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更新日:2016年3月16日

知事会見(平成28年(2016年)3月16日(水曜日)14時40分~15時33分 会場:県庁)

項目

知事からの説明

取材者からの質問

  1. 子どもを性被害から守るための取り組みについて(1)
  2. 大北森林組合補助金不適正受給について(1)
  3. 政府機関の地方移転について
  4. 子どもを性被害から守るための取り組みについて(2)
  5. 大北森林組合補助金不適正受給について(2)
  6. 県職員の逮捕について
  7. 大北森林組合補助金不適正受給について(3)
  8. 大北森林組合補助金不適正受給について(4)
  9. 火山防災対策について

本文

知事からの説明

 県議会2月定例会が閉会、県立歴史館の新館長、「しあわせ信州移動知事室」(飯田・下伊那地域)の実施について

長野県知事 阿部守一
 それでは3月16日の会見を始めさせていただきます。まず本日、2月定例県議会閉会ということで、予算案、条例案はじめ提出議案につきましてはご議決をいただきました。大変ありがたく思っておりますし、私とすれば、予算につきましては、これから執行して成果を上げていくということが大変重要だと考えています。今回の新年度予算案の成立を受けて、次年度に向けた準備をしっかり行っていきたいと思っています。また、コンプライアンスの推進ということも信州創生と並んで重要なテーマに来年度掲げておりますので、そのための準備もしっかりと進めていきたいと思っています。
 私の方からは、今日は2点お話を申し上げたいと思います。まず1点目が、県立歴史館の新しい館長についてであります。この4月1日から新しく長野県立歴史館の館長として、信州大学人文学部教授の笹本正治氏にご就任をいただくことになりました。昨日、教育委員会が笹本氏を特定任期付職員として採用するということを決定致しました。任期は平成28年4月1日から平成31年3月31日までの3年間という形でございます。笹本氏は、信州大学副学長を経て、現在は信州大学の地域戦略センター長を務めていらっしゃいます。ご専門は日本の中世史・近世史ということで、戦国大名武田氏に関する研究等されていらっしゃいます。また、これまでも長野県との関わりがさまざまございます。長野県史の編さん委員、あるいは文化財保護審議会の委員・会長をお務めいただきました他、現在は全国植樹祭長野県実行委員会の式典専門委員も務めていただいております。これまで、こういう観点でさまざま文化政策等に多大なご貢献をいただいている方でございます。笹本氏は、歴史に関する深い造詣はもちろん、幅広いご見識、それから県内の博物館関係者、歴史研究者をはじめ、さまざまな皆さま方とのネットワークをお持ちの方でもございます。県立歴史館の館長として最適の方と考えております。ぜひ、新館長の下で県立歴史館が多くの方々に魅力を感じてもらえる施設となるように改革を進めてもらいたいと思っております。県立歴史館のみならず文化政策、今年もさらに力を入れる年にしてまいりたいと思っていますので、新館長にもそうした一員に加わっていただいて、長野県の文化行政がさらに充実したものになるように一緒に取り組んでいただきたいと思っています。
 それから2点目でございますが、プレスリリース資料をお配りしているかと思いますけれども、4回目の「しあわせ信州移動知事室」を5月16日から18日までの3日間、今回は飯田・下伊那地域で開催致します。さまざまな伝統文化、そして雄大な自然環境に恵まれた地域であると同時に、リニア中央新幹線、あるいは三遠南信自動車道の整備促進によって飛躍的な発展が期待されている地域でもあります。ぜひこうした地域の実情を、私自身も肌身に感じてきたいと思っておりますし、また新年度予算の中でもいくつか重点テーマを設けて信州創生を進めていこうと考えています。郷学郷就をはじめとして、地域でさまざまな取り組みをされている皆さま方、あるいは市町村長の皆さま方、さらにはさまざまな施設、こうしたところを訪問させていただいて、私自身が県政を進める上でのヒントを頂きたいと思いますし、また地域の実態をできる限り把握をさせていただきたいと思っております。具体的な日程、内容については詳細が決まり次第またお知らせ致しますので、よろしくお願い致します。私の方からは以上でございます。よろしくお願い致します。

取材者からの質問

 1 子どもを性被害から守るための取り組みについて(1)

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 性被害の条例についていくつか教えてください。今回の2月県会で知事は以前から重視されて議論を仰ぐという言い方もされていたと思うんですが、今回の議論を振り返ってどんな印象を受けられたかまず教えていただけますか。

