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更新日:2019年1月21日

知事会見(平成23年(2011年)8月5日(金曜日)11時00分~11時30分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. リニア中央新幹線について、「信州・東北フェア」を開催、県産肉牛に対する全頭検査ついて

取材者からの質問

  1. 県産肉牛に対する全頭検査について(1)
  2. リニア中央新幹線について(1)
  3. 信州型事業仕分けについて
  4. リニア中央新幹線について(2)
  5. 県産肉牛に対する全頭検査について(2)
  6. 県産米の放射性物質の検査について
  7. 県産肉牛に対する全頭検査について(3)
  8. 放射能に関する対策会議について

本文

阿部知事からの説明

1 リニア中央新幹線について、「信州・東北フェア」を開催、県産肉牛に対する全頭検査について

長野県知事 阿部守一
 8月5日の会見を始めさせていただきたいと思います。私の方からは3点お話しを申し上げたいと思います。まず1点目ですがリニア中央新幹線の関係でございます。JR東海からすでに発表が対外的になされたところと思いますが本日長野県内の概略ルート及び概略駅位置を含む計画段階環境配慮書を公表するという連絡をいただきました。公表は本日の午後4時からと聞いておりますけれども公表に先だってJR東海の金子専務が計画段階環境配慮書を持ってご説明にお越しいただくと伺っております。環境配慮書の内容については、どういう内容になるのかということを全く分かりませんけれども、金子専務からご説明をお伺いした後に知事室の前で必要に応じて取材に応じさせていただきたいと思っております。
 それから2点目でございますが8月6日から軽井沢プリンスホテルにおきまして信州産の食材を使った「信州・東北フェア」が開催されますというお知らせであります。この夏の軽井沢は首都圏からのお客さんを中心に長期滞在者が多くなっております。この機会に長野県の農産物、信州産の農産物を味わっていただいてぜひ県産の食材の知名度を上げていきたいと思っております。軽井沢プリンスホテルにおきましてはホテル内のレストランで8月6日から約1カ月間、信州産それから震災支援という観点で東北産の食材を使った「信州・東北フェア」を開催するということであります。長野県産の農産物を総合的に取り扱う新しい試みでありますので、県内農産物を全面的に支援・振興していくという観点から県としても後援を行います。信州サーモンあるいは信州プレミアム牛肉あるいは伝統野菜、そうした県産食材を用いてプリンスホテルを代表する料理人が監修した特別メニューが提供されると伺っております。また料理に合います長野県原産地呼称管理委員会認定の日本酒、ワイン、焼酎、シードルそうしたものも取りそろえてまいります。また佐久、上小地域で地域おこしを行っているそば打ちの会の皆さんが昼食時に信州産のそば粉を使ったそば打ち実演を行うということでホテルと地域が連携して信州のそばもPRをしてまいりたいと考えております。8月10日にはNEC軽井沢72ゴルフトーナメント前夜祭が軽井沢プリンスホテルで開かれます。その場におきましても信州産食材をふんだんに使った料理を提供していただくということになっております。私もごあいさつを兼ねてお伺いをして信州産の農産物そして長野県の観光のPRを行っていきたいと思っております。
 3点目でありますが、肉牛の全頭検査についてであります。先般プレスリリースをさせていただいたかと思いますけれども、長野県は全頭検査という方針で取り組んで行きたいと思っております。先週のこの場での知事会見におきましては全戸検査という形を視野に入れて検討ということで申し上げておったわけでありますけれども、その後の状況の変化といたしましては出荷制限を受けた県が4県に拡大してきていると。それから生産者団体あるいは畜産農家の皆様などからお話しをお伺いしましたけれども、やはり全頭検査の実施についてのご要望の声が非常に強いと。さらには厚生労働省が簡易測定機器を使用した検査方法を示してきたということもございまして、全国的にも全頭検査の実施検討の動きが加速している中で私ども長野県としても安全のみならず安心という観点をより明確に担保するという観点から県内で飼育され県内のと畜場へ出荷される全ての肉牛を対象とした全頭検査について体制が整い次第実施をするということにさせていただきました。今申し上げましたように全頭検査の対象は県内で飼育され県内のと畜場に出荷されるすべての肉牛ということであります。流通経路はいろいろと複雑でありまして県内産、県内で飼育した牛でも県外でと畜する場合もありますし、また県外産の牛を県内でと畜する場合もあります。またと畜されたものが県内で必ずしも流通するわけでもないという状況の中で、他の県も皆同様の形でありますけれども、県内飼育、県内と畜を対象とした全頭検査だけでは消費者の立場からすると必ずしも十分ではないという点があると思っております。そういう観点でこれは本来全国的に流通する話でありますから国においてしっかりとオールジャパンの全国的な仕組みを構築していくべきものと考えておりますので、この点については国に対して仕組みの構築、実施あるいは実施にむけた支援というものを強く働き掛けていきたいと思っております。私からは以上であります。

