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更新日:2019年1月6日

知事会見(平成23年(2011年)4月8日(金曜日) 11時00分~11時35分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 東北地方太平洋沖地震の被災地(岩手県・宮城県・福島県)への訪問、岩手県への県職員の派遣、栄村への支援、信州型事業仕分けについて

取材者からの質問

  1. 栄村への支援について(1)
  2. 県議会議員選挙について
  3. 被災地への訪問について
  4. 県中期計画について
  5. 信州型事業仕分けについて
  6. 岩手県への県職員派遣について(1)
  7. 栄村への支援について(2)
  8. 岩手県への県職員派遣について(2)

本文

阿部知事からの説明

1 東北地方太平洋沖地震の被災地(岩手県・宮城県・福島県)への訪問、岩手県への県職員の派遣、栄村への支援、信州型事業仕分けについて

長野県知事 阿部守一
 
おはようございます。それでは、本日の会見を始めさせていただきます。私のほうからは4点ほどお話をしたいと思います。
 まず1点目ですが、お手元に東北地方太平洋沖地震の被災地訪問日程というペーパーをお配りしているかと思います。来週の12日から13日にかけまして岩手県、宮城県、福島県を訪問させていただきまして、私からお見舞いをお伝えしたいと思います。また、県から人的応援あるいは支援物資の輸送などを行っているわけでございますけれども、今後、被災地の皆様への支援というものが必要になってくると思っています。そうした今後の対応についても現地の知事の皆さんと意見交換して、地元の状況を十分踏まえた上で対応していきたいと思っております。また、長野県の県民の皆様方も先般、県民共同宣言ということで関係団体とともに栄村も含めて被災地、被災者の支援を行っていくという宣言も出しましたが、そうした長野県の皆さんの温かい思い、そして強く早期の復旧、復興を願っているという思いも被災地の皆さんにお伝えしたいと思っています。岩手県庁、大槌町、石巻市、塩釜市、そして、被災された現場もできる限り伺いたいと思っておりますし、原発の周辺市であります南相馬市の市役所にもお伺いして、桜井市長、昨年飯田市で開催した「全国定住自立圏サミット」を開催した時に南相馬市長がお越しになっておりました。その時の御縁もあって、震災後、何度か電話でお話をさせてもらって、現地の状況も聞かせていただいておりますし、私ども長野県としての被災者の受け入れ態勢等についてもお伝えてしてきているところでありますけれども、今回、直接お目にかかっていろいろとお話をさせていただきたいと思っています。1点目は以上でございます。
 2点目でございますが、これも資料をお配りしていると思いますけれども、避難所等の支援活動のために、岩手県に県職員の派遣をしたいと考えております。併せて資料はありませんが、救援物資の第6次分ということで、来週の月曜日に岩手県に向けて支援物資を発送したいと思っております。今回、岩手県への職員派遣は5名編成で計10名と考えておりますが、現地の避難所等の人手が足りていないという状況もあるようでございますので、避難所等の支援ということで、県職員を派遣したいと考えております。それから、救援物資につきましては、企業等のご協力を得て、今回、りんごジュースでありますとか、おみそでありますとかを発送したいと思っています。JA長野県グループあるいは農事組合法人 東御市農産物加工組合、安曇野スタイルショップ、松川村みそ生産組合、(株)丸正醸造の皆さんのご協力で物資を運んでいきたいと思っています。また、高原急配グループからのお申し出で、車いす10台も支援物資としてお届けをしていきたいと考えております。
 それから3点目でございますが、資料がなくて恐縮でございます。栄村の関係でございます。先般、私も2度目の被災地、栄村の避難所の皆さんのところへお伺いして、被災者の皆さん、村長、議長とも意見交換をさせていただきましたけれども、やはり、ふるさと栄村を何とか復興したいという中で、なかなか今後の展望を築く上で、ベースの情報が不足しているという思いを私は大変強く受けました。今、現在、村にも県から職員を派遣してできるだけきめ細かく村の皆さんの思いを把握して、県としてできる限りの対応をしていきたいと思っておりますけれども、どうしても行政の対応というのは、それぞれの組織ごと、縦割りということに対応がなりがちなところもあって、長野県全体としての考え方、スタンスというものが十分伝わりきれていないというところもあるんじゃないかと思います。そうした中で、栄村の震災復旧、復興については関係部局と連日、いろいろな議論、検討をしているところでありますので、そうした県としての今後の栄村支援の方向性というものをきちんとまとめて、村民の皆様方、栄村の皆さんにお示しをしていきたいと思っています。県としての全体像、これは走りながら、現在進行形ということもありますし、また、東日本大震災の関係で、国の大きな枠組みが必ずしも明確になっていない部分もありますので、現時点での支援方針ということにならざるを得ないと思いますけれども、来週を目途に県としての栄村の支援方針を各部局トータルな形でお示しをしていきたいと思っております。県としての方向性をお示しすることによって、村としての取り組みの加速もしていただけると思いますし、被災された村民の皆様方にも、お一人おひとりの生活設計、あるいは事業の設計というものに役立ていただけるようなものをお示ししていきたいと思っています。それが3点目でございます。
 4点目ございますが、これは資料をお配りしていると思いますが「信州型事業仕分け」今年度本格実施をしてまいりますが、事業仕分けの対象事業について県民の皆様から公募、募集をさせていただきたいと思っております。そこの資料に記載してありますように県内在住の皆様方から身近なところで見直してほしいと考えている事業、あるいはやり方を変えた方がいいのではないかと思っている事業について、どんどんご提案をいただきたいと思っています。募集期間は4月8日から5月9日までの1ヵ月間という形であります。昨年のパイロット事業の時は、やや全体のスケジュールがタイトな中での県民意見の公募ということで1週間程度しか時間が取れなかったわけでありますけれども、今回は1ヵ月ございます。できるだけ多くの県民の皆様方から積極的なご提案をしていただきたいと、県民の皆様方と一緒に取り組む、一緒に実行する事業仕分けにしていきたいと思っています。私のほうからは以上でございます。

