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更新日:2018年1月25日

知事会見(平成22年(2010年)9月1日(水曜日) 16時30分~17時55分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 9月県議会の招集について 他

取材者からの質問

  1. 人事・組織について
  2. 知事会見について
  3. 補正予算について
  4. 信州型事業仕分けについて(1)
  5. 円高対策について
  6. 信州型事業仕分けについて(2)
  7. 議会対応について
  8. 浅川ダムについて
  9. 来年度予算の編成について
  10. 信州型事業仕分けについて(3)
  11. 子ども・教育に関する組織の設置について
  12. 中期総合計画について 他
  13. 村井県政から継承していく事業について
  14. 知事の退職金の対応について
  15. 民主党の代表選挙について
  16. 職員との対話について
  17. 今後の県政運営について
  18. 選挙公約にある条例の制定について
  19. 教育再生について(1)
  20. 知事公舎について 他
  21. 経済対策について
  22. 市町村との人事交流等について 他
  23. 信州型事業仕分けについて(4)
  24. 選挙公約について
  25. 初日の感想について
  26. 教育再生について(2)

本文

阿部知事からの説明

1 9月県議会の招集について 他

長野県知事 阿部守一
 本日付で長野県知事に就任致しました阿部守一でございます。メディア関係の皆様方には選挙前、選挙中そして選挙後、大変お世話になり、ありがとうございました。これから県政を担う立場として皆様方とも良い関係で、私自身できる限りの情報発信に努めていきたいと思いますし、開かれた県政をつくっていきたいというふうに思っておりますので、私自身の活動はもとより、県政全般につきまして、皆様方のほうからも積極的に報道していただければありがたいなと、これは皆様方にお願いでございますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
 私のほうからは、本日就任をしたということで、ずっとメディアの皆様方は職員へのあいさつ等も聞かれてきているかと思いますので、その点についてはまた別途ご質問があればお話をしていきたいと思いますが、基本的に私自身、これまで選挙期間中に訴えてまいった、県民の暮らしをしっかりと支える県政をつくると、そのためにも長野県民主権の長野県政を確立していくと、その基本スタンスを忠実に実行しながら長野県政を運営していきたいと考えております。できる限り私自身も現場に足を運びつつ、しっかりと各方面とも対話をしながら県政運営を進めていきたいというふうに思っておりますので、その事をまず冒頭申し上げて、今日私のほうから何点か皆様方にお話することがありますので、少しちょっと具体的なお話をいくつか申し上げたいと思います。まず1点目でございますけれども、9月県議会の招集についてであります。まず副知事選任のための臨時県議会、これを9月13日の月曜日に招集をさせていただきたいということで、先程、寺島議長ともご相談をさせていただきました。合わせまして9月定例会につきましても、9月24日に招集をさせていただきたいということで、9月13日臨時会、そして24日定例会招集をしていきたいと、まずはお伝えしたいと思います。そして、もう既に担当部局のほうからは皆様のほうにプレスリリースをさせていただいているかと思いますが、当面、最近の緊急な円高に対する対応ということで、2点お伝えしたいと思います。1点目が相談窓口の設置ということであります。急激な円高の影響で資金繰り等に困られている企業が多くなっているという状況にかんがみまして、本日から電話あるいは直接の面談によってのご相談を受ける窓口を、商工労働部そして県の地方事務所、さらには工業技術総合センター、中小企業振興センター、これらに窓口を設置してご相談に乗っていきたいというふうに考えております。相談内容としては、資金繰りに関する相談あるいは技術に関する相談その他経営に関する相談全般でございます。それから2点目が、緊急円高対策連絡会議を設置していきたいと考えております。関係機関が集まって県内経済の状況について情報交換を行って、今後の対応について万全を期していきたいというふうに思っております。明日9月2日の1時半から、県庁において日銀あるいは金融機関、経済団体等のご参加をいただいて、緊急円高対策連絡会議を開いていきたいと思っております。円高の現状について、あるいは雇用の問題、さらには中小企業者向けの支援策等についてを議題にしてまいりたいというふうに考えております。それから私が公約で申し上げてきた、できるだけ県民の皆様方と直接対話を行ってまいりたいということの第一弾と致しまして、県政ランチミーティング、そして県政タウンミーティングを早速行っていきたいというふうに思っております。県政ランチミーティングにつきましては、おおむね原則月1回行っていきたいというふうに思っておりますが、第1回としまして9月の21日の昼ですね、これは私の政策集ではカレーランチミーティングということで書かせていただきましたが、その後各方面から、カレーだけに限る必要はないのではないかというご意見もいただきましたので、カレーは取りまして県政ランチミーティングと、長野県の特産品等も時にはですね、食べながら県民の皆様方と気軽に対話をする機会をつくっていきたいというふうに思っております。第1回目は9月の21日に県庁においてということでありますが、初回は公約どおりカレーライスということにさせていただきたいと思っております。募集期間は9月13日まで、おおむね5人から10人程度のグループの皆様方に応募をしていただいて、取り組んでいきたいというふうに思っております。話すテーマ、趣旨につきましてはグループの皆様方のほうからご提案をいただいて、そのテーマに基づいてお話をしていきたいというふうに思っております。それからもう1点が県政タウンミーティングでございます。これはどちらかというと県の組織から離れた場所でできる限り行っていきたいというふうに考えております。第1回目、これは9月県議会が終わった後になってしまいますけれども、10月の23日土曜日でございますが、午後1時半から長野市の勤労者女性会館「しなのき」において開催をしたいというふうに思っております。テーマとしてはNPO等市民活動と行政との協働ということで、私自身、行政とそれから県民の垣根をできるだけ低くしていきたいというふうに思っておりますので、今後の具体的な取り組みを考えていくに当たってもぜひ県民の皆様方から広くご意見なり、今の状況なりを伺いながら進めていきたい、そう考えております。そうした観点で1回目のテーマとしては市民活動との協働ということで行ってまいりたいと思います。これはどなたでもご参加をいただけるという形にしておりますので、ぜひ皆様のほうからも周知をしていただければというふうに思っております。
 私のほうからの発言は以上でございますので、あと皆様のほうからのご質問にお答えをしていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

 

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取材者からの質問

1 人事・組織について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 1点は臨時会に提出する予定の副知事人事の関係で、おそらく和田環境部長の選任を願い出ると思われるんですが、これに関して和田さんの人選に至った考え、経緯等をお話のできる範囲で聞かせていただけたらと思います。

