柱4では、県民の理解を増進するために、犯罪被害者支援週間に合わせた集中的な広報啓発などに取り組んでいきます。

 以上、主な取組だけを申し上げましたけれども、具体的な施策に記載をしていますとおり、各部局等における様々な相談への対応のほかに、生活面での支援ですとか、住宅のあっせん、また、学校における教育といった総合的な支援施策をこの計画に位置づけたところです。

 条例の施行を機に犯罪被害者等支援について、さらに理解を深めていただきますとともに、支援施策の実施に当たって、一層の連携、御協力をよろしくお願いしたいと思います。説明は以上です。

(関副知事)

 ただいまの説明について、質問、御意見はありますか。よろしいでしょうか。

 それでは、知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 犯罪被害者等支援条例に続いて、支援推進計画、速やかな策定をしてもらいまして、ありがとうございます。

 私からは、条例を制定したからには、犯罪被害者となられた方、また、その御遺族、御家族を県として責任を持ってサポートしていくことが重要だと思いますし、また、それが私たちの責務になりますので、是非県民文化部を中心に、各部局が力を合わせてこの計画に基づく対応、対策をしっかり進めてほしいと思います。

 特に警察本部ともしっかり連携をしながら対応していくことが重要だと思いますので、本部長を始め、県警本部の皆様には、格別のお取組、また、私どもの取組への御協力、御支援をいただければと思っています。

 生活支援等については、市町村との連携が非常に重要ですので、市町村の皆さんとも状況認識、問題意識をしっかり共有してほしいと思います。

 今回、私どもの条例は、学校における教育ということも位置づけていますので、教育委員会においては、犯罪被害者等支援条例の趣旨を踏まえて、多くの子どもたちが犯罪、あるいは犯罪被害、命の大切さ、そういうことをしっかり学べるような機会を考えて実行していただきます。

 こうした枠組み、制度がしっかりできましたので、着実な推進を全庁を挙げて進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 それでは、長野県犯罪被害者等支援推進計画(案)について、これをもって決定とします。

 次に報告事項に入りたいと思います。

 初めに報告資料1について、中村危機管理部長、説明をお願いします。

(中村危機管理部長)

 危機管理部です。よろしくお願いします。

 それでは、報告資料1ですが、令和3年8月、9月の大雨災害の被害状況ということで、これにつきましては、昨年の11月18日の部局長会議で一度御報告していますけれども、その後、状況の変化等がありまして、精査が進んでいますので、改めて御報告します。

 1ページ目ですが、こちらは人的・住家の被害状況です。

 前回の報告事項から変更のあったものにつきまして、下線で示していますので、お願いします。

 初めに8月の大雨被害ですが、人的被害につきましては、変更はありません。

 次に住家被害ですが、上から3行目の岡谷市では、詳細な調査の結果、床下浸水から一部損壊に3世帯が移行しています。

 5行目の諏訪市ですが、申請等により調査の結果、一部損壊、床下浸水がそれぞれ1増ということになっています。

 その結果、一番下の合計欄ですが、566世帯ということで、2世帯増となっています。

 一番右の参考欄に公営住宅その他とありますけれども、こちらは自宅に戻れずに公営住宅等に仮住まいしていらっしゃる方につきまして記載していますが、護岸工事、あるいは道路復旧工事等が進む中で元に戻られる予定です。

 なお、現在、14世帯いらっしゃいますけれども、前回11月の報告より3世帯減少となっています。

 次に9月の大雨被害の関係ですけれども、こちらにつきましては、調査の結果、茅野市で一部損壊が1増という形になっています。

 2ページをお願いします。8月の被害額の調査です。被害額は216億2,400万となっています。ちょっと古いのですが、前回は9月9日に公開しておりまして、その際は280億6,800万ということで、今回は64億4,000万ほど減額となっています。

 主な減額箇所ですが、公共土木施設につきまして、81億ほどの減となっていますけれども、こちらは現地調査により、より具体的な設計を行った結果、金額が精査され減額になったということです。

 3ページをお願いします。こちらは9月の大雨災害ですけれども、21億3,500万ということで、こちらも前回公表の23億6,000万から2億円ほど減額となっています。

 理由につきましては、先ほど申し上げましたことと同じで、公共土木施設について減額という形になっています。

 今後とも市町村と連携しながら、特に仮住まいの方の解消に向けまして、対応を行っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。私からは以上です。

(関副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、意見、参考の意見等も含めてありましたら、お願いします。建設部長、どうぞ。

(田下建設部長)

 建設部です。

 公共土木施設災害の復旧状況について、追加して御説明したいと思いますが、県工事と市町村工事を合わせて337か所が被災しておりまして、現在3月末までにおおむね9割が着手している状況です。引き続きまして、急いで復旧に努めていきたいと考えています。

 また、大きな被害がありました木曽町の上町につきましては、家屋補償を順次進めておりまして、現在、全10棟のうち9棟、ほぼ完了しておりまして、残る1棟につきましても、資料が整い次第、4月中には交渉していきたいと考えています。

