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更新日:2015年6月22日

知事会見(平成23年(2011年)12月16日(金曜日) 11時00分~11時50分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 部局長会議、TPP対策会議、ファシリティマネジメント基本方針、「栄村復興支援ウォームビズ『省エねこ』」、「地域発 元気づくり支援金」の24年度事業、浅川ダムF-V断層再確認の追加調査の状況について

取材者からの質問

  1. 平成24年度当初予算要求概要について(1)
  2. 後援会の収支報告書について
  3. TPPについて
  4. 非常勤行政委員の報酬のあり方について
  5. 今年の世相を表す漢字について
  6. 避難者向け借り上げ住宅支援について
  7. 平成24年度当初予算要求概要ついて(2)
  8. ファシリティアマネジメントについて
  9. 「地域発元気づくり支援金」について
  10. 浅川ダムF-V断層再確認の追加調査について

 

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本文

阿部知事からの説明

 1 部局長会議、ファシリティマネジメント基本方針、「栄村復興支援ウォームビズ『省エねこ』」、平成24年度「地域発元気づくり支援金」、浅川ダムF-V断層再確認の追加調査の状況について

長野県知事 阿部守一
 それでは知事会見を始めさせていただきたいと思います。今日、私の方からは5点ほどお話しを冒頭申し上げたいと思います。
 まず1点目ですが、今日部局長会議それから部局長会議に引き続いて国際的な経済連携に関する対策会議を開催致しました。部局長会議は第9次長野県職業能力開発計画についての報告とそれから長野県フィルムコミッションネットワークの設立、それからロケーション撮影のための県有施設の使用という2点の報告事項であります。職業能力開発計画については、これからこの計画を踏まえて労働力人口が減少する中で、一人ひとりの能力アップを図っていくべく県としても工科短大の設立等も含めてしっかりとした対応をしていかなければいけないと思っております。それからフィルムコミッションネットワークですが、私の選挙公約の中にも盛り込んだわけでありますけれども、やはり長野県の良さというものを発信するのには、なかなかいくら私が千回、一万回、口で長野はこんなに美しいですよとか、こんなにいいスキー場がありますよとか言ってもほとんど伝わりにくいと。むしろ映像で長野県の良さを見ていただくということは、口であるいは紙で伝えるものの、何倍、何十倍、何百倍も効果があると思っておりますので、フィルムコミッションを通じて長野県の良さを県内外の人に広く知っていただけるような取り組みにつなげていきたいと思っています。先般中国に行ったときもやはり中国の人たちも日本のいいところというのは映画だったりドラマだったりそういうものを通じて知っているという状況もありますので、日本の内外に長野県の良さをPRしていく上ではこのフィルムコミッションの取り組みというのは大変重要だと思っております。これまで県内各地で取り組まれているフィルムコミッションがありますので、そうした皆さんとの連携協力体制をしっかりつくって発信していきたいと思いますし、併せてこれまで県有施設の利用についてはそれぞれの施設、それぞれの施設管理者が個別に対応してきたということで、どうしても施設管理の立場からすればあまり大勢の人が来て使われることに対してはどうしてもネガティブな対応をしてきたところもあると思いますけれども、もちろん施設の本来の目的、効用をしっかりと発揮してもらうということが重要でありますが、それと併せて映像として長野県の施設を取り上げてもらうということは違った観点の効果があるわけでありますので、そうした点の調整についてはこれからは観光部が一元的に行うということで、より積極的な施設の活用を県としては進めていきたいと思っております。ぜひ皆様の方からもいろいろなところに県として柔軟に対応をしていくという方向性について発信をしていっていただければありがたいと思っております。
