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更新日:2024年1月9日
令和5年11月31日(火曜日)に、駒ヶ根赤穂公民館、下平地区実演会圃場(ミニトマト、トルコギキョウ栽培ハウス)において園芸施設環境制御・モニタリング実演会を開催しました。
この実演会は、園芸施設において、管理の省力化、生産量の向上のために有効であると期待されている環境制御・モニタリング機器について、上伊那地域の多くの生産者に新たなスマート農業技術を広める目的で開催しました。駒ヶ根市の夏秋いちご生産でのハウス内温度に対応した自動開閉装置及び、水稲育苗施設を利用したミニトマト、トルコギキョウ生産でのハウス内温度・湿度のスマートフォンによるモニタリングを実演・検討しました。
園芸施設環境制御・モニタリングに関心のある農業者・関係者に呼び掛けたところ、約30名の方に参加していただきました。
駒ヶ根市の中村航平氏が開発した簡易的な環境制御装置は、ハウス内の温度に応じてサイドのビニールの巻上、下ろしを自動で行うもので、市販のものより安価に導入できることが特徴です。また、下平ファームが導入したハウス内温湿度のモニタリング機器については、スマートフォンを使って遠隔地からでもハウス内の温湿度を把握でき、閾値の設定により、設定を超えた温度となった場合にはスマートフォンに通知が届く仕様になっています。このモニタリング機器についても費用20,000円程度と安価に導入できることが特徴です。参加者からは導入条件や機器の価格等について質問がありました。これらの機器が導入・活用されることで施設園芸作物の管理の省力化、生産量の向上につながることが期待されます。
上伊那農業農村支援センターでは、今後も関係機関と連携しつつ、スマート農業の推進に取り組んでまいります。
写真1:環境制御装置の稼働実演の様子
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