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取材者からの質問

1 県産肉牛に対する全頭検査について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 全頭検査の件で、国に全国的な仕組みの構築と支援ということでしたが、これは財政的な部分での支援という意味ということで、かつてのBSEの牛の検査とかそういった次元の話でしょうか。

長野県知事 阿部守一
 財政的な支援もありますし、検査体制などの部分も、私は、原発事故に起因するものでありますから、本来は国が責任を持って行うべきだと思います。しかしながら、食の安全、あるいは畜産の振興、牛肉価格の極端な下落とか風評被害を防ぐために、どこの都道府県もしっかり対応しなければいけないという問題意識で取り組んできているわけでありますので、国も、一つは、畜産を守るという観点と、もう一つは、食の安全・安心、消費者の安心を確保するという観点からの取り組みを、財政的な側面も含めて、しっかりとやってもらうことが必要だと思います。本来、国の責務なので、国が全責任を持ってやっていただければ、支援などという言葉を使う必要は本来ないと思いますけれども、今の実態は必ずしもそうではなくて、放射性物質の検査についても、それぞれの自治体が、できる限りの努力をしてやっているという状況ですから、本来は支援はいらないと思いますけれども、今の状況を考えれば、自治体が行ったことに対して、国としてもしっかりとサポートしてもらわなければいけないという観点で支援と申し上げました。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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2 リニア中央新幹線について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それから、リニアですけれども、知事の先程の内容について全く分からないという話だったですけれども、これまでの下交渉等含めて、どういった中身なのか見通しを。今分からないという状況なのか。軽々に言えないという意味でおっしゃっているのか。それはどうですか。

長野県知事 阿部守一
 それは、今日の午後、ご説明いただけるわけでありますし、内容については、私は承知しておりませんから、中途半端な感想をここで申し上げても、必ずしも適当ではないと思いますので、JRから十分、ご説明をしていただいた後にお話をさせていただきたいと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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3 信州型事業仕分けについて

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それから、先日、民主党県連の常任幹事会があってですね、信州型事業仕分けの仕分け人の選考について、自民党の第2選挙区支部の務台俊介さんが選ばれたことについて、一部、常任幹事の中から異論が出ていました。それで、その場では、県に対して抗議するというお話もあったのですけれども、現時点で、県連の方から抗議のようなものがあったのかどうか事実確認をしたいのと、それから、この問題に関して知事のご見解をお伺いしたい。

長野県知事 阿部守一
 何をもって抗議ととるかということにもよるかもしれませんが、抗議文のようなものは特段いただいていません。それから、信州型事業仕分け自体は、広くさまざまな県民の皆さんに参画していただきたいと思っております。どういう人が仕分け人として適切でないのかということの議論になるかもしれませんけれども、全くわれわれとしては、前提条件を付さずに募集させていただいておりますし、今回の選考は、小論文を書いてもらって、誰が書いたか分からない形で点数を付けて選考させていただいたということでありますので、選考のプロセスについては、私としては、適切性を欠くものではないのではないかと思っております。

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4 リニア中央新幹線について(2)