長野県知事 阿部守一
 私のほうからは、これはまだ議案の形にはなっておりませんけれども、和田環境部長を副知事としてご提案をしていきたいというふうに考えております。和田部長は、県の主要なポストを歴任してきております。企画課長あるいは人事課長というポストで私も一緒に仕事をさせてきていただいておりますし、その後も主要な部長を歴任しているということで、長野県政はさまざまな課題を抱えておりますが、県の職員、そして県庁の組織としての力を最大限発揮していくという上で、適任ではないかというふうに考えております。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。それに伴いまして空席になる環境部長の人選、それからその他幹部級の人事についてどの程度のものを当初考えられていらっしゃるのか、大規模になるのかそれとも必要最小限にとどまるのか、組織改正についても当座どのような方針で臨んでいくのか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 人事につきましては、一定程度行っていく必要が出てくるとは思っておりますけれども、私としては年度途中ということもありますので、必要最小限の人事で対応していきたいというふうに考えております。組織的な対応等が私のこれまでの県民の皆様方への訴えの中で必要になってくる部分もありますけれども、それにつきましては県庁の中でしっかり議論した上で進めていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。それと今ありました公約の中にも女性副知事の登用についてうたわれておりましたけれども、これについては当座いつごろとかですね、具体的にめどがあったら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 現時点でいつまでというふうに自分自身設定はしていません。女性の副知事につきましては、しっかりと、議会の同意が必要な案件でございますので、関係方面からも理解を得られるような人材を選任した上で議会に提案していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 特別秘書等、外部の人材登用等について現段階で考えがあったら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 私自身6年ぶりに長野県庁に入ってきたわけでありまして、今現在、県庁の中の状況がどうなっているかということをまずはしっかりと把握したいというふうに考えています。現時点で特別秘書を含めてですね、具体的に外部から人材を入れていくということは考えていません。ただ、今後絶対そういうことがないかということではなくて、もし必要があれば多様な人材の登用についても考えていきたいと思いますけれども、現時点では考えてはいません。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 そうしますと全体的に組織についても人事についても必要最小限ということで、年度途中ということもおっしゃられていましたが、既存の体制をそのまま生かして当座県政運営に当たっていくとこういうことでよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。私は県庁の組織そして県の職員に最大限活躍していただくということが基本だと思っております。その基本線の上で、さらに必要な点があれば当然見直しはしていきますけれども現時点で直ちに具体的な変化をもたらす必要があるとは考えていません。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

2 知事会見について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 あともう一点、記者会見に関してなんですが、今、県主催でですね、村井知事の時代にはまあほぼ一週間に一回定例的に行われてきた状況なんですけれども、まあそれに関しては遮断されることなく一般の方も入って聞けるという状況だったんですけれども、この会見のあり方については今後どうされていくかいかがですか。

長野県知事 阿部守一
 会見のあり方は私は基本的に今の会見の方式で特段問題があるというふうには伺っておりませんので、今のまま継続をしていきたいというふうに思っております。私はできるだけ県民の皆様方に開かれた県政ということを実現していきたいと思っておりますので、さらなる改革が必要であればもちろん取り組んでいきますけれども、当面不都合がなければ現状のまま取り組んでいきたいと思います。

3 補正予算について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 もう一点、先ほど9月定例のお話がありましたけれども、これはそのいわゆる補正予算、経済対策を含んだ補正予算等々があるのかということと、年内実施とうたわれているその仕分けに関連してはですね、あのまあ逆算するとですね、関連予算を組むのであればこのときに提出が必要ではないかと思うんですが、その辺の考え方について教えてください。

長野県知事 阿部守一
 具体的にはこれから関係部局と詰めていかなければいけませんけれども、基本的な方向性としては経済対策、雇用対策については切れ目なく対応したいと考えておりますので、商工労働部において検討してもらっております。それから事業仕分けにつきましてもできるだけ早い機会に実施をしていきたいというふうに考えておりますので、これについても関係の部局において具体化の作業をしているところであります。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 必ずしもあの9月定例会にその予算計上というような、こだわっているわけではないわけですよね。

長野県知事 阿部守一
 どちらの・・・

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 仕分け関連の予算をもし組むとすれば。

長野県知事 阿部守一
 仕分けの具体的な中身とか、対象事業をどこまで広げるかということにも関連してきますけれども、私は一回限りで終わらせるという考えではありませんから、第1回というか初回についてはできるだけ早い機会に行いたいというふうに思っています。ただ物理的、いろんな時間的な制約とか、あるいはこれ仕分け人もお願いしていかなければいけなくなってきたりしますので、そうした物理的な制約も現実問題出てきますから、そうしたことをにらみ合わせながら、できるだけ早く実施していきたいと考えております。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 ありがとうございました。

4 信州型事業仕分けについて(1)

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 よろしくお願いします。今ちょっと話がありました事業仕分けですけれども、今日のあいさつ回りの中でもですね、どんなものになるのかといった声がありましたけれども、改めて信州型事業仕分け、阿部さんの今描いているものどんなものなのかというのを教えていただけますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 はい。事業仕分けも民主党の11月の事業仕分けのイメージが非常に強くなってしまっているのですが、私は予算編成の中で、要するに国の場合は概算要求を削るための手段として使ったわけでありますけれども、私自身は本来の事業仕分け、そもそもこの仕事というのは誰が行うべきなのか、あるいはその目的と効果において本当に適切な手法が選択されているのか、そうした点にまずは内容的には主眼を置いていきたいと思っておりますし、手法としても県民参加、そして情報公開しっかりと長野県として進めていく上での分かりやすい第一歩として事業仕分けを行っていきたいと考えております。これ先般、菅総理のところにごあいさつに伺ったときにも申し上げましたけれども、地方で仕分けをしてですね、国に対して意見を言っていかなければいけない部分というのもいろいろ出てくると思いますので、むしろ市町村の皆様方とお会いする中でも私申し上げていますけれども、実際に行政の矛盾とか問題点を一番よく分かっているのは現場の人たち、なかんずくは市町村の職員の人たちが多いと思いますので、私はできるだけ平素、現場の人たちが抱えている問題点をしっかりと出してもらえるような、仕組みを考えていきたいと思っています。例えば国の仕分けのときには市町村の職員が仕分け人に入っています。あまりメディアでは報道されていませんけれども、市町村の課長級の職員と国の省庁の局長クラスが公開の場で議論するということは今までの公の行政プロセスの中では基本的にあり得ない図だったと思いますけれども、昨年の民主党の事業仕分け、そういうこともやってきていますが、私はできるだけ現場がよく分かった、これ市町村の職員の皆さんに限らずですね、そうした人たちにも仕分け人として加わっていただいて、本当に現場の目線での仕分けを行っていきたいと思っています。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 対象事業としては何かこう頭に思い描いているものはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それはこれからしっかり考えたいと思っています。観点としては、国と県と市町村の役割が極めて不明確になっているような事業とかですね、あるいは現場の皆さんとかあるいは県民の皆さんから見て、目的と手段が合っていないのではないかとかですね、そういったようなものが選定できると、望ましいのではないかというふうに思っておりますけれども、具体的にどういう視点、あるいはどういうものを対象にするかというのは全く今の時点では白紙です。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 仕分け人は公募とかあるいは知事のご指名とか何か基準はありますか。