長野県知事 阿部守一
 今回、代表質問、一般質問、あるいは委員会の審議でさまざまご議論いただいたところであります。例えば県民運動のあり方、定義、条例骨子について、より分かりやすくする必要があるのではないかというご提案もいただいておりますので、そうした部分については私どもとして真摯(しんし)に受け止めて検討していかなければいけないと思っています。また、委員会報告でも賛成、反対それぞれのお立場からの議論があったということで伺っておりますけれども、委員会は私が直接参加しておりませんので、出された意見についてはわれわれ十分整理をした上で、今後の対応に反映できるものについては反映することを考えていきたいと思っております。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 今後の県内部の検討の進め方というのは、ここで条例の骨子案まで出されていると思うのですが、スケジュールを含めてこれから県の中でどんな手続きというか、作業を踏んでいくと考えていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 まず、今申し上げたように、今回の県議会でのご議論をしっかりと私自身が受け止めて、県全体としても全体をしっかり整理した上で今後の対応を考えていく必要があると思っています。パブリックコメントを行っていくということをこれまでも申し上げてきておりますけれども、パブリックコメントのやり方等についてもご質問、ご意見の中で議員の方から頂いているところもありますので、そうしたことも含めて全体をしっかり整理した上で対応を考えていきたいと思っております。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 どこかの段階までスケジュールというか、条例の制定に向けて、例えば上程する時期というのは今考えていらっしゃる時期があるのかと、これから決めるとすればこの時期ぐらいに判断するというのはございますか。

長野県知事 阿部守一
 まずは、今申し上げたように、今日まで県議会開会されていたわけでありますので、県議会の内容をしっかり整理をした上で次の対応を考えていきたいと思っています。私とすれば、先ほど申し上げたように、われわれとして具体化、反映できるようなご意見については、今後の対応に当たってはしっかりと踏まえた対応を行っていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 その内容については知事がおっしゃったように賛否があって、例えば内容についても罰則をまず設けないで、それを設けないで条例を作った上で後から検討すべきとか、いろいろな議論があったと思うんですけど、その中身の部分については、例えば、今課題というか、これから検討されるとすればどのような部分をもう少し精査して見てきたいなとお考えですか。罰則そのものについて非常に多様な意見が出ていて、罰則について慎重な意見を求めるというのもありますし、今申し上げたような条例の中身にかなり関わる部分もあるかと思うのですが、どんな論点をこれから県会のやつを整理して判断していく上のポイントになっていくというか。

長野県知事 阿部守一
 罰則規定に関連しては、私もかなり県議会の場でしっかりとご答弁させていただいていると思っていますが、委員会でのご議論もあるわけでありますので、そうしたものを踏まえて今後の対応を考えていきます。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 条例全体として罰則を盛り込むという方向というのは、お考えとしては今も変わらないというふうに捉えてよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 基本的な方針の中で県として考え方を整理したわけでありますので、大きな方向性については方針にうたっていた通りであります。ただ、さまざまなご意見が出る中で、例えばパブリックコメントのやり方であるとか、あるいは条例骨子の内容に関わる話であるとか、さまざまご意見が出ているわけでありますので、そうしたことを踏まえて対応を考えていくということであります。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 今のに関連して、意見をもう少し県民の方から、特に共産党の委員さんからとかは出たりしているのですが、県民の方とのパブコメ以外に直接、県でそういった場を設けるというのは、そういったご予定はというのはいかがですか。現時点ではやるやらないも含めてどのようなお考えでいらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 そういう今後の対応を含めて、全体的にこれから考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 逆に今だから決められないというのは多様な意見があるから、すぐにやってほしいという意見があるので、ではやりますというふうになかなかならないのはなぜなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 やるとかやらないとか申し上げているわけではなくて、今日まで県議会が行われていて、われわれ県議会の質問等に真摯に対応してきたわけであります。今日、県議会が閉会したわけでありますので、県議会でのご議論等もわれわれはしっかり総括した上で今後の対応を考えていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 繰り返しになりますが、判断の時期というのは県議会、正直もう終わって、実質的な審議が終わって1週間とは言わないですが、かなり経っていると思うのですが、内部的な精査、そうするといつくらいまでに、パブコメが例えば今月中に始まって4月中ぐらいまでには終わるかと思うのですが、その辺のスケジュール踏まえて。