 それから部局長会議の次に国際的な経済連携に関する対策会議の第1回目を開きました。私が議長で関係部長がメンバーということで、まだ1回目の開催でありますけれども、今日、経済連携の動きについての情報共有化という形で開催致しました。次回以降に向けてまずは県内のさまざまな関係する皆さんの意見というものもそれぞれの部でしっかりと聞いていってもらいたいということをお話しさせていただきましたし、併せて政府が一般論としてTPPについてはメリット、デメリットの整理をしていますけれども、非常に抽象度が高い整理になっておりますので、もう少し具体的な論点、長野県としての課題あるいは長野県としては経済連携協定を行うとすればこういうことがあればより前向きな地域産業の活性化になるというようなことについて、幹事会で少し整理をしてもらうように私の方からは指示をしたところであります。それが1点目でございます。
 それから2点目でございますがファシリティマネジメントの基本方針を決定をしたという報告であります。県有財産をファシリティマネジメント推進会議におきまして基本方針を決定したわけであります。基本方針の概要は皆様のお手元に資料をお配りをさせていただいているかと思いますが、取り組みにつきましては大きく3つの柱で進めていきたいと思っております。1点目が県有財産の有効活用ということであります。2点目が県有財産の総量縮小、有効性がないようなものについては縮小していきたいと思っております。それから3点目が県有施設の長寿命化を進めていくと。この3つ、有効活用、総量縮小、長寿命化ということでファシリティマネジメントを進めていきたいと思っています。今回の長野県の基本方針の特徴としては、1つは有効活用という観点あるいは総量縮小という観点で市町村と一緒になって取り組んでいきたいと思っております。市町村とも一緒になって保有する遊休施設を活用していく仕組みづくりを行いたいと思っております。こうしたことは他の県には見られない県独自の取り組みだと思っておりますので、市町村の皆さんともよく相談をしながら具体化していきたいと思っております。それから2つ目の特徴としては省エネルギー診断であるとかあるいは太陽光発電等自然エネルギーの導入促進を県有施設でも積極的に進めていきたいということで県有施設のファシリティマネジメントを通じて地球温暖化対策、自然エネルギーの普及拡大に努めていきたいと思っております。それから3つ目の特徴としてはいくつかいろいろ取り組みがありますが、そうした取り組みを進めていく上で担当課あるいはワーキンググループを明示して、具体的な行程表もつくって進めていきたい。着実な実行を図っていきたいと思っております。どうしても県有施設の管理運用というのは、地味な行政分野ではありますけれども、しかしながらこの県有財産を有効に活用していくあるいは有効に処分をしていくということは、県の行政運営上、うまくやれば非常に効果もありますし、逆に行政の大きな改革につなげていくことができると思っておりますので、そうして視点を持ってこのファシリティマネジメントを進めていきたいと思っております。
 それから大きな3点目でございますけれども、「栄村復興支援ウォームビズ『省エねこ』」に取り組むということであります。「省エねこ」ちょっと言いづらいところもありますけれども、2つ視点があります。夏の省エネ、省電力を行ってきたわけでありますけれども、冬についても長野県として「さわやか信州省エネ大作戦2011冬」ということで取り組んでいきたいと思っております。空調の温度設定の見直しあるいはウォームビズの推進をしていきたいと思っておりますが、そうした中で長野県らしい、信州らしい取り組みということで南木曽町に古くから伝わる防寒着「なぎそねこ」を活用し「栄村復興支援ウォームビズ『省エねこ』」に取り組むということで進めたいと思っております。『省エねこ』、聞いて分かっていただけると思いますけれど、省エネと「なぎそねこ」の「ねこ」をかけたものであります。この取り組みにつきましては、栄村の復興支援義援金を付加した「なぎそねこ」の購入を広く県の職員にあっせんしつつ行いたいと思っております。「なぎそねこ」については、職員が家庭や職場で着用してもらいたいと思いますし、部局長会議でも着用をするように考えたいと思っております。今、私も着させていただいていますので、これ男性版と女性も美しいモデルに今日は来てもらっていますけれども、こういう形でこれは私が南木曽町のタウンミーティングに行ったときにいただいてきたものでありますけれども、今スーツの下に着させてもらっていましたけれども、あまり違和感なく着ることができていると思いますし、結構前の方は全く自由で背中の方は非常に暖かいということで長野県独自のウォームビズということで、ぜひ普及をしていきたいと思っていますので、皆さんも積極的なPRをお願いしたいと思っております。義援金、1着あたり千円ということで県職員有志として栄村に寄付をしたいと考えております。これからだんだん寒くなってきているわけでありますけれども、ぜひ県民の皆さんにおかれてもこの冬も省エネルギー、いろいろ工夫を凝らしていただきながら協力をいただきたいと思っております。