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 リニア中央新幹線についてお伺いしたいのですけれども、内容については、今の段階では把握されてないということであるのですが、今日示される内容にもよるのですけれども、県内、このリニア建設をめぐって、JR飯田駅との併設の問題や風越山の水源の問題、それから地域交通とのアクセスなど今後協議することは、非常に多岐にわたると思うのですけれども、これまでの知事も日程ありきではないような形でお願いしたいとお話になっていた中で、この8月の発表、それに至るまでの県とJRの下交渉は、十分できたとお感じなのか、それから、数々の問題について今回大まかな案が示されるわけですけれども、それを見て、さらに今後協議していくことも多々あると思うのですが、今後の県の対応についてお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 これはメディアの皆さんに改めて申し上げますけれども、どうもメディアの皆さんの報道の方が実態よりどんどん先にいくので、その先いったかのようなところをベースに報道をさらにされるので、どんどんどんどん実態とかい離しているのではないかという懸念を私自身持っているわけですけれども、下交渉という話ありましたけれども、われわれとしては協議会としての意見あるいは社長にも地域の声をしっかりと聞いて下さいというお話をさせていただいてきている中で、今あった水源地の問題等も含めてですね、地域の声をまずは聞いてもらう。そういうものに付随する具体的な情報等についてはJR等にも提供してきたということはありますが、交渉をしたということでは全くなくて、むしろJR側が地域の声を踏まえて提案をされてくるというのが今日の時点の対応だろうなと思っています。そういう意味で今後は、これまだ話の内容がどういうお話か分からないので、その具体的なことを申し上げる状況ではありませんけれども、私としては県知事の立場としてですね、県内全体にとって最も望ましい形に今後していかなければいけないと、地域の大勢の皆さんの理解と協力が得られる中で地域がまとまって進んでいけるように取り組んでいきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 では、今日示されるわけですけれども、必要によってはまた改めてそういった協議の場とかですね、県とJR、地域とJRといったそういった協議の場みたいなのを設けていきたいということになるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 協議の場というか、JRが示したものに対してのパブリックコメントも募集されることに他の県と同じようであればなると思いますし、これは県としては協議会をつくっていろいろな地域の皆さんの考え方も踏まえて対応してきているわけですから、そうした場での県としての対応は今後行っていく必要は出てくるだろうと思います。

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5 県産肉牛に対する全頭検査ついて(2)

日本放送協会(NHK) 横井悠 氏
 先程、肉牛の全頭検査のお話があったのですけれども、今後、国にいろいろな形で支援を要請していくということなのですが、現時点ではまだ仕組みはできていないと思います。それで、全戸検査じゃなくて全頭検査に切り替えたことによって費用負担等のまた問題も出てくると思うのですけれども、現時点でその費用に関して県として例えば東京電力に賠償請求を考えているとかそういったお考えは今ありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これは一義的には原発事故に起因するものだと思っていますので、原子力賠償の中でこの長野県の課題についても併せて取り扱ってもらうことが必要だと思っています。今回の検査は、何というか、できるだけ既存の機器を活用していく方向でやっていきたいと思っていますので、今回の検査だけ限っていけば一定程度の人件費、職員を増強して対応するということにならざるを得ないと思いますので、そうした経費と輸送等の物件費とかですね、そうしたコストはかかってくるだろうなと思います。

日本放送協会(NHK) 横井悠 氏
 その費用については今のところ特にその、何と言うのですかね、この前示された機構(原子力損害賠償支援機構)の中には長野県は賠償の対象にはなっていなかったと思うのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 ですから原発事故に起因して本来行わなくてもよかったようなことを行うものに伴うものについては、基本的には原子力の賠償の中で対応をしてもらうことが必要ではないかと思っています。これ国の方としての方針の議論をされていると思いますけれども、われわれとしてはやはり本来行わなくてもいいことをさまざま今取り組んでいるというのが実態でありますから、その最終的な費用負担を誰が担うべきかということを考えたときに本来県民の皆さんの税金ですべてを賄わなければいけないものかといえば私はそうではないのではないかと思っていますので、そういう意味で牛の話に限らずいろいろな費用が生じているところがありますけれども、そうしたものも含めて原子力発電所の事故に起因するものということで適切な費用の分担というものを考える必要があるのだろうと思っています。

日本放送協会(NHK) 横井悠 氏
 今後あの、状況次第では東電に賠償請求していくことも検討していくということですか。

長野県知事 阿部守一
 ですから、それは本来県が行わなくても済む話はそれは、賠償請求というのか求償というのか分からないですけれども、そうしたことも考えていかざるを得ないと思っています。

