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更新日:2019年1月27日

知事会見(平成23年(2011年)9月21日(水曜日) 14時15分~14時45分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 県議会9月定例会を開会、メガソーラー設置推進に向けたマッチング窓口について、台風15号接近、長野県総合防災訓練の実施について

取材者からの質問

  1. 知事議案説明要旨について(1)
  2. 地域防災計画について
  3. 選挙公報について
  4. 知事議案説明要旨について(2)
  5. メガソーラー推進に向けたマッチング窓口について
  6. 自然エネルギー協議会と自然エネルギー信州ネットの関係について

本文

阿部知事からの説明

1 県議会6月定例会開会、メガソーラー推進に向けたマッチング窓口設置について、台風15号接近、長野県総合防災訓練の実施

長野県知事 阿部守一
 9月21日の会見を始めさせていただきたいと思います。私の方からは冒頭4点お話をさせていただきたいと思います。まず1点目ですが、9月定例会本日から開会ということで、10月7日までの会期17日間ということであります。先ほど、予算案を含めて議案を提出させていただきましたけれども、経済の活性化に向けた対策を県として取りまとめましたので、それの裏付けとなる予算については、ぜひご理解をいただきたいと思っておりますし、栄村、それから長野県中部地震、それから東日本大震災、震災対策についても県として、全力で取り組んでいかなければならない課題でありますので、十分なご審議を経た上でご議決をいただくように期待をしているところであります。
 それから2点目でありますけれども、メガソーラーの関係でありますが、先般、市町村からメガソーラーの適地の調査等をさせていただいたわけでありますけれども、今、県としての取り組みの状況でございますけれども、県としてメガソーラーの事業者と地域を結びつけるマッチングを具体的な形で行っていきたいと思っています。マッチングの窓口は、10月中旬に設置をしていきたいと思っています。先の通常国会で再生可能エネルギー特別措置法案が成立したことを受けて、これから太陽光を含めて自然エネルギーが加速度的に普及していく環境が整ってくるだろうと思っているわけですけれども、そうした機をとらえて、市町村の皆様方と一緒になって、長野県をより自然エネルギーの活用地にしていくという観点で、自然エネルギー推進研究会というものを作っておりますが、そこでこのマッチング窓口の設置等についてもご説明をさせていただいてきたところでございます。この窓口においては、候補地の土地情報であるとか、あるいは県とか市町村の窓口であるとか、あるいは関係法令といったようなものを掲載していきたいと思っておりますし、また、市町村にも連携していただいて、市町村のホームページでも併せて情報提供をしていただきたいと思っております。また、併せて行政はとかく受け身になりがちですけれども、このメガソラーの動きは産業界もいろいろな動きがあるわけでありますので、そうしたところへも積極的にこちらからも働きかけをしていきたいと思いますし、単にメガソーラーできましたということだけではあまり意味がないだろうと思いますので、事業者と市町村と県の間で協定を結ぶということも含めてできるだけ長野県にとって、地域にとってプラスになるような形のメガソーラーの設置ということを考えていきたいと思っています。また、具体的に設置をしましたらお伝えをしたいと思います。
 3点目でございますが、台風15号についてでございます。大変、強い台風でございます。私どもが長野地方気象台から伺っている情報としては、本日の13時の時点で浜松市の南西約60キロメートルにあると1時間におよそ40キロメートルの速さで北東に進んでいるという状況であります。台風15号、今日の昼過ぎから夜のはじめころにかけて長野県に最も接近をして、その後、北東に進んでいくという見通しであります。このため、本日の夜遅くにかけて県内、激しい雨が降り、土砂災害が発生する危険が高まってくると見込まれています。今時点の被害状況としては、自主避難の方がいらっしゃる、あるいは一部、水道で水源の濁りが生じている状況があるほか、道路も一部通行止めの道路、あるいは鉄道も一部運休といったような状況でありますが、人的被害、それから人家に対する直接的な被害というものは現時点では発生していないという状況であります。明日の朝にかけて、土砂災害に県内全体で警戒が必要だと思っておりますし、木曽地域におきましては21日、本日の夜遅くにかけて、河川の増水、はんらんに警戒が必要だと考えております。低地の浸水、落雷、竜巻あるいは激しい突風、ひょう、強風による交通被害、果実の落下といった農作物や農業施設への被害に対しても注意が必要だということで、農政部のほうから農作物等の被害防止対策について、農家の皆さん、あるいは農業関係団体等に対して周知、指導をしているところであります。今後も県民の皆様方におかれましては、ぜひ市町村から提供されます情報でありますとか、あるいはテレビ、ラジオの情報に注意をしていただいて適切な対応をとっていただきますようにお願いをしたいと思っております。
 それから4点目、最後でございますけれども、今年は災害が多い年なわけでありますけれども、9月の23日に長野県としての総合防災訓練を飯山市で開催したいと考えております。自衛隊、消防、警察をはじめとする97の防災関係機関が参加しての訓練ということであります。住民の皆様方にも防災関係機関の活動をぜひお休みでもありますので、参加いただきたいと思いますし、災害体験コーナーなども作りますので、ぜひこの機会にそうした体験を通じて災害時の行動について改めてお一人、お一人が考える機会にしていただければと思っております。訓練の実施項目56項目ということで、大規模地震、あるいは火災、河川の増水、異臭事案、そうした複合的な災害の発生を想定しての訓練ということであります。今回、東日本大震災後ということでありますので、消防防災ヘリ等、航空隊の訓練ということで、孤立集落の救出、あるいは重傷者の搬送といったような観点で、私ども長野県だけではなく新潟県そして群馬県の3県の消防防災ヘリが連携してシナリオのない、ブラインド化した状況付与訓練を行う予定にしているところであります。また、飯山赤十字病院においては、東日本大震災の被災地である石巻赤十字病院で実際にとられた活動を参考にして、災害時用カルテの使用やあるいは入院コーディネーターの設置といったことも取り入れて訓練をしていきたいと思っています。ぜひ今年は災害のことが、改めて、言うまでもなく考える機会が本当に多い年だったわけですけれども、ぜひ具体的な訓練を通じて今後の防災体制にさらにつなげていきたいと思っています。私のほうからは以上であります。

