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更新日:2019年1月1日

知事会見(平成22年(2010年)10月14日(木曜日) 15時00分~15時35分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 平成22年9月県議会定例会を終えて、“見える県政”発信力向上プロジェクト、信州DC、信州発食と味覚フェア、森林とみどりからの贈りもの展、工業技術総合センターと工科短大の研究成果合同発表会について

取材者からの質問

  1. “見える県政”発信力向上プロジェクトについて(1)
  2. 信州型事業仕分けについて(1)
  3. 浅川ダムについて
  4. 次期県議会議員選挙について
  5. 平成22年9月県議会定例会を終えて
  6. “見える県政”発信力向上プロジェクトについて(2)
  7. 阿部県政について
  8. リニア中央新幹線について(1)
  9. リニア中央新幹線について(2)
  10. 信州型事業仕分けについて(2)
  11. リニア中央新幹線について(3)
  12. “見える県政”発信力向上プロジェクトについて(3)
  13. 信州型事業仕分けについて(3)

本文

阿部知事からの説明

1 平成22年9月県議会定例会を終えて、“見える県政”発信力向上プロジェクト、信州DC、信州発食と味覚フェア、森林とみどりからの贈りもの展、工業技術総合センターと工科短大の研究成果合同発表会について

長野県知事 阿部守一
 よろしくお願い致します。10月14日の知事会見を始めたいと思います。まず私のほうからは先程9月定例県議会が終了致しました。21日間の会期だったわけですけれども、私にとっては最初の本格的な県議会ということで、補正予算案それから条例案等含めてすべて原案どおりご議決をいただいたということで、大変ありがたく思っております。議会の議論の中でさまざまなご意見が出たわけでありますけども、そうした意見も踏まえながら県政運営を行っていきたいというふうに思っています。
 それから2点目ですけれども、「“見える県政”発信力向上プロジェクト」ということで、若手職員でプロジェクトチームをつくってもらって、私は県民の皆様に開かれた県政ということで訴えてまいりましたので、県の行っている取り組みをどうすればより分かりやすくですね、県民の皆様方に発信できるかということを検討してもらおうと。予算案を伴うような良いアイデアが出てくれば、来年度、予算にも反映しつつですね、県政の改革を行っていきたいと思っております。初回が10月19日、10時半から開催予定でありますので、私もそこには参加して私の考え方をお話しする中で、今後の議論を進めていっていただくようにしていきたいと思っています。
 それから3点目ですが、信州デスティネーションキャンペーン関連イベントということで、10月1日に開幕したデスティネーションキャンペーンも2週間経過したということであります。まだ統計的なデータを取ってないわけですけれども、いろいろな観光地を大勢の皆さんが訪れていただいているのではないかというふうに思っております。私も高速道路を走りながら観光地の近くを車が渋滞しているとかですね、そういう状況も見ていますし、鉄道の状況はJRからは聞いていませんけれども、またその辺のデータも一段落した段階で皆様方にお示しをしなければいけないかなと思いますが、今週末の主なイベントとして9日からスタートした「未知を歩こう!中山道ウォーク」、木曽路に入って第四段ということで、上松駅から須原駅のコースということで、途中の大桑村では「森の里の秋祭り」も開催されるということであります。それから須坂市、小布施町、高山村の3市町村が合同で各市町村の「粉もん」、おやきとかおそばとかですね、そういう料理を展示、販売する「北信州粉もん祭り」が今週末は須坂市で開催ということであります。引き続き、スタートの時は皆様方にいろいろな形で報道していただきまして大変感謝しておりますが、引き続いてさらなる発信をしていかなければいけないと思っておりますのでご協力をお願いしたいと思います。
 それから4点目でありますけれども、16日と17日の2日間、東京池袋のサンシャインシティにおきまして「信州発“食と味覚”フェア」を開催します。これは私も主催者ということで参加をさせていただいて、長野県のさまざまな食材のPRを東京において行ってきたいというふうに考えています。16日には長野県の特産品のりんごのプレゼント、それから毎日1時から安曇野市による「そばのふるまい」ということで、お越しいただいた皆さんにできるだけ長野県を味わってもらおうというふうに考えております。
 それから第5点目、「森林とみどりからの贈りもの展」ということでございます。これは長野駅ビルMIDORIにおきまして、展示会が10月16日から31日まで、それからイベントが10月30日から31日にかけて行われるわけであります。「木づかい推進月間」というのを国が定めているようでありますけれども、それと合わせて長野県として「ふるさとの森林づくり県民運動推進強調月間」、これ10月を強調月間にしておりますので、それに合わせまして森林づくりあるいは木材利用等への県民の皆さんの関心を持ってもらうと、理解を深めてもらうという趣旨で開催を致します。パネル等の展示会それからイベント、木工工作教室でありますとか木のおもちゃで遊ぶ、あるいは森林税クロスワードということで、イベントを楽しんでもらいながら森林に関心を持ってもらおうという取り組みでありますので大勢の皆さんのご参加をお待ちしております。
 それから最後になりますけれども、長野県工業技術総合センターと長野県工科短期大学校の研究等成果の合同発表会ということで11月の5日から26日にかけまして、県内5カ所で発表会を開催致します。長野市の工業技術総合センター11月5日を皮切りに、岡谷市、松本市、長野市、それから坂城町で順次開催をしていきます。今日も諏訪圏の工業メッセに朝、参加をしてまいりましたけれども、やはり長野県のものづくり産業、経済情勢非常に厳しいわけでありますけれどもさまざまな技術開発、研究開発に取り組んで世界に売り出していくことができるような技術力もかなり持っている企業が多いのではないかと感じてまいりました。そうした観点で県としても引き続き研究開発の側面からこうした製造業の支援をしていきたいというふうに考えています。私のほうからは以上、県議会の話も含めて6点お話し致しましたので、よろしくお願い致します。

