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更新日:2014年4月2日

知事会見(平成26年(2014年)4月2日(水曜日)11時00分~11時23分 会場:県庁)

項目

知事からの説明

  1. 部局長会議を開催、「信州宝歌(たからうた)」について

取材者からの質問

  1. 「信州宝歌(たからうた)」について
  2. 知事任期中の成果について(1)
  3. 防衛装備移転三原則について
  4. リニア中央新幹線について
  5. 教員の不祥事の再発防止について
  6. 知事任期中の成果について(2)
  7. 消費増税への対応について

本文

知事からの説明

 1 部局長会議を開催、「信州宝歌(たからうた)」について 

長野県知事 阿部守一
 それでは、4月2日の会見を始めさせていただきます。私の方からは、部局長会議の開催の話と「信州宝歌(たからうた)」というCDをみらい基金のほうで作ってもらいましたので、このことについて、お話しをしたいと思います。
 まず、新年度、平成26年度が昨日からスタートしました。今日の部局長会議でも発信力を意識して取り組んでほしいということを各部局長にもお願いしておりますので、私の方もできるだけ、県の取り組みをこの場でお伝えしていくようにしたいと思いますので、ぜひ皆さんには、県民の皆さんに県の取り組みが伝わるようにご協力いただければありがたいと思っています。
 今日の部局長会議は、報告事項5点でありました。そのうち、リニア中央新幹線の地域振興推進本部をまず設置してまいります。私は本部長ということで、副知事、関係部長、そして下伊那地方事務所長で構成していきます。また、現地推進本部は、上伊那、下伊那、木曽地域の地方事務所長と建設事務所長で組織をしてまいります。下伊那の地方事務所長がとりまとめ役という形にしてまいります。併せて部局横断的な取り組みをしていくという観点で、リニア推進担当部長を新たに配置したところでございます。環境影響評価準備書に対する知事意見を出したところでございますけれども、環境影響評価に対するJR東海の対応も注視していかなければいけないと思いますし、リニアの整備効果を最大限発揮することができるようにするためには、部局の枠を超えて県としてしっかりと取り組んでいくことが必要だと考えております。この推進本部を核として、総合的な取り組みを地域の市町村とも連携してしっかりと行っていきたいと思っています。
 それから、予算の執行方針について財政課長の方から、総務部長名で各部局長に通知したものの報告がありました。ポイントは4点であります。一つがしあわせ信州創造プランの加速化というものであります。2年目ということになりますが、組織改正等も今回行いましたので、総括マネージャーを一部変更したほか、担当部長を推進リーダー等に加えて、プロジェクトの推進を図っていきたいと思っています。しあわせ信州創造プランについては、部局長会議で、ぜひ成果にこだわって取り組んでほしいということを話をさせていただきます。それから、2点目が行政経営理念と行政財政改革方針の具体化、3点目が経済雇用対策の実施、4点目が大雪による農業被害対策の実施。こうしたことを通じて、平成26年度予算に盛り込んだわれわれの思いを執行段階で、ぜひしっかりと具体化をしていきたいと考えております。
 それからもう一つ、皆さんのところに「信州宝歌(たからうた)」のチラシというのを配布していますかね。これはCDであります。長野県出身の作詞家・作曲家による童謡・唱歌の名曲、そして県歌「信濃の国」を姫神がアレンジをして、ミステラ・フェオが歌うということで、長野県みらい基金と東京の音楽制作会社が共同で企画・制作をして本日発売ということであります。この売り上げについて、一部は、みらい基金と長野県に寄付されて、子どもたちのために使うということになっておりますので、ぜひ皆さま方のご協力をお願いしたいと思います。この点について、県民協働課の方から少し補足的に説明してもらえますか。

県民文化部県民協働課長 高田真由美
 
皆さまのお手元の方にございますように、今回は長野県の皆さまのぜひ引き継いでいただきたいということでの歌をまとめたCDを発売させていただいておりますが、こちらのほうは長野県内で寄付文化を醸成していくために企画を致しました寄付付き商品の第1弾という形になります。今回は春夏バージョンということになっておりますけれども、第2弾と致しまして秋冬バージョンのほうも企画していると聞いておりますので、ぜひ皆さまの理解を広げていただければと思っておりますので、よろしくどうぞお願い致します。

長野県知事 阿部守一
 
私の方からは以上でございますのでよろしくお願い致します。

取材者からの質問

 1 「信州宝歌(たからうた)」について 

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
1点目は今ちょうどお話しがあったところなので伺いたいのですが、この信州宝歌というのは今おっしゃったように寄付付き商品の第1弾になるというお話でしたけれども、販売はエリアであるとかインターネット含めて、販売の形態等はどんなふうにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
それはまた担当課の方からご説明をしてください。