 それから、4点目でありますが「地域発元気づくり支援金」についてであります。平成24年度、まだ予算編成これからでありますけれども、早めに市町村の方にお伝えをしていかなければいけないということで、金額等についての議論は予算編成の中で行わせていただきたいと思いますけれども、来年度についても継続をしていきたいと思っております。そうした中で、これは今まで地域の特性を生かした取り組みを支援するということで地域ごとの重点テーマというものを選定委員会で協議をして定めていただいていたわけでありますけれども、来年度の事業募集からは新しく県全域で重点的に推進するテーマを設けるということにしたいと思っております。これについては、地方事務所とも意見交換をした上で設定をしたわけでありますが、来年24年度については3つテーマを掲げて重点的な支援をしていきたいと思っております。1つが自然エネルギーの拡大、それから2つ目が障がい者や若者の雇用促進、就業支援、3つ目が美しい景観の形成というこの3点であります。2番目の若者の雇用促進・就業支援、これは当面の最重要課題である雇用対策に関連する話でありますし、1番目と3番目の自然エネルギーの普及拡大あるいは美しい景観の形成というのは、これは長野県として中長期的に腰を据えて取り組んでいかなければいけないテーマだと思っておりますので、こうしたテーマについて市町村あるいは地域づくり団体、NPOの皆様方の創意工夫もいただきながら県として進めていきたいと思っております。募集期間につきましては、新年度から速やかな事業着手ができるように来年の1月4日から2月3日というかたちで募集をしたいと思っておりますので、ぜひこうした重点テーマに即した提案をどんどんいただけるとありがたいと思っております。
 それから5番目でありますけれども、浅川ダムの関係のF-V断層の調査についてであります。F-V断層の再確認のための調査につきまして、追加調査ということで行っておりましたが、11月4日に着手して、一応現地での調査については12月15日、昨日の時点で完了致しました。今回の調査におきましては、断層への礫(れき)の落ち込みの状況について礫層をはぎ取って岩盤の形状を確認してきたところであります。現在データのとりまとめ、分析、解析、総合的な検討を進めているところであります。年代測定も行っていかなければいけませんし、各種の分析結果を集合した資料も作成して専門家、産業技術総合研究所の中立的な専門家のご意見を求めたいと思っております。そうした作業を今行っているところでありますので、年明けにデータの取りまとめがかかってしまうということになろうかと思いますので、その後産業技術総合研究所の皆さんの意見を改めてお伺いしていきたいと思っております。
 以上5点申し上げました。それからもう1点追加を致しますが、12月14日にプレスリリースさせていただいているかと思いますが、放射能に関する住民説明会を軽井沢町で開催する予定にしております。東信地域、文部科学省の航空機モニタリング等でも高濃度とは言えないと思っておりますけれども、しかしながら原発の事故に伴う放射性セシウムの沈着が一部の地域において確認されているという状況もあります。先般もランチミーティングで軽井沢のお子さんをお持ちの皆さんとこの放射線の問題についてお話をさせていただいたけれども、私が感じたことの一つは、やはり住民の皆さんと私ども行政、これは国も含めてという感覚でありますけれども、コミュニケーションが必ずしも十分ではないのかなと、われわれができることを最大限やっていこうという姿勢で取り組んでいるわけでありますけれども、私どもが行っていることも必ずしも住民の皆さんに届いていないところもあるわけでありますし、また県民の皆さんのいろいろな不安等についても限定をされているということで、この問題について住民の皆さんと私ども行政がある意味で問題意識を共有して、私は協働・共創の県政と言っていますけれども、いまだかつてこんなことはなかった事態に対しては住民の皆さんと思いを共有して進めていくということが重要だと思っておりますので、そうした観点で12月27日の午後7時から軽井沢の中央公民館で放射能についての住民の皆さんへの県の取り組み状況のご説明、それから住民の皆さんとの意見交換を行いたいと思っております。加藤副知事はじめ関係課長が出席を致しますので、いろいろ不安感をお持ちの皆さんはぜひご参加ご出席をいただいて、感じていらっしゃることを率直にお話いただければありがたいと思っております。
 私の方からは以上でございます。

