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更新日:2019年1月1日

知事会見(平成23年(2011年)1月28日(金曜日) 11時00分~11時35分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 高病原性鳥インフルエンザへの対策、平成23年度当初予算の知事査定、ドクターヘリ基地病院の決定、女性副知事の起用、信州型事業仕分け結果に関する説明会、精神科救急情報センターの相談時間の拡大、「県と市町村との協議の場」の設置について

取材者からの質問

  1. ドクターヘリの配置決定に伴う南信地域への医師配置について(1)
  2. 女性副知事の選任について
  3. 県と市町村との協議の場について(1)
  4. ドクターヘリの配置決定に伴う南信地域への医師配置について(2)
  5. 県と市町村との協議の場について(2)
  6. 県と市町村との協議の場について(3)
  7. 地域交通について
  8. ドクターヘリの配置について

本文

阿部知事からの説明

1 高病原性鳥インフルエンザへの対策、平成23年度当初予算の知事査定、ドクターヘリ基地病院の決定、女性副知事の起用、信州型事業仕分け結果に関する説明会、精神科救急情報センターの相談時間の拡大、「県と市町村との協議の場」の設置について

長野県知事 阿部守一
 それでは本日の会見を始めさせていただきます。今日は私のほうからは7点ほどお話をまずさせていただきます。
 まず1点目でありますが、鳥インフルエンザの関係でございます。1月27日に野鳥、コガモでありますけれども簡易検査で鳥インフルエンザウイルス陽性反応という結果が出ています。本日、私を本部長とします高病原性鳥インフルエンザ対策本部を設置して本部会議を開催しました。遺伝子検査で最終的な確定はまだ出ておりませんけれども、できるだけ早期の対策を行いたい、万全の対策を行いたいということで、本部会議を本日朝9時から開催を致したところであります。現在のところ周辺の農場や学校などから家きん類に異常があるという報告はありません。今後の対策に万全を期するということを会議で改めて確認を致しました。県としては関係機関と十分に連携、協力をして県の組織をあげて対応してまいります。養鶏農家の皆様、そして県民の皆様方のご協力をぜひお願いしたいと思いますし、また県民の皆様方には次の点についてお願いをしておきたいと思います。一つは鳥インフルエンザウイルスは通常では人には感染しないということであります。日常生活では手洗い、うがいを励行していただいて過度に心配をされることのないように冷静に対応していただきたいと思います。それから鶏肉や卵を食べることによって鳥インフルエンザウイルスが人に感染することはないとされています。この点でも冷静な対応をお願いしたいと思います。さらに鳥のふんが靴の裏あるいは車両に付くことで鳥インフルエンザウイルスが運ばれてしまう恐れがあります。野鳥や養鶏施設に一般の方は近づかない、近づき過ぎないようにしていただきたいと思います。また万が一、死亡した野鳥を見つけた場合は素手で触ることのないようにしていただければと思っております。こうした情報提供につきましては市町村への一斉通知そして県の広報媒体の組み換え等によって優先的に住民の皆様、県民の皆様方にお伝えしていきたいと考えておりますので、ぜひここにいらっしゃる皆様方におかれても県民の皆様方への状況の周知にご協力をいただければありがたいと思っております。
 それから2点目でございます。23年度当初予算の知事査定、現在行っている途中でございます。26日に行った知事査定で固まった内容につきましては、すでに警察本部の分ですがお知らせをしているところでありますけれども、順次お伝えをしていきたいと思います。全体につきましては2月7日(月曜日)の部局長会議で全体を正式に決定する予定にしておりますので、その段階で予算案全体についての概要を発表させていただきたいと考えています。よろしくお願いします。
 それから3点目でございます。3点目はドクターヘリの関係でございます。ドクターヘリにつきましては私の選挙公約で現在1機あるドクターヘリをさらに2機目の配備を検討すると、中南信地域に配備をすることで検討するということで申し上げてまいりました。ドクターヘリ配備検討委員会で専門的な見地からどこに配備するのが適切であるかということをご議論、ご検討いただいたわけでありますが、1月25日に2機目のドクターヘリの基地病院については信州大学医学部附属病院がふさわしいというご報告をいただきました。私も報告書を読ませていただきました。県民の皆様方に最も効果的な救急救命体制をどう構築するか、また病院機能を低下させずにドクターヘリを安定的に運航できる医療体制が取れるかどうか、さまざまな観点からご検討いただいたわけであります。この配備についてはさまざまな地域からのご要望もあるわけで、その点も私としては十分承知しておりますし、非常に、特に南信の皆様方からは強いご要望があるということは十分承知しておりますし、その思いについては私も同じでありますけれども、しかしながら現時点で配備先としては報告書の通り信州大学医学部附属病院を基地病院とすることに決定を致しました。