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更新日:2019年1月7日

知事会見(平成23年(2011年)5月13日(金曜日) 11時00分~11時40分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 県北部地震発生から2カ月、浜岡原子力発電所の停止を受けて、屋代高等学校の訪問、県立こども病院公開講座について

取材者からの質問

  1. リニア中央新幹線について(1)
  2. 省エネルギー・自然エネルギー推進本部について(1)
  3. 部局横断組織について(1)
  4. 県立短期大学のあり方について
  5. リニア中央新幹線について(2)
  6. 省エネルギー・自然エネルギー推進本部について(2)
  7. 臨時県議会について
  8. リニア中央新幹線について(3)
  9. 部局横断組織について(2)

本文

阿部知事からの説明

1 県北部地震から2カ月、浜岡原子力発電所の停止を受けて、屋代高等学校の訪問、県立こども病院公開講座について

長野県知事 阿部守一
 おはようございます。5月13日の会見を始めさせていただきたいと思います。私の方からは4点お話をしたいと思います。
 まずは栄村を中心とする長野県北部地震発生から2カ月たったわけであります。連休中5月5日に仙谷官房副長官にも現地をご覧いただいて、われわれの方からも政府に対してはかねてから栄村に対して、あるいは周辺地域に対して東北地方太平洋沖地震の被災地域と同様の対応をしていってほしいということをお話をしてきてまいりましたけれども、仙谷副長官も現地をご覧いただいて、栄村の復興支援、日本全体で邁(まい)進していきたいということを言っていただきました。具体的にも、特別財政援助法等でも、長野県栄村も東北地方と同様の取り扱いをしていただいておりまして、これからも栄村に対してはまだまだやらなければいけないことが多くあるわけでありますので、政府の支援もできる限りいただきながら、県としても村としっかり連携、協力しながら取り組んでいきたいと思っています。皆さんの方に資料としてお配りしてあるかも知れませんけれども、栄村で応急仮設住宅、全部で55戸建設をしているわけでありますけれども、北野天満温泉の5戸については、5月13日、今日ですね完成をするということで、速やかに入居の手続きを行っていきたいと思っております。それから、5月14日の土曜日に私も栄村の方にまたお伺いさせていただきまして、村の島田村長とも一緒にですね、村民の皆様と一緒に栄村の復興を考える場としての「栄村の復興を考える会」というものを開催致したいと思っております。過疎地域、そして豪雪地域なおかつ高齢比率が約半分という栄村の復興、復旧をどうしていくかということはこれからの日本全体のですね、中山間地の災害復興モデルともなり得るものだと思っていますし、そういう形にしていかなければならないと思いますので、まずは村の皆さんと一緒になってですね、どういう形で復興、復旧を目指すのかということを一緒になってですね、いつもいろんな所で申し上げていますけれども、あちら側こちら側とか要請をする側、伺う側ということではなくてですね、考える場にしていきたいと思っております。
 2点目でございますけれども、浜岡原子力発電所の停止という中部電力の方針を受けまして、5月10日に長野県として省エネルギー・自然エネルギー推進本部を立ち上げました。これから各部局それぞれの分野における省エネルギーの取り組み、あるいは、自然エネルギーの普及、拡大の方策、そうしたものを検討していきたいと思っています。当面、10日に開催した段階では今日も私はネクタイを外させていただいておりますけれども、サマーエコスタイルキャンペーン、これは5月10日から10月末まで、例年より期間を長くしてですね、取り組んでいくことに致しております。それだけではなくて、今後、経済団体の皆さんあるいはNPOや県民の皆さんの声を広く伺って、長野県全体の知恵を出しながら、省エネルギー、省電力に努めていきたいと思っています。それとの関連で、本日の3時から経済4団体の皆さんとの意見交換会を行いたいと思っております。主たるテーマは、浜岡原子力発電所の全面停止への対応ということで、エネルギー関係の問題について、意見交換をしたいと思っていますけれども、併せて、震災関連での経済動向、今後の経済政策のあり方、そうしたものについてもご意見を伺えればと思っております。
 それから、3点目でありますけれども、来週になりますが、18日の水曜日、屋代高校を訪問させていただいて、生徒の皆さんと懇談を致したいと思っております。私の基本政策の中にも、できる限り子どもたちと交流する機会を作りたいということで、書かせていただいていますけれども、こうした公式の形で学校を訪問して意見交換をするというのは今回が初めてになります。大学生は信州大学の医学部との学生との懇談は致しましたし、学校を見学に行ったということは何度かございますけれども、子どもたちと一定の時間を取ってですね、意見交換させてもらうのは今回が初めてと、これをスタートに小学校あるいは中学校の皆さんとも行っていきたいと思っています。私としては、教育現場の実態を直接拝見するということと、併せて、これからの長野県の将来を担う子どもたちがどういう思いで、どういうことを考えているのかということをぜひ、聞いてきたいなと思っています。屋代高校、文科省からスーパーサイエンスハイスクールに指定されているということでもありますので、理科の授業についても参観、見学をさせていただきたいなと思っております。3年生の皆さん、政治経済の時間にお邪魔して意見交換をいたしたいと思っています。
 それから最後4点目でございますけれども、お知らせでございます。焼き肉店での食中毒を契機としてさまざま食肉の衛生管理の問題等の議論がされているわけでありますけれども、5月21日、土曜日、午後1時から県立こども病院の公開講座ということで「子どもを食中毒から守る」という講座が開かれます。県立こども病院が会場でありますけれども、溶血性尿毒症症候群と腸管出血性大腸菌O111についてあるいは食中毒予防への行政のかかわり、あるいはご家庭での食中毒の予防方法等々について、医師あるいは行政機関からいろいろなお話をするという場をつくりますので、参加無料でございますので、ぜひ大勢の皆様方にお越しいただければありがたいと思っております。私の方からは以上でございます。