 

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取材者からの質問

 1 平成24年度当初予算要求概要について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 今週順次、予算要求の概要が発表されていまして、1つは、事業仕分けの要求ベースへの反映というものが、月曜日に発表されています。それで見かけ上、1,800万円程度の削減効果っていう、そういった効果も示されていますが、一方で事業ごとに仕分けの議論を踏まえたとみられるものもあるし、必ずしもそうでないかなとも個別いろいろあると思うのですが、最終的には、知事査定で今年度の仕分けは完結するってことになると思うのですが、現時点で、その反映度という意味で知事はどのように評価されているか聞かせていただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。これパブリックコメントをいただいて、最終的には私のところで予算全体を決定していくわけですけれども、各部それから行政改革課も仕分けにかかった事業については、かなり積極的に仕分けの場の議論を踏まえた対応をしてきていただいていると思っています。今回、仕分け人の皆さんとか判定人の皆さんにも、今の要求の状況についてお知らせをしていますので、また、そういう皆さんからもご意見が来るだろうと思いますので、そうしたものも見た上で最終的に判断していきたいと思います。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

 

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 2 後援会の収支報告書について 

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 話代わって、知事の資金管理団体の問題に関してですけれども、現状の点検の進ちょくと今後の目途について、分かっていることがあったら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 はい。今、後援会の皆さんに再度チェックをしてもらっているという状況でありまして、あと、それについて確認していただける方についても今選考中です。大体こういう方にお願いしようかなと絞り込めてきてはおりますので、私としては、今回きちんと修正するべきところは、報道等で指摘を受けていたこと以外も含めて、チェックをしていかなければいけないと思っていますので、慎重な対応をしっかりと行っていきたいと思っております。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 時期的には、年内とかそういうことは分からないですか。

長野県知事 阿部守一
 まあ、できればそうしたい。年内にはと思っていますけれども、第三者的な方にも見ていただいたりする時間も考えないといけないので、ちょっとまだいつということは、この場で申し上げられる段階ではありません。

信濃毎日新聞社 岩間基樹 氏
 分かりました。

 

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 3 TPPについて

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 TPPに関してお聞きしたいのですが、野田総理の表明前に、県は政府に反対の意思を伝えたと思うのですが、この野田総理の表明後、県としての姿勢としては、やはり反対というベースの中で考えていくのでしょうか。今後の対応お聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 十分な国民的議論なしに参加を表明することに対しては、反対だということで申し上げてきましたが、関係国との協議イコール参加表明ではないというのが、政府の解釈のようでありますので、私としては、引き続き十分な国民的議論を行うことができるような情報提供を国に対して求めていきたいと思っておりますし、反対、賛成のところで思考停止しているだけでは、県としての役割は果たせないだろうと思いますので、国がいろいろな対応をこれから考えていくことに対して、県としても確実に向き合えるような準備をしていきたいと思っております。今回の対策会議は、国際的な経済連携に関する対策会議ということで、TPPだけということではなくて、他の個別のFTA、EPA等であったり、あるいはASEAN+3とか6とかこれからいろいろな動きが出てくるものに対しても、広く対応しようと思っておりますので、そういう意味で単純に賛成するか反対するかということではない個別の問題についてもしっかりと整理をして、県としての考え方を出できるだけまとめていきたいと思っています。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 すみません。県の農業会議では、この交渉参加を撤回するようにと求める動きが強まっていますが、県としてはそういう動きは特に一緒にというのはないですよね。