長野県知事 阿部守一
 仕分け人の方にはできるだけ現場が分かる人に入っていただきたいと思っていますし、最近自治体の仕分けのやり方として仕分け人と判定人、要は議論をする人とその議論を聞いて事業の是非とか、誰が担うべきかって判断する人を分けるやり方もありますので、そうしたことも視野に入れながら県としてどういうやり方が一番いいのか考えてまいります。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 分かりました。

5 円高対策について

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 何点かお伺いしたいんですけれども、すみません、まず円高の対応についてなんですけれども、今後の9月の定例議会等々でですね、何か対策等は今のところは考えていらっしゃるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 円高に絞った形というよりはむしろ経済対策、雇用対策もうちょっと広い観点になると思いますけれども、そうした予算については出す方向で考えてまいります。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 分かりました。

6 信州型事業仕分けについて(2)

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 あとすみません、質問がまたかぶってしまうんが、事業仕分けについて今日各方面へのごあいさつの中で、予算の削減ありきの仕分けではないというのを強調されていたんですが、まだやはり市町村の中には懸念と不安を抱いているところもあると思いますので、そういう趣旨ではないというご説明をちょっとまたもう一度していただければなと思うんですけれども。ごめんなさい。

長野県知事 阿部守一
 なかなか何度も繰り返すのもあれですけど、もちろん議論してですね、全くこれは無駄だっていう事業だってもしかしたらあるかもしれません。そういうときに何も予算を全然切らないというつもりはないですけれども、一つはですね、仕分けの結果に対して県としてきちんと説明責任を果たしていきたいと思っていますし、それと同時に仮に県のやっている事業が、いやこれ市町村じゃないかという結果になったときに、当然市町村で実施するときには事業費の負担というのが新たに出てくるわけでありますので、そうした点については単にばっさり切るだけじゃなくてですね、しっかりと市町村の皆様方とも話し合いをしながら、役割のあり方について変えていくという形をとりたいと思いますので、単に仕分けの結果が出たから問答無用でですね、今までの仕組みを直ちに変えるということは致しません。さらに言えば仕分けのそもそもの趣旨というのは予算の削減だけが目的ではなくて、むしろ誰がこの仕事を担うのが最も適しているのか、あるいはこの仕事のやり方としてどういう手法が望ましいのかということを開かれた場で議論するのが事業仕分けでありますから、ともするとそこの予算削減のところばかりですね、脚光を浴びてしまいますけれども、もちろんそうしたことが全く無いとは申し上げませんけれども、しかしながらむしろ今まで例えば密室の中でしか予算の議論がされてきていなかったことをですね、開かれた場所で行うということが、いろいろな意味で意義があるというふうに考えております。

7 議会対応について

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 続きまして最後なんですけれども、今後の議会運営について選挙中支持された政党のほうが現在少数与党ということで難しいこの議会との関係というか、運営が予想されるわけですけれども知事ご自身はどのように対応されていくおつもりでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 率直に言って私自身全く予断を持っていないですね。議院内閣制ではなくてもともと地方自治体の場合は首長は首長で選挙で選ばれて、議員の皆さんも議員の皆さんで選挙で選ばれているわけですから、本来どこが与党だとかどこが野党だという区分けが無いのが地方自治のあり方だと思っています。そういう観点で私自身予断を持たずに県議会にも臨んでいきたいと思っております。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 つまり、知事としてはこの人は与党だ、この人は野党だというような区別をしてどうるすという対応はとられないということなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね、もちろん選挙で支援していただいた方とかあるいは私もかつて副知事で仕事をしてきたわけですから知らない人たちばかりではないわけですので、いろいろな信頼関係ももちろんあります。県政を進めていく上で、そうした点は役に立つとは思いますけれども、とはいえ公の場で知事と議会として対じするということになれば、やはり政策面で本当に一致するのかしないのかというところが基本だと思いますので、そうした意味で予断を持たずに対応していきたいと考えています。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 分かりました、以上です。

8 浅川ダムについて

信濃毎日新聞 百瀬平和 氏
 浅川ダム事業について伺いますが、事業の継続の是非に関してどんな判断基準でいつ判断を示される予定なのか伺いたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 浅川ダムの問題については選挙期間中からお話してきた基本的な考え方で取り組みたいと思っています。すなわち私自身が納得できる形で方向付けをしていきたい、そして県民の皆様へ説明責任を果たしたいというふうに思っています。今日もこのあと建設部長と今後の進め方について話をしたいと思っていますが、まずはできるだけ早い機会に住民の皆様方の今の考え方をしっかり伺っていきたいと思っていますし、そうしたものを伺う一方で、現時点で事業が既に着工されているわけでありますから、その着工されている現状と今の県民の皆様、住民の皆様がどう考えているかということをしっかり踏まえて私自身の対応を決めていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 百瀬平和 氏
 予算と絡んでくると思うんですけれども、判断を示す時期については何か考えはありますか。

長野県知事 阿部守一
 今現時点では予算の執行は前県政で予算を組んで契約が行われているわけですけれども、私としては私自身が来年度予算については提案をしていくわけでありますし、それはもう完全に私自身の判断ということになりますから少なくともその時点までには自分自身としての明確な考え方を示していかなければいけないと思っています。

信濃毎日新聞 百瀬平和 氏
 関連しまして世論調査をとりますと工事をいったん止めてでも再検証すべきという意見が多いんですけれども、そういった手続きを踏むということも選択肢としてはあり得るんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そこの点についても、私は税金の無駄遣いをなるべくしたくないというふうに思っております。明らかに止めて検証する必要があるのではないかという考えに至れば、今の選択肢を必ずしも排除するわけではありませんけれども、現時点で私自身がそこまでの判断をしているわけではありません。

9 来年度予算の編成について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 これから年度後半に入ってきましてですね、来年度予算に向けての予算編成作業というのがこれから本格化していくことになりますけれども、選挙中の公約では大きな財政運営の方針として基本的に県債残高を増やさないという方針を挙げられていたかと思いますけれども、これはこれまでの村井県政で言うと臨財債と通常債を分けて、通常債については償還の範囲内で抑えていくというような形をとっていましたけれど臨財債についてはある程度発行可能額を活用してきたと思うんですけれども、阿部知事の考え方としてですね、起債を増やさない、減らしていくという考え方は通常債のことを指していらっしゃるのかそれとも臨時財政対策債についても同様に含んだ形で、全額、総額を減らしていくべきだというふうにお考えか、どんなふうにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 基本的には総額ですね。私は通常債はある意味で対応しなくても減っていくというのが今の現状だと思っていますので、通常債の残高を減らしていくということが財政健全化のメルクマールになったり、あるいは財政を膨張させる歯止めになるとは思っていないです。むしろ全体を視野に入れてルール作りをしてくことが必要ではないかと思っています。さらに言うと一般会計、普通会計ベースだけで本当にいいのかですね、企業会計とかあるいは外郭団体も含めた連結ベースでの債務があるわけでありますから私としては県民の皆様方の総量としての負担、将来負担ということを考えた時に、単に一般会計ベースあるいは普通会計ベースの県債の管理あるいはその点だけに特化した情報公開だけで十分かという点にはやや問題があるのではないかと思っていますので、もっと幅広い観点で考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 今の点についてはちょっと繰り返し、重ねてになると思いますけれども、そうしますと特別会計など含めていくというふうに考えていくと、考えた場合、今の財政健全化法なんかの枠組みなんかで言うと指標からするとかなり県の指標というのは低くて済んでいるんだと思いますけれども、もう少し近い段階での危機を察知するためにある程度県として特会(特別会計)も含めた連結決算で何か指標として、こういう指標についてこの点を抑えていきたいであるとか今の時点で何かおっしゃられることはございますか。