長野県知事 阿部守一
 信濃毎日新聞からも慎重に検討せよと言われているということもありますが、われわれこの問題は、長野県として長い間県民運動を中心に取り組んできたという経過の中で、これまでの長野県の取り組みとは違う、新しい条例を基にした取り組みも考えていこうということで行っているわけでありまして、そういう意味では、今回の県議会でさまざま頂いたご意見を十分踏まえた上で、今後対応していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 もう1点だけ、慎重に判断される根拠というのは県会でも賛否両論があったりですとか、弁護士会が2月中旬に慎重な判断を求めるとか、そういったいろいろな意見を踏まえてご慎重に検討されているというふうに、そういうことが根拠になっていらっしゃるという。

長野県知事 阿部守一
 さまざまなご意見があって、もちろん私として最終的に取る意見、取らない意見あり得ると思いますけれども、広範なご意見をしっかり受け止めさせていただいた上で、その上でわれわれとしてどういう対応していくかということを決めていきたいと思っています。

 2 大北森林組合補助金不適正受給について(1)

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 別の質問で、大北森林組合の件で2点お願いします。一つは、職員の方が書類送検されたという、そのことについての受け止めと、架空というのをどこまで認識していたかと、県会でも議論になったんですが、改めて職員の方の判断、警察との判断、県の判断の違いというのがあるかと思いますので、その辺知事はどのように考えてらっしゃるかその2点をお願いできますか。

長野県知事 阿部守一
 送致されたときにメディアの皆さま方にはお話ししていると思いますけども、県職員が検察庁に送致されたということ自体は極めて遺憾なことだと思っています。私どもとすれば司法、警察あるいは検察の皆さま方が判断され、対応されていく分野でありますので、司法当局の捜査にはこれからもしっかりと協力してきたいと思っています。それからもう一つは、警察の判断は、今申し上げたように警察が司法の立場として捜査をされた上で送致が必要とご判断されたのだと思いますので、そういう受け止めであります。これから検察庁のご判断がなされることになると思いますので、私どもとすれば司法関係者の取り組みにこれからもしっかり協力していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 ご答弁で全くの架空を容認したことはないというようなお話をされていましたが、それについての認識は今の時点でも変わらないというふうに考えてらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 全くの架空申請という、「全く」というものの取り方というのがいろいろあり得るのかもしれませんけども、要は事業がそもそも行われなくてもいいのかどうかという話だと思います。そういう意味で、例えば時期はずれても事業が行われるかどうかと、全く行われないということだと、そもそも全く行われないということであればお金が宙に浮いてしまうわけですから、完全に事業が行われないという認識を持っていたということではないというのが私どもの事実認定であります。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 担当課にお聞きすると、書類送検されたというか、なかなか当事者の方からお話が聞けてないという話もあるんですが、県として改めて12月に処分して以降、今回の送致されたことを踏まえた上で改めて事情を聞いたりとかそういったお考えというのはいかがですか。

長野県知事 阿部守一
 われわれが12月の段階で相当、外からあるいは県民の皆さまにはなかなか見えづらいところではあるかもしれませんけども、相当しつこく本人にも確認をしろと私からも指示をした上で、十分な聞き取りをさせた上で処分をしているところであります。ですから、これが万が一にでもそのときの職員が話していたことと違うということになれば、それは私としては大変な問題だと思っておりますが、現段階においてそうしたことではないと思っています。

 3 政府機関の地方移転について

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 別の質問でもう一つ、政府機関の地方移転の関係なんですが、政府の方から特許庁の話、もし入ってらっしゃればですが、正式な連絡があれば今回ちょっと見送りということになったかどうか、もし入っていればそれについてコメントを頂けますか。

長野県知事 阿部守一
 私ども正式には話を聞いていないので、それについてはどうこう今の時点でコメントはできかねますのでご理解いただければと思います。

 4 子どもを性被害から守るための取り組みについて(2)

読売新聞 戸田貴也 氏
 性被害の条例の関係で1点お願いします。先ほど知事がおっしゃっていただいたように県会の意見を十分踏まえた上でというご発言だったと思うのですが、担当部局からの説明だと早ければ3月にもパブリックコメントを実施するとご説明を伺っています。現段階でスケジュール的なものとして、まだちょっと県会の議論を整理するのに時間がかかるだろう、だから月内は難しいとか、今知事の中でパブリックコメントについて実施時期をどういうふうにお考えになっているのか教えていただけますか。

