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更新日:2022年5月10日
環境保全研究所
循環型社会の構築に寄与するため、廃棄物最終処分場の水質監視やアスベスト等の調査を行っています。
また、県民の皆さんの安全・安心を確保するため、放射能調査や化学物質の調査を行っています。
最終処分場の浸透水、放流水等の検査を行い、維持管理基準の遵守状況等や河川等周辺環境に及ぼす影響を把握しています。また、最終処分場の安定化の進み具合を判断するため処分場から発生するガスのメタン濃度や温度などを調べたり、労働安全衛生の観点から硫化水素ガスの簡易測定を行っています。これらは、監視・指導のための基礎資料とされています。
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最終処分場の遠景 |
最終処分場での採水 |
県内の環境大気中のアスベスト浮遊実態を把握をするため、県内10地点で年2回調査を行っています。また、アスベスト飛散の恐れがある事業所周辺の調査や建材中のアスベスト含有の有無を検査しています。
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県内の大気、土壌、食品などに含まれる自然、人工放射能の調査を行っています。これらの調査は、国内外の原子力関連施設の事故や地下核実験などにおける、県内への影響の評価を行うための基礎資料となります。
また、東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故後、水道水、食品、農林畜産物などについて放射能の検査を行って、基準を超える食品等が市場に出回らないようにしています。
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モニタリングポスト |
化学物質は私たちの日常生活で不可欠なものとなっていますが、その生産、使用及び廃棄の仕方によっては人の健康や生態系に影響を及ぼすおそれがあります。化学物質は大気、水、土壌等の複数の環境媒体を経由して暴露するので、環境中に放出された化学物質の残留量を調べる必要があります。調査するための適切な分析法が確立していない物質に対して、分析法を開発するとともに、確立した分析法で県内の一般環境中における化学物質の残留状況を調査し、環境汚染の未然防止に役立てます。また、県内だけでなく、国の化学物質対策の立案・評価などにも活用されます。
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採泥器による泥の採取 |
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諏訪湖で採取されたマイクロプラスチック |
未規制化学物質の環境残留実態を把握するために必要な分析法の開発を行っています。また、県内における化学物質の環境汚染の実態把握に取り組みます。
処分場から周辺環境への影響を調べるために、周辺地下水の水質調査をしています。地下水から検出されるヒ素や鉛などの重金属の由来について、科学的に調査して適正な管理につながることを目指します。
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