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取材者からの質問

1 リニア中央新幹線について(1)

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 昨日、交通政策審議会小委員会からリニア中央新幹線の答申が出まして、知事の方からもコメントを出していただいたのですが、その中で一つの区切りということで県としてもこれを尊重すべきと考えているということなのですけれども、これを機にこれまで保留していらっしゃったJR東海との協議もですね、早急に進めたいというような、協議といいますか面会かも分かりませんけれども、その辺はどのようなお考えでいらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 昨日、交通政策審議会としての答申がとりまとめられたということで、私としては一つの大きな節目、区切りだと思っております。長野県としては、県全体にとってできる限りの効果が及ぶように、メリットが最大になるように引き続き努力していきたいと思っておりますが、JR東海との話というのは、まだ最終的な方向性が必ずしも明確ではないということで、そういう段階でお会いするのはいかがかということで、お断りをしてきた経過がありますけれども、今回答申が出されて国としても答申を尊重して進めていくということで伺っておりますので、そうした観点で、長野県あるいは地域との国なりあるいは建設主体との十分な連絡調整が必要だと思っております。そういう観点でJR東海の山田社長と5月16日、来週お会いをするということにしたいと思っております。まずはJR東海としての考え方をお伺いするというところから始めさせていただきたいと思っております。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 その面会なのですが、一つは昨日伊那とか飯田とか沿線の地域の首長さんからもまず知事がJR東海の社長とお会いする前に自分たちのスタンスもお伝えしておきたいというような声も上がっておりますけれども、それはどういうお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私としては、長野県としてこれまでもさまざまな議論がありましたし、それぞれの地域のいろいろなご意見があるということは大前提であります。従いまして、先程言ったように今回お会いして私の方からどうだこうだということより、まずはJR東海としての考え方というものをお伺いしたいと思いますし、私の方からはまさに今ご質問があったように長野県の各地域いろいろな意見があるわけでありますし、これから事業を進めていくうえでは、やはり地域の考え方とか意見というものをJR東海としても十分くみ取った上で対応していっていただく必要があると思っておりますので、特にそうした点については強く申し上げたいと思っています。ですから各地域の皆さんのお考えというものについても、もちろんJR東海に対して直接お伝えをしていっていただく必要があると思いますし、私の方も十分お伺いをする機会はこれからつくっていきたいと思っていますが、JR東海としてのこれからの進め方とか考え方とか、そういうことを県としてしっかり把握をしておかないと、逆にさまざまな地域のお考えなり声というのを反映しづらくなってしまってはいけないと思いますので、そういう意味で今回お会いするということで考えているところでございます。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 今、JR側の考え方もしっかり把握しておきたいというお話なのですが、これは、僕が聞くところによりますとJR側もかなり秋とか冬の環境アセスに向けたスケジュールがタイトになってきているというようなことで、先方との十分協議時間を確保するというようなそういう狙いもあるというふうに考えてよろしいんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 JR東海の年頭に置いているスケジュールについては、私はまだお伺いしていませんので、そこのお考えについてはまずはよくお聞きしたいと思いますけれども、地域の声なり考え方というのをやはりこれからは事業主体となっていくJR東海にしっかり伝えていくということが必要だと思っています。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 ちょっと追加ですみません。最終答申の付帯意見にも盛り込まれておりますJRとか国とか県、地域が入った検討の場というものがありますけれども、この辺の見通しと、それからこういうものにぜひ地域とすれば、地元とすればしていきたいという、改めてここの場に込められる期待と今回区切りになったものですから今後県内の総合的な交通体系というものは県としても主体的に構築していかれるかどうかというあたりをお願いします。