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取材者からの質問

1 知事議案説明要旨について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 きょうの県会の提案説明の関係で1点は企業局の電気事業について、前回の県会に続き改めて発言があったと思います。それで今回の電気事業について、これまでの経過を踏まえつつあり方を検討してまいる、とこういうことだったのですけど、これは確認になりますけれども中電との交渉について今継続していると思いますが、これをどのようにしていくということなのか、それから事業譲渡の開始年度は確か来年度ということになっていて、必ずしも時間があるとは限らないと思うのですけれども、どの辺までそこら辺の判断をしていくのかということ、それから改めて検討するということなのですが、内部的にはどんな形で検討していくのかって辺りを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 まず中部電力との関係、これは相手方のある交渉事項でもありますし、長野県から申し入れをしたという経過もあるわけでありますので、その関係については現時点では変わらないという状況です。もちろん私どもの考え方等については中部電力にお伝えしてですね、ご理解をいただきながらやっていく必要があると思いますけれども、現時点で今までの路線から舵を切ったということではなくて、今までの路線の上にはおりますけれどもエネルギーを取り巻く環境の変化等も踏まえてですね、改めてあり方を考えるというものであります。で、2点目の質問は何でしょうか。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 これまでの経過を踏まえて改めて検討をしていくっていうことなのですけれども、内部的にどのようにやっていくのか、あと事業譲渡開始年度が目標は確か来年度からっていうことだったのですが、その期限との絡みでどうなっていくのかということを。

長野県知事 阿部守一
 検討については、まず基本的なエネルギー政策を取り巻く状況等について、われわれとしてまず国の動きをしっかりと把握しなければいけないと思っておりますし、それと併せて電気事業、公営企業としての今後のあり方、公営企業のあり方も日本全体でさまざまな動きがあるわけでありますので、そうしたことも含めて検討していきたいと思っています。具体的な期限については、今までも交渉事項ということで必ずしもそこで確実に事業譲渡をするという形になっているものではないわけでありますので、そういう意味では現状と対外的な関係については、基本的には同じ関係の中で県として検討を新しい視点で行っていくというものであります。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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2 地域防災計画について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 それともう1点、地域防災計画の中に原子力災害についてを位置付けていくということだったのですが、これ現状ある指針等の見直しというのを想定されているのか、それとももうちょっと大きなくくりでですね、防災計画の中に大きな、原子力災害についての位置付けをしてやっていくということなのか、あとは部会を設置されるということなのでそういう中での検討事項になるのかその辺はいかがかと。