 いずれにしましても、再度災害防止に向けてしっかり取り組んでいきますので、今後とも関係部局の皆さんの御協力をお願いします。以上です。

(関副知事)

 ほかに何かありますか。よろしいですか。

 それでは、知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 災害からの復旧・復興は、是非継続的に取り組んでほしいと思います。被災された方々への支援をしっかり行うと同時に、災害に強い県づくり、長野県として最重要課題ですので、引き続きそれぞれの部局には全力を挙げて進めてほしいと思います。よろしくお願いします。

(関副知事)

 それでは、次に報告資料2と報告資料3について、村井コンプライアンス・行政経営課長からまとめて説明をお願いします。

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 それでは、コンプライアンス・行政経営課から御説明します。

 報告資料2を御覧ください。職員の地域社会貢献活動への応援制度の充実についてです。

 現行制度の「地域に飛び出せ!社会貢献職員応援制度」につきましては、多様な知識や技術を持つ職員がこれをいかして社会に貢献する活動に積極的に参加するとともに、そこから得られる学び、県民の意識の変化であるとか、今、県民が何を望んでおられるのかといったことなどを職員が肌で感じていただいて、これを職務遂行や行政サービスの品質向上にいかしていただき、もって行政経営理念にあります県民や社会からの要請や期待に的確に応えていけるようにということを目的としまして、平成30年9月に創設した制度です。

 これまでスキースクールのインストラクターや英語通訳ガイドなど、現在、教育委員会を含めて、29名がこうした活動に従事をしているところです。

 この制度は、資料の上の対象活動のところに記載していますが、公益性の高い社会貢献活動を対象としています。しかしながら、営利企業の場合、どういう場合が公益性の高い社会貢献活動に当たるのか判断が難しく、職員から参加をちゅうちょするという意見も出ていたところです。

 そのため、今回、営利企業に従事可能な範囲をより明確にすることによりまして、県職員が地域社会への貢献活動に参加しやすくなるよう、解釈の明確化を行ったところです。

 具体的には2に記載していますが、営利企業であっても、その活動が副次的に広く、不特定多数の利益の増進に寄与するものであり、かつ社会的な需要が高いものにつきましては、公益性を認め、許可対象となる旨を明確に示すこととしました。

 想定される活動例は次のページのとおりですが、特に地域で取り組んでいる農産物の生産活動につきましては、今回、許可対象であると明確化するものでありまして、農家の農産物の生産活動を明確に許可対象として示すのは、都道府県レベルでは初ということになります。

 スタートは4月1日からとしておりまして、職員の皆様に対しまして、制度内容の周知や具体的な活動事例の情報提供などを行いまして、職員の地域社会への貢献活動が盛んになるよう、環境整備を進めていきます。

 続きまして、報告資料3を御覧ください。県の庁舎を利用される皆様へのサービス向上についてです。

 行政経営理念では、県民起点というビジョンが示されていますが、足元の県の庁舎を利用される皆様へのサービスにつきましては、必ずしも十分ではないという声が寄せられていますので、この際、年度替わりを契機としまして、改めてサービス向上を図るものです。

 具体的には、県の事務室におきましては、県民の皆様から受付場所がわかりにくいといった声が寄せられていますことから、各課事務室におきまして、県のキャラクター、アルクマを活用しまして、受付窓口をわかりやすくお示しするとともに、併せまして来庁者へのお声がけや丁寧な応対に努めるなど、接遇マナーの向上に努めるものです。

 現在、県の内部通知となっている庁舎管理上のルールを規則として定め、明確化することとしています。なお、庁舎管理のルールの内容自体は、これまでと特段変更はありません。

 年度替わりを契機としまして、取り組んでいきたいと考えていますので、よろしくお願いします。御説明は以上です。

(関副知事)

 ただいまの説明について、質問、意見等がありましたら、お願いします。農政部長、お願いします。

(小林農政部長)

 応援制度についてですけれども、改めて申し上げるまでもありませんが、農業は暮らしていくために必要な食を提供することはもちろん、景観の形成や水源の涵養など、多面的機能も発揮する重要な産業です。しかし、近年、農業従事者が大幅に減少している状況にありまして、部局長の皆様におかれましては、是非この制度を積極的に周知していただいて、職員が農業の生産現場に飛び出していけるように、御配慮をお願いします。どうぞよろしくお願いします。

(関副知事)

 ありがとうございました。

 ほかにいかがでしょうか。総務部長、お願いします。

(玉井総務部長)

 玉井です。

 まず社会貢献活動については、営利企業であっても、一定の公益性があると判断できる事業については、今回、取組ができるものを明確化しました。コロナもあって、ここ1~2年、この活動は若干低調ぎみですので、今回の充実を契機に、是非地域に飛び出す活動に取り組んでいただければということが1点です。

