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更新日:2015年6月22日

知事会見(平成24年(2012年)1月27日(金曜日) 11時00分~11時20分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 平成24年度当初予算の知事査定、発達障がい者支援のあり方検討会からの報告、浅川ダムF-V断層の追加調査結果に係る産総研への説明について

取材者からの質問

  1. 被災地のがれき処理の受け入れについて
  2. 水資源の保全対策について
  3. ブランド推進室の設置について
  4. 県森林整備基金について

 

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本文

阿部知事からの説明

 1 平成24年度当初予算の知事査定、発達障がい者支援のあり方検討会からの報告、浅川ダムF-V断層の追加調査結果に係る産総研への説明について

長野県知事 阿部守一
 おはようございます。1月27日の会見を始めさせていただきたいと思います。ちょっと喉の調子がおかしいので、多少ガラガラ声で聞きづらいかもしれませんが、ご了解いただければと思います。私の方からは、冒頭3点お話を申し上げたいと思います。
 1点目は、24年度当初予算に向けての知事査定の最中ということで、まとまった段階で、発表、公表させていただくように致しますけれども、途中経過、今日の午後から順次、紙ベースにはなりますけれどもお知らせをしていくような形になろうかと思います。私としては、長野県の強みとか長野県の特色とか、そういうものをしっかりと伸ばしていくことができる前向きな予算にぜひしていきたいと思って予算査定に臨んでいるところであります。また、全体像については、まとまった段階でご説明をしていきたいと思います。
 それから2点目でありますけれども、発達障がい者の支援のあり方の検討会につきまして、かねて福岡座長の下で検討会の議論をしていただいていたわけでありますけれども、昨日、報告書を受け取りました。報告書をまとめていただきました福岡座長をはじめ関係の皆様方に改めてお礼を申し上げたいと思います。そのときも申し上げましたけれども、私も教育のタウンミーティング、あるいは保護者、お子さんをお持ちの皆さんとお話する中で、かなりこの発達障がいの子どもたちへの支援の話というのは、いろいろなところで出てきています。これは、県としてもしっかり対応していかなければいけない課題だと思って、この場でも何度も申し上げてきておりますけれども、そうした中で、さまざまな関係者が集まっていただいて、非常にすばらしい報告書をまとめていただけたのではないかと思っています。医療の提供から普及啓発まで発達障がい者支援の全体像を示していただいたわけであります。地方自治体として横断的な形で、なおかつ現場の第一線の専門家の皆さんに集まっていただいて、こうしたものをまとめたというのは、他にあまり例がないのではないかと思っております。サポート・コア・チームの設置であるとか、あるいはサポート・マネージャーの設置ということで、圏域ごとにさまざまな医療だったり福祉だったり教育だったりいろいろな分野がありますけれども、そうした分野をまたがって超えて、子どもにも年齢層によって分けてしまうのではなくて、総合的に関係者が連携協力していこうという体制のご提案でありまして、全国的にもあまり例がない進んだ形だと思っております。私としてはこの報告書を最大限尊重して、発達障がい者そしてそのご家族の皆さんも含めて安心して勉強できる、安心して働ける、希望を持っていただけるような長野県にぜひしていきたいと思っています。
 すみません、喉の調子が悪くて申し訳ないです。3点目でありますけれども、浅川ダムのF-V断層の関係であります。F-V断層の追加調査をかねてから行ってきたわけでありますけれども、追加調査した結果が取りまとまりました。この調査結果を1月30日に産業技術総合研究所に県の河川課長がお伺いして、調査結果の報告をしようという形になっています。追加調査の内容やあるいは結果につきましては、県民の皆様方に対しても産総研の専門家の方にご報告をした後に公表をしていきたいと思っています。その詳細については、今日の会見終了後、私の会見が終わった後に河川課長の方から現状等を含めて詳細にご説明をさせていただきたいと思っています。

 

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取材者からの質問

 1 被災地のがれき処理の受け入れについて

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 静岡県の島田市とかいろいろ議論が進んでいるようなんですが、被災地のがれき処理の受け入れについてこれまで知事会見でもいくつか出てきましたが、現状での知事の方針ですとかお考えをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 状況はいろいろ全国的に動きがあって、全国知事会長もそのことについて地域それぞれの実情を踏まえて考えてほしいというようなお話もありました。私としては、昨年末に申し上げましたとおり、今、長野県内で発生している放射性物質を含んだ焼却灰であったり土壌であったりそうしたものの処理が進んでいないという状況がありますので、まずはそこをしっかりと進めていくということが先決だと思っております。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 その先のことはまだこれからという感じ・・・。

長野県知事 阿部守一
 その先のことはまだこれからで、そこのところをまずしっかりとやらないと、まだ県内の放射性物質を含んだ焼却灰をどうやって処理するかと、どこに持っていくかということがまだ決まってない段階でありますから、まずはそうしたものへの対応というものをしっかりやらなければいけないと思っています。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 ありがとうございました。

 