長野県知事 阿部守一
 担当部局がどういうお話をしているかは分からないですけども、私とすれば先ほど申し上げた通りでありまして、この問題は長野県としてもかなり時間をかけて丁寧にこれまでも進めてきています。そういう意味で、これからもやはり条例を作るということになれば、やはり多くの皆さま方の協力、理解ということが私は不可欠だと思っています。そういう意味で、今回県議会の皆さま方からいただいたご意見はしっかり整理した上で対応を考えていきたいと思っています。

読売新聞 戸田貴也 氏
 確認ですけども、そうすると月内の実施というのはこだわらないという姿勢でしょうか。

長野県知事 阿部守一
 この問題について私は丁寧な対応をしていかなければいけないと思っていると同時に、反面でいたずらに時間をかけることのないようにとも思っていますので、そこはしっかり今後の対応については考えて、できることについてはもちろん早めに早めに対応していきますけれども、しかしながらわれわれ自身が今回の県議会の皆さま方のご議論をしっかり総括した上でどうするかという方針をまず明確にしていかなければいけないと思っています。

読売新聞 戸田貴也 氏
 そうすると、その時期的なものはまず整理が終わらないといつ実施するかというのが分からないという認識でよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 例えばいろんなご意見出たわけです。パブリックコメントのやり方であったり、あるいはさらにもっと県民と意見交換するべきではないかというご意見もありました。あるいは条例、骨子案の中身に関連するご意見もありました。そうした全体を整理した上でどういう形でこれからの対応をしていくかということをしっかり考えていきたいと思っています。

 5 大北森林組合補助金不適正受給について(2)

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 大北森林組合の不正受給事件の関係で何点か伺いたいのですけれども、まず補助金適正化法違反容疑で立件された職員について、その職員が立件された森林作業道の路線について、警察の捜査では申請が一度組合から来て予算が足りないからと言ってさらに延長して再申請するように指示したということが警察の調べで分かったんですけども、組合と書類送検された県職員とのやりとりについては知事は承知しておりますか。警察の調べで、まず組合から森林作業道でここを完了しましたと、やりましたと。それは実際架空なんですけれども申請があって職員が受けたんですけれども、予算が足りなかったのでさらに延長してくれと組合に要請をして、組合はさらに分かりましたと言って。

長野県知事 阿部守一
 警察から私がこういう状況ですという説明を受けているわけではありませんし、警察がどういう状況でどこまで詳細なお話をされているのかは分かりませんけども、公式に県警が何か発表されているんですか。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それは私の取材で分かったことなんですけども。まずは知事自身がそのようなやりとりがあったかどうかっていうのを承知しているのかどうか。

長野県知事 阿部守一
 まず、警察の立場とすれば捜査中の案件でもありますので、細かいこういう現状だということは一般的には対外的には発表しないと思っていますし、私に対してそういう説明があるわけではありませんので、それ以上のお答えようはないというのが現状であります。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 それについて信濃毎日新聞では報道したんですけども、県としてそういう疑惑があるということで当該職員に対して、そのようなことが事実であったかどうかというような聞き取りはされてはいないですか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げましたように、私どもとすれば、まず申し上げなければいけないのは私どもは信濃毎日新聞の報道で対応はしません。申し訳ないですけれども。県議会でも申し上げましたけど、新聞でこう書いてあったからこうですという話の対応はしません。まず大前提でありますけれども。皆さま方が取材してどういう取材源でどう報道されるかは皆さん方の対応ですけれども、私どもは信濃毎日新聞がこう書いてあったからそれに対して対応するということではなくて、われわれとしてやらなければいけないことをしっかり尽くしていくということが大事だと思っています。そういう意味では、職員に対する聞き取りについては、先ほど申し上げましたように、昨年の段階でかなりしつこく、しつこくという言い方はちょっと失礼かもしれませんけども、われわれとすればしっかりと実態を解明しなければいけないということもあり、そして職員に対して厳正な処分もしなければいけないということで聞き取った結果、昨年の処分に至っておりますので現時点でその認識は同じ認識でございます。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 これだけ税金が損失された事件で、そういう疑惑があるということで別で警察に聞かなくても本人にそれは本当なのかどうかっていうのは聞く、確かめるっていう作業っていうのは。

