ホーム > 健康・医療・福祉 > 健康 > 感染症対策 > 新型コロナウイルス感染症対策 総合サイト > 新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種について > 小児(5歳から11歳)への新型コロナワクチン接種について
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更新日:2022年7月7日
市町村ごとの予約方法、他市町村の方の受け入れ等についてはこちら(PDF:324KB)
長野県新型コロナウイルスワクチン接種アドバイザーチーム
メリット(期待できること) | デメリット(副反応) |
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「重症化を予防する効果」が期待されます
「発症を予防する効果」も期待されます
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接種後に副反応が出る可能性があります
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※1 CDC発行雑誌MMWR(Morb Mortal Wkly Rep).2022Mar4;71(9):352-358.
※2 基礎疾患の例示
①慢性呼吸器疾患 ②慢性心疾患 ③慢性腎疾患 ④神経・筋疾患
⑤血液疾患 ⑥糖尿病・代謝性疾患 ⑦悪性腫瘍 ⑧関節リウマチ・膠原病
⑨内分泌疾患 ⑩消化器疾患・肝疾患
⑪HIV感染症・その他の疾患や治療に伴う免疫抑制状態 ⑫高度肥満
※3 第30回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(令和4年2月10日)鈴木委員提出資料
※4 英国健康安全保障庁(UKHSA)2022.2.3
※5 コミナティ筋注5-11歳用添付文書及びコミナティ筋注添付文書
※6 2022.1.5 ACIP Meeting
ワクチンを受けた人も、今までのように、手洗い・消毒、マスク、三密の回避などの感染予防対策を続けましょう。 |
長野県新型コロナウイルスワクチン接種アドバイザーチーム
小児においても、新型コロナウイルスの感染で割合は少ないものの、肺炎や酸素が必要となる中等症、集中治療室での治療が必要な重症例が確認されています。ワクチンには新型コロナウイルスの発症・重症化を予防する効果が期待されますので、特に基礎疾患を有するなど、重症化リスクが高いお子様には、ワクチン接種をおすすめします。
また、身近に重症化リスクが高い方がいる場合にも、意義があると考えられています。
それぞれのお子様の状況に応じ、メリット(期待できること)とデメリット(副反応)をご家族でしっかり話し合い、接種を受けるかご判断ください。判断に迷う場合や気になる点がありましたら、かかりつけ医にご相談ください。
小児へのワクチン接種は予防接種法上の努力義務対象ではありませんが、接種すると体内に免疫ができ、新型コロナウイルス感染症にかかっても発症が出にくくなります。また、重症化を予防する効果も期待できます。
この他、家族など身近に重症化リスクが高い方がいる場合、ワクチン接種により免疫を持つことはその人を守ることにもつながるため、メリットは大きくなると言えます。
小児用のワクチンは、臨床試験等から有効性や安全性が確認されていること、海外でも広く接種が進められていることなどを踏まえ、日本でも接種が進められることになっています。
しかし、小児については、現時点においてオミクロン株に対するエビデンスがはっきり確定しているわけでないため、努力義務の規定は適用せず、今後の最新の科学的知見を踏まえ、改めて議論することが適当であるとされています。
接種を受けるか判断できない場合は、まずはかかりつけ医にご相談ください。
また、接種に関して不安なことは、県のコールセンター(電話:026-235-7380)でも相談を受け付けています。
まずは重症化リスクの高い高齢者や親の世代で、ワクチン接種を行うことが重要です。ワクチンを接種していない場合、または2回目の接種から6ヶ月以上経過している場合はワクチンの接種を検討していただき、その上でお子様の接種を検討してください。
現在、承認されている小児用ワクチンは、ファイザー社製ワクチンのみです。
通常3週間の間隔で2回接種します。5~11歳で接種する有効成分の量は、12歳以上で接種する量の3分の1になります。
なお、1回目の接種から3週間を超えた場合は、できる限り速やかに2回目を接種することをお願いしています。
5~11歳を対象とした臨床試験では、高度の肥満や喘息、神経疾患、先天性心臓疾患等の基礎疾患がある方も含めて試験が実施され、ワクチン接種の有効性が確認されています。安全性についても、評価された数に限りがあることに留意する必要があるものの、被験者全体における結果と同様であったことが確認されています。
基礎疾患など、特に重症化リスクの高いお子様には接種をおすすめしていますので、かかりつけ医とよく相談しながら接種をご検討ください。