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取材者からの質問

1 栄村への支援について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 先程の栄村の支援方針の関係で、生活設計、事業設計に役立てるものを示していきたいということですが、これは具体的に、例えば資金的な援助とか融資制度とかそういった細かいものも含めたトータルなものが出てくるというイメージなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 基本的にはそういう方向で考えています。基本的にはというのは、非常に災害の分野は多岐にわたります。例えば個人の生活支援の問題もあれば産業方面での支援の話もあれば公共施設の復旧の話もあれば、非常に多岐にわたるものですから、項目はこういう項目と、個々の具体的な支援制度、現行制度とあるいはこれから長野県としてこうしていこうという制度もできるだけ分かりやすくお示ししたいと思っていますけれども、それは一覧の紙にすると非常に大量になって逆に見づらかったりするので、こういう部分の詳細は別途みたいな形にはならざるを得ないと思いますけれども、できるだけパッケージとして全体像をお示ししたい。住民の方にご覧いただいて分かりやすいものにしたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 一方で財源の担保というのは、それまでに大体内部で詰めていくような感じですかね。

長野県知事 阿部守一
 財源の担保というか、最終的には予算を伴うものについては補正予算を組むなりして対応しなければいけないと思いますけれども、しかしながらこれから例えば、栄村で住宅を失われた方に関して言えば、どういうところに自分は住んでいこうかと、例えば公営住宅あるいは自分で住宅を再建するか、そういったいろいろな選択をされるときに行政としての支援の枠組みというかですね、方向性が見えていなければなかなかご判断いただきにくいと思いますので、現時点でお示しできるものは最大限お示ししていきたいと。ですから、さっき言ったように現在進行形の国の支援策という部分もありますので、その方向で検討をしたいとかですね、あるいはいつ頃を目途にこうしたいとかですね、そういう表現にならざるを得ない部分もあろうかと思いますけれども、できるだけわれわれが現時点で、各部本当に一所懸命栄村の皆さんの立場に立って議論、検討をしてきてもらっていますので、そうしたものをお示しをしていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。あと昨日、栄の村長さん上京されたときにですね、総務大臣等々からいわゆる復興の基本法に関してですね栄村も同等というような対処というようなこと、閣僚からはそういうコメントが少し出てきているようなんですけれども、改めて国の枠組みと栄村の関係について知事から求めることについて聞かせていただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 私も今回、昨日は一緒に伺えなかったですけれども、私の名前での要請も一緒に東京事務所のほうで東京事務所長が回ってお渡しをさせていただきます。その中でも今回の栄村の被災地、被災者の支援については東日本大震災で講じられるものと同様な措置をぜひとってほしいという要請をさせてもらっています。とりわけ住宅の再建とかがれきの処理とかそうした部分については、東日本の大震災、津波で家を失われた皆様方と同じような対応をぜひ政府として取っていただきたいと思っています。

