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更新日:2023年7月13日

男性にとっての男女共同参画

男女共同参画社会の実現は、男性にとっても自己実現を目指し、生きがいを持って生活を送るために極めて重要です。

そのためにも、長時間労働を前提とした男性中心型の労働慣行を見直し、男女が互いに責任を分かち合いながら、自らの意思によって多様なライフスタイルが選択できる環境作りが求められています。

また、長時間労働などにより、男性の家事・育児への参画が少ないことが、少子化の原因の一つであり、従来の働き方の改革が必要不可欠です。

男性にとっても生きやすい社会を目指し、男性の働き方の見直しや固定的な性別役割分担意識の解消を推進します。

 

1.長野県の取組

  • ながのけん社員応援企業のさいと(外部サイト)

    企業・事業所のトップの方から、従業員が仕事と子育ての両立ができるような働きやすい職場環境づくりの取り組みを宣言してもらう「社員の子育て応援宣言」や、多様な働き方を導入し実践した企業を認証する「職場いきいきアドバンスカンパニー」を紹介するサイトです。
  • 長野県女性活躍推進会議

    女性の活躍を推進し、男女の人権が尊重され、豊かで活力のある地域社会を実現するために、国、県、経済団体、労働団体、教育機関等で構成する「長野県女性活躍推進会議」を平成28年5月23日に設置しました。

    →「働き方改革」についての情報ページ
  • イクボス・温かボス(あったかボス)の普及促進

    男性の家事・育児・介護等への参画の推進について積極的に啓発し、様々な場を通じて「イクメン」、部下の子育てや介護を応援する「イクボス・温かボス(あったかボス)」の普及を促進します。

    イクボス・温かボス宣言をしませんか(「イクボス・温かボス(あったかボス)宣言」についての情報ページへ)
  • 第5次長野県男女共同参画計画に基づく取組

    「働き方・くらし方を変えて、誰もが自分らしく生きられる社会をつくろう」を基本テーマに掲げて、ワーク・ライフ・バランスの推進を一気に加速させ、誰もが仕事・家庭・地域生活など多様な活動を自らの希望に沿った形で展開できる機会を確保し、働く場所・くらす場所として選ばれる県づくりをめざします。

    第5次長野県男女共同参画計画についての詳細ページ
  • 男性のための相談(電話相談)

    家庭、夫婦、人間関係、生き方などに悩む男性からの相談に、男性相談員が電話でお話をお聴きします。

電話相談案内ページ

2.就業・仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)等に関する状況

2-1.共働き等世帯数の推移

共働き世帯は年々増加しています。平成9年、「共働き世帯」の数は、共働きではない世帯を上回り、その差は大きくなっています。

共働き世帯数

内閣府「男女共同参画白書」(平成27年度)
※平成22年及び23年の数値(白抜き表示)は、岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果

 

2-2.週労働時間60時間以上の就業者の割合(男性・年齢別)

男性の週労働時間は、30代が最も高く、次いで40代が高くなっています。長期的には減少傾向にありますが、依然として高い割合で推移しています。

長時間労働

総務省「労働力調査」

 

2-3.6才未満の子どもを持つ夫の1日当たり家事・育児関連時間の国際比較

育児期にある夫の一日あたりの家事関連時間は60分程度であり、国際的にみても低い水準にあります。

家事時間

内閣府「男女共同参画白書」(平成27年度)

 

2-4.育児休業取得率の推移[長野県]

男性の育児休業取得率は2.3%と低調に推移し、女性の取得率96.8%と比較すると大きな差があります。

育休推移

長野県産業労働部「長野県賃金実態調査附帯調査」(平成27年)他※
※13年・21年数値「女性雇用環境調査」(H14,H22
17年数値「企業における男女共同参画社会づくり取組状況実態調査」(H17)
22年数値「長野県労働条件等実態調査」(H23)
27年数値「長野県賃金実態調査附帯調査」(H27)

 

2-5.介護休業制度に関する意識[長野県]

介護休業取得者の男女比は、女性が55.4%、男性が44.6%となっています。
介護休業制度を利用しなかった理由としては、「代替要員がいないから」、「同僚に迷惑をかけたくないから」、「取得しづらい雰囲気だから」などがあげられています。

介護意識

長野県男女共同参画推進県民会議「女性雇用環境調査」(平成26年度)

→その他の情報については、男女共同参画社会づくりリーフレット「すべての人が輝くために」をご覧ください。

 



男女共同参画は女性だけの問題ではなく、男性型労働慣行の見直しや、高齢化の進展により直面している介護の課題への対応など、男性にとっても暮らしやすい社会を実現するために、大変重要な視点です。

男女がともに、その希望に応じて、多様な生き方、働き方を実現できる、ゆとりある豊かな信州暮らしを創造していきましょう。

 

3.リンク集

お問い合わせ

県民文化部人権・男女共同参画課

電話番号:026-235-7106

ファックス:026-235-7389

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