長野県知事 阿部守一
 国あるいは建設主体、交通事業者、沿線自治体そうしたものが一緒になって地域の交通体系を考える場ということで、検討の場を答申の中に盛り込んでほしいということで、かねてから要望してきたところですけれども、今回そうした方向性が取り入れられたと言うことで一歩前進しているなと思っています。ただ今後それを具体化していかなきゃいけないわけでありますので、私としては国に対してもこの答申を踏まえてできるだけ早くこうした場をつくるということを求めていきたいと思いますし、その中で今回のリニア中央新幹線だけではなくて周辺の鉄道とかバスとかそうしたもの全体を含めた利便性の高い交通体系のあり方というものについてその場でしっかりと議論をしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 昨日松本市の担当者の方からなんかは、やっぱり県がリーダーシップを取って今後の交通体系のあるべき姿を示してほしいというような声も僕らお聞きしているのですけれども、その辺については知事はどうお考えでしょう。

長野県知事 阿部守一
 広域的な交通体系の話でしたら、当然県がやっていかなければいけない話だと思います。

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2 省エネルギー・自然エネルギー推進本部について(1)

中日新聞 大平樹 氏
 10日に省エネ・自然エネルギー推進本部ができまして、これでまず初めに伺いたいのは県として持っている部局横断的な組織というのはいくつになっているのでしょうか。何本部になっているのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 部局横断的な組織というのはいろいろな組織でなんとか会議とかなんとか委員会とかですね、いろんな部局横断で作っている会議体とか委員会とかさまざまあります。本部という形で名づけているものを数えると13あって、例えばBSEの対策本部とか口蹄疫の防疫対策本部というのは例えば発生時に開催するとかですね、そういうものも含めて今言った13という状況です。

中日新聞 大平樹 氏
 この間の自然エネルギー・省エネ推進本部なんかは各部長がほぼ全員入っていて、部局長会議でもできないのかというふうにも思ったりもするのですが、その辺の考えはどうでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これは県として何に重点を置いて取り組んでいくのか、通常の部局長会議でいろんな報告事項とか決定とかやってきていますけれども、私は例えば一定の期間集中して、特定のテーマに向かって検討、審議あるいは実施していく場としての本部の設置というのはやたらと作るということは、これは逆に弊害があると思いますけれども、しかしながら例えば県民の皆さんからご覧になったときに長野県はいったい何に力を入れて取り組んでいくのかということを示していく、あるいは本部の下に幹事会みたいなものを作ってやったりすることもありますので、方向性の議論を短期間でしっかり行っていくというような場合にあっては本部を設置していくということも有効な手段だと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 今のお話だとある意味、本部を設置することでメッセージ的な意味合いが強いということなのですか。