 

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取材者からの質問

1 “見える県政”発信力向上プロジェクトについて(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 1点目は、先程知事からもお話がありました“見える県政”発信プロジェクトです。これに関しては、知事が想定されているものっていうのは例えば会見であるとかホームページ、媒体の使い方とかそういった趣旨の方向なのか、むしろ情報公開のあり方とかですね、そういったものに踏み込んだような話になるのかどんなイメージなんでしょう。

長野県知事 阿部守一
 これ広報課のほうでやってもらいますけれども、広報課には狭い意味の広報というよりはもっと広く県政を発信する方法、あり方について考える場にしてもらいたいということでお願いをしています。私もツイッターも利用させてもらったりしていますけれども、あの利用も公務というよりはどちらかというと私個人で使っている部分がありますけれども、いろいろな新しい媒体が出てきている中で県としてそうした時代の流れにどういうことで活用できるのか、いろいろな媒体をどう使うのかという部分と、それから県民の皆さんに長野県としてさまざまな取り組みを行っているわけですけれども、私からすると必ずしも十分伝わっていないことも多いのではないかなと。それは非常に県政の取り組んでいることが複雑・多岐にわたっているということもあると思いますけれども、まだまだ県民の皆さんに対する訴求の仕方というのがあるのではないかと思います。今回、県議会の中でも広報紙のあり方等についても議論がありましたけれども、私の感覚としてももう少し情報量を多く出すような必要性があるのでないかと思いますので、そうした観点も含めて検討していってもらいたいと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

 

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2 信州型事業仕分けについて(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それから、議会の関係でですね、初の定例会が終わりまして、1番テーマになったのは仕分けではあったと思うんですけれども、定例会が終わってなお県会の方とはまだなお多少距離がある部分もありまして、11月ないし12月の議会に向けてですね、いわゆる詳細な設計等々についてというのは、もう10月の半ばくらいには知事のほうで出していく考えはあるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 この間も現時点での考え方は、議会からのご要請に基づいて提出させていただいていると思いますし、その議会にお示ししたものをベースに、これから市町村のご協力もいただきたいと思っていますので、市長会、町村会に対しても説明をしなければいけないと思っていますが、基本的な考え方については議会のやりとりの中で申し上げたような形で進めていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 議会前に議会側にまた改めて説明するような機会を設けていくんでしょうか。それとも、予算化を持ってその際に説明するというような段取りになるんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 ちょっとそこの段取りはまだ正直考えていないですね。私としては11月県議会に出していきたいと思っていますから、当然出すからには議会の議決をいただけるような形で進めるように考えていきたいと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

 

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3 浅川ダムについて

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 もう1点、今日議会側の反応の中で、浅川ダムについてですね、賛否両論まだあるんですけれども、一定の民主的ルールに基づいて、決を採って今の事業が進んでいるということで、知事が論点整理をしてこれから判断するという段階だと思うんですが、そういった経緯からしても早い段階で知事の方針を示すべきだというような意見もあったんですけれども、知事としては予算編成期というような言い方だったと思うんですが、その考え方については変わらない、一月ということですね、予算編成期ということは・・・

長野県知事 阿部守一
 遅くとも予算案をまとめる前までにはと言ってきているので、そこのデッドラインは変わっていないですけれども、それは早くご説明できるに越したことはないと思っていますけれども、今、副知事の下で再確認作業をやってもらっていますので、その状況を見て対応したいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