長野県知事 阿部守一
 信濃毎日新聞の報道というのは、例えば警察は先ほど申し上げたように、司法の立場で刑事罰を加えるべきかどうかと、その被疑者として疑うべきというものであるかどうかと、そういうことで捜査されているわけでありまして、われわれはその職員の処分であったり、これからの補助金の返還の問題であったり、そうしたものに対して必要な聞き取り調査をしているわけであります。そういう意味で、役割が違うわけでありますので、私は県政を大きな意味では統括する知事という立場でありますけれども、捜査については警察が主体的に行っているわけでありますし、私は先ほど申し上げたように、今回、捜索という分野については県警の捜査に協力をする立場でありますから、そういう意味で、役割分担が混同されるかのようなご質問はいかがなものかと正直思っております。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 別に再確認されなくても結構なんですけれども、県の調査で補助金適正化法違反容疑で書類送検された職員が立件された路線について、具体的に組合とどういうやりとりをしたのかという県の調査というのは明らかにしていただけないんですか。具体的なやりとりについて。

長野県知事 阿部守一
 立件された路線というふうにおっしゃいますけれども、それは警察から特に具体的な説明があるわけでもありませんし、それは警察の立場からすれば当然の話だと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 路線は大峰支線という路線なんですけども。

長野県知事 阿部守一
 皆さんが取材をされたことは、取材した内容が真実だと思えば報道してもらえばいいのかもしれませんけども、私どもが公式に把握していないものに対して、しかも検察送致されている司法のプロセスの中でまだ現在進行形の案件でありますから、それについては私がこの場で特段申し上げることはないと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 では、捜査が終わって、組合側の被告の前専務理事の裁判というのもあると思うんですけども、そこで県職員とのやりとりというのも明らかになると思うんですが、ある程度その捜査の中身、地検の処分になり公判が終了するなり、終わった段階で県の調査というのはどうだったのかというのを説明するお考えというのはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 何度も申し上げますけれども、司法の捜査っていうのは性被害の話もさんざん信濃毎日新聞書いているわけでありますから。罪刑法定主義な訳です。刑法の条文あるいは補助金適化法の条文、こういうものに当てはめたときに違法性の疑いがあるのかどうかということを警察が捜査されているわけでありまして、われわれはそうした観点とは必ずしも同じ形ではないので、次元の違うものを無理に比較しようとされているのではないかと思いますが、非常に重要な案件であると私は認識しています。ですから、県の職員の処分も本当にしっかりした処分しようということでこれまでも取り組んできていますし、これからまだ補助金の返還等残っているわけでありますから、県民の代表としてしっかりと厳しく対応していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤勝 氏
 何で私がここまで言うかっていうと、県の検証委員会の調査だと非常にあっさりしているんです。具体的な路線のやりとりもなければ、予算消化のプレッシャーというのは果たしてどういうものだったのかというのが分からないんです。やはりそういうものが分かって再発防止というのがあると思うんです。なので、ぜひ、それはまた具体的なやりとりだとか、そのとき職員の方がどう思ったかだとかというのをぜひ、また明らかにしてほしいなと私は思っています。

長野県知事 阿部守一
 まず私がやらなければいけないことは、県議会でもご答弁申し上げているように県負担を最小化するということであります。それと同時に、県の組織、それから林務部、立て直して二度とこうしたことが起こらないようにするということであります。しっかりと取り組んでいかなければいけない話でありまして、先ほどからご質問いただいております司法の部分は警察、検察のルートでまだ裁判が確定をするとかいう段階では全然ないわけです。そういう意味では、私どもとすれば司法の対応、警察の捜査、そうしたものに対しては協力をしていくということであります。

 6 県職員の逮捕について

信越放送(SBC) 中村育子 氏
 昨日、県の現職の職員の方が器物損壊の疑いで長野県警に逮捕されたというのがありましたけれども、これについてコメントをお願いします。

長野県知事 阿部守一
 妙高高原駅で県職員が器物損壊ということで逮捕されたという話を聞いております。これについては現在事実関係の確認をしているところであります。具体的な事情、状況等全く分からない状況ではありますけども、これが事実であれば、大変遺憾な問題だと思っています。職員全体のコンプライアンスの推進だといっているときに職員の不祥事が起きてしまったということになれば、われわれ、厳正な処分も含めて対応していかなければいけないと思っています。

 

 7 大北森林組合補助金不適正受給について(3)