長野県知事 阿部守一
 今の時点で交渉参加というか、関係国との協議という段階でありますから、それについて撤回しろと私は言う考えはないです。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 もう1点すみません。先ほどの会議の中で説明もありましたが、TPP交渉で、TPP参加にあたって自由化例外品目を提示しての参加は認められないと。ほとんど関税が撤廃されるのではないかというところで、国全体で結構議論が巻き起こっているようですが、野田総理も守るところは守るとおっしゃっていながら、こういう動きになるというところで、いろいろな意見が出ているようですが、知事自身のお考えをお聞きしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 何についてでしょうか。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 ほとんどの分野で関税が撤廃されてしまうということに関して知事はどうお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 センシティブ項目についての配慮というのは、全くないわけではないということではありますけれども、撤廃が原則だと。関税については全面撤廃することが原則だということがありますので、日本の場合は米等を中心に大きな影響はあるだろうと思います。プラス面マイナス面両方ある話なので、導入については、しっかりと分析をしていかなければいけないなと思っておりますが、私の個人的というか、知事としての意見を私が言えば個人では済まされないと思いますけれども、国際関係を強化したり、貿易を促進するということについては、大きな方向性は、私は望ましい方向性だと思います。そういう方向性が望ましいと思っています。ただ、この間もこの場で申し上げたと思いますけれども、ただ、風土だったりとか、文化だったりですね。全く違う国々が、本当に国境が無きがごときの貿易でいいのかということは、私は慎重に考えなければいけない部分があるのではないかなと思います。EUも各国の債務問題で非常に厳しい局面になっているわけですけれども、例えばEUの中心を担っているドイツと債務危機のギリシャというのは、ぜんぜん国柄とか、文化とか違う国だと思いますが、そうしたところが経済的に一体になっていく上では、単にお金で換算できない部分の調整というか、文化・歴史・考え方が違う国々が、本当に全く国境間の垣根を取り払う。私は、理念としてはいい話だとは思うけれども、今の現状で、いきなり何も国境間の措置がなくなりますよということが、それぞれの国々にとっても、あるいは世界全体にとっても、本当にいいのかというのは、よくよく慎重に考えていかなければいけないのではないかなと思っていますので、そういう意味では、そうした点も含めて、政府として進めていくのであれば、しっかりとした問題認識をわれわれ国民とも共有してもらった上で、こういうメリットがあるけれども、こういうデメリットがあるよということを、ぜひ、総理の口からもしっかり国民に説明して、そうした中で国民的議論を行っていくということが重要だと思っています。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 関連して一つ、今日、始めて開かれたこの対策会議はどんなことが最終的に結果として出るのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 一つは国の動きに対して意見を言っていくということでしょうね。今日も、県内の関係の皆さんの意見を各部局で十分把握してもらうよう指示しましたので、県内の意見も踏まえて県としての考え方を国に言っていかなければいけない。その取りまとめというのがひとつあると思いますし、意見を言っているだけでは仕方ないところもありますので、県として今後の動きに対して具体的に取り組むべきことがあれば、この場で議論をして進めていきたいと思っています。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 ありがとうございました。

 

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 4 非常勤行政委員報酬のあり方について

中日新聞 小松田健一 氏
 昨日、最高裁が非常勤行政委員の報酬について、滋賀県勝訴の判決が確定したわけですが現在も県の有識者検討会の方で検討が進められていますけれども、知事はこの問題についての基本的なお考えを改めて伺えればと思うのですが。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。最高裁の判決にコメントする、どうこう言うのもどうかと思いますが、私も公務員行政をやってきた立場からすると、判決内容の詳細は見ていないですけれど、私は妥当な判断ではないのかなと思います。一方で県としての見直しは、訴訟とは別の話で進めてきているわけでありますので、それはそれとしてしっかり検討してもらっているわけですので、早めに方向性を出していきたいと思っています。

中日新聞 小松田健一 氏
 特に最高裁の判断には影響されることなく、検討会の方で独自に判断して欲しいということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。これちょっと新聞で私も見ただけですので、判決内容をもしかしたら誤解しているといけないですけれど、私の理解は月額報酬を否定するものではないというのが判断だと思っていますので、そういう意味で、これはどういう報酬制度にするかというのは自治体の判断、これは県議会で、最終的に条例で決めていく話になりますけれども、県としてはどういう考え方でいくべきかということは、それはそれとしてしっかりと考えていくと、方向を出していくと、県としての考え方を出していくということだと思います。

 

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 5 今年の世相を表す漢字について

長野朝日放送(abn) 藤澤徳男 氏
 今年の世相を表す一つの漢字ですね、今年は一つ「絆」という字が選ばれましたけれども、災害があって、長野県も栄村の震災等ありましたけれども、この「絆」という漢字が選ばれたことについて、知事の所感をお伺いしたいのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 私は、いろいろな所で今回の東日本大震災を契機にして、多くの気付きがわれわれにあったというお話をさせてもらっていますし、その中で人と人との絆、地域と人との絆、あるいは地域と地域の絆、そうしたものの重要性が改めて認識されたのではないかというお話をさせていただいていますので、そういう意味で多くの皆さんが「絆」というものに対して、今年の一年をですね、重ね合わせたというのは、私も非常に同じような感覚を持って報道を見させてもらいました。