長野県知事 阿部守一
 今までの原子力、放射性物質の輸送中の事故みたいな話ではなくて原子力発電所の事故も想定した計画を作っていかなければいけないということで、今までよりは内容的には幅も広くなりますし、より深い内容のものにしなければいけないと思っています。そういう意味では災害対策基本法に基づく地域防災計画の中にきっちり位置付けていこうというものであります。どれくらいのウエイトというか、例えば風水害編とか地震対策と同じレベルにするべきかどうかっていうのは、原子力発電所の事故に対する災害対策の避難区域とかをどうするかっていうのは国でこれから議論されるわけですので、そうしたことも見極めた上で判断をしていくことが必要だろうなと思っています。

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3 選挙公報について

小泉一真 氏
 長野県庁OB、作家で長野市議会次期議員の小泉一真であります。元部下です。こんにちは。

長野県知事 阿部守一
 どうもおめでとうございます、ご当選。

小泉一真 氏
 ありがとうございます。早速、きのう当選証書をいただいたところで今日こんなに大きく信毎に書いていただきまして本当に目立ってありがたいと思っております。知事のコメントを公報に掲載させていただきましてそのおかげでだいぶ票がかせげたと思ってきょうは御礼を申し上げに来ました。ありがとうございます。その選挙公報の知事コメントのことでなんですがお伺いしたいと思います。抗議をしたのだと書かれておりまして、実際うちの事務所でも抗議をいただいたというふうに認識しているのですが、その抗議の中身、抗議の根拠、違法性があるものだったのかどうなのかその辺をきちんときょうはお伺いして帰ろうと思ってまいりました。まずその点をお伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 長野市議会議員選挙当選されたことは大変おめでたいことだということで、お祝いを申し上げたいと思います。着席して聞いていただいて結構ですので。私は地方事務所で職員と対話をするときに一番前に座ってもらって聞いてもらっていたので、そのときの印象が非常に強いのですけれども今回の選挙に関連して言えば私の方としては、非常に遺憾だな、残念だなと正直思っています。無断だどうだとかという話ももとよりそうですけれども、私もあなたも同じ立場で県民、市民から選ばれる立場ですよね。ですからそういう意味ではやはり私は県民の皆さんには素直に事実関係、正直な気持ち、そうしたものを理解していただきたいと思って常にここで会見をさせてもらっています。包み隠しごとなくお話しをしなきゃいけないと思っていますし、それと併せてやはり誤解を生じさせる言葉のあやみたいな話でちょっと私の真意が伝わらない部分というのももちろんあると思いますけれども、できるだけ事実、本当のことをしっかりと県民の皆様に伝えていくということが私の責務だと思っています。そういう意味で今回の私のツイッターは小泉さんが県職員をお辞めになった時に私は非常に県庁の中の改革ということについての問題意識を持った職員であったと思っていますので、そういう意味で今後のご活躍を期待したいという思いをこめてツイッター上であなたに対して書かせていただきました。その趣旨は当然あなたもよくお分かりだと思います。これから選挙にどうこうということではなくて一般的なあなたのご活躍を私は心から本当にお祈りしたのですよ。本当に。しかしながら、今回は選挙のパンフレットとか選挙公報といったところに私のツイッター上の文章を掲載されたということで私は市議会議員の選挙において小泉さんとは特段コミュニケーションをとったことはないと思います。あれを御覧になった方は私が長野市議会議員選挙において小泉さんに対してああいうメッセージを出されたのではないかと誤解をされる方が多くいらっしゃるのではないかということを大変率直に言って危惧しております。これはあなたから直接具体的に申し入れがあった時に、私がどういう対応をしたかは分かりませんけれども、少なくとも県民の皆さん、長野市民の皆さんに対して私は誤ったメッセージを伝えていることになりやしないかという大いなる懸念を率直に持っております。そういう意味でちょっと私もイタリアへ出張していたということもあって後援会の人間を通じて小泉さんの事務所の方に私が今言ったような考え方を伝えさせていただいたわけであります。今後使わないようにしていただきたいということでお話しをさせていただいたと思っておりますし、小泉さんの事務所の方からも知事に迷惑をかけて申し訳ないというご連絡をいただいたと私は伺っているところでありますので、ぜひ小泉さんもこれまでも公務員として県民のために尽力してもらったと思いますけれども、これからはある意味で長野市の市民の代表ということでありますので、私はもちろんそれぞれの人の権利というのは尊重しなければいけないと強く思っておりますけれども、あまりご自分の権利ということだけを強調するのではなくて、ぜひ長野市民の皆様方の立場に立ってこれからの行動をぜひしていっていただきたいということを私は心からお願いを申しあげたいなと思っています。よろしいでしょうか。