 

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4 次期県議会議員選挙について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 
あともう1点、すみません。今議会前後になって有志の県議さんのほうがですね、来春の改選に向けて出馬表明等々ぽつぽつ出てきている状況なんですけれども、現段階でですね、知事選の際、知事を支援された方も何名かいらっしゃいますが、来年の統一地方選での知事の対応といいますか、応援を含めてその辺何かお考えとかおっしゃられるようでしたらお伺いしたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 具体的なご要請等も今の時点でありませんから、来年の選挙についての対応は全く白紙の状況です。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 ありがとうございました。

 

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5 平成22年9月県議会定例会を終えて

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 9月県会が終わりましたけれども、全体を通して知事のご案内になっていることですとか、今後やりたいことなどは、議会側に伝えられたというのは、充実度あるいは満足度という点でいかがだったでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 充実度、満足度というか、前回も会見のときにお話したかもしれませんが、議会の場はどちらかというと受け身な形にならざるを得ないというか、質問をされたことに対して誠実にお答えするという形になっているので、私の考え方を必ずしもすべて伝えきれているかといえば、まだまだこれから具体的な施策に落とし込む中でお示ししていかなければいけない部分も多いのではないかと思っています。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 今回が初めての定例会ということもあったんですが、次回11月に向けては何かこうしていきたいみたいな思いというのはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 11月の定例会に向けた思いというよりは、もう少し中期的な観点で、来年度予算をどうするかとか、今議会でも議論がありましたけれども、中期総合計画をどう取り扱っていくかとか、そういった点について、私が公約で掲げてきたことを進めていくということもしっかり念頭に置きながら考えていきたいと思っています。

 

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6 “見える県政”発信力向上プロジェクトについて(2)

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 あとあの、先程冒頭でありました若手の職員の方の会の件なんですが、具体的に何人くらいの職員の方で、年齢的には何歳くらいの方を考えていらっしゃるとか、何か具体的にありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今のところ11人ですね、メンバーは。

総務部広報課長 青木弘
 それでは細かいことですので私のほうから、広報課長でございますが、今知事のほうから申し上げましたように11名のメンバーでございますが、事務局として当然広報課がついております。メンバーの中で女性が5名でございましょうか。それから主事級、いわゆる若手の方から、一番年長といいますかポストの高い方でも係長級がお一人くらいですから、あと主任、主査、いわゆる県庁内では若手と言われるメンバーで構成をさせていただきたいと思っております。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 ありがとうございました。

 

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7 阿部県政について

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 すいません。ちょっと重複する点もあるかとも思いますが、倉田代表のほうから11月議会では阿部県政の具体化をというお話がありましたが、それについて知事はどのように受け止められましたでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 着実に県政運営をしていかなければいけないので、毎議会毎議会いろいろな議案を出す中で私なりの考えはお示ししていかなければいけないなと思います。ただ、大きく色が出るというのはやはり来年の当初予算にならざるを得ないだろうなと、今年度中は現行予算の執行という形にならざるを得ないので、そういう意味では来年度予算以降、私の考えをより鮮明にしていきたいと思います。

 

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8 リニア中央新幹線について(1)

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 あと1点なんですが、リニアのルート問題の件で昨日知事からのコメントはいただいたんですが、改めてその件に関して今後陳情するとか何か動きなどもありましたらそれも含めてお話しいただけたらなと思いますが。

長野県知事 阿部守一
 ちょっと報道でルート問題確定みたいな報道をされているので、国土交通省に聞いている感覚では必ずしもそうではないだろうと思っているので、少し情報をわれわれのほうもよく収集しながら私どもとして言っていかなければいけない意見は申し上げていきたいと思っています。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 何かこれに伴って県として動きをしなければとか、事前に手を打っていかなければならないというようなそういう行動なりお考えというのはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 昨日、今日いろいろな新聞報道、メディアの報道等で出ているのですけれども必ずしも急にここにきて動きが加速しているという受け止めを必ずしもしていないので、調査会社に委託した報告の中身が小委員会に報告されると、それを踏まえて小委員会として判断していくということだと考えていますので、そういう意味では特段ここ数日報道が出たから改めて何か行動を起こすということではないですね。小委員会でどういう議論がなされるかということはしっかりと把握して、それに対して対応していくということはあると思いますけれども、皆さんのメディアの報道に対して直ちに反応するということではないです。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 ありがとうございました。

 

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9 リニア中央新幹線について(2)