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2 県議会議員選挙について

テレビ信州(TSB) 塚本夏希 氏
 あさってに投票日がせまっています県議会議員選挙についてお伺いしたいんですけれども、今回の選挙は阿部知事が就任してから初めての県議会議員選挙ということで、有権者の県民の方にはですね、どんなことを考える選挙、何を選ぶ選挙というふうに考えてほしいかという点をお伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 有権者の皆様には、これはやっぱり自分たちの思いを託する代表者を選ぶわけですから、ぜひまずは積極的に投票してもらいたいと、ぜひ多くの方が投票所に足を運んでいただきたいと強く願っています。その上で各候補者、いろいろなそれぞれの訴えを県民の皆さんにされているわけですので、そうした訴えを県民の皆様方がどう思ってどう判断されるかというのがこれから県議会での主たる争点、論点になってくると思いますので、私は知事の立場として県民の皆様方が新しく選ばれる代表者、県議会議員の皆様方と県民全体のためにしっかりと議論していきたいと思っています。いろいろな争点があると思いますし、私の立場で言えば例えば災害対策、栄村、東日本大震災、いろいろやっていますし、これから長野県としての災害対応っていうのは議会の皆様方とも一緒になって考えていかなくてはいけない分野だと思いますし、それから何度も申し上げていますけれど、まさに今年は新しい長野県のビジョンを考えていく年でもあります。当然議会の皆さんのお考えも十分お伺いしながら考えていなかなければいけませんので、そうした中長期的なビジョンというものもぜひ候補者の皆さんには住民の皆さんにしっかり投げかけていただきたいと思いますし、県民の皆様方の声をですね、議会の皆様方、新しい視点で反映されていらっしゃると思いますので、しっかりと前向きな議論をお互いできるように私としても務めていきたいと思っています。

テレビ信州(TSB) 塚本夏希 氏
 もう1点、県議選に関係して伺いたいんですが、2月の県議会の中で阿部知事は各候補との距離感というのは等距離で望むということをおっしゃっていたと思うんですけども、候補の中には激励のメッセージを送られていたりとか、ツーショットの写真でパンフレットを作っているような候補もいらっしゃるようなんですけれども、そういった激励のメッセージですとかはどういった基準で各候補の方にやっていらっしゃるのかということと、あと84人、今回立候補しておりますけれどもそのうちの何人くらいの方にそういったメッセージですとか支援とは言えないんですけれども、そういった応援というような形を取っていらっしゃるのかお伺いしたいんですけれども。

長野県知事 阿部守一
 私のほうから積極的に個々の方々、どなたを応援するということはありません。メッセージだとか写真だとかは、県議会の皆さん方とはいろいろなところで一緒に写真を撮ったりしていますので、その利用のされ方について個別に私の方では必ずしも把握はしていません。通常の議会活動としてこういうことをやってるという中でお使いになられている方もいらっしゃるだろうと思いますし、そこまで私のほうで個別には関与はしていません。メッセージにつきましては私としては議会の場でも申し上げていますように、県議会の皆様方とはやっぱり県を良くしていこうという思いで同じ考えだと思っていますし、それは候補者の皆さんも同じだと思いますので、私のほうから積極的に取捨選択しているというよりは、むしろご要請があった方にはできるだけ私の思い、県政に対する私の考え方を踏まえてメッセージをお出しするという形で対応していると思います。

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3 被災地への訪問について

中日新聞 小松田健一 氏
 来週の知事の被災地の訪問ですが、3県の知事さん市長さん、限られた会談の時間の中でどういった点を中心に意見交換をされるのか、あと県としてどういった支援をするというようなことをお話になるのかどうかその辺を確認させていただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 まず一つは、まだ被災地の必ずしも復興の方向性っていうのが明確になっていない部分が多いと思いますけど、われわれ栄村を長野県の場合はまずは第一に考えていかなければいけませんけれども、しかしながら長野県全体としては正常に機能している中で、どういう支援が本当に効果的なのかというところをトップの知事の皆さんからぜひ直接伺って、長野県としての対応を考えたいと思ってます。それからもう1点は、この場でもお示ししていますけれども被災者の避難の受け入れを長野県、各市町村あるいは旅館、ホテルの皆さんの協力も得て枠組みを作っていますので、これはそれぞれの被災地のいろいろな事情だったり、気持ちの問題もあると思いますけれども、必要なときには長野県としてはしっかりと万全の態勢で受け入れる用意があるという点についてお伝えをしていきたいと思っています。

