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更新日:2023年7月13日
男女共同参画社会の実現は、男性にとっても自己実現を目指し、生きがいを持って生活を送るために極めて重要です。
そのためにも、長時間労働を前提とした男性中心型の労働慣行を見直し、男女が互いに責任を分かち合いながら、自らの意思によって多様なライフスタイルが選択できる環境作りが求められています。
また、長時間労働などにより、男性の家事・育児への参画が少ないことが、少子化の原因の一つであり、従来の働き方の改革が必要不可欠です。
男性にとっても生きやすい社会を目指し、男性の働き方の見直しや固定的な性別役割分担意識の解消を推進します。
共働き世帯は年々増加しています。平成9年、「共働き世帯」の数は、共働きではない世帯を上回り、その差は大きくなっています。
内閣府「男女共同参画白書」(平成27年度)
※平成22年及び23年の数値(白抜き表示)は、岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果
男性の週労働時間は、30代が最も高く、次いで40代が高くなっています。長期的には減少傾向にありますが、依然として高い割合で推移しています。
総務省「労働力調査」
育児期にある夫の一日あたりの家事関連時間は60分程度であり、国際的にみても低い水準にあります。
内閣府「男女共同参画白書」(平成27年度)
男性の育児休業取得率は2.3%と低調に推移し、女性の取得率96.8%と比較すると大きな差があります。
長野県産業労働部「長野県賃金実態調査附帯調査」(平成27年)他※
※13年・21年数値「女性雇用環境調査」(H14,H22)
17年数値「企業における男女共同参画社会づくり取組状況実態調査」(H17)
22年数値「長野県労働条件等実態調査」(H23)
27年数値「長野県賃金実態調査附帯調査」(H27)
介護休業取得者の男女比は、女性が55.4%、男性が44.6%となっています。
介護休業制度を利用しなかった理由としては、「代替要員がいないから」、「同僚に迷惑をかけたくないから」、「取得しづらい雰囲気だから」などがあげられています。
長野県男女共同参画推進県民会議「女性雇用環境調査」(平成26年度)
→その他の情報については、男女共同参画社会づくりリーフレット「すべての人が輝くために」をご覧ください。
男女共同参画は女性だけの問題ではなく、男性型労働慣行の見直しや、高齢化の進展により直面している介護の課題への対応など、男性にとっても暮らしやすい社会を実現するために、大変重要な視点です。
男女がともに、その希望に応じて、多様な生き方、働き方を実現できる、ゆとりある豊かな信州暮らしを創造していきましょう。
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