 2点目の県庁舎を利用される皆様への対応で改めて取り組むこととしたのは、受付がわかりづらいとか、声をかけづらいという御意見をいただいていますので、1つ目として、物理的に受付をわかりやすくするということ、2つ目は重要かもしれませんが、精神的な面で職員の皆さんの意識として、県民の皆様への接遇を向上したいという2つの趣旨がありますので、前段の社会貢献活動の取組も併せて、県民目線の県政にもつながると考えていますので、各部各課での物心両面での取組をお願いします。以上です。

(関副知事)

 ほかにありますか。

 よろしければ、知事からお願いします。

(阿部知事)

 前向きな制度をつくってもらってありがとうございます。

 私から質問していいですか。2点、質問があります。1つは、営利企業への従事許可は誰が判断するのかということ、あと、報酬は社会貢献活動として許容できる範囲内であること、これは基準がどうなっているか、この2点を教えてくれますか。

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 1点目の誰が判断するかということですけれども、職員は所属の長にこの話を申し出ていただきまして、所属長の意見をつけて、コンプライアンス・行政経営課に許可申請を出していただきまして、当課で所要の条件・要件を確認しまして、許可をするという手続となっています。

 報酬に関しては、社会通念上ということで判断させていただきたいと考えています。

(阿部知事)

 報酬は許可のときに一件審査するということですか。

(村井コンプライアンス・行政経営課長)

 報酬についても許可申請に書いていただくことになっておりまして、それがこうした要件に該当しているか、当課で確認をします。

(阿部知事)
 あまりがちがちの運用をしないようにしてほしいということと、あと、これを是非積極的に活用して、許可要件のところに書いてあるように、もちろん本来の職務に影響を及ぼすような、たとえば過重な労働で、仕事のときに疲れてしまいましたということだと、本業がないがしろになっているのではないかと言われる可能性があるので、そうしたことも気をつけてほしいと思いますし、あと、いろいろな団体、企業と県との間の特別な利害関係があるようなときも気をつけてもらう必要があると思いますが、私としてはできるだけ広く積極的に活用してほしいと思っています。

 特に所属長の皆さんには、こういうものはウエルカムだ、前向きに考えるという姿勢を出してもらわないと、申請する側は入り口のところで躊躇してしまいかねないので、職場において前向きにいろいろな活動の申請が出てくるように、また、上司も、今私が言ったような何でもかんでも良いという話では逆にいけないので、適切なアドバイスをしてもらいながら、この制度の趣旨が十分に生きるように取り組んでほしいと思いますので、是非よろしくお願いします。

 もう一点の県庁舎の利用者に対するサービス向上ですけれども、私が見ていて気になることがいくつかあって、たとえば挨拶をしましょうということですが、なかなか挨拶をしない人がいて、これは県民の皆さんに挨拶する以前に、県職員同士、あるいは守衛さんが一生懸命挨拶をしてくれているのに、挨拶をしていかない職員がいることは残念だと思います。挨拶をする、しないという問題だけではなくて、挨拶をしないということは、いざというときに声をかけない、何か危険なことがあったり、問題があっても声を出さないということにつながってしまうおそれがあるので、組織としては非常に重要な問題だと思っています。

 職員の挨拶だけではなくて、たとえば下の庁舎案内を眺めて、しばしどうすればいいのかわからないような人がいても、声をかけている人が少ない。中には丁寧に対応している職員もいますけれども、何となく知らんぷりしている人もいると思います。

 これは私自身もあまりできていないので、人のことは言えないのですけれども、県庁内にごみが落ちていてもほとんど拾われていない。掃除に来ていただいている人たちに一生懸命頑張ってやってもらっていますけれども、自分が気持ちよく仕事をするためにも、来庁される方を気持ちよく迎えるためにも、気がついたことは自分たちで改善していくことも重要だと思います。

 サービスを向上しますというのは、たとえば私がこうしろ、ああしろという話ではなくて、一人ひとりの職員がこういうふうに改善しましょう、たとえばどこかの地域振興局でトイレにお花を飾りましょうとか、いろいろな工夫をしながら、自分たちの職場をどう心地よい職場にするか、お越しいただく皆さんに気持ちよく来ていただけるようにするかということを考えてもらう必要があるのだろうと思います。

 県庁全体で仕事にしっかり向かい合って取り組んでいくことも、もちろん我々の責任として重要ですけれども、それと同時に、職場環境とか、県庁にお越しいただく方に対する向き合い方、そうしたことも折に触れて考えて改善をしていただけるとありがたいと思いますので、是非よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 それでは、次に報告資料4について、福田健康福祉部長から説明をお願いします。

(福田健康福祉部長)

 それでは、資料4を御覧ください。長野県循環器病対策推進計画の策定について、報告をします。

 この計画は、循環器病対策基本法に基づくものでありまして、今回、新たに策定をしたものです。

 循環器病とは何かということですけれども、脳血管疾患、脳梗塞ですとか、脳内出血、くも膜下出血といった、いわゆる脳卒中、それから、急性心筋梗塞、心不全、先天性心疾患といった心臓病がこれに該当するものです。