長野朝日放送(abn) 藤澤徳男 氏
 その上でお聞きしたいのですけれども、知事がもし今年一年を振り返って一つ漢字を選ぶとしましたら、どんな漢字を選ぶかというところなのです。これいかがですかね。

長野県知事 阿部守一
 私は漢字一文字だと「希」ですね、希望の「希」。希望の「希」って願ったりすることでもありますし、私は、今年は本当に災害、東日本大震災、長野県北部の地震をはじめ多くの震災、あるいは災害があった年であります。そういう中で多くの人たちが、家族であったり、知人の無事を願った年でもあると思いますし、それと併せて次への希望、まだ確実に見出しきれていないところもありますけれども、しかしながら新しい地域づくりに向けての動きというのが進んでいるわけでありますから、そういう意味で私は、希望の「希」という漢字が、私としては今年の漢字にふさわしいのかなと、併せて希望の「希」というのは、「まれ」という意味でもあるのですよね。千年に1度とも言われるような、こういう未曾有(みぞう)の惨事であったり、あるいは原発の事故だったり、そうしたものは本来あって欲しくない、あってはならないものでありますが、そうしたまれなことが起きたのがこの2011年だと思いますので、願いだったり希望だったり、そしてまれなことが起きてしまったということをもろもろ込めて私は希望の「希」という一字を今年の漢字として選びたいと思っています。

長野朝日放送(abn) 藤沢徳男 氏
 たしか去年、選ばれた漢字が、知事ご自身が難しいという一文字をあげられて、いろいろな意味を込められたと思うのですけれども、ご自身の中では、ご自身の感情からしますと難しいから希望の「希」というのは、かなり変化したというような、この1年でお気持ちは変わったというような感じですかね。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。去年は難しいというのはどちらかと言うと、県政に着目した感じの選び方だったと思いますが、今回は社会全般に目を向けて「希」という漢字にさせてもらいましたけれども、あえて県政との関連でいけば、今まさに中期計画を新しく作っている最中でもありますし、私も知事の仕事を1年と少しやらさせていただいて、次に向けて、次のステップに向けてある意味私自身も方向性を、去年の段階はまだ模索していた段階だと思いますけれども、今はかなり中期計画あるいは行政・財政改革も私なりの方向性を見出してきていると思っていますので、そういうことも背景にあって「希」という漢字が浮かんでいるのかなと思います。

長野朝日放送(abn) 藤沢徳男 氏
 はい、分かりました。ありがとうございます。

 

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 6 避難者向け借り上げ住宅支援について

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 一つお伺いをしたいのですけれども、県外から長野県に避難している東北地方の避難者の方についてですね、民間賃貸住宅借り上げ制度を長野県でもやっているかと思いますが、先日福島県が年内以降も継続する方針を示されたところなのですけれども、長野県はどういった対応を今後とっていこうと考えていらっしゃるかをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 それは新規に入られる方でしょうか。それは危機管理部の方で。私は福島県がそういう方針であれば長野県も基本的に同じ方向性でやらないといけないと思いますけれども、危機管理部の方でその件を知っていれば。

危機管理部危機管理防災課長 池田秀幸
 先ほどのご質問ですけれども、いろいろ話は報道などがあるようですが、正式にですね福島県さんの方から、いつまでとかですね今後こういう対応するという正式通知をいただいておりませんので、現在は12月の末までということで進めさせていただいております。

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 正式な通知が着き次第また検討されるという理解でよろしいでしょうか。

危機管理部危機管理防災課長 池田秀幸
 正式な通知が来ましたら、またいろいろ検討していきたいと考えております。

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 ただ、今の段階では、前と同じように年内での締め切りということを考えていらっしゃるということでよろしいですか。

危機管理部危機管理防災課長 池田秀幸
 そういうことでございます。

信濃毎日新聞 河原千春 氏
 分かりました。

長野県知事 阿部守一
 ちょっとそれは福島県に問い合わせしてみてください。どういう状況になっているのか。

 

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 7 平成24年度当初予算要求概要について(2)