小泉一真 氏
 私の質問にきちんと答えていただいてないと思うのですね。なんらかの違法性があったのかどうかということでお尋ねをしています。違法性があるのであれば抗議という言葉そのままお受けしますし、この場でぜひとも謝罪させていただかなければいけないと思いますが、違法性があったのかどうかその辺についての言及が今ございませんでした。それで自分の権利を主張するのをやめろとおっしゃいましたが・・・

長野県知事 阿部守一
 あなたは私が今申し上げたことに対してどうお考えなのですか。

小泉一真 氏
 すいません、今発言中でございます。

長野県知事 阿部守一
 違法性があるかどうかというのは選挙管理委員会なり警察に聞いていただきたい。

小泉一真 氏
 その抗議という言葉を使われているのですよね。

長野県知事 阿部守一
 それは申し上げますけれども、今申し上げたのが私の趣旨であります。ですから違法だから撤回しろということで必ずしも言っているわけではないわけですよ。

小泉一真 氏
 しかし抗議っていう言葉を使っているわけですよね。

長野県知事 阿部守一
 抗議するっていうのは私の真意としてあなたのことを応援しているかのようなことではないだろうということでありますので、それ以上のことをもしこの場で議論されたいということであれば、あなたが今発言されているのは個人的な話だと私は思っていますので、もし必要があればまた私の後援会の代理者を通じてしっかりとそこは話し合いをさせていただければと思います。

小泉一真 氏
 あの選挙が個人的なことだということでわい小化されるということはちょっと知事としての見解、見識どうかなと私は思います。すいませんが、選挙なのですよね。選挙期間中なのですよ。知事が電話かけてきて、選挙事務所にたかだか市議会議員の選挙事務所ですね、電話かけてきて、抗議される。その意味をきちんと考えていただきたい。これ選挙後でしたら素直にその諫言(かんげん)をお受けしますけれども、私どもの選挙事務所はボランティアで草の根で、みんな一所懸命やっているのですよ。あなたの発言も政治家としての責任を持っての発言なはずですよね。それを引用したところが抗議される、それは表現の自由これは選挙には最大限保護されなければいけないと思いますがそれをどうお考えなのか。

長野県知事 阿部守一
 申し上げますが、私はあなたに対して善意で申し上げているつもりです。あなた自身はしからば誤解を生じさせて投票行動を行わせるようなことはあってはいけないと私は思っていますが、その点についてはいかがですか。

小泉一真 氏
 私の公報なりリーフレットを読んで誤解を生じたという抗議は今のところ受けておりませんのでそういった事実は無いと思っています。もちろんその誤解を生じさせるような・・・

長野県知事 阿部守一
 これ以上の話は、あなたの考えと私の考え方がどうしてそうやって食い違っているかという話で、ここは県政についての課題を質問していただいてお答えする場ですから、私のツイッターは私の個人としてのつぶやきです。それはよくお分かりになっていると思いますけれども、よろしいですか。

小泉一真 氏
 あの、私は県政ではなくて知事の選挙への侵害、自由な言論への侵害を私は問題として提起させていただいております。だから、わい小化しないでいただきたい。以上です。