これは信州大学医学部附属病院を基地病院とすることで、木曽地域あるいは大北地域においては治療開始時間が大幅に早まるということになります。また飯田、下伊那地域についても現在の佐久総合病院に比べて時間短縮効果が見込まれるところであります。さらに1機しかないドクターヘリであれば昨年度は34件、要請が重複したために出動ができなかったというケースがあるわけでありますけれども、2機目の配備によってこうした重複要請による出動不能ということはほとんど無くなるのではないかと考えております。そうしたことで私としては信州大学医学部附属病院への配備ということで今後の手続を進めてまいりたいと考えております。なお報告書では県に対していろいろ配慮するよう求められている点もございます。こうした点を踏まえて県として対応していきたいと思っています。特に私のほうからも南信地域への医師配置等については、積極的に関与して、さらに飯田、下伊那地域の医療体制が充実するように努めていきたいと考えております。ドクターヘリにつきましては平成23年度中の早期の運航開始を目指して、消防本部をはじめとする関係機関の皆さんと十分調整を行って配備をしていきたいと考えております。
 それから4点目でございます。これはメディアの皆様方からのご質問ですでにお答えしているところでありますけれども、これも私の公約上、副知事2人制、そして1名は女性副知事ということで県民の皆様方にお約束してきました。私は、現在は消費者庁の参事官をされていらっしゃる高田さゆりさん、通称加藤さゆりさんでありますけれども、副知事として選任する方向で現在調整をしているということであります。2月の県議会が近づいておりますので、私としては2月の県議会に議案を提案してご同意をいただける方向で考えていきたいと。議会の皆様方、県民の皆様方のご理解を賜りたいと思っております。
 それから5点目でございますが、信州型事業仕分けの仕分け結果の県民の皆様方への説明会であります。先般ここの場におきまして2月7日に予算案が確定したと同時に当日事業仕分けについてもご説明する機会をつくるということで申し上げましたが、ちょっと日程的な関係で、あと一般の県民の皆様方に平日の昼間お集まりいただくというのはなかなか難しいのではないかということも勘案して2月8日19時から県庁議会棟第1特別会議室で仕分け結果の県民説明会を開催したいと考えております。以前7日とお伝えしましたけれども、その点については訂正をさせていただきたいと思います。私はじめ総務部長、行政改革課長、財政課長、それから仕分け対象事業の担当課長が出席します。仕分け人の皆さん、県民委員、県内有識者、市町村関係者の仕分け人の皆様方には声をかけさせていただきたいと思いますし、一般の県民の皆様方にもぜひ参加をしていただければと考えております。
 それから6点目でありますが、精神科救急情報センター、県立こころの医療センター駒ヶ根に設置をしておりますが、ここでの相談時間を拡大させていただきます。緊急に精神科の医療を必要とされる方のために県立こころの医療センター駒ヶ根には現在、精神科救急医療センターがあるわけであります。現在も休日・夜間の電話相談を行っております。夜間は5時から10時まで、休日は9時から17時までという対応をしておりますが、2月1日からこの時間を24時間そして365日と、常に相談を受けるという体制にしてまいりたいと考えております。24時間体制でご相談に応じるということによりまして精神障害者の皆様方の地域生活での安定そして症状の重篤化の軽減を図ってまいりたいと考えております。ぜひご利用いただければと思います。
 最後7点目でございますが、県と市町村との協議の場の設置ということであります。これからますます地方分権を進めていかなければいけないと思っておりますし、まだ進み方のスピードは遅いとはいえ、少しずつ分権の方向に国全体もかじがきられているところであります。そうした中で県と市町村の関係というものも私はこれから本当に住民の皆様方に望ましい方向で変えていかなければいけない部分があるのではないかと思っております。県と市町村の役割分担の在り方あるいはこれは国に対して県と市町村で協働で取り組んでいくような課題、さらにはさまざまな新しい政策課題への対応等、本当に県と市町村が対等、協力の立場で話し合うべき課題は山ほどあると思っております。私はぜひ市町村の皆様方と対等な立場で、要望する側、される側ということではなくて一緒になって問題を提起して一緒になって取り組んでいくという関係をぜひともこれから強化していきたいと思っております。そうした考え方のもと、県と市町村との協議の場を設置したいということで、これから市町村長の皆様方に具体的にご説明をして、賛同を得られればそうした場をつくっていきたいと考えております。分権の時代にふさわしい長野県の県市町村の在り方をつくっていきたいと思っておりますので、また市町村の皆さんとお話しをして上で具体的なことができる段階に至った場合には詳細にご説明をしていきたいと思います。よろしくお願い致します。
 私のほうからは以上7点でございます。よろしくお願い致します。