日本放送協会(NHK) 横井悠 氏
 ありがとうございます。

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6 県産米の放射性物質の検査について

日本放送協会(NHK) 横井悠 氏
 あと、もう1点なのですけれども、米に関してもですね、76市町村で市町村単位での検査を実施されるということなのですけれども、当初県としては10広域とかですね地域ごとにサンプルを取った形での検査等も検討されていたと思うのですけれども、最終的に市町村単位での検査に踏み切られた、決断された理由というのを教えていただけますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これはどの単位、どのエリアでやればいいかというのは、きめ細かくすればするほど安心度は高まるだろうと思いますが、他方で長野県の場合は放射性降下物やあるいはこれまでの過去の農産物の検査でも規制値を超えるようなものは無いわけでありますから、そうしたものとのバランスの中で基本的には市町村ごとという対応をしていきたいと思っています。

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7 県産肉牛に対する全頭検査について(3)

中日新聞 小松田健一 氏
 1点だけ今の牛肉の全頭検査についてお尋ねしますが、この検査はいつ頃まで続けるのか、時期的な目途を現時点で知事はお持ちかどうかお聞かせ願いたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 いつまで続ければいいかというのは、一つは私は先程言ったように全国的な体制を整えていくということが、実は次のステップとして本来必要ではないかと思っていますので、収束させるというよりは、安心を高めるという観点ではさらに踏み込んだ検討が必要ではないかと思っていますので、今の時点でいつまでに終えるということを想定して取り組んでいるということではないです。

中日新聞 小松田健一 氏

 例えば判断になるメルクマールとして、福島第一原発の事故処理が完全に収束するあるいは県内の全頭検査で放射性物質の不検出が一定期間続く、そういったものを念頭においていらっしゃるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 さっき申し上げたとおり牛肉の話は、長野県単独ではなくて流通全体の話ですから、全体的な状況を見ないと県内だけの状況だけでは判断できないなと。これはある意味で地域間の例えば価格面での反映という点を考えればある意味で地域間の競争みたいなところもあるわけですので、しかしながら安全・安心が確保されているのにいたずらに競争する必要もないと思いますが、そこら辺の全国的な状況を踏まえてやめる、やめないということは判断をしていくということになると思います。

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8 放射能に関する対策会議について

朝日新聞 浅野有美 氏
 放射性物質の検査についてお伺いします。先週、部局間を超えた対策会議を設けるということだったのですが、先日は連絡会議で終わっていたのですけれども今、その対策会議はどこまで進んでいるのでしょうか。そのことについてなんですが、腐葉土の検査で、小中学校は早い対応だったのですけれども、幼稚園、保育園が3、4日遅れたということなのですけれども、せっかく対策会議を設けるといっているのに何か部局間の対応がうまくいっていないように思うのですけれども、その点についてお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 対策会議は副知事のところでやっているので、私が今、具体的にどんな議論を何回やったかというのは把握していないですけれども誰か分かる人いますか。

農政部農業技術課長 中村倫一
 腐葉土の放射性物質の関係につきましては、対策会議の後、各県で見つかりました情報などについては農業技術課の方からそれぞれ関係する部局に情報を提供するという仕組みになっておりまして、それぞれの案件につきましては直ちに関係部局におつなぎをしております。保育園などの調査の関係につきましては健康福祉部の方が担当しておりますけれども、この関係カ所数が数百カ所ということで大変数が多くございまして、現在も調査が進んでいるものと進んでいないものがございます。個別のものにつきましては、それぞれ保育園、幼稚園、障害者施設、それからご老人の方々の支援施設、こうしたもの別に各課ごとに今、調査をしているところでございましてこれがとりまとまり次第、該当の部の方からお知らせをするということになっているところでございます。それぞれ、県民の皆様に対しましても、それから各施設の管理者に対しましても安全の確保につきましては、当課の方から統一的にこうしたものにつきましての取り扱い、それから理論的に報じられております放射線量などにつきましてのコメントを差し上げてございますのでそれに基づいた形で各施設の管理者の方で対応をいただいているところでございます。
 
朝日新聞 浅野有美 氏
 対策会議を設けるということだったのですが。

総務部秘書課長 原山隆一
 前回、早速、対策会議を立ち上げるための連絡会議的なものをやりましたけれども、今週は加藤副知事がおりませんので、来週、今の状況を踏まえた対策会議が開かれると考えております。

長野県知事 阿部守一
 では、よろしくお願いします。

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