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 予算要求概要がですね、今日で出そろうので1点目はそちらなのですけれども、知事は今回の予算編成にあたっては、再三、夏ぐらいからですね部局レベルだったり課レベルでですね、要求を諦めることなくですね、思い切って新しい課題の挑戦であるとかといった部分については要求するようにというようなご趣旨の発言を、繰り返されていらっしゃいましたけれども、今回出そろってきた予算要求をご覧になってですね、そうした昨年までに比べてですね、そうした財政的な縛りと言いますか、制限を超えた要求というのが感じられたかどうかというのが1点と、感じられたとすれば例えば、こんな事業については今まではなかなか要求が上がってこなかったり、要求の額とすればもうちょっと小さかったのではないかと考えられるところがあれば、例示をいただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 これから予算査定をするので、私が全部逐一事業の中身を聞いているわけではないので、若干感覚的な話になって申し訳ないのですけれども、まだ、私が目指す形が100だとすれば、まあ60ぐらいかなという感覚です。各部局それぞれ一生懸命頑張ってもらっていると私はすごく感じているのですけれども、一つは長年そういう仕組み、長年そういう仕組みとは、長年シーリングの枠内で考えていくということでやってきているメンタリティを職員全体が変えていくにはもう少し時間がかかるなと思うのと、仕組み上も例えば私の方から各部局にこういうのを検討しろと言っていることは多いのですが、それは部局がさぼっているのではなくて、部局の側に私が立ってみると例えば、新しい施策、そういうものについては今回出そうと思えば出せる形にはなっていますけれども、従来からやっているような施策で、しかしながら毎年毎年削られ続けてやっぱりここで増やさなければいけないというような話はなかなか別の問題ですと。今までやっていたことを別枠で出すっていうような、それは今の仕組みではなかなか難しい。で、私は例えばそういうこれまでやってきたものの中にも本当は重要なもの、ベーシックでやらなければいけないものってあると思いますので、そういうところは実は仕組みをもっと踏み込んで変えていかないとなかなか改善にはつながらないのかなと、そういう私は問題意識を持っていますので、今回全て必要なものが、私が期待しているものが全部要求ベースで出てきているかというと、まだそういう仕組みを改善が必要な点があるなと私自身は感じていると、むしろそういうところは個別に私の方からもうちょっと増やせないのかということをこれまでもやっていますし、これからもやっていかなきゃいけないのかなと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 最後のご発言とも重なるのだと思いますが、今後知事査定に臨む上ではですね、今おっしゃったような個別の知事側からの注文というのもあるのだと思いますが、その上でどんな姿勢で知事査定には臨んでいきたいとお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。今、ネガティブな面しか言わなかったですが、例えばスポーツを核にしたいろいろな地域振興とか教育との連携だとか、そういう工夫だとか、あるいは地方事務所長からの提案の話だとか、あるいは移住交流の話だとかそういうのはかなり部局横断的にいろいろな検討が進んできて、それぞれ出てきていると思っていますので、そういう前向きな話はどんどん伸ばしていかなければいけないなと思っています。それとあわせて私はどういうスタンスなのかというのは、財政課ともまた私は個別に、実際に課や部局との調整する皆さんと直接いろいろな話をして問題意識を共有しようと思っていますけれども、例えば、言い方は悪いですけれども、やっていること自体が自己目的になってきているものは本当にないのかどうか、例えば県ですから、一部の地域で当初モデル的にやるのは私はあると思っていますけれども、それがいつまでも全県展開されないままですね、一部の対象だけ一部の地域だけというものは私はどこかで見切りをつけなければならない。見切りをつけるというのはもっとしっかり全県的に効果がある施策に変えるか、もうやめるかと、メリハリをつけていかないといけないので、私は事業の間伐という言い方をさせてもらっていますけれども、木の間伐と同じように事業も、いっぱい木が生えてればいいという話では私はないだろうと、いっぱい木が生えていると実は行政は便利なことが多いのですよね、いろいろな団体とかいろいろな人に言われたときに、これやれと言われたとき実はこれやっていますと。これやっていますっていうのは、ちょっとだけやっていてもやっているうちに入れてしまうのが行政の悪い癖なので、本当は大木に育てなければいけないのがちょっと芽が出ているようなものでもやっていますと言えてしまってきているのが今までの行政ですが、私はそれではいけないと思うのです。本当に育てるものと間伐するものとはやっぱり整理をして、しっかりと見切りをつけなければいけないと思っていますので、そういうスタンスで財政課とも問題意識を共有して、私自身も査定をしていかなければいけないと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 分かりました。