長野県知事 阿部守一
 その点は具体的にはこれから財政課とよく話をしていきたいと思っておりますが、繰り返しになりますけれども、臨時財政対策債自体が臨時財政対策債の償還を臨時財政対策債で賄っているという現状があるわけですね。これは長野県だけの問題じゃなくて全国的な課題だと思いますけれども、そうした中で地方財政の健全性というものをどうやって担保していくのか、これは長野県として取り組める部分はしっかり取り組んでいきたいと思いますし、これは地方財政全体の話につながっていく部分はありますのでそうした点については国に対してもしっかりと制度改正を求めていくなりの対策が必要だと思っています。

10 信州型事業仕分けについて(3)

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 それから、今の予算編成にも若干というか絡むのかもしれませんが、先ほどの事業仕分けについてはお話通り今年、第1回目についてはなるべく早くやりたいというようなお話でしたけれども、そのためには基本的に構想日本さんなりどちらか力を借りるにもある程度お金をかけなければ事業仕分けは実施できないかと思いますが、基本的には関連予算を補正計上してその事業仕分けを実施するというお考えなのか、それとも以前から使われる言葉で言えばゼロ予算事業のようにマンパワーはですね、現状の中からねん出するような形で補正計上せずに事業仕分けを実施することもあり得るのかそのあたりはお考えいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 結論を出しているわけではありませんが、選挙中私自身強く県民の皆様方に訴えてきた政策でもありますし、市町村の皆様方あるいは議会の皆様方も関心を持っていることでもありますので、私としては予算計上をしっかりとさせていただいたうえで取り組んでいくことが筋じゃないかと考えています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 そうしますと、その実施自体ができるだけ早くということになりますと、できれば9月定例会、早ければ9月定例会には関連予算を計上したいというお考えで今のところは進めていきたいという思いでいらっしゃるでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね、先ほど申し上げたように物理的な問題というか、仕分け人を選んだりとかっていう物理的な時間的な問題がありますので、私自身できるだけ早くとは思っています。ただ、それがいつ実行できるかっていうことをしっかり見極めたうえで対応していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 それから事業仕分けについては最後に1点だけ、先ほどご自身もおっしゃられていたように市町村回りをする中でも市町村長さんからもかなり仕分けについてはご意見、ご心配などあったんだと思いますけれども、今後そうした補正計上したりしていく中では議会にも理解を得ていく必要があるでしょうし、関連してくる市町村長さんに説明していく機会というのは必要になってくるのかと思いますが、そうした場を何か市町村長さん向けに設けていったりであるとかするお考えはありますか。それともこれから市長会総会も近くありますけれどもそうした場で理解を求めていくようなことになるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 基本的に事業仕分けは県として行うわけですからそのことについて個別具体にご理解をいただかなければいけないというふうには必ずしも思ってないです。ただ例えば説明をする機会があってそれをしないというつもりもないので、私としては県の責任においてしっかりと対応して、その後いろいろ影響が出てくる部分が仮に生ずればその点についてはしっかりと説明責任を果たして取り組んでいくというふうに考えています。

11 子ども・教育に関する組織の設置について

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 知事部局に子ども、あと教育政策の専門部署を設置するという方針を打ち出されていますけれども、その設置の関係はいつ頃をめどというふうに現段階で考えていらっしゃるのかということ、それから具体的にどういった事務、事業をやっていく部署ということを現段階でイメージされているのかということをお願いします。

長野県知事 阿部守一
 組織の設置の話は、これも今日就任したばかりですので内部でしっかり議論してもらって進めていきたいと思っています。私としてはできる限り早くというふうに思っていますが今現時点でじゃあ何月かということについて決めているわけではありません。具体的なイメージですけれども教育については当然公立学校の教育については現時点で教育委員会が所管をしているわけでありますから、その教育委員会の所管を少なくとも法令上は侵さない範囲で知事部局としては取り組んでいくということになると思います。例えば私学の関係あるいはその、学校教育に関係している例えば農業体験と学校教育のあり方みたいな話は、これは例えば農政部とですね、教育委員会がまたがるような話になりますから、あくまでも教育委員会単独の事項というよりはむしろ知事部局と教育委員会が力を合わせて取り組んだほうが効果的であるという部分について、焦点をあててまずは取り組んでいきたいと考えています。もちろん私は選挙で選ばれた人間でありますから、私として教育についてそれ以上まったく何も言わないということでは済まされない場面ももちろん出てくると思います。最終的には教育委員会の予算もですね、知事が予算査定をして議会に提出するわけですから、そうした場面においては私としての考え方もしっかりと教育委員会には伝えていく場面が出てくると思います。

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 分かりました。ありがとうございます。

12 中期総合計画について 他

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 3点伺いたいです。一つは前県政で策定されました中期総合計画なんですけども、今現在3年目に入っていますが、これについて阿部知事はどういうふうな扱いをしていかれるかということと、それと2点目なんですけども県短期大学の4年制化ですが、これは各種調査によっては判断が分かれているような現状もありまして、それから座長をお務めであった板倉副知事も退任されたということで、この議論をどう進めていかれるかというのが2点目、3点目は阿部知事が選挙中に掲げていらっしゃいましたNPO支援についてなんですけども、1パーセントを県民税などから支援をしていきたいというようなお考えを示してらっしゃいますので、これあのどういうふうに具体化していかれるか、イメージを教えていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 はい、中期総合計画については、まあこれは議会の議決をいただいている計画だというふうに理解していますので、まあ私だけが変えろと言って変えられるものではないと思っています。しかしながら、これ、私もいろいろな形で公約を掲げて県民の皆様方から負託を受けたわけですからそれを実現していく上において必要な部分があればですね、今後見直しということも当然視野に入れて考えていきたいと思っておりますけども、今現時点で、具体的なスケジュールを持ってですね、こういうスケジュールで見直すとかですね、いうことははっきりさせてはいません。担当の部局とですね、まずは私の公約についてどういう道筋で実現していくのかということをまずは話し合った上で、じゃあ中期(総合)計画との兼ね合いについてどう考えていくのかという、そうした手順を踏んで、中期(総合)計画自体見直さなければいけないのか、それともそのままでもですね、一定程度可能なのかということは見極めていきたいと思っています。それから県立短大の4年制化については、私は高等教育、長野県の高等教育全体のあり方をどうするかという中で考えていくべきテーマだというふうに思っております。単に県立の大学をどうするかということだけではなくて、他にもさまざまの私学の大学等もあるわけでもありますから、長野県全体の高等教育をどうしていくかというような視点で、もう一回今までの議論をしっかり振り返らせていただきたいなと私は思っています。まだ担当部局からこの点についてのレクチャーを受けていませんので、その話をまずは聞いた上で今後の進め方については考えたいと思っています。それからNPO支援につきましては、これは私は県と県民の皆様方とが本当に良い形でですね、協働していける社会をつくっていきたいと思っておりますし、その前段としていろんな意味で必ずしも基盤が確立されているとは言えないNPOに対してのこれは何と言うか、おこがましい支援ではなくて、必要な支援、県民の皆様方が必要だと思われる支援はしっかりと行っていく必要があるというふうに思っています。予算が関連してくる話でありますので、年度途中というよりは来年度予算に向けてどうしていくかという観点で考えていきたいと思っています。よろしいでしょうか。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 1点すみません、NPO支援の関係では、全国的には市町村において市民税からプール、選択制とかいろんなやり方があるみたいなんですけども、それは県として市町村とは若干違ったような事情があってネックになるのかどうなのか、その辺の見通し伺えればと思います。