 計画期間は、令和4年度、令和5年度の2年間としておりまして、その後、次期信州保健医療総合計画に統合していく予定としています。

 下段ですけれども、本県における循環器病対策は、昭和40年頃、脳梗塞などの脳血管疾患による死亡率が全国トップという状況でした。それに対して、食生活改善推進員などの健康ボランティアと行政が連携した活動、さらには信州ACEプロジェクトといった対策を進めてきたところです。現在、長野県は健康長寿県として全国に誇れる状況にあると考えていますが、健康長寿の維持・向上のためには、循環器病対策が非常に大きな意味を持っていると考えています。

 具体的に2ページ目を御覧ください。循環器病は、現在、県民の死亡原因の25.4%を占めていますし、介護原因、あるいは医療費の面でも主要なものとなっている状況です。

 中央から右下ですけれども、特定健診受診率などは全国と比べて良い傾向にはあるわけですが、一番問題なのは、現在でも県民の食塩摂取量が全国でもトップクラスの状況にあるということで、これが循環器病発症の大きな原因になっていると考えています。

 3ページ目を御覧ください。全体目標は健康寿命の延伸、循環器病の年齢調整死亡率の減少を掲げています。計画期間が2年ですので、今回、具体的な数値目標の設定は行っておりませんけれども、目標達成のために4つの分野、循環器病の予防から医療提供体制の整備、多職種連携による患者支援まで、幅広く進めていきたいと考えています。

 なお、年齢調整死亡率の数値は、グラフではパーセントとなっていますけれども、これは人口10万人対の数字ですので、修正いたします。

 細かい対策の内容は省略をしますが、最終ページを御覧ください。食塩摂取量の削減を図っていくことが一番重要な課題だと思っています。今年度から「ゆるしお」を提案しまして、市町村と連携した県民の減塩対策を推進しています。今後さらに食産業などと連携した減塩対策の推進を図っていきたいと思っています。

 あらゆる機会を捉えて情報発信していきたいと思いますので、各部局の御協力をお願いします。以上です。

(関副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、御意見がありましたら、お願いします。

 知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 長野県にとって循環器病対策は非常に重要な課題だと思います。減塩運動の取組を長くやってきても、なかなか減っていかない。減ってはいるけれども、全国トップというのは、なんとか具体的な対策を通じて改善していく必要があると思いますので、健康福祉部においては、次のアクションもしっかり考えてもらえればと思います。よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 次に報告資料5について、林産業政策監兼産業労働部長から説明をお願いします。

(林産業政策監兼産業労働部長)

 それでは、産業労働部から長野県名古屋事務所の移転についての御報告です。

 資料5を御覧ください。

 現在、名古屋事務所は、昭和41年から入居していた旧中日ビルが建替えを行っておりまして、久屋中日ビルへ仮移転して事務を継続しておるところです。このたび、中長期的な視点から新事務所の機能強化や望ましい立地環境について、あり方検討会を設置し、検討してきたところです。

 3に検討概要とありますが、現在、名古屋事務所では、企業誘致、移住・交流の推進、誘客や観光情報の発信、物産の市場調査・販路拡大等に取り組んでいるところですが、こうした機能に加え、検討会ではさらにリアルによる長野県の魅力発信や体験型イベントの開催、MICEなど、海外に向けたアプローチの強化などの御意見をいただいているところです。こうした中で、望ましい立地環境について、名古屋市内での調査、検討を行ってまいりました。

 4番ですが、中日ビルを含めて検討を行ったところですが、検討結果として、栄4丁目の新しい中日ビルへの入居を検討したところです。

 理由のところにありますように、新しい中日ビルには道県事務所が集積するとともに、全国物産観光センターの設置が予定されていること、また、SNS等の情報発信に加えて、フロアディレクターがコーディネートをする、こうした機能の強化も予定されているところ等々を検討したところです。さらに新しいビルには商業施設、文化施設が併設され、国際MICEの機能も充実されること等を考慮しまして、あわせて、財政面等の検討を重ねた上で、新しい中日ビルへの移転がよいということで結果をいただいたところです。

 裏面を御覧ください。今後のスケジュールです。移転は、現在建築中ですが、令和5年度までに開業準備を終えて、令和6年度から開業という中日ビルの予定に合わせて準備を行っていきます。

 位置図や平面図等、立地環境の資料については、追って各部局にもお知らせしていきますけれども、各部局並びに地域振興局におかれましては、開業を見据えた施策の検討等を新しい計画の中でもお願いできればと考えています。

 また、市町村や観光機構、あるいは産業振興機構等、関係団体への周知、施策へ織り込んでいただけるようにお願いしていただければと思います。産業労働部からは以上です。

(関副知事)

 ただいまの説明につきまして、質問、意見等がありましたら、お願いします。よろしいですか。

 それでは、知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 名古屋事務所等のあり方検討会の報告、ありがとうございます。