長野県知事 阿部守一
 政治的な意味合いということだけではなくて、私、常に言っていますけれども、組織はすべて縦割りですよね。前提として縦割りで、しかしながらこれだけ複雑多様化してくると縦割りでは対応しきれない業務が増えていると。それは通常の業務の中でもできるだけ縦割りの壁を無くして連携協力してもらうということが重要だと思っていますけれども、例えば今お話があった省エネルギー、自然エネルギーこれは各部あげて取り組んでいってもらわなければいけないわけで、本部を作るということによって各部の意識をしっかりとそこに向けてもらって取り組んでもらうと。本部会議の場で各部の取り組みを報告してもらったり、議論するわけでありますからそういう場としての本部というのは私は政治的な意味合いだけでなくて、実際的な意味合いとしても必要だと思っています。

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3 部局横断組織について(1)

中日新聞 大平樹 氏
 関連してなんですけれども、19日にある野生鳥獣対策本部なのですが、これはこれまでは本部長は和田副知事だったと思うのですが、今回、新年度になって知事が本部長に変わられた。これ狙いはどういうところにあるのか説明いただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 鳥獣被害の話は、私は長野県にとっては極めて重要な課題です。これは市町村の皆さんと懇談しても必ず出てくるテーマでありますし、それから私が経験した県議会のたびごとに必ず出てくるテーマであります。そういう意味で私自身もある意味で中心になって、責任感をしっかり持って取り組んでいく、そういうことで私を本部長にして開催するということにしたところであります。

中日新聞 大平樹 氏
 逆に言うと和田さんには任せておけないということなのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そういうネガティブな意味じゃないです。いろいろ部局横断的に取り組まなければいけない課題はさまざまあるわけですけれども、やはり私自身は県民の皆さんから直接負託を受けて仕事をさせていただいているわけでありますから、それは県民に対しての説明責任とかあるいは私自身が県民の皆さんから直接頂いてきているような意見とかですね、そういったものを鳥獣被害の問題っていうのは農業の問題だけに関わらず森林政策であったり、あるいは自然環境の問題であったりですね、かなり多くの分野に実は影響があると。先般もあるところに行きましたら、鹿の問題で高原植物が失われてしまっていると。観光にとっても影響があるとかですね、自然環境にも影響があるとかそういうお話もありますので、狭い意味での農業の問題ということだけではなくて、より広範囲にしっかりと考えていく必要があると思っておりますので、そういう観点で野生鳥獣対策本部については私が先頭に立って取り組んでいくということにしたところであります。

中日新聞 大平樹 氏
 
分かりました。

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4 県立短期大学のあり方について

中日新聞 大平樹 氏
 すみません、長くなって恐縮です。最後に1点だけ。短大、県立短大のあり方の検討会、これ、だいぶ長いこと議論が続いているのですが、県としての方向性というものをどのタイミングまでに出すということは、今の時点でお考えはあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私としては、いたずらに議論を先伸ばしすることなく、方向性を委員会で取りまとめてほしいと、取りまとめるようにと考えていますし、そういう話をしているところであります。

中日新聞 大平樹 氏
 具体的なデッドラインというのは、特に決めていないということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 行政のタイムスケジュールみたいなことを考えれば、年度単位で仕事が回っているわけですから、そうしたことも十分踏まえて、時期を失することが無いように取りまとめて、検討委員会の結論については、私がしっかりと受け止めたうえで最終的な判断をしていきたいと思っています。

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5 リニア中央新幹線について(2)

信越放送(SBC) 花岡晃子 氏
 リニア新幹線の話に戻らせていただくのですけれども、知事、まあ、答申を一つの節目というふうにおっしゃっておられますけれども、改めて、これからの県の役割ですとか、県としてリニア新幹線に関して課題と思っていること、この2点をお伺いしたいと思いますが。

長野県知事 阿部守一
 課題と思っていること・・・

信越放送(SBC) 花岡晃子 氏
 はい。課題と県の役割ですね。

長野県知事 阿部守一
 県の役割・・・

信越放送(SBC) 花岡晃子 氏
 もっと言うと、先程来指摘があるように、県内には、主にルート問題をめぐっていろんな意見があるという現状でした。その中で、私の考えですとやっぱり一体感というものもどう醸成していくのだということもあるのだと思います。そういうことも踏まえた上で、改めて、今後の県の果たすべき役割、それから課題について、お伺いできればと思います。