長野県知事 阿部守一
 市町村が行っているような1パーセントの仕組みは非常に難しいですね。県としてやるのは。あの県民税自体の賦課徴収は市町村が行っていただいているわけですから、市町村が自分の市町村民税で行う場合は、非常にそれでも結構難しい、大変だと思いますけれども、自分のところで全て完結しますけども、同じような仕組みを県税、県民税で行おうとすると市町村の事務が増えたりですね、市町村の協力を得なければいけないという形になるので、非常に正直そこは同じ形は難しいと思っています。私は必ずしも同じ形にこだわるつもりはなくですね、もう少し柔軟に導入しやすいような形で取り組んでいきたいというふうに思っています。当面は補助金みたいな形にならざるを得ないと思いますけれども、私はあえて余談で言うとですね、本当は納税者がNPOと行政とどちらも選べるような仕組みにしていくことが最終的には望ましいのではないかなというふうに思っています。ある意味で行政は競争関係にどことも立ってないわけですけれども、ある意味でNPOも福祉活動とか環境活動、非常に先進的な取り組みを行っているような組織にどんどんどんどん出てきてもらってですね、そうした組織と行政とが競い合う、そうした形が究極的にはですね私は望ましいのではないかというふうに思っています。

13 村井県政から継承していく事業について

中日新聞 小柳津心介 氏
 知事選でですね、村井さんの県政の継承を掲げた候補がかなりの票を得られたということも考慮しないといけないと思うんですが、村井さんの県政で特に具体的にこの事業は継承して拡大させていきたいというのがありましたら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 どうなのですかね、私は今日も職員の皆さんにチャレンジして下さいということで申し上げました。時代はどんどん変わっていくわけでありますから、その時々に合わせたですね政策をしっかり作っていかなければいけませんし、これまでの政策も見直しに躊躇(ちゅうちょ)してはいけないと思っています。そうした観点での事業仕分けという意味もありますけれども、もちろんだからすべて全部ひっくり返すつもりはもちろん無いわけで、かなり多く積極的に見直しをしようとしても、ほとんどの事業というのは継続事業で残ってしまうというのが行政の常でありますから、そういう意味では私が意識的にですね、これとこれを残さなきゃということをあえて考えなくても、むしろ残っていく事業というのは、それが良い事業であればですね、残っていくだろうというふうに思っています。私はむしろ何を残すかというよりは、未来志向でどんな事業を考えていかなきゃいけないかということにどちらかというと頭がいっていますので、今ある事業で何を残す必要があるかという問には直ちにこれとこれというのはあまり思い浮かばないですね。

14 知事の退職金の対応について

中日新聞 小柳津心介 氏
 あと、これも村井さんの話で恐縮なんですけど、条例で対応して・・・退職金をお受取にならなかったんですけれど、阿部さんは今の時点で退職金をもらうかもらわないかっていうお考えはありますか。

長野県知事 阿部守一
 私は基本的に条例どおり、要は退職金うんぬんの話とか給料うんぬんの話というのはいろいろな考え方があると思いますが、その時々で左右されてしまうと非常にある意味で行政全体としての安定性が損なわれてしまう部分もあるのではないかというふうに思います。もちろんこれから財政的な問題についてしっかり議論したうえでですね、報酬のあり方とか退職金のあり方について議論を尽くしてその上で変更していくということを否定するわけではありませんけれども、今直ちに私自身がですね、今の報酬のあり方、退職金のあり方を変えるという考えは持っていません。私は副知事で仕事をしてきましたけれども、副知事としての退職金は当然のごとくもらわない形で退職していますので、今現在の制度をやはり給与とか報酬についてはベースにしながら、そして財政の問題とかあるいは今後のそれぞれの職のあり方をしっかり議論する中で、やはりこれは高すぎるのではないかとか見直しが必要があるのではないかということについては、その時点で見直していきたいというふうに思っています。

中日新聞 小柳津心介 氏
 では退職間際になってから判断するっていうような・・・

長野県知事 阿部守一
 そんな考え方は無いですね。4年間、もちろん例えば非常に財政が危機的な状況に、今でも非常に厳しい状況だと思いますけども、悪化して対応していかなきゃいけないような事態が生じるとかですね、あるいは世間全体、世の中全体の考え方として地方公務員の退職金のあり方について大きく転換していかなければいけないような状況が出れば、もちろんその時点でしっかりと対応していきますけど現時点で直ちに見直すということは考えていません。

15 民主党の代表選挙について

中日新聞 小柳津心介 氏
 最後に、国政の話になるんですけれど、今日民主党の代表選が告示されて、小沢さんと菅さんが選挙になるということなんですが、国民とか経済状況を無視した権力闘争だなんていう意見もあるんですけれども、知事選で民主党の推薦を受けたということも踏まえて、代表選への知事の見かたを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 私としては県政を担っていく立場でありますから、先程の経済対策、雇用対策を含めてですね、しっかりと政府として対応していただけるような環境であり続けていただきたいというふうに思っています。

16 職員との対話について

テレビ信州(TSB) 塚本夏希 氏
 今日は職員の方々に迎えられて、庁内のあいさつ回りなども行いましたけれども、職員の方々の反応はどのように感想として感じられましたでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 職員の皆様方には暖かく迎えていただいて、大変うれしく思っています。これから具体的な仕事を行うに当たって、しっかりと力を合わせて取り組んでいけるような環境を私自身も作っていきたいと思っています。