 この方向性で進めてもらえればと思いますけれども、長野県にとって名古屋、あるいは中京圏との連携、特に南部の地域にとっては非常に重要な関係性がありますので、是非これまでの名古屋事務所の取組をしっかり振り返りながら、新しい場所でさらに充実した内容の活動ができるように進めてほしいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 次に報告資料6について、金井営業局長から説明をお願いします。

(金井営業局長)

 営業局です。

 報告資料6を御覧ください。長野県営業戦略2022ですけれども、3月22日火曜日、長野県営業本部会議で決定されましたので、御報告します。

 営業戦略ですけれども、毎年度改定しておりまして、年度の最後にその年の課題をしっかり確認しまして、翌年度の戦略を策定しているところで、今回で4回目となります。

 1ページを御覧いただきますと、サマリーが掲載されていますので御覧ください。ここには戦略のフレームと来年度の戦略の特徴的な事項を記載しています。

 ポイントのIです。課題ですけれども、1つ目はコロナ禍におきまして非常に加速しましたeコマースなど、デジタル化への対応が必要であるということ、もう一つは、コロナ禍でも日本の食品輸出は非常に好調で、これをチャンスとして捉えまして、来るべき人口減少による国内需要の減少に対応するために、積極的に輸出に取り組む必要性があるのではないか。この2点を課題として設定しています。

 目標につきましては、その下ですが、コロナの影響を受けた事業者の皆様への支援は継続して行うということと、あと、アフターコロナに向けた準備も一方ではしっかり進めなければいけないということを考えまして、このような目標としています。

 課題解決に向けた具体的な取組ですが、II-3に記載しています。主にここにはデジタル化への対応と海外展開に関する取組をピックアップして載せています。

 (1)の県外とのつなぎ役の部分につきまして、2つ目の部分ですが、新たな海外市場の開拓ということで、今まではアジアを中心に対応してきましたけれども、ウクライナ情勢は心配ではありますが、新たに欧州あるいはアメリカ、オーストラリアをターゲットに加えまして、取り組んでいきたいと思っています。

 (3)ブランド発信の推進です。最初の部分ですが、信州観光復興元年と連動したブランド発信ということで、信州観光復興元年に向けまして、しっかりと発信をしていきたいと思っています。

 下から2つ目のIVですが、営業本部のプロジェクトチームということで、たとえば今年度はクイーンルージュを新たに全国に発信したわけですけれども、このような生産、プロモーション、販売、一貫したマーケティングを行う必要があるような場合など、連携をしっかりと強化して取り組んでいく場合には、プロジェクトチームを営業本部内にも設けまして、活動しているところです。特にクイーンルージュにつきましては、営業局、農政部とともに、生産団体としてJA全農さんにも入っていただいて、協力して取り組んできたところで、来年度も引き続きクイーンルージュを全国に展開していきたいと思っています。

 一番下のV、成果目標です。取組が着実に進んでいるかを確認するために、毎年成果目標をアクションプランという形で策定しています。

 具体的には11ページを御覧ください。別紙2と書いてある資料です。表頭に「(参考)R3進捗」と書いてありまして、ここに今年度の取組の進捗を記載してありますが、今年はコロナ禍でリアルな対面、あるいは現地との行き来が制限されておりましたことから、4項目未達成となっています。

 (5)海外市場への積極的な販路開拓の海外商談会・展示会の開催、15回以上を13回ということで、ウェブ等を通じて辛うじて13回まで持っていったところです。

 下の本部長・副本部長によるトップセールスは、残念ながら1回もできませんでしたので、来年度はしっかり取り組んでいきたいと思っています。

 (8)銀座NAGANOの販売額ですが、コロナによりまして、休業した時期もありましたが、プレミアム商品券等で、見込みとしてはなんとか2億を超えた数字が確保できそうな状況です。

 (15)県外・海外バイヤー・シェフ等の県内への招聘もリアルなものができませんでした。

 本部長からさらにわかりやすい成果目標とするようにという指示を受けていますので、私どももよりわかりやすい、アウトカム指標に近いものをまた検討していきたいと思っています。

 以上、この戦略に基づきまして、これから1年間営業本部として取り組んでいきます。本県の稼ぐ力とブランド力の向上をしっかりと図っていきたいと思いますので、営業本部以外の部局の皆様におかれましても、是非一層の御協力をお願いします。説明は以上です。

(関副知事)

 ただいまの説明について、質問、御意見がありましたら、お願いします。よろしいですか。

 それでは、知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 この間の本部会議で私が言ったとおりですけれども、この場でもう一回繰り返しになりますが、長野県の物産の中でもどういう営業戦略でいくかというのは、物によって大分違うと思っていますので、営業局と関係する部局で目指す方向性と取組をさらにブレークダウンして考えてほしいと思います。

 放っておいても消費が拡大しているような品目と、放っておくとどんどん消費が先細りの品目とではアプローチの仕方が違うと思いますし、また、そもそも量的な拡大を目指すのが望ましいのか、価格の向上を目指すのが望ましいのか、物によって戦略の方向性も違っていると思います。これは生産者であったり、物流に携わっている皆様と思いが乖離して取り組んでも意味がないので、そういう意味では、関係の皆様との対話をしっかり行いながら、営業局を中心にしながら、各部局も協力をして、個別の品目にしっかり着目して、具体的な取組を進めてほしいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 それでは、次に4のその他事項に入ります。