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 私も大北森林組合の関係でいくつか教えていただきたいんですが。知事が県会でも、今でもおっしゃっていたような全くの架空申請を容認していた職員さんはいないというご認識を担当部署の方からも聞いておるんですけれども、大前提というか、確認しておきたいのは聞き取り調査の結果からという理解でよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 職員から聞き取って、聞き取り以外にもわれわれいろいろな調査をしてきたわけです。現場の状況等も調査してきたわけですけれども、そうした結果として、そうした認識を持っているということです。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 聞き取り調査の結果というのが、誰がっていうのは難しいのかは分からないですけれども、1人1人の方がどういうことをおっしゃられたのかっていうのが、取材しても全く公開されないんです。どういうふうに確かめていいのかという部分があるんですけれども、異口同音、全員が全員、架空申請とは認識していなかったと。容認していなかったというふうにおっしゃっていたということなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 異口同音というか、私が直接聞き取っているわけでありませんけれども、県職員の認識としては、先ほど申し上げたように、「全くの」っていう部分が、要するに例えば時期がずれている、例えば完了されてないのに完了していたかのような、検査野帳の記録があったということは、われわれも確認しているわけです。ですから、例えば本来3月末までに完成していなければいけないものが4月以降にずれ込んでいたということは認識を持っていた職員はいると思っています。これが全く行われなくてもいいのかということまで容認していたわけではないというのが私ども認識でありまして、このことは、お金がその後どこに使われるか、事業が全くなされなければお金が宙に浮いてしまうわけですから、全く行われてないという認識であればお金が他のところ使われてもいいという認識になってしまうわけでありますから。そこのレベル感はかなり違うレベルの話になってしまうものだと私自身は思っております。公務員として仕事をしているわけでありますので、仮にそんなことがあればとんでもない話だと思っていますが、先ほどから申し上げているように、私どもが聞き取り調査等も含めて認識をしているのは、そうした全くの、全く事業をやると言いながらゼロでいいですよという認識ではなかったと考えています。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 この不正な受給の件数が七百何十件という、かなり膨大な件数があって、全体の構図ということでは検証委員会の報告書にまとまっていますし、県の方からも説明が今までもされてきているわけですけれども、さっきの司法は司法という、まず司法の動きは別として、個々の案件で、例えば現地調査はどうだったのか。やったのかやっていないのか。例えば現地調査の記録に事実と異なる記載があったら、それについて職員さんはどうしてそういうふうに事実と違うことを書いたのかとかですね、あるいは申請当時に未施行だったものが、その後、時期がずれて工事が行われたのか行われていないのかとか。一件一件の調査結果があって、全体の報告書なりというものがあると思うんですけれども、どうも担当部署に伺うと個別の案件については答えられないというようなお答えをする

長野県知事 阿部守一
 対応の仕方がもしかしたら悪いのかもしれないけども、職員の認識についてはコンプライアンス推進室の方でも聞き取りをさせてもらっていますので、宮下室長の方から少し状況をお話ししてもらえればと思いますし、あと個々の路線がどうだったのかっていうことは、補助金の返還にも関わる話でありますので、一件一件、われわれ精査をした上で対応していかなきゃいけないということで、今これも林務部の方で作業しています。

人事課コンプライアンス推進室長 宮下克彦
 今の知事が述べました見解につきましては、検証委員会の最終報告の後、県としましても詳細な聞き取り調査、現場の確認等をしまして、今そう考えているという見解でございます。それにつきましては、各職員、全員につきまして、全くの架空申請はないというような見解でいるところです。それから個々の案件につきましては、今、司法当局の捜査に注目して注視して真摯に協力していきたいということでございますので、一つ一つの路線がどうかというところは県警の方からは私ども情報としていただいてないですけれども、個々の案件につきましては捜査に支障をきたさないよう、それから円滑な司法当局の捜査が進むようということで考えておりますので、ぜひご理解いただきたいと思います。職員の聞き取りにつきましては、事案が発覚しました26年の12月19日から始めましておおむね延べ200時間程度につきまして、多い職員につきましては7、8回にわたる聞き取りをしました。案件があるたびに確認をさせていますので、詳細な聞き取りについて個々の職員についてやっているところでございます。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 今のお話ですと、普通に捜査が完全に終わったということが県警から県にアナウンスがない限り、全くその七百何十件の個別の案件が具体的にどういうものだったのかっていうのが県民に説明されないという状況になるということだと思うんですけれども。個別の案件の不正がどういうものだったのかということの説明なんですけれども。

長野県知事 阿部守一
 七百何十件がそれぞれ全く、例えばわれわれも不用萌芽除去問題みたいなのは性格が違うものということで、いくつか性格分けをして整理させていただいて、そのそれぞれの対応も全く同じ対応になってないわけでありまして。われわれはこれまでもできるだけ丁寧にご説明しようということで会見等も開かせていただいて、節目節目にはご説明をしてきています。ぜひそういう段階でまたいろいろご質問いただければありがたいと思います。