 

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 8 ファシリティマネジメントについて

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 それからもう一つは、ファシリティマネジメントの基本方針が決定されましたけれども、ちょうど先ほどの推進会議の中ではそういう言及はなかったので教えてほしいのですが、推進体制の中で、推進会議のほかにですね、これ専門部署の設置というのを掲げていらっしゃいますが、これは基本的には来年度4月に何か課、室であるとかそうしたものを設けて、このファシリティマネジメントというものを全庁的に進める起点にしていくというお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 どこに書いてあるのでしょうか、そのコメント。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 資料1番の左下のところです。

長野県知事 阿部守一
 これは、これからの組織人事の中で議論をしていかなければいけないと思いますけれども、今までは管財課で頑張ってやってもらってきていますけれども、どちらかというと施設の管理はそれぞれの施設管理者みたいな形になっていたものを、ファシリティマネジメントということで、これ横串を刺していかなければいけない話なので、そういう意味でこのファシリティマネジメントを推進する上で組織のあり方も含めて考えていかなければいけないと思っているところでありますので、これからちょっと具体化をしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 そうしましたら推進体制自体は決まって、それから行程表なども出てきていますが、この中心になる専門部署というのはまだ時期的には明示はできないということですか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。ファシリティマネジメント推進会議で一応その横断的にやる体制は作っているので、あとはコアになって支えていく形をしっかりと整えていきたいということです。

 

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 9 「地域発元気づくり支援金」について

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 地域発元気づくり支援金の関係で、今回、県全域で重点的に推進するテーマというのを設定された目的、ねらいというのをもう少し詳しく伺いたいのと、あと、地域の重点テーマとこの県全域の重点テーマの関係というのはどういうふうになるのか、県全域のテーマに沿った形で各地域のテーマというのを決めていかなければいけないような、そういう流れになるのか、個別に考えていいよということなのかというのをお伺いしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 地域のテーマはそれぞれの地域で考えてもらうという形ですので、今回、県全域のテーマを作った考え方ですけれども、これは毎年10億円の元気づくり支援金で市町村とか地域づくり団体の皆さんに配分してきているわけでありますけれども、私の問題意識として、これは税金を使っているわけですから、もちろんそれぞれの団体の活動で効果をあげてもらっていることがいっぱいあると思っています。だけど、県民の皆さんから県として税金をいただいて事業を行っていくわけですから、やはり今年よりも来年、来年よりも再来年その県の施策目的がより進んでいる、要するに県全体としての元気づくり支援金があることによって効果が発揮されているということが、私は必要だと思っています。そういう意味で、自然エネルギーそれから雇用の問題、それから景観の問題、それぞれ重要なテーマであると同時にですね、これは県が一律にこうだああだということよりは、むしろそれぞれの地域での独自性というものを発揮してもらわなければいけないテーマでありますから、まさに、県全体としての方向性を示して、自然エネルギーの拡大であれば、これは着実に進めていきたい、それを地域の創意工夫の中で、一緒になって目指していってもらいたいと、そのためにこの元気づくり支援金の県としてのテーマを作ったということであります。

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 分かりました。

 

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 10 浅川ダムF-V断層再確認追加確認の追加調査について

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 ちょっと別の話題なのですけれども、浅川ダムのF-V断層の関係なのですが、追加調査の結果の公表のあり方というのは現段階でどういうふうにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 結果の公表というのは、基礎的なデータは集めたところでありますので、それは専門家の皆さんに提示をする形に資料を整えるという作業を行わなければいけないので、それがまとまった段階で県民の皆さんにもお伝えをしていくことが必要だと思います。河川課の方で具体的なスケジュール等があれば…

建設部河川課長 鎌田朝秀
 先ほど、知事の方からもお話しがございましたように、年明けまで資料整理等かかりますので、年明けてから産総研(産業技術総合研究所)さんの専門家の方に、また日程調整等しましてですね、ご相談したいということで、その産総研さんの専門家の方ともいろいろ意見交換しながらですね、その後の報告等についての中身については考えていきたいと思っております。

信濃毎日新聞 渡辺知弘 氏
 分かりました。ありがとうございました。

長野県知事 阿部守一
 はい、どうもありがとうございました。

 

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