 一通りの説明が終わったところで、まとめて質問、意見をお願いしたいと思っています。

 初めにその他資料1について、田下建設部長からお願いします。

(田下建設部長)

 それでは、その他資料1を御覧いただきますが、東日本台風災害に関係する公共土木施設災害の復旧状況についてです。

 初めに上段の表を御覧いただきますが、被災箇所は県・市町村を合わせて1,295か所ありましたが、査定決定額は435億円余です。このうち、3月末までに県工事で863か所、市町村工事で377か所、合計で全体の96%に当たる1,240か所について工事が完了する予定となっています。

 真ん中の表になりますが、参考として記載していますとおり、今年度末の未完了箇所は49か所あります。これは改良復旧事業と工程を調整する必要のある箇所、また、令和3年8月の豪雨で再度被災した箇所等が関わっています。

 一番下の段に改良復旧事業について掲載していますが、各工区とも順次工事を進めているところですが、上の助成事業2か所につきましては、令和6年度の完了を目標に、また、事業中の災害関連事業6か所につきましては、新年度中の完了に向けて鋭意事業を進めていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 次にその他資料2について、猿田環境部長からお願いします。

(猿田環境部長)

 同じく東日本台風により被災しました、流域下水道の処理施設、クリーンピア千曲の全ての復旧工事が来週3月29日に完了しますので、御報告します。

 節水等に御協力いただきました約10万世帯の皆様、さらには多くの事業者の方々、2年半にわたりました復旧工事に御協力をいただいた全ての関係者の皆様に心から感謝します。

 資料ですが、左側に被災直後、右側に現在の状況を掲載しました。

 2ページ目を御覧いただきたいのですが、上に経過を記載しておりまして、千曲川の放流水質について下に記載しています。

 1年前、昨年度末に、水処理施設の復旧とともに、被災前と同じレベルまで水質を改善できています。

 今回の災害を教訓にしながら、暮らしや産業を支える基幹的なインフラとしまして、非常時にも最大限機能が発揮できるような適切な維持管理、強靭化等に今後取り組んでいきます。以上です。

(関副知事)

 次にその他資料3について、林産業政策監兼産業労働部長から説明をお願いします。

(林産業政策監兼産業労働部長)

 それでは、その他資料3を御覧ください。3枚になっていますけれども、中小企業者向け並びに飲食店経営者向け、そして、働く皆様へということで、支援策をまとめたチラシをつくっています。こちらはホームページ等へ掲載して御案内する予定です。

 中小企業者向けのチラシをざっと御説明しますと、まず融資につきましては、現在、日本政策金融公庫や商工中金において3年間無利子となる融資を継続しているほか、県の中小企業融資制度資金でも有利な融資を設けているところです。

 事業再構築等の補助への上乗せもプラス補助金として実施していますが、こちらは受付が4月のものや、申し込み期限が5月11日までと間近に迫っているものもありますので、こうした事業のお取扱いについて、振興局から周知等をしていただければと思っています。

 雇用調整助成金につきましても、特例が6月末までということで、延長されていますので、この辺りも御周知をお願いしたいと思っています。

 現在、事業復活支援金の受付をしていますが、5月31日までの申請期間となっていますので、よろしくお願いします。

 飲食店経営者の皆様へのチラシについては、この事業に加え、信州の安心なお店の支援等についても掲載しているところです。

 働く皆様へのチラシにつきましては、特に職業訓練や給付金について丁寧に紹介していますので、こうしたチラシを活用しながら、事業者支援に当たっていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

(関副知事)

 それでは、これまでの説明について、質問、御意見がありましたら、お願いします。よろしいでしょうか。

 それでは、知事から何かありましたら、お願いします。

(阿部知事)

 東日本台風災害からの復旧・復興も皆さんの取組のおかげで着実に進んできていること、改めて感謝します。残っている部分についても着実な進捗が図られるように、是非取り組んでほしいと思います。

 また、コロナ禍における暮らしの支援、事業者支援については、引き続き継続的に取り組んでいくことが重要ですが、様々な支援策が必要とされる方にしっかり伝わっていくことが重要ですので、引き続き地域振興局の皆さんには、関係団体、市町村ともしっかりと連携をしながら、各種施策の周知・広報・PRに取り組んでほしいと思いますし、各部局においても、事業者支援、生活支援、引き続き継続的に力を入れて進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(関副知事)

 以上で本日の議題は終了となります。今年度の部局長会議は本日で最後となります。

 ここで、今月末に御退職をされる皆さんから順番に一言ずついただければと思います。

 初めに永原上田地域振興局長からお願いします。

(永原上田地域振興局長)