中日新聞 小松田健一 氏
 もう1点確認させていただきたいのですが、まだ現地は交通機関が完全に復旧していないのですが、岩手は空路で入られるご予定ですか。

長野県知事 阿部守一
 途中まで、新幹線でいけるところまで行って、その後、車ですね。

中日新聞 小松田健一 氏
 現地で車をチャーターされる・・・

長野県知事 阿部守一
 こちらからの車ですね。

中日新聞 小松田健一 氏
 分かりました。

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4 県中長期計画について

中日新聞 大平樹 氏
 先程、中期計画のお話ちょっと触れられたんですが、今回の大震災の影響っていうのは、県内に影響が明らかになっているものもあるのですが、これから影響がどれくらい波及してくるのかちょっとまだ不透明な部分もあります。その中で見直し、新しい計画の策定っていうものにこの震災の影響っていうものを当然、踏まえたものを策定されると思うんですが、以前にも前倒しっていうことを表明されていますが、その辺との今回の震災の影響との勘案とはどういうバランスを取っていかれるおつもりなのか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 今回の震災の影響であるとか、今回の大震災から見えてきた課題とかそうしたことについては十分踏まえて計画を考えていく必要があると思っています。一つは財政的にも、今回の大震災で国の予算の枠組みっていうものが恐らくはかなり影響をしてこざるを得ない部分があるのではないかなと思いますし、それから今回の震災でいろいろなことが見えてきたと思っています。人と人とのきずなの大切さとか、あるいはいざ例えばこういう震災になったときに本当に地域間、あるいはコミュニティ同士のつながりがあるところの支援、応援っていうのは非常に迅速にいく場合もあると思いますし、あるいは水だとか食べ物だとかっていうのはある意味でお店に行って売っているのが当たり前という生活にわれわれ慣れていましたけれども、改めてそうした水、食料、生きる上で必要なものの重要性っていうのが見直されてきていると思いますし、さらには原発の問題もあって、これからのエネルギーのあり方をどうするかという、さまざま今回の東日本大震災を契機に、潜在的にはそうした絆の大切さとか水だとか食料の重要性だとか、そういうことは潜在的には多くの人が感じられていたと思いますけれど、そうしたことがある意味では顕在化したと思っています。今回の計画、長野県として作るにあたっても、そうした状況は十分反映させていかなければいけないと思っております。今後どういう形で、議会の皆さんのご意見も聞かなければいけませんけれども、私としては拙速に取り組むよりは、むしろそうした状況の反映も視野に入れてですね、考えていく、取り組んでいくことが必要ではないかなと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 すみません、今の話は、ある意味前倒しはちょっと難しいというような手ごたえでいらっしゃるのか、結論というのは審議会のほうに議論はゆだねていると思うのですが。今の時点で、やはり前倒しというのはちょっと難しいかなという感じでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 前倒しというか、計画策定時期については、私はできるだけ早くということを申し上げてきています。いつまでという形では申し上げていないのですけれども、できるだけ早くというふうに申し上げてきていますけれども、今回の大震災を受けてさらに社会経済状況は未来に向けて変化をしていくだろうと思っていますので、そうした点についても十分視野においてですね、検討していかなければいけないだろうと思っています。
 今後はどういう形、スケジュール等どうするかというのは、これからの議論でありますけれども、少なくとも私としては今回の震災から見えてきたものについても、やはり十分ですね、反映していくことが必要だと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 分かりました。

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5 信州型事業仕分けについて 

中日新聞 大平樹 氏
 あともう1点、事業仕分けなんですけれども、大震災の影響で国の経済の状況というのは、これから大きく、どこまで影響が及ぶのかまだ不透明な部分もあります。その中でもやはり信州型事業仕分け、今年度もやはり必要だというふうなお考えには変わりはないでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そういう中でっていうのは。