テレビ信州(TSB) 塚本夏希 氏
 職員の方との今後のことについてなんですけれども、県民の方とはカレーミーティングなりという形で考えていらっしゃいますけれども、職員の方との話し合いの場ですとか、対話の場というようなものは何か考えていらっしゃるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 幹部職員の皆さんとは早い機会に、いろんな政策課題についての意見交換も含めて個別に話をしていきたいと思っていますし、今日も回る中で私のほうからもお話したのですけれども、できるだけ現場の職員とか、若手と言うと中堅の人たちとか幹部の人たちがへそを曲げちゃっても困るのですが、できるだけ若手の人たち、中堅の人たちも排除しないですけれども、そういう実際に実務を担っているような職員の皆さんと意見交換する機会を考えていきたいというふうに思っています。今時点で具体的にいつからどういう形でやるかということを決めているわけではありませんけれども、やはりいろいろな問題意識とか、いろんな課題について充分分かっている人たちと直接話をしていくという観点も必要だろうというふうに思っています。

17 今後の県政運営について

中日新聞 大平樹 氏
 知事の今後の県政運営を進めていくに当たっての、インターネットの活用方法、今も個人的にはツイッターなさっていると思うんですが、それを県知事としての立場でも、今後、発信だとか、県民からの聞き取りだとか、そういうものに活用されていくつもりはあるかどうか。

長野県知事 阿部守一
 ツイッターの活用は私はしていきたいと思っているのですが、少し広報課にも考えてもらわなければいけないだろうと思っています。要するに私が公務として発信すると、それは正式な情報になってしまうという部分もありますので。選挙期間中はやっていませんでしたが、選挙の前後、ツイッターで情報発信しましたけれども、その立場とまた変わってくるんでですね、私としてはできるだけ活用する方向で考えたいと思っていますけれども、少し法的な問題等も詰めた上で対応していきたいと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 これまでも諸課題とか、公約に掲げておられたことについて、まずは職員と相談をしたり、意見を聞いたりしてご自身で判断される、できるだけ早くという言葉を使っていらっしゃいますが、とりあえず8月31日までに県に残された課題というもの、現状把握というのをいつまでに終えるつもりなのか、その見通しがあればお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 今、各部局の事業説明をずっと明日から入れてもらうようになっていますので、もうそう、私もぐずぐずしないでですね、ひと通り全部聞いていきたいと思っています。で、その上で課題とか、私自身が判断しなければいけないものが出てくると思いますので、それについてはしっかりと取り組んでいきたいと思います。
 来週いっぱいで一応ひと通り説明聞かせてもらうようになっていますので。

中日新聞 大平樹 氏
 すると10日までそれで意見を聞くと、そこから・・

長野県知事 阿部守一
 意見というか、今の現状ですよね。

中日新聞 大平樹 氏
 そうすると13、まあ11日以降から何らかの判断を示されてくると。

長野県知事 阿部守一
 例えば先ほどの、まだ私がレクチャー受けていませんという課題もありましたけれども、まあ再来週以降はそういう答えができなくなりますので、私としての考え方をもう少し踏み込んでお話できるようになると思います。

18 選挙公約にある条例の制定について

中日新聞 大平樹 氏
 あと公約に掲げておられた条例なんですが、これもおそらくそういうプロセスが必要なものだと思うんですが、これもいつ頃までに制定をするつもりなのか。

長野県知事 阿部守一
 条例も、これは例えば、プロセス自体が大事っていうところもあります、私自身県民参加の県政ということで言っていますので、例えば担当部局が条例案を作ってですね、議会に説明して、パブリックコメント求めて作るというようなプロセスでいけば、そう時間かけずにですね、出来てしまう分もあると思いますけれども、やはりあの、いろいろなテーマ、例えば中小企業の振興にしてもですね、子どもの権利にしてもですね、ある意味しっかりと議論していくプロセス自体が重要だというふうにも思いますんで、その点も含めてスケジュールを考えていきたいと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 そうすると審議会か何かを設置されてという形になる。

長野県知事 阿部守一
 物によりけりですし、私は形式的な、と言うと語弊があるかもしれませんけども、プロセスの ためのプロセス、審議会のための審議会みたいな形よりは、実質的なですね、議論をできる場の方がいいのではないかなというふうに思っています。まああの、どうなのですかね、今、法定の審議会が県としてもいろいろあると思いますので、例えばこの分野の条例作るのだったら必ずかけなければいけないという制約が、むしろ逆にかかってくるのではないかなというふうには思いますが、私はむしろ県民参加で実質的な議論が出来るようなプロセスを考えて、まあ審議会にかける必要があれば審議会にかけなきゃいけませんけれども、それだけでいいかどうかっていうことは、よく考えていきたいと思っています。

19 教育再生について(1)

信濃毎日新聞 中山有季 氏
 教育の関係で、阿部知事は選挙中、教育再生というのを訴えていらっしゃったんですが、具体的には今の教育、どのへんが課題だと思ってらっしゃるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 はい、まああの、現象面というか、周辺の話で言えばですね、周辺の話というか、例えば先生方の中でも今の教育で本当にいいのか、疑問を持っている人もいる、あるいは保護者の中にもそう思っている人がいる、まあそう思っている人がいるというか、結構思っている人が多いのではないかというふうに思っています。実際担っている人たちも、あるいは子どもを学校に通わせている保護者の皆様方もそういうふうに感じている教育っていうのは、一体なぜそうなってしまっているのかということがまずベースとしてですね、問題意識としてあります。具体的な問題点としては、例えば、長野県、この間も調査出ましたけれども、不登校、非常に多い水準になりますし、あるいは発達障害の子ども達も多く、まあ長野県に限らずですけれども、いらっしゃるという状況です。
 それから学力の問題についても、いろいろ議論されてきていますけれども、テストで測れる数字だけがすべてだとは私は思いませんけれども、学力テストの結果を見たときに長野県が極めて高水準であるという状況でもないわけでありまして、これからの社会のあり方を考えていったときに、私は何故知事として教育の話をしているのかっていうことですけれども、教育委員会が教育のことをもちろん考えてもらう第一義的な主体だというふうには思ってはおりますが、ただ、これからどういう人材が、例えば社会として必要になってくるのか、あるいは子ども達にどういう教育を行っていくのか、そういうことは教育という、その狭い分野だけで考えるのではなくてですね、これからの長野県のあり方とか、あるいは産業構造がどうなっていくとかですね、そうしたことともあわせて本来考えていくべき分野だと思いますし、あるいは国に対して教育の分野でも分権を求めていくということになればですね、これは教育委員会だけではなくて、県庁全体としてしっかり取り組んでいかなければいけない話だと思いますので、そうした観点で私は広い意味でですね、教育というものをとらえ直して考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 中山有季 氏
 確認なんですけれども、その教育にも分権を求めるとなると知事としての考え方もかなり出てくるってことだと思うんですが、ただ教育委員会の独立性というのは今までと同じっていうふうに考えてよろしいんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 もちろん教育委員会の権限は法律で決まっているわけですから、その権限を乗り越えてというかですね、私がその権限を否定するということはできないと思っています。ただ、いろいろな形で一緒になって考えていくということは十分可能だと思いますし、先ほどから申し上げておるように狭い教育のところだけでですね、教育を論じているだけで済むような現状では私はなくなっているのではないかと思っています。例えば、発達障害の子供達だって教育委員会の問題でもあるけれども、しかし福祉的な視点も必要になってくるわけですし、医療的な視点も必要になってくるわけですし、そうした総合的な行政として対応していかなければいけない課題というのが教育においては非常に多く存在していると思っています。