 上田の永原です。よろしくお願いします。

 37年間、県職員としてお世話になりました。最後は新型コロナで大変苦しい思いをしましたけれども、これからも引き続き支えていただく皆さん、よろしくお願いします。

 また、上田に参りましてからは、保健所を全員で支えるということで、地域振興局の職員ほぼ全員に兼務職員となってやっていただきましたけれども、本当に忙しい中で一生懸命支えていただきました。やはり困ったときに支え合う、そういったことが県職員の奥底にはあるということを強く感じています。この力をこれからの県政の中の様々なところでいかしていければと思います。

 もう一つ、上田に参りまして、いろいろな人と会ってまいりました。その中で、本当にすごい人たちがこんなにいる、特に女性の皆さんで、こんな世の中について、こういうふうに先を見据えて取り組んでいる人たちがいるということを強く感じました。それらについて、次期総合5か年計画の中でなんとかいかせないかということで、相談を進めてまいりました。

 最後に、4月から私は障がい者スポーツ協会に勤務します。前任の方が様々な思いを持っておられましたので、その思いをしっかりと引き継いで、皆さんのお力をいただきながら、2028年に向けて取り組んでいきますので、御支援をよろしくお願いします。

 皆様のますますの御活躍と何よりも御健康を祈念して、御挨拶とします。本当にありがとうございました。

(関副知事)

 それでは、滝沢北アルプス地域振興局長、お願いします。

(滝沢北アルプス地域振興局長)

 おはようございます。北アルプスの滝沢です。

 私も大変多くの皆様に支えられて、38年間勤めることができました。皆様に心から感謝をします。

 最後の3年間勤めました北アルプス地域ですけれども、新型コロナで観光業を始め、非常に大きな影響を被っています。その中で、アフターコロナに向けて、地域振興局としても取り組んできたわけですけれども、新たな取組の芽も出来つつあるという状況です。

 一日も早いコロナの収束を祈るとともに、部局長の皆様、また、知事、副知事の一層の御活躍を祈念しまして、御礼の挨拶としたいと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

(関副知事)

 それでは、小林公営企業管理者、お願いします。

(小林公営企業管理者兼企業局長)

 座ったまま失礼します。

 企業局に参りまして4年、県職員としましては通算40年でした。この間、知事、副知事、県警本部長を始め、部局長の皆様、地域振興局長の皆様、あるいは所長の皆様、それぞれの皆様に本当に支えていただきました。

 企業局事業は、とりわけ新規電源開発地点発掘プロジェクトですとか、あるいは持続可能に向けて広域化、広域連携、市町村との連携等につきまして、御理解、御支援をいただくとともに、共に取り組んでいただきました。その間の皆さんの御支援に深く御礼を申し上げたいと思います。

 おかげさまで、ここで任期満了を迎えることができましたが、今後とも皆様の御活躍と県政の発展をお祈りしますとともに、私ごとで恐縮ですが、4月からはまた異なる立場で皆様の御理解、御支援をお願いすることもあろうかと思いますので、引き続きよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

(関副知事)

 続いて、井出林務部長、お願いします。

(井出林務部長)

 この会議のメンバーとしては、佐久地域振興局長と林務部長と合わせて5年間、皆様にお世話になりました。ありがとうございます。

 生まれ育った佐久での勤務は、自分の仕事が地域産業の振興、県民の皆さんの笑顔につながるという県職員としてのやりがいを強く感じることができ、本当にありがたく幸せでした。

 それから、長野県の森林は、今、切っている量の約4倍、毎年成長しています。つまりもっと切っても大丈夫だし、切るべきだという状況です。切って、使って、また植え育てる、林業県を目指す林務部、引き続き御支援をお願いします。

 皆さん、どうもありがとうございました。

(関副知事)

 それでは、田下建設部長、お願いします。

(田下建設部長)

 私は37年間、勤めました。その間、御指導、御助言をいただきましたこと、感謝申し上げる次第です。

 ここ3年間、大きな災害に見舞われてしまったということで、建設部としても復興・復旧、道半ばの状況です。

 また、県民からはインフラ整備に対する強い要望も引き続き高い状況にあるということです。

 さらに建設部としても、気候変動対策に待ったなしの状況になっているということで、今後とも建設部が市町村ともしっかり連携して取り組めるよう、引き続きの御支援、御協力をお願いします。

 本当にありがとうございました。

(関副知事)

 小山議会事務局長、お願いします。

(小山議会事務局長)

 皆さんにはお世話になりました。議会事務局長であった3年間は、知事を始め、部局長の皆さんの背中を見て仕事をしてきました。残念ながら、議場では皆さんの背中しか見えないものですから、そうなります。

 2月定例会では御心配をおかけしましたが、あの状況下の中では、最大限の対応ができたと思っています。ただ、事務局職員の団結と部局の皆さんなど、関係者の方々の支援と協力がないとできなかったのではないかと思っています。本当に感謝を申し上げたいと思います。

 これまでも仕事上でこんな状況になったことはいく度とありましたが、その都度、皆さんに支えられて、ここまで来たと思っています。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

(関副知事)

 それでは、知事から一言お願いします。

(阿部知事)