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取材者からの質問

1 ドクターヘリの配置決定に伴う南信地域への医師配置について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 3点ほどありまして、1点は先程のドクターヘリの関係ですけれども、先程知事のほうから南信地域の医師配置に関して積極的に関与というようなお言葉がありましたけれども、これは個人としてというよりは県の施策的にですね南信地域への医師配置というかそれを誘導するような、そういった対策を打っていくというような理解でよろしいんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今回のドクターヘリの配置も検討会でもいろいろご意見があったと伺っています。大きな要因となったのはやはり地理的な問題、地理的にはどういうところが望ましいかというのとあわせて病院の体制面の検討というのもなされたわけでありますが、そうした中で南信地域の医療体制というのはまだまだ充実していかなければいけない部分があるということが今回の検討の過程でも出てきたのではないかと思っていますので、そうしたことも含めてこれは私自身も自ら行動していきたいと思っておりますし、組織全体でも医師の充実強化、あるいは地域的な均衡を目指して取り組んでいきたいと思っております。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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2 女性副知事の選任について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それから副知事の件ですけれども、消費者庁の参事官の加藤さん(高田さん)ですか、で調整をしているということで、今現行和田副知事さんいらっしゃって、和田さん確か県政全般において補佐されているような形になっていると思いますけれども、加藤さんが就任された暁にはですね、二人体制どのような住み分けといいますか、どんなイメージをされているのかお願いします。

長野県知事 阿部守一
 これは正式に議会の選任同意をいただいた上で考えていかなければいけない部分だと思いますが、これまでのご経験、あるいは得意分野というのがそれぞれ人間あるわけでありますので、そうしたものも十分勘案した上で考えたいと思っています。まずは議会のご同意をいただきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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3 県と市町村との協議の場について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 県と市町村の協議の場の関係なんですけれども、これまでも市町村長さんとかとの協議といいますか話し合いの場というのはいくつかいろいろな形でやってきたと思うんですが、先程対等、協力関係ということをおっしゃっていて、例えばここでお話されたことを今までのように言いっぱなしといいますか、伝える側ではなくて、どうやって合意事項と言いますか決定事項に意味を持たせていくか、例えば条例設置とかもしくは要綱でそういったルールを作るというのもあると思うんですけれど、ここでの合意事項をどういうふうにみんなの共通認識として固めていくかというその辺につての考え方はいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これは私と市町村長とが議論したときに、その結果をお互いに尊重していくというのは当然の話なので、そのことについて拘束力を持たせる仕組みを作る必要が必ずしもあるとは私は現時点では思っていないです。むしろ制度仕組みというよりは、新しく行わなければいけない課題はたくさんあるわけですけれども、なんとなく、これは共にそうだと思うのですけれども、この件についてお願いするとか、お願いしたりされたりということが多いのですけれども、これは県と市町村で一緒になって、時には共同して、時にはどちらかがしっかりと責任を引き受けてやっていくというようなことも必要な政策というのは多くあると思いますので、できるだけ広くかつ課題になったものそれから課題になりそうなものを含めて、検討議論を行えるような関係を私はぜひ作っていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 ありがとうございました。

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4 ドクターヘリの配置決定に伴う南信地域への医師配置について(2)

中日新聞 大平樹 氏
 ドクターヘリの関係なんですが、南信の医師の体制強化、知事ご自身も積極的に取り組んでいかれるということなんですが、今のところ具体的に何をするのかというお考えがあればお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 それはこれから行動していかなければいけない話でありますけれども、医療体制の充実、医師確保とかですね、そうした点において県としても十分な支援、サポートをしていく必要があるのではないかと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 この間健康福祉部長が南信のほうに行かれて医療関係者と意見交換というか報告をされた時には、医師が足りないという理由で体制が不十分だというのは、もともと医師を確保するのが先だというような話もあってですね、現状はそういう状況で、まあ現状を踏まえた上での対応だと思うんですが、ある意味バーターではないですけれども条件が付けられた形になっているかと思います。そういう意味でどのタイミングでいつまでに結果を出す、ヘリの配備運航は10月めどということになっておりますが、それまでに何らかの手を打たれるおつもりなのか、その辺のお考えはどうでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 条件が付けられたというか、県に対する要望事項ですので必ずしも今おっしゃったような前提条件ということではないと思っています。ただ、こうした医師不足というか体制が十分取れないという現状があるということが明らかになっているわけでありますから、その点については、これはいつまでということはないですけれども、私としては当然早急に対応を考えていく必要があると思っています。