 県民文化部県民協働課長 高田真由美
 
平安堂ですとか、ライオン堂ですとか県内のCDショップのほか、アマゾンでも取り扱っていると聞いております。

長野県知事 阿部守一
 
これいくら寄付されるの。

 県民文化部県民協働課長 高田真由美
 
現在、最終調整中と聞いております。正確な金額はちょっとまだ調整中でございます。

長野県知事 阿部守一
 
それじゃ分かったらしっかりと発表してもらえますか。

県民文化部県民協働課長 高田真由美
 
はい、分かりました。

 2 知事任期中の成果について(1)

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
別の質問になりますが、昨日から新年度が始まりまして、昨日以降年度初め式、それから今日の部局長会議等ですね、知事の口から成果にこだわってほしいという話、再三あったかと思うんですけど、知事自身のご任期というのも今年8月末、1期目の任期が8月末までになりますが、知事ご自身の中でも成果にこだわりたいというのは例えば公約であるとか、それから2年目を迎えるしあわせ信州創造プランですとかあるわけですけども、特にどうした部分についてこの任期中、成果にこだわりたいとお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね。任期も残りもう5か月ですよね。そういう意味で県民の皆さまにお約束をしてきたこと、そしてしあわせ信州創造プランに掲げたこと、もちろん創造プラン自体は5年間の計画でありますから、この数か月で全部実行するというわけにはいかないわけですが、できるだけ具現化するように取り組んでいかなければいけないと思いますし、また私の公約の進ちょく状況についても、平成25年度終わりましたので、そういう意味でもう一回あらためて検証をしていきたいなと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
分かりました。これについては先日、これは公務の方ではなくてですね、政治家としての活動にもなりますが、出版記念パーティー等3会場で開かれたりして、非常にその多く再選出馬に期待される声もありましたけれども、そちら次期知事選への対応というのはですね、現時点において何かお気持ちの変化等ありましたでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
基本的には、県議会で答弁させていただいたとおりでありますが、お話しにありましたように、出版記念パーティー等も開いていただく中でですね、私自身本当にこれまで大勢の皆さまに支えていただいて、またご協力いただく中で、知事としての仕事を進めてくることができたなという思いを新たにしておりますし、そうした感謝の気持ち、これ県民の皆さますべてに対して、改めて感じているところであります。そうした思い、そしてさまざま、今お話あったように、いろんなご発言等もいただいているわけですので、そうしたことを私自身受け止めた上で、自分自身の考え方を固めたいと思っております。

 3 防衛装備移転三原則について  

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 
これは別途、最後の質問になりますが、県政の課題では直接ないんですけれども、昨日政府がですね、これまでの武器輸出の三原則に代わってですね、防衛装備の移転に関する新たな三原則というのを設けられて、これは今までに比べると、かなり方針としてはですね、変わるものになるわけですけれども、他にも集団的自衛権の解釈改憲の動きであるとか、そうした部分については、これまで県会でもご答弁されたりしていらっしゃいますけれども、この武器輸出の新たな原則については、どんなふうに受け止めたりされていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
この武器輸出防衛装備については、内容を詳しく承知していないので、直ちにそれが良いとか悪いとか、今ここの場で申し上げられる状況ではありません。ただ、特定秘密保護法であるとか、あるいは集団的自衛権の行使の議論であるとか、非常に安全保障、日本の安全保障の根幹に関わるような議論が非常に幅広く行われている中で、そういう意味で、漠然とした不安感を感じる国民が多くなっているんじゃないかという感じがします。極めて重要な論点、さまざま含んでいると思います。平和国家として、これからも日本が存在し続けるということが私は重要だと思いますので、そうした観点で、ぜひしっかりと国民的な議論を行う中で、国のかじ取りをしていっていただきたいなと思っております。 

 4 リニア中央新幹線について 

日本放送協会(NHK) 清木まりあ 氏
 
2点お伺いしたいんですけれども、まず1点、リニアの推進本部のことなんですが、今年リニア着工に向けて動く中で、この推進本部でどういった課題を優先的に話し合われていきたいのか、お考えをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 
これは、リニア新幹線自体は、JR東海が建設主体となって長野県駅ができるわけですけれども、単純に駅ができましたということだけで、長野県にとってプラスになるわけではないだろうと思っています。むしろ地域の皆さんと一緒になって、このリニア中央新幹線の駅をどういう形で活用していくかと、これは県駅だけではなくて、山梨県駅であるとか、あるいは岐阜県駅との連結ということも含めてですね、しっかりハード、ソフト両面で考えていく必要があるだろうと考えております。そういう意味で、この推進本部の場で、部局横断的にですね、このリニアを契機とした地域振興について考えていきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 清木まりあ 氏
 
環境影響評価書の公表もあると思うんですが、そういった点もこちらの本部で中心に話し合われるということでよろしいのですか。

長野県知事 阿部守一
 
環境影響評価については、先般意見を出したわけであります。それについて、まずはJR東海がどういう対応するかということを、私どもとしては注目をしていかなければいけないと考えております。いわゆる狭い意味での環境影響評価準備書に対する意見とは別に、もう少し広い観点での知事意見ということも出させていただいていますので、そうしたことへの対応状況等は、もちろんこの本部の中でも共有をして、県としての取り組み、次の段階でどういう対応していくかということには生かしていきたいと思っています。 