長野放送(NBS) 中村大輔 氏
 リニアの件で追加でお聞きしたいんですけれども、今日昼に飯伊の飯田下伊那の県議さんがそろって知事のところに小委員会で発言するときは特定のルートを主張するようなことはしないように旨の申し入れあったかと思うんですけれども、それに対して知事はどのようなご対応をされたのかまず伺いたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 特定のルートうんぬんの話には直接私は言及していませんけれども、早期に整備されることが必要だという点については私も共通の認識だと、それから長野県全体の振興に資する形のものを求めていくということが基本だというような、他にもいろいろなことをお話ししましたけれども、趣旨のお話はさせていただきました。

長野放送(NBS) 中村大輔 氏
 昨日も諏訪と伊那の市長さん来られて、今日は県議さんが来られて地域でいろんな意見がある中で次の小委員会で知事が呼ばれて発言する可能性があるということを伺っておるんですけれども、その中の知事の発言ていうのが皆さんに注目されると思うんですけれども、改めて今どんなお考えでいらっしゃるかっていう、どんなことを発言するのかなというところが気になるんですが。

長野県知事 阿部守一
 ルート問題の話は地域の中でいろいろ議論があるわけですけれども、知事の立場としてはどちらの意見も念頭に置きながら対応していかなければいけないだろうというふうに思っております。全体的な話として、私はやはりリニアに限らず高速道路にしてもあるいは鉄道ネットワークにしてもそうなのですけれども、やはり最終的には国が判断されるということになるので、国に対してはやはり地域の活性化とか地域振興という視点をぜひ十分持ってもらいたいと、要は点から点の話ではなくて通過する地点に対しても十分配慮してもらいたいと思いますし、さまざま財政的な問題とか環境面での問題とか、そうした点についてもいろいろなご意見をお持ちの方もいらっしゃるので、そうした点についてしっかりクリアにしていただく必要があると思っています。

長野放送(NBS) 中村大輔 氏
 分かりました、ありがとうございます。

 

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10 信州型事業仕分けについて(2)

朝日新聞 二階堂友紀 氏
 信州型事業仕分けについて伺います。ちょっと話はさかのぼるんですけれども、知事が選挙時にですね蓮舫さんと一緒に写真が掲載されているビラがあるんですけれどもその中でですね、信州型事業仕分けについて税金の無駄遣いをなくし長野県民の血税を効率的に大切に使わせていただくよう一丸となって頑張りますというふうな記載があるんですけれども、今議会の答弁の中でですね予算の削減が主目的ではないということを繰り返されているんですけれども、その税金の無駄使いをなくすのが目的ではないのかというところについて、ちょっと改めて伺いたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 そこのところは、説明の仕方が分かりにくいのかもしれないですけれども、国の昨年11月にやった事業仕分けは予算編成の中でやったわけですよね。あれは確実に予算の削減を目的にしたわけであります。私が考えているのは、もちろん予算削減、あるいは事業の効率化そうしたことに全部結びつかないというわけではなくて、むしろそういう視点も強く出てくると思いますけれども、一つは国県市町村、誰がやるべきか、事業仕分けの事業シート、どこの自治体でも使っているのを見てもらえれば分かると思いますけれども、そもそも誰がやるべきなのか、県がやるべきだったら改善の余地があるのかないのかということでやっていくわけでありますから、その中で改善の余地というのでこの事業は無駄だという結論も当然出ることもありますし、逆に予算額については現行を維持する中で手法については別のやり方を講じるべきだということが出る場合もありますので、必ずしもすべてが予算の削減になるわけではないと。

朝日新聞 二階堂友紀 氏
 分かりました。

 

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11 リニア中央新幹線について(3)

中日新聞 大平樹 氏
 リニアについてお伺いしたいんですが、国の小委員会のほうでは前の村井知事が発言されたことが長野県の意見として国のほうではそういうふうに受け止められている状況です。その間に知事は替わったんですが、国の委員会には今のところ県の意見としてそういうふうに伝わっているという中で、改めて村井知事が発言された内容について阿部知事はそれをそのまま継承するというお考えなのかそれとも全く別のものを考えているということなのか、その点確認させてください。

長野県知事 阿部守一
 自分としての考え方を今整理しているという状況ですね。もちろん結論的にはほぼ同じになる可能性もあると思いますし、今まで長野県として発信してきているわけですから、そうした過去の経過も踏まえて発信していく必要はあると思います。

中日新聞 大平樹 氏
 それは結果として同じになるかもしれないけれども新たに新しい知事として考えているという・・・

長野県知事 阿部守一
 そうですね。行政の継続性ということも私は大事にしていかなければいけないと思いますけれども、選挙で選ばれた人間として単に前任者がこう言っていたからということではなくて、自分なりの考え方をしっかりと持った上で、このリニアの問題は最終的に整備されるまでまだまだいろいろな課題が出てくると思いますので、そうした今後のことも含めてしっかり考えていきたいと思っています。