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5 県と市町村との協議の場について(2)

中日新聞 大平樹 氏
 あと県と市町村の協議の場、これもどのタイミングで一番初めの会合を開きたいとかそういうお考えは、スケジュールは考えられていますか。

長野県知事 阿部守一
 これはご賛同、合意がいただければできるだけ早く開催をして、キックオフをしていければありがたいと思っております。

中日新聞 大平樹 氏
 例えば当初予算案の説明というような形、年度内で来年度こうしていきましょうみたいなことをイメージされているのか。

長野県知事 阿部守一
 私のイメージはそういう説明会とか要望とかというイメージではあまりないです。例えば「こういう予算組みました」というご説明するのにあまり時間取って、そういうことももちろん必要な場合もあると思いますけれども、むしろ具体的な県民が期待しているようなテーマについて一定の方向性をお互い相談しあって出していく形にしていきたいと思っていますので、私としては従来型の会議にならないように、これは市町村の皆さんにもお願いしたいと思いますし、私自身もそのように努めていきたいと思っています。

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6 県と市町村との協議の場について(3)

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 今おっしゃった協議の場のことはですね、これまでも県と市町村の関係の中ではですね、知事ご自身が副知事時代にもありました県と市町村の在り方検討会がありましたし、それから村井県政時代にもですね、ボイス81の地域政策会議、全体で市町村長さんとやられる会合があったかと思うんですが、そうした今までの会議も分権を目指していた、分権の在り方などを目指した点あったと思いますが、これまでとどういう形で変えることによってこれまでなかなか長続きせずに主だった成果を見いだせなかったものとの違いを出していくか、その辺りの今の時点でのお考え方を教えてください。

長野県知事 阿部守一
 成果はおのずとついてくるものだと私は思っていますけれども、一つは県と市町村の関係の在り方というのは、全国の自治体いろいろな動きがあります。新潟県と市は新潟州というお話もされていますけれども、私は長野県の県、市町村関係を見ていて非常に長野県小規模市町村が多いという特性があるので、私の公約の中にもいろいろ書いていますけれど、全国一律の地方自治制度あるいは日本全国一律の県と市町村の役割分担という時代ではどんどん無くなってくるだろうと思っています。そういう意味では一つは県と市町村の関係性の在り方というのは直ちに結論が出るということではないかもしれませんけれども、分権の時代における長野県の自治の在り方というのは市町村の皆様方と一緒になって考えていく必要があると思っています。それから、いろいろな個別のテーマがあります。例えば農業政策、TPP(環太平洋連携協定)との関係で農業農村の足腰を強化しなければいけないという問題意識は県も市町村も同じだと思っています。その時に県でどこまでどういうことをやって、市町村でどういうことをしていただくのか。あるいは逆に市町村としてはこういうことをするけれど県は何をするのかというような、しっかりとした意思疎通をしながら県と市町村が協働して取り組むことが、ひいては県民のメリットにつながると思っています。とかく県、市町村関係は要望をしたりされたりという感じで「これお願いします」とかお願いされます。そのときは「はいはい」と聞いていて、そのアウトプットについては次の予算のときにしか出てこないとか、そういうことになりがちでありますけれども、やはりもう少し重要な点についてはしっかりそういう協議の場において、こういう方向でやっていきましょうということを合意確認していきながら進めていくことがこれからの自治体行政にとっては極めて重要ではないかと。これ、国と地方の関係も全く私は同じだと思います。国と地方も今は国が制度を決めて後からこれは変えてくれとかって要望しているというのが自治体側の対応になってしまっていますけれども、国と地方の協議の場というものも本当は実質化されれば、そのような形ではなくてそもそも問題の所在から共有をして、国はここまでやるから地方はここまでやってよということを議論していくような場になっていってもらわなければ私はいけないだろうと思いますので、そういう意味で、そうしたことを長野県からまずは進めていく必要があると思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 今、県と市町村の関係の在り方を考えていくという話の中で知事ご自身も触れられましたけれども隣県の新潟県では、新潟県と新潟市の合併構想が発表がありましたけれども、長野県は県土の広さであるとか地域ごとの風土の違いなどありますから一概には比べられないかと思いますが、新潟県の構想についての所感とですね、長野県でそうしたことを考えられる可能性があるのかを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 新潟の構想の具体的な内容については、私は詳細を承知していないので具体的なコメントはなかなかしづらいのですが、私が横浜市にいた経験からすると政令指定都市と都道府県の関係はいろいろ問題があるだろうと思っています。ほとんど都道府県の権限はみんな政令市にいってしまっていますから、しかしそれでもなおかつ二層制が維持されているわけですから、そういう意味ではどちらの側から見てもというか、県側から見ても政令指定都市の側から見てもより改善したほうがいいと思われる点は私はあると思っています。
 横浜の場合は大都市制度研究会という名古屋市とか大阪市と一緒にやっていましたので、むしろ大都市特例というか、例えば韓国のソウル市みたいなところは二層制じゃなくて一層制になっているわけですから、そういうことが望ましいのではないかという議論をしていましたけれども、これからの自治制度の在り方というのを地域によって大いに議論していくというのは大変私は重要だと思っています。いつも地方自治法の改正で国が法律で決めて右へ左へということではなくて、むしろ地方の側がどういう関係、どういう地方自治制度が望ましいのかというのはやはり主体的に考えていかなければいけない時代になってきているということは間違いないと思います。そういう意味で、新潟と同じようなことを長野県が考えるのかと言われれば、そういうことはないと。長野県は政令指定都市がないわけでありますし、むしろ逆に先程申し上げたように小規模市町村が多い中で県としての役割の在り方、市町村との関係の在り方というのは、これは新潟県と新潟市、あるいは神奈川県と横浜市との関係とは極めて異なる側面が強いと思っていますので、そうした意味では同じような議論になるということではないと思いますが、少なくとも地方自治制度の在り方みたいなことを地域レベルでも考えていかなければいけないと思います。