信濃毎日新聞 中山有季 氏
 ありがとうございます。

20 知事公舎について 他

読売新聞 井上知幸 氏
 今日、初日ですね、防災訓練のほうにも参加されたわけなんですが、知事の公邸いわゆる公舎についてですね、現状、前村井知事もですね、危機管理上必要じゃないかと言いながら経費的な問題もあって断念されたという経緯も伺っているんですが、その点について、今阿部知事がお考えになっていることがあればまずお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 私は副知事公舎として使われていた建物に入るので、特段、現時点で知事公舎を別途造る必要があるとは考えてないです。

読売新聞 井上知幸 氏
 分かりました。
 現時点では、長野市民になられたということでしたでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 住民票の移転手続きは妻がやっていると思っているので、私自身まだ確認していませんけども、手続きは取っているところだと思っています。

読売新聞 井上知幸 氏
 すみません。政治的な話から離れてしまうんですけど、ご家族についても、もう皆さん長野に転居されるってことなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そこはですね、ちょっと子供の学校の関係もあるので、今時点で直ちに移ってくるということではなくて、節目の時点でですね、移るように考えています。

読売新聞 井上知幸 氏
 分かりました。ありがとうございます。

21 経済対策について

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 経済対策について2点お願いします。
 1つは9月の補正予算にですね、提出を検討されている具体的な補正の中味についてですね、どんなことを経済対策として考えてらっしゃるのか。現段階でまあかなりこれについては期待も大きいかと思いますので、イメージだけでも結構ですので、どんなことを考えてらっしゃるのかというのを教えていただけないでしょうか。
 あともう1つ、冒頭で説明をされた円高のですね、緊急対策の関連なんですが、連絡会議のほうですが、まあややもすると連絡の会議だけで終わってしまいかねないような気もするんですが、その情報交換だけで終わってしまうのか、そこから何か次の施策に向けたものが出てくるような会議になるのかどうか、その辺の位置付けも含めてどのようにお考えなのかお願いできますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まず前段の経済対策については、今検討中ですので、しっかりご説明をできる段階でお話をしたいと思います。それから後段の連絡会議だけで終わってしまって意味がないのではないかということですけども、商工労働部に対しては、私のほうからそこで出てきた課題について、しっかりと対応することも含めて考えていくようにという話をさせていただいています。まず第一歩として、お互いの機関が持っている情報を共有しあうことが必要だということでの、この連絡会議設けていますけれども、さらに別途の形で対応が必要だということになれば、他のあり方、他の組織のあり方も含めてですね、考えていく必要があるかもしれないと。今の時点では、そこまでは考えていません。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 経済対策についてですが、県単での事業まで踏み込んで考えていらっしゃるのかどうか。それとも、国なり他の制度に補足するような形になるのかどうか、県としてでの、どこまで踏み込んで考えていらっしゃるのか。そこら辺だけも教えていただけないでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 厳しい財政状況でありますので、県の単費という部分での対応というのは、行うとしても限定的にならざるを得ないと思っています。今現在の緊急雇用の基金等ですね、国の経済対策で県として積み上げている基金がありますから、まずはそうした財源を第一義的に活用するということを基本に組み立てていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 ありがとうございました。

22 市町村との人事交流等について 他

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 今日ですね、職員の方へのあいさつの中で、現場の視点を大事にするというふうな話がありましたけれども、市町村だとか、小規模な市町村に対しての県職員の派遣だとか、人事交流はどの程度考えていらっしゃるんですか。現場のことについて、知るという意味で、そういった点については、どの程度お考えでいらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 今の時点で、具体的にどの程度ということは、考えてないですが、基本的に職員の交流、まあ横浜市にいた時は、横浜市と長野県のいくつかの町村とですね、職員交流をさせてもらったりしてきていますが、違う組織で仕事をするということは、いろいろな意味で勉強になる部分があるというふうに思っています。ただ、今県職員の現状が、定数管理の状況もしっかり聞かなきゃいけないと思っていますけども、職員定数に余裕があるというふうな状況では必ずしもないと思っていますので、そうした点との兼ね合いで、交流のあり方は考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 ありがとうございます。先程の副知事公舎に今日から入られると伺ったんですが、老朽化が進んでいるところで、あえて副知事公舎に入られようと思った理由について、教えて下さい。

長野県知事 阿部守一
 かつて住んでいたので、住み慣れていると、確かに老朽化が進んで、夏暑くて、冬寒い建物でありますけれども、住み慣れていたということと、やはり県庁に近いという2点ですね。

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 当分は単身赴任のような形で住まわれるということになりますよね。

長野県知事 阿部守一
 かなり一緒に妻もいる時間が長くなると思いますけども、子どもの学校との兼ね合いで、若干私が一人で過ごす時間もある程度長くなるかもしれないと思いますけども。

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 分かりました。ありがとうございました。

23 信州型事業仕分けについて(4)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 仕分けの関係ですけど、先程の出来るだけ早く実施したいと言えば、逆に言うと、年内実施に必ずしもこだわってる訳ではないんでしょうかね。

長野県知事 阿部守一
 できれば年内に行いたいと思いますね。できればと言うのは、先程言った物理的な要素の話が大きいと思いますので、現実問題、自治体の仕分けは非常に毎週のようにですね、行われているというような実態があって、事業仕分けにある意味精通しているメンバーとか、あるいは行政刷新会議の仕分け人を努められたようなメンバーとか、かなり毎週のように自治体仕分けがある中で、そういった仕分けに駆り出されている現状もありますので、少し物理的な調整をして見極めたいというふうに思っていますが、私としては年内にできれば行いたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 県民参加に関しては、無作為抽出は一つのアイデアとしてお話されてましたけど、これは検討事項の中には生きて、考えていくということでよろしいでしょうかね。

