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更新日:2021年3月24日
新型コロナウイルス感染症をきっかけとして差別や誹謗中傷が生まれ、苦しんでいる人がいます。
長野県民一人ひとりが「思いやり」の心を持ち「支えあい」の輪を広げ、みんなで乗り越えていきましょう。
あなたがとりそうな行動、考えそうなことはどれでしょうか。CASE1~3をクリックして、答えてみよう。
CASE1:遠方の友人が長野に来るとの連絡があった。久しぶりに会いたいけど、友人が住む県は、感染者数がかなり多い。 |
CASE2:今日、県内で過去最多の新規感染者数が確認された。 |
新しい病気は、不安や恐れを生み、不安が差別を生み、差別が更に病気を広げる“負のスパイラル”を生み出します。その差別は、“レッテル思考”や“ゼロリスク思考”で増長していきます。
今はみんなそうなのです。でも、このワクチンで気づき、変えていくことができます。
新型コロナウイルスをめぐる差別や誹謗中傷は、「不安」や「恐れ」がその原因です。多数の感染者が発生し、治療や対策が確立されていないことや、これまでとは大きく異なる生活をしなければならないこと、そしてウイルスそのものが目に見えないことなどから、誰もが心の中に「不安」や「恐れ」を抱いているはずです。
ウイルスの姿を目で見ることはできません。そのため、本能的にウイルスに関係しそうな人、職種、組織などを”まとめて”遠ざけようとします。これを「レッテル思考」といい、一度「レッテル思考」になってしまうと、相手の事情や人間性などの側面が見えなくなり、その対象を過度に攻撃してしまうことがあります。事実を見つめ、落ち着いて判断することが大切です。
「感染リスクに絶対近づかない、近づけない」という「ゼロリスク思考」は、差別や誹謗中傷を強める一因となります。「絶対に感染者を出してはならない」という雰囲気が「感染者=悪者」という誤ったイメージを作り出してしまうのです。リスクを完全にゼロにすることはできない、感染は誰にでも起きうることで、感染=悪ではないと認識することが大切です。
こんな時、あなたがとりそうな行動、考えそうなことはどれでしょうか?
下の項目から当てはまるものをいくつでも選んでみましょう。
CASE4:自分の住んでいる地域や身近な人にも感染した人がいる。感染症への対策はもちろんだけど、ほかに自分には何ができるだろう。 |
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1.お世話になっている地元のお店、大変そう。対策もしっかりやっているから、できる限り行くようにしよう。 |
2.早く受診してくれた方々に感謝しないと。もっと感染が広がっていたら大変なことになっていた。 自分も体調が悪くなったら我慢せずに受診しよう。 |
3.病気になった人に対して、いたわるのは当たり前のこと。大変だったこと、悩んでいることとかないか聞いてみよう。 |
4.色んな人が応援のツイートしてる。本当に素敵だな。私もあたたかいメッセージを発信しよう。 |
新型コロナウイルスとの付き合いは長期的になることが予想されます。だからこそ、自分がもし感染しても差別や誹謗中傷されることなく、安心して過ごせる環境づくりをしていきたいですよね。
そのためにも次のことを考えてみてください。
今、コロナの時代を生きるために必要なのは、思いやりと支えあい、心と心のつながりです。小さなことで大丈夫。できることから始めてみましょう。
自分の行動を考えてみることはできましたか?きづいたこと、理解できたことをチェックしてみましょう。
お疲れ様です。設問は以上です。
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