長野県知事 阿部守一
 そういうご意見ということであれば、それは先ほど申し上げたようにですね、私の後援会の者からお話をさせていただいていますので、そういうルートでお話をぜひしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

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4 知事議案説明要旨について(2)

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 先ほどの提案説明の中での確認ですけれども、1点は栄村の支援に関してですね県職員を今後その村の復興計画作りの支援のために新たに派遣するというようなご説明がありましたけれども、以前も一定期間ですね、職員の方派遣されていたケースがありましたが、今回の派遣についてはですね、時期的にはいつ頃からいつ頃まで、どのくらい、前回は確か課長級の職員の方だったかと思いますがどんなふうにお考えなのかご説明願いますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 前回はですね、発災直後ということで、いろいろ村自身の体制も混乱しているところもあるし、これは県としても直接やはり現場の状況をしっかり把握する必要があるということで、ある意味で緊急的な形で職員の派遣ということをさせていただきました。今回は、復興計画をつくられるということもあって村の方から派遣要請、支援要請があったということで職員を派遣するという形になったものであります。期限は、10月1日から24年度末までというかたちになります。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 確認になりますけれども、お一人でどのくらいの職級の方なのかというのと、24年末ですか年度末ですか。

長野県知事 阿部守一
 24年度末ですね。職階は係長級、1名です。

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5 メガソーラー推進に向けたマッチング窓口について

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 冒頭にあったメガソーラーのマッチング窓口についてお伺いしたいのですが、このマッチング窓口ですが、正式なお名前が今もし決まっていれば教えていただきたいのと、今後の具体的な業務内容と今後どういう役割を担っていってほしいのかという知事の思いの部分をお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 窓口の正式な名前というのは、まだ特に決まってないです。これはメガソーラーについては、全国各地でいろいろな取り組みがあるわけでありますけれども、やはり長野県もある意味で太陽光熱の活用の適地の一つでありますから、そうした有利性を生かしてですね、経済界、産業界の動きにしっかりと向き合ってくということが重要だということで今回メガソーラーのマッチング窓口、市町村の皆さんとも連携して県として設置をするというものであります。具体的にその候補地等を、メガソーラーの候補地をできるだけ具体的に公表してホームページにも載せて業者の皆様方につないでいこうと思っています。また、市町村が実際コーディネートしている部分もありますので、そうした市町村の問い合わせ先等についても併せてお知らせをしていきたいと思っております。
 先ほど申し上げましたけれども、受け身で来ていただくのを待っているということのみではなくて、県の側からも関心を持たれているところに対しては積極的に情報提供をするということと同時に、これは単に設置をするということだけではなくて県と市町村と事業者の間での協定を結んでモデルとなるようなメガソーラー設置事業、いろいろ長野県としてもおひさま年金制度とかいろいろな検討をこれからやっていこうと思っていますので、ぜひ設置したということだけではなくて複合的なメリットが地域にとってもたらされるようなものにつくりあげていきたいという思いでございます。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 1点確認なのですが、こちらの窓口は温暖化対策課の方に設置されるということでよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部知事
 温暖化対策課の中に県では設置するという形になります。

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6 自然エネルギー協議会と自然エネルギー信州ネットの関係について

中日新聞 小松田健一 氏
 今の件で関連でお尋ねしますが、自然エネルギー協議会ですとか自然エネルギー信州ネットが行う事業との平仄(ひょうそく)をどういうふうに合わせていくのかというのをお尋ねしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 まず、自然エネルギー協議会、全国ベースの方は、これはどちらかというと例えばこれから長野県として新しい仕組みを作っていったりする時にですね、長野県だけで制度設計をしていろいろな規制とかあった時に乗り越えていけない部分もあると思いますので、全国の関心の高い都道府県、政令市と一緒になって運動していく、活動していく、そういう位置付けであります。自然エネルギー信州ネットは、どちらかというと各地域を拠点としてあるいは長野県全体をベースに具体的な仕組みをつくっていこうという動きでありますから、その動きとももちろんこのメガソーラーの話は連動させていかなければいけないと思っていますけれども、いずれも温暖化対策課が参画をしていますので、必要な調整については県として行っていきたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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