長野県知事 阿部守一
 私としては考えたいと思いますね、ただこれもさっきNPOの1パーセントの話と同じで、本当の意味で選挙人名簿から抽出するとかですね、そういう話になってくると、実は、手間のほうが多くかかってくるということもありますので、その手間ひまとうひまひまとかコストとの見合いで考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 すみません、最後に、世論調査協会の調査で、仕分けに関して8割近い支持といいますか、積極的に進めてほしいという結果が出ました。先ほどから阿部さんのお話を聞いていると、必ずしも予算削減ありきではないというご説明なんですが、一方で県民の期待するところはですね、そういった無駄を省くという部分に関心が向いているという向きも感じるんですけれども、その辺、今回の世論調査の結果というのは、どういうふうに受け止めてらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 行政の無駄というか、確かに、予算的なですね、問題点、矛盾点、問題点を、無駄遣いをなくしてほしいという思いを多くの方が持たれているというのは事実だと思います。もちろん、そうした事業が出てくればですね、予算削減しないと言っているつもりはなくてですね、削減していきます。ただ、国の仕分けは概算要求ベースから政府予算を策定するまでのプロセスで行ったので、あれは減らす一方しかないのですね、基本的な考え方が。私は、場合によったらですね、事業によっては、もっと増やす必要があるのではないかということも、ものによってはあり得るというふうに思っていますし、県民の皆様方も、なんていうかメリハリのつけ方が多分足りないという意識の方が実は多いのではないかというふうに思います。それから予算面だけではなくて、いろいろな制度の矛盾、例えば、あまり具体的な例を引っ張っちゃうと先入観を持って思われてしまうのであれなのですけど、いろいろな行政サービスを受けている中でですね、どうして融通が利かないのだって思われることとかあると思うのですよね、県民の方が。それは、実は、市町村の窓口がそういう説明しているけれども、元をたどれば、例えば県が決めているとかですね、あるいは国が決めているとかですね、それで直らないのだ、じゃあ今までいくら市町村に言っても改善されなかったことが、問題の所在が明らかになって、県が改められることであれば、県として改めますし、国に対して言っていかなければならない話であれば、国に対して言っていくという観点で、県民の目線に立って事業仕分けを行えばですね、必ずしも予算の削減の話だけではなくても、県民の期待には応えられるというふうに思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 ありがとうございました。

24 選挙公約について

読売新聞 香取直武 氏
 昨日村井知事が退任の会見でですね、阿部新知事に対して、あまり選挙中の発言にですね、拘泥しないというか、固執しないほうがいいんだと、君子ひょう変ということがあってもいいんだという趣旨の発言があったんですけれども、これに対して阿部知事は、どうお答えしますでしょうか。

長野県知事 阿部守一 
 直接お話を伺ったわけではないので、どういう前後の文脈で語られたのかよく分からないので、なんともコメントのしようがないですけれども、私は、村井知事の発言とは別にですね、今のような観点で申し上げれば、やはり選挙期間中に私が県民の皆様方に訴えたことに対しては、しっかりと実現を目指していきたいと思っています。ただ、もとより、先程部局長会議でも申し上げましたけれども、県の知恵を集めるのですね、実は同じ目的を達成するには他の手段のほうがいいのではないかとかですね、そういう政策も出てくると思います。可能性としてはですね。そうした場合には、しっかりと説明責任を果たした上で、見直していくというプロセスが必要だと思いますので、県民の皆様方にお話してきたことをですね、全く説明もなしに覆すようなことは、私としては行わないということは申し上げたいと思います。

読売新聞 香取直武 氏
 先程と金科玉条というわけじゃ、政策がですね、アイデア今日ご発言もありましたけれど、その点はまあ、ある程度幅広く、柔軟に、4年間ということでやっていく、進めていくというお考えだと。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。例えば、直ちに取りかかれるものと、ある程度準備しなければいけないものと、あるいは先ほどの条例の中のいくつかのように、結果を出すこともそうだけれども、プロセスが大事だというようなこともありますので、4年間の任期がありますので、その中で優先順位をつけながら取り組んでいきたいと思っています。

信濃毎日新聞 香取直武 氏
 分かりました。

25 初日の感想について

信濃毎日新聞 稲田俊 氏
 初日がおおむね終わろうとしているところなんですけど、率直な感想、ご心境を教えてください。

長野県知事 阿部守一
 防災訓練から入ったのでですね、初日から本格的な仕事に取り組ませていただけたなという感じですね。ただ、今の県庁全体の状況をまずは把握していかなければいけない部分がありますので各部局の業務説明について、先ほど来週いっぱいということでありますけども、しっかり聴く中で私自身の考え方もそれぞれの政策について、より方向を明確にしていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 稲田俊 氏
 思ったより疲れたとかそういうことはないですか。

長野県知事 阿部守一
 そうでもないですね。いろいろなところでいろいろな仕事させてきていただいていますので、初日から防災訓練はありましたけども、何というか分野的には職員の皆様方への挨拶とか、部局長会議とか、そういうどちらかというと中での仕事が多かったので、めちゃくちゃ大変な一日だったというような感覚ではなくて、初日としてはこの程度に抑えといていただいてありがたかったかなという感じですね。

信濃毎日新聞 稲田俊氏
 ありがとうございました。

26 教育再生について(2)

鈴木恵美子 氏
 長野市に住みます鈴木恵美子と申します。一般の県民です。長時間恐れ入ります。先程教育再生についてお答えになられましたが、再度確認をさせていただけたらと思います。よろしくお願い致します。知事は発達障害のお子さんのことを例に挙げて、総合的な行政の対応が課題だというように述べられたと思いますが、具体的には現時点で教育再生の具体策としてお考えなってらっしゃることは、例えば子ども部局の設置などというふうにとらえても、子ども部局ですね、総合的に子どもを支援するというそういう組織の体制とかですね、そういうことというふうにとらえてよろしいでしょうか。その他何か知事としてこのような方針で進めていきたいということなどお話しいただけることありましたらお願い致します。

長野県知事 阿部守一
 知事部局に教育委員会の権限との調整、兼ね合いもしっかり考えながら、子どもの教育について考えていく部署はつくっていきたいというふうに思っています。先程も申し上げましたけれども、その中で総合的に教育についてアプローチしていかなければいけない課題というのがいくつかあると思っています。今の発達障害の子どもたちへの対応もそうですし、あるいは、私は、他県からくる子どもたちには長野県農山村体験、非常に積極的に場所を提供しているわけですけれども、長野県の子どもたちが授業の中で実際どれくらい取り組んでいるかというと、必ずしもそう長時間農業体験、林業体験しているわけではありませんので、これも教育委員会ともこれから考えていかなければいけない話ですけれど、農政部とか林務部とかそういうところと教育委員会で連携しながら子どもたちの教育の在り方、狭い教育ということだけではなくて、広い範囲で考えていくような取り組みをまずは行っていきたいと思っています。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございます。中学生の、中学校の少人数学級の導入についてはいかがでしょうか。選挙中、他候補がこれを公約に挙げた経過がございましたが、どのようにお考えになられますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 少人数学級については、予算が潤沢であれば、財源が潤沢であれば、行うに越したことがないと、できることならその方向で進めたいと思いますけれども、しかし、現実問題として限られた予算をどう配分するかということですから、私は個別にむしろ人的配置を手厚くするのであれば、一律に何十人学級ということよりは個別に対応していくほうが現時点では効果的ではないかと思っています。また、来年度予算に向けて、文部科学省でも学校の少人数化について検討しているという報道も接しておりますのでそうした状況等もしっかり把握しながら考えていきたいと思っています。

鈴木恵美子 氏
 どうもありがとうございました。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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