信濃毎日新聞 須田充登 氏
 捜査に影響を及ぼさないようにということで、多分恐らくそういう部分、言える部分とそうでない部分というのが多分あると思いますので、全く個々の案件を私が聞こうが、県民が聞こうが答えませんというスタンスではなくて柔軟に答えをいただけるようにお願い致します。

長野県知事 阿部守一
 柔軟にというか、まずは今、司法の場で捜査しているわけですから、われわれは捜査に協力します。その反面、われわれは県民の立場に立って、職員に対しても、あるいは今回私の減給という条例案も出させていただいて可決いただいたわけでありますけれども、襟を正すべきところは正しながら、これから補助金の返還、国への返還もこれから出てくるわけでありますし、大北森林組合からも返還を求めるという形で対応していくわけでありますから、そうしたことを責任を持って進めていきたいと思っています。そうしたことを進める上で必要な調査についてしっかり行った上で対応していきたいと思っています。

 8 大北森林組合補助金不適正受給について(4)

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 今の大北森林組合の件で確認で教えていただきたいんですが、先ほど弊社の者が質問をした、大峰支線について県としてその職員の方が距離を延ばすのに申請し直すということを組合に求めたという事実は、聞き取りの中で把握しているのかいないのか、それはしている、していないが言えるのか、それともそれについても言えないのか、それは現段階でどういう状況でしょうか。もちろん、細かいお話、難しくて担当課でもいいですがそれをちょっと教えていただけますか。弊社の方で報道している、職員の書類送検された職員の方が大峰支線、具体的に言いますと池田町大峰にある大峰支線、2014年の3月7日に補助申請していて、国は国費210万円含む300万円の交付を決めていると、申請に当たっては作業道の距離を延して申請し直すようにと組合側に求めたというのが弊社の取材で分かっているんです。

長野県知事 阿部守一
 取材というのは誰に対する取材ですか。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 県警に対する弊社の独自取材です。

長野県知事 阿部守一
 県警からわれわれは直接的にどうだこうだというお話を伺っていませんので、もし仮に信濃毎日新聞の報道がそうだとすればそれはまさに警察が捜査の核心部分に触れる話になり得る部分だというふうに思いますので、そのことについて私自身は警察がどういう形でどの部分に着目して捜査されてるかということについては認識をしていませんので、この場でお答えをできるような情報は持っていません。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 お聞きしたいのは、捜査が12月の調査について先ほど知事徹底して行われたというお話をされているのでこういった事案についても県として把握できているかいないのか。もしそれの答えも難しいようでしたら、その例えば捜査上にかかることなので出てこないのか、それについては、ちょっと細かいかなり具体的な案件になりますがそれについてはどのようなスタンスですか。

長野県知事 阿部守一
 私、一般的には、全てつまびらかにお知らせしていくということが県政を預かる立場として当然の話だと思っております。今の論点については、まず一つはそこの今お話しいただいたものがどれだけ本件の核心部分であるのかということについて私自身が認識できる状況になっていないということ、それから御社の取材の中身が仮に送致事案との関連で、それが重要だからそれについてのコメントを引き出したいということであれば、それはまた捜査に影響し得る話になってしまうのではないかと思いますので、この場で軽々にお答えするような内容ではないだろうと思います。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 そうしますと把握している、してないも含めて県としてコメントできないという、そういうことになりますか。

長野県知事 阿部守一
 コメントできないと断言しているわけではなく、この場で軽々にお答えできるようなご質問ではないですということを申し上げてるわけです。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 もう1点、職員の方の聞き取りについてなんですが、先ほどの知事のご発言を聞いていると12月までに非常に徹底して聞いていると、確かに別の者が質問したんですけど、このままいくと県警の方から正式な送致内容について報告があるまで聞かないような感じになるかと思うんですが。

長野県知事 阿部守一
 先ほども申し上げたとおり、警察は警察のお立場で捜査されているわけでありますから、私が報告を受ける立場ではないです。この事件に限らず警察の捜査内容に私は一切関知していません。捜査権限は警察が持ってるわけでありますので、ですから今みたいなご質問の趣旨はどう理解すればよろしいのでしょうか。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 県として送致した内容について把握できないということがあるかと思うんですが、逆に言うと、これから未来永劫(えいごう)職員の方に改めてお話聞くということはないのかというか。