長野県知事 阿部守一
 県の果たすべき役割は、いろいろあると思います。お話があったように、県内各地それぞれ、今まで、いろいろなご意見の中で進んできたところでありますが、県としては、単に線とか点としてのリニア新幹線のことだけではなくて、その効果が面的にきちんと広がるような事を考えていかなければいけない。そのためには、地域の皆さんと一緒の思いを持ちながら取り組んでいくことが大事だと思っています。これから実際にいろいろな手続きに入っていくことになると思いますけれども、やはり、いろいろな場面で求めてきて、今回の答申にも入っていますけれども、やはり、国、先程の検討の場の話についても、あるは建設費用の話についても、これからJR東海のみならず、国とさまざまな形で交渉していかなければいけない課題があると思っていますので、そういうことについては、県がしっかりと行っていかなければいけないと思っています。課題ということにも関連しますけれども、リニア新幹線に対しては、環境面でのさまざまな影響に対する懸念でありますとか、安全性の観点でのご意見とかがあるということは事実でありますから、長野県としては、建設主体であるJR東海、あるいは、政府に対しても、そうした点について十分な対応を行うように求めていくことも必要だと思っています。

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6 省エネルギー・自然エネルギー推進本部について(2)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 1点は、先程来出ている省エネと自然エネルギーの推進本部の関係ですけれども、省エネは、継続的な取り組みではあると思うのですが、一転、自然エネルギーへの転換という意味で言うと、これは中長期的な視点でという話になると思うのですけれども、知事としては、いつ頃までに、県としてですね、どういった形に持っていくかというビジョンを示す予定なのか。例えば、もう近々にも打ち出したいということなのか、ちょっとじっくり据えてやりたいということなのか。併せて、新しい公共の予算を使った関係で、やはり、自然エネルギーへの転換についての検討もされていくのだと思うので、その辺の議論との整合性も含めてお話いただければと思います。

長野県知事 阿部守一
 自然エネルギーへの対応の話は、県の総合計画を今議論してもらっているわけですけれども、そうした中にも当然位置付けていかなければいけないテーマだとは思っています。ただ、今、電力需給が、ひっ迫しているという現状の中で、政府のエネルギー政策についても転換がなされていく可能性もありますし、私としては、転換してもらうように要請していかなければいけないと思っていますけれども、そうした全体の動きも見据えながら県としての目標を設定していくことが必要かなと、ただ、あまり全国的な動きがなければ、長野県独自でも一定の目標設定をして取り組んでいくことが必要になってくるだろうと思いますけれども、今の時点では、まずは浜岡原発の停止に伴う電力需給のひっ迫度を緩和するための取り組みとしての省エネルギー、省電力ということが、まずは喫緊のテーマだと思いますが、それと並行して、浜岡の停止が、当面どれくらいの期間になるかわかりませんけれども、その間にできる限り自然エネルギ-の普及拡大を行って、中部電力管内は、もともと、原発依存度が少ない地域でもあるわけですから、原子力に依存しないような形をぜひつくっていくように取り組んでいきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 いつということは、具体的に言える状況ではないですか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。例えば、中部電力の電力需給の見通しも、まだ、必ずしも確たる数字というか、当面の暫定的な需給見通しは出していただいておりますけれども、これから夏場に向けて、あるいは、浜岡原発停止期間中どういう見通しになるのかということも必ずしも判然としていませんし、もう一方で、国としてエネルギー政策をどういう形で転換していくのか、先般、経済産業大臣には、電話で自然エネルギーの普及拡大に対しても、政府としての積極的な支援を行ってほしいということを求めたわけでありますけれども、今回の原発事故、あるいは電力需給のひっ迫を受けて、当然、政府においても検討されると思いますので、そうしたものも見極めながら取り組んでいきたいと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 
分かりました。

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7 臨時県議会について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 あともう一点、昨日臨時県会が終わりましてその中でいわゆる県議さんの報酬の関係についてですね、新しい正副議長ともいわゆる「特別職の報酬等審議会」の早期開催を求めていきたいというようなお立場の表明でした。個別の会派でもそういった知事側に今後その要請みたいのがくるのだと思われるのですけれども、知事とすると、知事の諮問機関ということでお伺いするのですが、2007年にやった以降開いていないということで、そういった県会側の動きを見て審議会を開催するお考えがあるのかどうか、お伺いしたいのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 議会から正式にあるいは非公式にも私はまだその話も伺っていないので、それは伺った段階で判断をしたいと思いますが、何か特別、開催を拒む理由はないのではないかと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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8 リニア中央新幹線について(3)