また、ワクチン接種にあたり考慮すべき小児の基礎疾患の内容などにつきましては、日本小児科学会HP(別ウィンドウで外部サイトが開きます)でご確認ください。
食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎や花粉症、じんま疹などのアレルギー体質であっても、接種を受けることはできます。また、接種するワクチンの成分に関係のないものに対するアレルギーを持つお子様も接種は可能です。
過去にアレルギー反応やアナフィラキシーを起こしたことがある場合は、予診票にご記入いただくとともに、原因の医薬品等やその時の状況をできるだけ詳しく問診する医師にお伝えください。重いアレルギーで医療機関にかかっている場合には、接種の可否について事前にかかりつけ医に相談してください。
11歳以下と12歳以上では、接種するワクチンの量が異なります。1回目を11歳以下の量で接種した場合には、2回目も1回目と同じ量の小児用ワクチンを接種します。
12歳以上と同様、接種部位の痛みや倦怠感(けんたいかん)、頭痛、発熱等の症状が確認されていますが、ほとんどが軽度又は中等度であり、現時点で得られている情報から、安全性に大きな心配は認められていません。
しかし、日常生活に支障をきたす程の発熱、疼痛(とうつう)、倦怠感が生じた場合、接種を行ってから1週間以内に胸痛、息切れ、動悸などを認めた場合、2~3日を超えてだるさなどが続く場合、その他気になる症状が出現した場合は、接種した医療機関、かかりつけ医、夜間救急、休日当番医、もしくは県コールセンター(電話:026-235-7380)にご相談ください。
長期的な影響については、現時点で明言はできませんが、ワクチンの性質から影響は考えにくいとされています。
ファイザー社製のワクチンの中には生きたウイルスは入っておらず、それによって人間の遺伝子の情報に変化が加わることもありません。こうしたワクチンの仕組みからは、接種後1年以上が経ってからの副反応は想定されていません。
なお、インフルエンザウイルスなど、他のウイルスのワクチンは何十年も前から研究されており、長期的な副反応は認められていません。
基本的にはお子様に使える解熱剤はアセトアミノフェンになります。市販薬を用いることもできますが、小児用市販薬は総合感冒薬のように複数の成分が混ざっているものも多く、薬局の薬剤師に相談するか、かかりつけ医に相談して、処方してもらうことをおすすめします。
なお、ワクチン接種後の症状が出る前に解熱鎮痛薬を予防的に内服することは、現在のところ推奨されていません。
ワクチン接種後に発熱した場合は登校を避けてください。
また、接種後2~3日、できれば1週間程度、発熱等の副反応を疑う症状に気をつけて、激しい運動を控えて過ごすことが望ましいです。
ワクチン接種当日の入浴は可能ですが、接種後数日以内は、接種部位の痛みや倦怠感(けんたいかん)、頭痛、発熱等の症状がみられることが多いため、このような症状に注意しながら過ごす必要があります。
また、ワクチンの効果は100%ではないことから、引き続きマスクの着用など、基本的な感染対策の継続をお願いします。
原則として、住民票所在地の市町村(住所地)の医療機関や接種会場で接種を受けていただきます。医療機関や接種会場を探すには、お住いの市町村のホームページや広報などをご確認ください。
また、やむを得ない事情で住所地でのワクチン接種ができない場合は、住所地以外で受けていただくことができる場合があります。具体的な手続きは、市町村にお問い合わせください。
なお、基礎疾患等で入・通院をしているお子様が、かかりつけ医で接種を行う場合は、「住所地外接種届」なしで接種が可能です。
無料で接種を行う期間は、令和4年9月30日までの予定です。
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時には接種できません。 新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
新型コロナワクチン1回目の前2週間から2回目接種後2週間まで最低7週間は、他のワクチンの接種ができませんので、あらかじめ計画を立てた上での予約をお願いします。
5~11歳のワクチン接種では、原則、保護者の同伴が必要となります。予診票に保護者の署名が必要となり、署名がなければワクチンの接種はできません。
また、接種当日は母子健康手帳の持参をお願いします。この他、送付された接種券等一式とお子様の本人確認書類(健康保険証、マイナンバーカード等)を忘れずにお持ちください。
※基礎疾患のある児等
ア.基礎疾患を有する児
基礎疾患の例示
①慢性呼吸器疾患 ②慢性心疾患 ③慢性腎疾患 ④神経・筋疾患
⑤血液疾患 ⑥糖尿病・代謝性疾患 ⑦悪性腫瘍 ⑧関節リウマチ・膠原病
⑨内分泌疾患 ⑩消化器疾患・肝疾患
⑪HIV感染症・その他の疾患や治療に伴う免疫抑制状態 ⑫高度肥満
イ.上記アの児と同居する児(きょうだい等)
ウ.その他主治医が必要と認める児
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