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更新日:2022年6月27日
がん検診の目的は、がんによる死亡率を減少させることですが、検診による死亡率減少効果は人口の少ない市町村単位では評価が困難であることに加え、死亡率減少効果があらわれるまでには相当の時間を要することから、死亡率のみをもって短期的にがん検診の事業評価を行うことは困難です。そこで、プロセス指標の評価を行うことで、結果としてがんによる死亡率減少を目指すこととしています。
がん検診の事業評価におけるプロセス指標には「がん検診受診率(推計受診率)」、「要精検率」、「精検受診率」、「陽性反応適中度」、「がん発見率」があります。
以下、各指標について解説します。
がん検診受診率 推計受診率 要精検率 精検受診率 陽性反応適中度 がん発見率
留意事項
算出方法
留意事項
(参考)
「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」
(厚生労働省設置がん検診事業の評価に関する委員会)(PDF:1,048KB)
算出方法
許容値の範囲
がん検診 |
要精検率:許容値 |
胃がん |
11.0%以下 |
肺がん |
3.0%以下 |
大腸がん |
7.0%以下 |
乳がん |
11.0%以下(※参考値) |
子宮がん |
1.4%以下 |
(出典)
「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」
(厚生労働省設置がん検診事業の評価に関する委員会)(PDF:1,048KB)
算出方法
がん検診 |
精検受診率:許容値 |
精検受診率:目標値 |
胃がん |
70%以上 |
90%以上 |
肺がん |
70%以上 |
|
大腸がん |
70%以上 |
|
乳がん |
80%以上 |
|
子宮がん |
70%以上 |
(出典)
「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」
(厚生労働省設置がん検診事業の評価に関する委員会)(PDF:1,048KB)
算出方法
がん検診 |
陽性反応適中度:許容値 |
胃がん |
1.0%以上 |
肺がん |
1.3%以上 |
大腸がん |
1.9%以上 |
乳がん |
2.5%以上(※参考値) |
子宮がん |
4.0%以上 |
(出典)
「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」
(厚生労働省設置がん検診事業の評価に関する委員会)(PDF:1,048KB)
算出方法
がん検診 |
がん発見率:許容値 |
胃がん |
0.11%以上 |
肺がん |
0.03%以上 |
大腸がん |
0.13%以上 |
乳がん |
0.23%以上(※参考値) |
子宮がん |
0.05%以上 |
(出典)
「今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について」
(厚生労働省設置がん検診事業の評価に関する委員会)(PDF:1,048KB)
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