 5 教員の不祥事の再発防止について 

日本放送協会(NHK) 清木まりあ 氏
 
ありがとうございます。あと1点なんですけれども、先日、松本市の元校長先生が治療費を詐取してたという事案がありましたけれども、校長という管理職の立場を利用して今回こういうことができたという中で、県教育委員会の話ではあると思うんですが、そういったチェック体制などはどのようにこれからお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね、教育再生、教員の不祥事が相次ぐ中で教育再生に取り組もうということを具現化している最中で、またそうした、まあなんというか、本来教員を指揮指導監督する立場の校長が、不祥事を起こしてしまったとうことが大変遺憾な事態というふうに思っています。不祥事を根絶するためにコンプライアンス体制を強化とかですね、そうしたものを教育委員会サイドで着実に進めてきていますので、今回のような事件ということも念頭においた上で、しっかり対応できる体制づくりを進めていってもらいたい。

日本放送協会(NHK)清木まりあ 氏
 
今回、今までと違ってちょっと管理職の立場を利用したというところで、今までと違うのかなと思ったのですが、その辺りで特に新しく重点的に対策していくとかそういうお考えはありますでしょうか?

長野県知事 阿部守一
 
職務執行上の話と私生活上の問題と今回の場合は両面にまたがっている話であろうと思いますが、個々のケースにもちろん対応していかなければいけない部分もあると思いますけども、やはりこれは教員であると同時にわれわれ公務員でありますから、当然、そうした自覚をしっかり持って日々の職務に取り組んでもらうということが基本だろうと思っています。本来、今回のような事案があってはならないということは言うまでもないわけでありますし、当然ですね、責任ある立場の人間であればしてはならないことだということは分かっているはずであります。そうしたことで、やはり再度ですね、しっかりそれぞれの職員、教員、自覚をしてもらうということがまずは必要だろうと思います。

 6 知事任期中の成果について(2)

読売新聞 戸田貴也 氏
 
先ほど知事のお答えの1点補足なんですけれども、公約について25年度末が終わってですね、検証したいというふうにおっしゃってましたけれども、知事選はともかくとしてですね、それを県民に公表とかですね、する気があるのかという点やいつ頃までにしたいという点についてお答え願えますか。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね、何て言うか、知事になって1年目、2年目、3年目どれぐらい達成できているかっていう自己評価をこれまでも公表させてきていただいてますんで、もちろん同じような形では公表したいと思っています。いつまでにということは、まだしっかりスケジュールは持っているわけではありませんが、新年度にもなりましたし、平成25年度までの成果なり達成状況という形で自分自身しっかりもう1回振り返ってみたいと思っています。

 7 消費増税への対応について

信越放送(SBC) 清水秀行 氏
 
昨日、消費税が8%になりましたけれども、その関連で今日の予算執行の方針の中でも、経済対策、雇用対策が触れられてますが、知事としてですね、新年度始まって上半期中心になっていくかと思いますが、どのような対策、対応を取っていくべきだというふうにお考えでしょうか、改めてお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 
そうですね、予算執行方針の中でのポイントの一つが、この経済雇用対策の部分だと考えております。そういう意味で、まず年度前半の需要喚起をしっかり行っていきたいと考えています。そうした観点で、建設事業の公告期間の短縮等行ってまいりますので、極力迅速な予算執行に努めていきたいと思っています。また、中小企業振興条例、そして契約に関する条例、前回2月県議会でご議決をいただきました。中小企業者の受注機会の確保等、この条例の中にも盛り込まれていますので、地域経済にプラスの効果が発揮できるように、この条例の趣旨も踏まえた対応をきめ細かに行っていきたいと考えています。

信越放送(SBC) 清水秀行 氏
 
その関連ですけれども、知事としてですね、どこら辺にこう影響がですね、一番、県内としては大きいのかなというふうにお考えなんでしょうか。 

長野県知事 阿部守一
 
どこら辺ていうのは業種?

信越放送(SBC) 清水秀行 氏
 
業種であったりとか、中小企業であったりとか、製造業を含めてなんですが、どこら辺が。

長野県知事 阿部守一
 
消費税自体は最終的には消費者が負担をするという仕組みでありますから、当然最終消費者が納税する、そこはある意味負担が増えてしまうこともやむを得ないわけであります。ただそうしたことが景気に対してマイナス効果にならないように取り組むということで、経済対策雇用対策をしっかりやっていくということと同時に、もう一つきちんと転嫁が行われないような状況が生じると、これは例えば弱い立場の中小企業等にとってはマイナスになってしまう恐れがあるわけでありますから、そうしたことが起きないようにしっかりと対応していくことが必要だろうと、産業労働部等でそうした相談窓口等も開設してますので、この消費税が本来の趣旨でしっかり転嫁をしていくことができるように県としてもサポートしていきたいと思ってます。 

長野県知事 阿部守一
 
じゃあ、よろしくお願いします。

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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