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 2 水資源の保全対策について

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 先日、佐久の柳田市長もいらっしゃったように、今、水源地の保全についての議論進んでいると思うんですけれども、その一部で条例とか水源地の公有化促進などのお話もちょっと聞こえてきているんですけれども、そちらについて県として今どのようなお考えとですね今後の目途、どういった対策をとられていこうとしているのかについてお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 これは県としてもかねてから関係部局、環境部、林務部を中心に検討してきているわけでありまして、その検討結果のとりまとめが行われた段階で、また私の方からよく皆さんにもお話をしたいと思っておりますけれども、今検討している方向性というのは、やはり水源あるいは地下水、あるいは水源地というものは長野県における大変重要な財産だという認識の下でそうしたものをしっかりと保全していく、守っていくと。もちろん有効な活用という観点も必要でありますけれども将来にわたって守っていくということをしっかりと行っていかなければいけないと思っておりますし、そういう前提での議論を行ってきております。そうした中で、一つは土地取引のあり方について、これは国土利用計画法等との関係もありますけれども、県としてしっかりと状況を補足できるようにしていくことが必要ではないだろうかという議論と、それからもう一つは水源地等について、さまざまな形の規制の手段がありますけれども、例えば保安林化を進めるあるいは公有地化を進める、そうしたことを考えていくことが必要ではないかということで議論をしております。私としては長野県の財産を守るという観点から県としてできる限りのことをしていかなければいけないと思っていますが、他方で市町村の仕事とも関係してくる話でありますので、先般、佐久の広域から要請いただきましたが、あのときにむしろ私の方からお願いをしたい事項だということで申し上げましたけれども、市町村の皆さんと一緒になってどういう部分を市町村の皆さんにやっていただいて、どういう部分を県がやるのがいいのかということを踏まえて具体的な対応を進めていきたいと思っています。国の法律にかかわる事項も当然ありますのでそうした点についても真剣に考えていきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 これに関連してなんですけれども、条例の制定の話もあるんですが、こちらについてはどのようなイメージでいつ頃までにというようなことをお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これはやると決めたら早くやるということだと思いますけれども、先ほども言いましたように条例を作ることだけで物事が直ちに解決するという話でもないだろうというところもありますので、いろいろな手段を排除せずに幅広く考えていきたいと思いますし、方向を決めたらスピード感を持って対応していきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 山口雅史 氏
 まだ、その条例の中身の具体的なところについてはまだ決まっていないというような状況なんですか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど言いましたように、庁内での検討を行っている段階で近々まとまると思いますので、まとまりましたらその内容についてはまたお知らせするようにしたいと思っています。

 

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 3 ブランド推進室の設置について

信越放送(SBC) 伊藤一郎 氏
 先ほど、県経営者協会の方が観光についての提言された中で、知事のお答えの中で信州ブランド推進室のお話がありましたが、これについて今の段階でどれ位の規模でどんなことをやるのかということがありましたら教えていただけますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 規模は実際の人の配置との関係を考えていかなければいけませんけれども、やっていくことについては私としては、今もブランド、例えば企画部で一部やったりしていますけれども、もう少ししっかりと長野県の価値である良さ、実質を伴ったブランドづくりというものをしっかりと行っていかなければいけないと思っています。この間、長野県観光振興審議会で「ワールド・カフェ方式」で私も議論に加わったときもいろいろなご意見が出てきましたけれども、そうした中でもやはり信州ブランド、地域ブランドをしっかり構築するべきだというご意見もいただきましたし、先に企業立地推進員の企業の経営者の皆さんと東京でお話をさせていただいたときも、やはり企業誘致も含めて長野県・信州ブランドをしっかりと確立していくことが極めて大事だというようなお話もいただいています。具体的な取組内容についてはこれからでありますけれども、例えば個別のところの具体例を出すといけないかもしれませんけれども、観光振興審議会の議論の中で出ていた話として、例えば三越の包装紙があります。中身はいろいろなものを入れますけれども、それは三越の包装紙で包まれることによって一定のブランド力を持つわけでありますし、ブランドのそもそも意味するところというのは単にロゴをどうするかという話ではなくて、ある意味で品質を保証するということにもつながるわけでありますので、単なるキャンペーン的なブランドということではなくて、やはり実質的な価値を高めるとか、先ほどの水の話もありましたけれども、そういうものと方向性を同じくする中での信州ブランドの確立というものをしっかりと行っていきたいと思っています。

信越放送(SBC) 伊藤一郎 氏
 ありがとうございました。

 

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 4 県森林整備基金について

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 先日、県会の各派代表者との懇談会でもご説明があったところですけれども、11月補正で計上された森林整備加速化基金の内々示額が4割程度にとどまっているということで、2月補正にはかなり大きな額の減額補正が必要になりましたが、今回の事態について予算提出者のお立場からどんなふうに受け止めていらっしゃるか、それから今後についてどう考えていらっしゃるか、お聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 国の予算にかかわる話ですので、もう少し情報をしっかり取れなかったのかなというところはありますけれども、いずれにしても国の整理がそういう形になってしまって、東北の方にも財源を回さなければいけないということで減額になってしまったということで、私としては率直に言って残念でありますし、林野庁長官にも私から電話をさせていただいて、長野県としてはこの森林整備の基金についてはその事業の創設自体も積極的に支援をさせていただいた立場でもありますし、長野県は森林県ということでそういう意味では貴重な財源を有効に使おうと思っておりましたので、ぜひ引き続き国としてもできる限りの配慮をしてもらいたい、対応してもらいたいということをお願いをさせてもらっています。特別交付税措置との関係もある話で、来年度以降の特別交付税で対応される分もあると聞いておりますので、県としてもその必要性については林野庁あるいは総務省に十分説明して、引き続き次年度以降の財源の確保について努めていきたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

 

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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