 6名の皆さんから御挨拶をいただきました。まず私からは、長い間の県職員としての御活躍に心から感謝と敬意を表したいと思います。本当に長い間、県民の皆様のために県職員として活躍していただきましたこと、御礼申し上げます。

 人生100年時代ですので、これからの活動期間のほうがむしろ長い人もいるかもしれませんので、次の活躍の場でこれまでの御経験をいかして、長野県のためにも、そして、御自分のためにも有意義に人生を使っていただければありがたいと思います。

 今回、御退職される皆さんとは、私も大分長くお付き合いをしましたので、非常に名残惜しい思いです。

 永原さんには、上田地域振興局長としては1年でしたが、その前はコロナ対応も含めて、頑張っていただき、毎日のように打合せをさせていただいたこと、私もいろいろ厳しいことも言ったりしましたけれども、一緒にコロナ対応をやっていただきまして、ありがとうございました。

 また、地域の課題にもしっかり向き合って対応していただいたこと、心から感謝申し上げたいと思います。

 滝沢さんには、北アルプスで3年間、地域の皆さんとの信頼関係をしっかりつくっていただいて、私も北アルプスへ行くときは、いつも滝沢さんに案内をしてもらうと安心しましたし、多くの皆さんの理解、支援をいただきながら、しっかり仕事をしていただけていると思って、感服をしておりました。

 HAKUBA VALLEY構想の推進を始め、地域の発展にも御尽力いただきましたこと、改めて感謝をします。本当にありがとうございました。

 小林管理者には、公営企業管理者として、電気事業、水道事業、共に大きな課題がありましたけれども、常に前向きに、ちょっと積極的過ぎるところもあって、若干私がブレーキを踏んでいるようなところもあって申し訳なかったのですが、私としては、消極的な対応よりもポジティブな対応で、私がブレーキをかけるぐらいのほうがちょうどいいといつも思っていますので、そういう意味で率先行動をしていただきましたこと、心から感謝をします。

 秘書課長を始め、健康福祉部長、総務部長ということで、県庁全体の立場からも御尽力いただきました。本当にお世話になったこと、心から感謝します。ありがとうございました。

 井出さんには、大北森林組合のこと以来、林務部改革は非常に重要な課題となっている中で、かじ取り役を引き受けていただいて、課題山積の中で林務部を立て直し、方向づけをしていただいてきていること、本当にありがたく思っています。

 東日本大震災の後、放射能担当みたいなこともやってもらって、厄介なことも随分やっていただいたと思って、感謝をしています。私からいろいろ難しい課題を言ったりして、御迷惑をかけましたけれども、支えていただきましたこと、活躍していただきましたこと、心から感謝します。本当にありがとうございました。

 田下さんには、ミスター建設部ということで、建設部は災害からの復旧・復興、県土の強靭化、様々な道路ネットワークの整備、多くの県民の皆様、あるいは県議会も含めて関心が強い事項がたくさんあったわけですけれども、ほとんど任せられるということで、私はあまり煩うことなく、田下部長の方向性に沿って仕事をさせていただけたこと、大変楽をさせていただいたと思って感謝をしています。

 先ほどの御挨拶にもあったように、今、建設部は非常に仕事が山積していますので、しっかり引継ぎをしてもらって、さらに地域の皆さんの期待に応えられるようにしてほしいと思います。

 多難な建設部の行政を牽引していただきましたこと、心から感謝します。ありがとうございました。

 小山局長には、先ほどの御挨拶にもあったように、我々理事者側とは違う立場でしっかりとしたコーディネートをしていただきましたこと、感謝申し上げたいと思います。議長、副議長を始め、議員の皆様の信頼も厚い事務局長がいるということは、我々としても非常に仕事がやりやすかったと思っています。

 今回もコロナの陽性の方が出たりという中で、ばたばたしがちで、難しい局面もあったと思いますけれども、無事に方向づけをしてもらって、我々が提案させていただいていた議案も予定どおり議決いただいたということ、大変ありがたく思っています。

 また、森林政策課長を始め、主要な事務をこれまでも担ってもらって、議会側だけではなくて、知事部局においても大分私の仕事を支えていただいたと感謝しています。これからも一層活躍してほしいと思いますし、また、議会側、我々知事部局側、両面を知り尽くしているので、後輩に対しても指導をしてもらえればと思います。本当にお世話になりまして、ありがとうございました。

 本来であれば、盛大な送別会を開くということでしょうけれども、今年はやらないということのようですので、別途、少人数でお話を聞かせていただく機会をつくらせてもらえればとも思っていますので、よろしくお願いします。

 本当に長い間、お疲れ様でした。ありがとうございました。

(関副知事)

 ありがとうございました。

 知事は以上でよろしいですか。

(阿部知事)

 はい。

(関副知事)

 それでは、本日の部局長会議を終了とします。どうも御苦労様でした。

(阿部知事)

 どうもありがとうございました。
 

会議資料

【協議事項】

【報告事項】

【そのほか事項】

 

 

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