長野県知事 阿部守一
 信濃毎日新聞社のご質問は何のために聞かれているのか。われわれは県としてやらなければいけないことを誠心誠意やっていきます。そういうことで職員処分の話だったり、補助金返還の話であったりで、警察は警察で警察の立場としてやるべきことを尽くされているのだと思います。そういう中でどういう趣旨でご質問されているのかというのが、私には理解しかねるというのが、今の一連の話を聞いての私の感想でありますけど。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 これは分からないです。結果的にもしかすると県の調査以外の部分が警察の捜査で分かってきているかもしれないですし、今の例えばお話を聞いているとそこは分からないんです。とすれば、私どもとすれば改めて聞くべきではないかというスタンスに立つんですが。

長野県知事 阿部守一
 ですから職員に対しての聞き取りは、われわれはしっかりこれまでもやってきていますので。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 12月以降、弊社の報道内容をどうとるかということがありますから。

長野県知事 阿部守一
 先ほども申し上げましたように、信濃毎日新聞の報道に対して私がどうこうコメントする立場ではないと思っていますし、御社が自ら報道したことをベースにさらにそれから質問されてそれに対して答えをどうかというのはこれはいささかいかがなものかと思いますけれども。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 弊社の報道に関わらず送致されたという事案も含めて、今後警察からお話を、職員の方等からお話を聞くつもりというのはおありになりますか。

長野県知事 阿部守一
 ですから、職員からはずっと聞き取りをしてきています。

信濃毎日新聞 村澤圭一 氏
 今後の必要性というのはどのように考えられますか。

長野県知事 阿部守一
 今後の必要性というのが意味がよく分かりませんけれども、警察、あるいは検察の方で司法手続きを今進めていらっしゃるわけです。それは捜査の中でわれわれ県としてもしっかり協力しなければいけないと思いますし、職員も協力をしっかりしていくということになると思いますので、今回の事案を警察なり検察がしっかり対応していただくということは私も重要だと思っていますので、協力をしていくということであります。

 9 火山防災対策について

信濃毎日新聞 島田隆一 氏
 火山の防災の件でお伺いしたいんですが、議会の代表質問の中で火山防災幹というものを設けられるということと、それから御嶽についてはビジターセンターですとか、あるいは人材育成についてご検討されるという話がありましたが、それぞれ火山防災幹についてはどういった役割を期待されるか、地元の体制についてはどんな観点での議論を望まれるかということについてお伺いしたいです。

長野県知事 阿部守一
 まず火山防災は、国も活火山法の改正も含めてかなりしっかり対応してきていただけていると思っています。そういう中で、今回の一連の火山対応というのは、長野県における御嶽山の噴火災害を契機に火山対策を強化しよう、見直そうという動きの中で、国の一連の対応が出てきているわけでありますので、やはりわれわれ長野県としてもしっかり火山防災体制を強化していこうと考えた上で、専門の職員を置いて対応していこうというものであります。ビジターセンター等についてはまずは地元の皆さまの考えをしっかりと承らなければいけないと思っておりますが、やはり長野県としては浅間山、あるいは御嶽山、焼岳など、多くの火山を有する県としては、やはり火山の危険性、恐ろしさ、こうしたものはやっぱり認識すると同時に、しかしながら他方で、われわれ、特に火山周辺の住民の皆さま方は、ある意味火山と共生して暮らされているわけでありますので、そうした火山と暮らしとの関係性、あるいは観光でお越しいただく皆さま方にとっても啓発の場にもなり得るようなものが必要になってきていると思っています。そういう意味で、今後長野県全体においてそうした機能をどういう形で誰が設置していくのか、こうした広い観点で検討していきたいと思います。

信濃毎日新聞 島田隆一 氏
 もう1点お伺いしたいのは、答弁の中で今の教育といいますか、啓発といいますか、子どもたちにしっかり知識を持ってもらう工夫を講じないといけないというご答弁があったんですけれども、防災なのか、教育なのか、その辺りで子どもたち向けにということで何か考え、アイデアといいますか、どうやって進めるか。

長野県知事 阿部守一
 火山防災もそうですけれども、防災関係全般にわたって、やはり子どもたちの教育の中にどう位置付けていいかということは大変重要だと思っています。例えば津波への対応はうちの県はないですけれども、東日本大震災でも過去から津波のときの行動が伝承されていたというような地域はすぐ高い高台に逃げようという行動が起こされたわけでありますので、そうしたことも含めて自然との付き合い方、火山との付き合い方、こうしたものを子どもたちにしっかり伝えていく工夫をしていかなければいけないだろうと思っています。

長野県知事 阿部守一
 ありがとうございました。

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電話番号:026-235-7054

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