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7 地域交通について

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 今この通常国会に政府のほうで交通基本法ということで、移動権の保障を今盛り込むか盛り込まないかということも調整が続いているようですけれども、そういった移動を保障するというか、そういった趣旨の法律の提出が検討されていると思いますけれども、この移動する権利ということについて知事は長野県、広い県土でもあって、今後地域交通等にも議論が影響してくることだと思うんですけど、この移動権を盛り込むか盛り込まないかという議論も含めて知事のお考えをお聞かせいただきたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 交通基本法の具体的な法案の中身は承知しておりませんが、私はどんどんお年寄りの皆さんの数が増えていく中で、そしてどんどん日本全体の人口が減っていく中で交通システムというのが今までと同じような形では維持しにくくなっているという現状があると思っています。そういう意味で新しい観点で交通の在り方、そして人間の移動の在り方を考えていくということは社会的な要請だと思っています。ただ移動権という、法律上書いたか書かないで世の中が直ちに変わるともなかなか思えないので、むしろ私は交通の問題についてはできるだけ地方に権限と財源を渡してもらって、より地域に身近なところで総合的な交通政策が考えられるようにぜひしていっていただきたいと思ってます。

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8 ドクターヘリの配置について

信越放送(SBC) 花岡晃子 氏
 ドクターヘリのことで重ねての質問で恐縮なんですけれども、知事が結論として信大病院への配置を決断されたのは一義的には委員会の報告を重視されたということかと思うんですけれども、あえて知事として報告書の中のどの点を重視されて今回のご判断に至ったのかということをもう一度教えていただきたいんですけれどもお願いします。

長野県知事 阿部守一
 どの点というか、全般的に報告書の趣旨を踏まえて私としてもその方向が望ましいという判断したわけでありますけれども、信州大学は大勢のスタッフがいるわけでありまして、現在の機能、要するにドクターヘリを配備することによってドクターヘリの運用に逆に人が取られてしまうわけですから、機能を低下させることなくドクターヘリの運航ができるという点はやはり信州大学に対する評価としては高い点ではないかと思っています。選定にあたってはいろいろな角度からの観点による議論がなされたわけでありますけれども、総合的に検討委員会、いろいろな方たちが専門的な観点からご議論いただいたわけでありますので、私としては基本的にはその考え方を尊重するということで当初から考えておりましたし、今回ご報告いただいた内容については私としても思考しうる内容でありましたのでそれを尊重して判断をさせていただきました。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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