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 すみません。細かいことで恐縮なのですが、昨日のリニア中央新幹線に関してですけれども、知事のコメントで答申は最大限尊重すると書かれているのですけれども、この答申には当然ルートのことも直線ルートということで含まれているのですけれども、これは過去からの経過もかかわってくるかも分からないですけれども、知事としてはこのCルートを、直線ルートを容認せざるを得ないというお立場に立たれるという解釈でよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これについてはこれまでも県としての協議会(リニア中央新幹線建設促進長野県協議会)の中でも政府としての方針については尊重していこうということで意思確認をしてきているところでありますし、今回の審議会の答申については政府においても尊重して進めていくという形で私は伺っておりますので、そういう観点で私としても十分いろいろな角度から専門家の皆さんが集まって議論をされてきての結論でありますからルート問題の話も含めて尊重していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 言葉の使い方かも分からないですけれども、ルートも含めて認めていかざるを得ないという理解でよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 ことさらルートのところだけ取りたててそこは別扱いということではないですね。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 分かりました。ありがとうございます。

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9 部局横断組織について(2)

長野県知事 阿部守一
 先ほど部局横断の本部の話がありましたけれども、本部の数が多すぎるのではないかというご主張なのでしょうか。多分、ものによりけりだと思うのですけれども、例えば災害対策本部というのは災害対策基本法上、大規模な災害が起きれば置くという形になっておりますので、本部という名称がついていても必ずしも一律に論じられるものではないと私は思っています。ただ例えば政府においてもいろいろな組織が乱立しているのではないかというご議論もありますし、実は私も行政刷新会議にいたときに内閣府というか内閣官房、内閣府はかなりいろいろな会議とかいろいろな本部とかあるのですよね。それで実際上必ずしも頻繁に開かれていないようなものがあったりするということもあるので、そうしたものについては実は統合とか見直しを検討する必要があるのではないか、内閣官房、内閣府はかなりいろいろな組織が、調べていただければいっぱいあるのがお分かりだと思いますので、そういった問題意識を私自身も持ったことがありますので、例えば長い間開かれていないような本部であるとか、あるいは本来時限を切って立ち上げていけば済むようなものもなくはない。先ほど言った本部という名のついたもの以外にも、なんとか会議とかなんとか委員会とか、そういうのも長野県の中にもいろいろありますので、私は行政改革というのは単なる縮小とか統廃合ではない行政改革、本当に県民の皆さんに良質なサービスを提供するための行政改革をしていきたいと思っていますけれども、機能が終わっているとか休眠になっているとか、そういうものについては今後全く見直さないということではなくて、むしろそうした視点は持ちながら取り組んでいきたいと思っています。

中日新聞 大平樹 氏
 現状の認識としては乱立しているというふうには思っていないということですか。その確認です。

長野県知事 阿部守一
 本部の話だけでいいですかね。委員会、検討会は正直言って私自身一覧表を見ていろいろな委員会があるなと。今後の行政改革の取り組みの中でよく見直していく必要はあるだろうと思います。それから本部についてはさっき言った13部ですけれども、例えば性格の違うものを単に数が多いから統合するという話ではないと思っていますが、ちょっとあまり例を具体的に言って支障があってはいけませんけれども、例えば本部によってはある程度限られた部で対応をしていけばいいようなものもあるのではないかとか、あるいは時限を切ってつくってもいいのではないかというふうに私自身感じるものもありますのでそうした観点で少し検討する必要はあるかなと。ただ政府の本部とかなんとか会議というのはケタ違いにありますので長野県で13部あることが直ちに多すぎるかと言うと私の感覚としては先程言ったように災害対策本部であったり法令上設置するようなものもありますし、性格がそれぞれ違いますから必ずしも数が多いから問題だということではないだろうと思っています。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

 

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