 

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12 “見える県政”発信力向上プロジェクトについて(3)

鈴木恵美子 氏
 長野市に住みます鈴木恵美子と申します。広報のあり方、検討します“見える県政”発信力向上プロジェクトについて伺います。冒頭知事がお話くださいましたが、聞き漏らしている点があろうかと思いますがお許しください。知事もしくはご担当課からお話を伺いたく存じます。4点質問があります。1点目ですが、まずプロジェクト名ですが、今私が申し上げたようなプロジェクト名ということでよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 “見える県政”発信力向上プロジェクトですね。

鈴木恵美子 氏
 はい、ありがとございます。続けまして2点目ですが、これは知事のご提案でこのようなプロジェクトが発足されたということなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。私が少し長野県全体の情報発信力を高めてほしいということで、広報課に指示して具体的な取り組み方策を考えてもらったということです。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございます。3点目です。メンバーについてです。先程広報課長が11名と述べられましたが、こちらの11名の方は全て県庁内の方々なんでしょうか。もしその場合ですといろいろな広報課の方をご中心となさりながらいろいろな課の方がお入りになるとか、あるいはですね、選出方法とすれば応募の方だとか、各課でご推薦をなさったとか、どんなようなふうに選ばれるのか、そして今後進め方によっては県庁内や県の職員さん以外にも外部の方や有識者の方を交えて議論をなさるとか、そういったメンバーについて教えてください。

長野県知事 阿部守一
 全員県庁の職員です。発信する中身も各部によってさまざまあるので、それぞれの部から出てきてもらう形にしています。外部の人の知恵は、必要があれば私は個別にですね、恒久的なメンバーで入ってもらうというよりは、いろいろな方にその都度ご意見を伺うという形で十分対応できるのではと思います。具体的な人選は課長のほうから。

総務部広報課長 青木弘
 人選でございますが、外部の方と言いますか、中にお一方、八十二銀行から研修でお見えになっている方がいらっしゃいまして、その方が入っていただいております。それから、技術職の方にも入っていただこうと思いまして、農政分野とか林業分野には技術職の方入っておりますし、ブランドや農業ビジネス、マーケティングなどこれからの長野県の発信に非常に近い分野を所管しているメンバーの中からも選ばせていただくというような形で、各部網羅的にも考えておりますし、それから冒頭申し上げましたように半数近くは女性の方にも入っていただくというような形で人選をさせていただきました。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございます。では最後に4点目ですが、今後の予定、開催予定について伺わせてください。全体でおよそ何回ぐらい、例えばですね、月に1回行うとか頻度、どのようなご予定になって、いつぐらいまでにプロジェクトをおまとめになって、それを実際に実現していく。どのようなお考えで今回発足されたのか、伺わせてください。

長野県知事 阿部守一
 私は庁内の会議ですから、最初から形式的に「何回開催します」というよりは、まずは集まってですね、先程言ったように私の問題意識というのは、非常に多岐にわたっているというか、必ずしも一つのことだけやってくれればいいという話ではないので、まずは1回集まって議論してもらう中で、今後の進め方も考えてもらえればと思っています。先程言ったように、そうはいっても予算が伴うものについては来年度予算に反映できるように考えてもらわなければいけませんから、そう悠長に考えている場合ではないと思っています。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございます。私も一県民として期待をさせていただいております。よろしくお願い致します。ありがとうございました。

 

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13 信州型事業仕分けについて(3)

長野朝日放送(abn) 上條飛鳥 氏
 知事は先程からいろんな議案の中でご自身の色を出していきたいというふうにおっしゃっていますけれど、そういう意味では11月の議会の事業仕分けの議案というのは最も知事の色が出てくるところだと思うんですけれども、改めて事業仕分けの議案に関する意気込みをお聞かせ願えればと思います。

長野県知事 阿部守一
 非常に事業仕分けに関心が集まっているわけですけれど、私自身は行政のあり方を変えていく一つの手法として考えているわけで、ぜひこれは議会のご理解もいただいて、県民の皆様方にちゃんと参加していただいて、しっかりと今、県の取り組んでいる事業のどういうところに課題があって、あるいはどういうところが「実はよく知らなかったけれどよかった」というところもあるかもしれませんが、分かりやすい県政にしていくための第一歩として着実に取り組みたいと考えています。

長野県知事 阿部守一
 ありがとうございました。

 

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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