中日新聞 大平樹 氏
 要するに国全体の状況というのは大きく変化しています。改めて事業仕分けの重要性というか、何を狙ってこの状況の中で、どんな事業仕分けを行うというふうにお考えなのか。

長野県知事 阿部守一
 事業仕分けは、私は単に予算削減をするための手段ではないと再々申し上げていますし、県民の皆さんに県政に参加していただく一つの重要な機会だと思っています。そういう意味では、今年度の事業仕分けについては、これまでの考え方どおり行いたいと思っていますし、先程申し上げたように、パイロット事業のときは、県民の参加の仕方もやや事業提案の募集時期も短かったとかですね、あるいは事業数も限られた中で仕分け人として参加いただける方も少なかったりとかという形であったのですけれども、今回判定人方式でかなり多くの方にもご参加いただける形にもなりますし、事業提案の期間も1ヵ月取っておりますので、できるだけ多くの皆さんに参加をしていただきたいと、そういう中で県民主権の長野県と私申しておりますけども、県民の皆さんと一緒になって事業のあり方というのを考える場にしていきたいと思っています。

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6 岩手県への県職員派遣について(1)

共同通信 水内友靖 氏
 岩手の大槌のほうへの職員派遣なんですけども、職員の方各部局から選抜された職員10名ということなんですが、何か専門性を持った方というよりも、避難所で人手の足しにするというイメージなのか、その辺ちょっとお聞かせ願います。

長野県知事 阿部守一
 専門性を持っているわけではないです。今現在、例えば医師、保健師等の派遣を行ったり、あるいはこれまでも災害復旧の関係の技術者の方たちを派遣してきたりしてますし、これから児童福祉司あるいは獣医師、それからさまざまな土木の関係の技術者、そういう人の派遣が必要になってくると思っておりまして、そういう準備もしておりますけれども今回は避難所支援ということで特段専門的な職種ではないということであります。

共同通信 水内友靖 氏
 確認ですけれども、10名が1次隊ということでよろしいですよね。2次隊がまた別に人を派遣するということですよね。

長野県知事 阿部守一
 1隊5名で2隊、計10名ということです。

共同通信 水内友靖 氏
 2次隊含めて10名ということですか。

長野県知事 阿部守一
 ちょっとそれは危機管理部のほうから。

危機管理部消防課企画幹 中沢清
 1隊が5名でございます。5名で1回参りました後でもう1隊5名、合わせて10人ということでございます。

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7 栄村への支援について(2)

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 栄村のですね、件で、特に住宅の面でお聞きしたいのですけれども、例えば県がですね、直接村営住宅などの面で、直接県が資金面などで手を差し伸べたいのですが、制度上ですとかあるいは法律上の問題で、出来ないとかというような制約がもしあるようでしたら、具体的に教えていただきたいのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 法律上の制約。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 お金を出せないとか、村営住宅の建設になんか出せないというような、もし、そうした制度上の何か。

長野県知事 阿部守一
 お金を出せないっていう制約、例えば、災害救助法を適用するときに施行細則とかでいろいろ決めたりしてますけれども、今回の栄村の災害に対しては、私はできるだけ村なり被災者の皆さんの意見を聞きながらですね、柔軟に対応していく必要があるだろうなと思っています。必要があれば、細則等の見直しも行わなければいけないだろうと思っています。

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8 岩手県への県職員派遣について(2)

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 あともう1点。岩手県への職員の派遣の件なんですが、非常に寝泊まりなども厳しい環境になるかと思うのですけれども、職員の方にはどんなことを期待して送り出したいと思ってらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 釜石合同庁舎で雑魚寝っていう形になるのかな。非常にある意味では被災地の支援ということですから、通常の環境とは異なった状況の中で取り組んでもらうわけであります。
 私としては、これはまず被災地、県政全般に私は常にそう思っていますけれども、相手の立場に立ってですね、温かい心を持って、被災地、被災者の皆さんの支援をぜひしてきてもらいたいと思っています。そして、長野県もいろいろな意味でこれから災害が発生する可能性というのは当然あるわけでありますから、そうした被災地での経験をですね、ぜひ今後の県政に生かせるようにしていってもらいたいと思っています。

信越放送(SBC) 上條道哲 氏
 ありがとうございました。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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