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更新日:2018年12月28日

知事会見(平成30年(2018年)12月28日(金曜日)14時~14時18分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 年末を迎えて

取材者からの質問

  1. 今年を振り返って
  2. 「仕事納めの式」を行わないことについて
  3. 新年を迎えるにあたって
  4. 「仕事納めの式」を行わないことについて(その2)
  5. 今年の漢字について
  6. 知事の年末年始の過ごし方について
  7. 「仕事納めの式」を行わないことについて(その3)
  8. 幼児教育無償化が閣議決定されたことについて
  9. 最近の日韓関係について

本文

阿部知事からの説明

 1 年末を迎えて

長野県知事 阿部守一
 
それでは今から会見を開きます。よろしくお願いいたします。(手話で表現)
 本日で県庁は仕事納めということで、1年間記者の皆さま方には大変お世話になり、ありがとうございました。
 また、県民の皆さま方にも大変なご協力、ご支援をしていただく中で県政を1年間進めることができましたことを心から感謝申し上げたいと思います。
 仕事納めの式は取りやめさせていただきましたが、県庁内各部をまわり、職員へお礼の気持ちを伝えました。また新しい年が長野県にとってもあるいは県民の皆さま方にとってもより良い1年になりますことを心から願っております。
 今日は私から特に発言する項目はありませんので、皆さんからの質問にお答えしたいと思います。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 今年を振り返って

日本経済新聞 北川開 氏
 今年1年は知事自身の3選でしたり、県立大学の開学でしたり、県行政にとってもいろいろなことがあったと思いますが、今年1年の総括と、知事が今年の成果として最も強調できることがありましたらお伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 4月からの新しい年度で、新しい総合計画の「しあわせ信州創造プラン2.0」をスタートさせましたし、お話しにありましたように県立大学の開学であったり、「信州やまほいく」の拡大であったり、いろいろな新しい分野のチャレンジに取り組むことができた1年だったのではないかと思っています。
 特に私が印象に残っているのは、県政とは関係ないのですけど、今日、御嶽海関にスポーツ特別栄誉賞を贈呈させていただきましたけれども、平昌(ピョンチャン)オリンピックでの長野県関係選手の活躍であったり、御嶽海関の幕内優勝であったり、松本山雅FCのJ2優勝・J1昇格であったり、スポーツで元気になった年でもあったなと思います。県行政においては、「学びの県づくり」、「学びと自治の力で拓く新時代」をうたった新しい総合計画をスタートさせました。「学び」ということにかなり力点を置いて、政策を進めていこうと取り組んでいますので、県立大学の開学であったり、高校改革等はまだこれから本番ではありますが、信州やまほいくについての充実、そして、「森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク」の設立など、教育の分野についてはかなり進展させることができたなと思っています。いろいろな分野でそれぞれの成果がありますけれども、一番私として印象深いのは、やはり長年検討してきた県立大学が具体的な形になって、そして、地域に溶け込んで、学生たちが活躍し始めているということは、大変うれしいことだと思っています。引き続き「学びの県づくり」について、信州大学を始め県内各大学とも連携しながら、しっかり進めていきたいと思っています。

 

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 2 「仕事納めの式」を行わないことについて

信濃毎日新聞 鈴木宏尚 氏
 仕事納めの式がないという、今年最後の日なのですけれども、実際、仕事納めがないということは、知事の立場からすると、総務省時代から含めてこういう仕事納めの式はあったと思うのですが、実際にないという状態は、特に違和感とか何もないものなのでしょうか。 

長野県知事 阿部守一
 あまりないですね。先ほど申し上げたように、集まって講堂でやる式典はなくしましたが、私が各職場、各部を回って、あいさつさせてもらったので、講堂に集まる式がないから違和感がある、という感じはあまりしていないです。 

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 3 新年を迎えるにあたって

信濃毎日新聞 鈴木宏尚 氏
 来年の話ですけれども、平成が終わって、また新しい時代が来るという年ですが、来年ないし来年度に向けて、どのような県政をやっていこうかなという、気持ちの部分はいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今日、県庁を志望する人たちへのガイダンスでも少し話をさせてもらいましたけれども、とにかく世の中の変化が速いですから、世の中の変化に取り残されないように、むしろ世の中の変化の先を行くことができるように取り組んでいきたいと思います。その反面、どんどん変わりさえすればいいわけでなくて、守るべきもの、残すべきものはしっかり残しながら、時代の先を行くことと、しっかり守ることと、両面を意識しながら県政を進めていきたいと思います。

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 4 「仕事納めの式」を行わないことについて

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 仕事納めの式を今年から取りやめて、ただ、知事は午前中に各部を回られて、やめたことの効果で知事が感じたこと、例えば休みが取れているかなとか、仕事に集中できているかなとか、どのように感じていらっしゃるか、お願いできますか。

長野県知事 阿部守一 氏
 例えば、秘書課の中でも休む職員がいますし、全体がどのような状況になっているか分からないですけれども、そのような雰囲気には少なくともなっているのではないかと思います。
 ただ休暇を取ることが目的でやっているわけではなくて、基本的には県民の皆さま方へのサービス向上が目的だと思いますので、そういう意味では、これは働き方改革の一つの分野ですので、全体としてもっともっと働きやすい職場をつくることによって県民サービスを向上させられるように取り組んでいきたいと思っています。休むことによって鋭気を養って、集中的に仕事をするということもありますし、またいろいろなイベントや行事が無くなることによって、今日も庁内のあいさつ回りをしている間にいろいろな電話応対をしている職員もいましたので、そういう意味ではひとところに集まる時間をそうした県民の皆さま方への対応に充ててもらうということも必要だと思いますし、そうしたことを年末年始に限らず、全体としてこれからも進めていきたいと思います。

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 5 今年の漢字について

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 知事、今年の一文字は災害の災だったような記憶があるのですけど、知事として今年の一文字を選ぶとしたら今何を選びたいという気持ちでいますか。

長野県知事 阿部守一
 やはり前向きな漢字にしたいと私は思いますので、そういう意味では、躍進や躍動の「躍」ですね、活躍の「躍」。小平選手はじめオリンピック選手、松本山雅、御嶽海関、本当に世界の舞台であったり、あるいは全国的な舞台で大活躍してもらえたということもありますし、「躍」というのは飛び跳ねる、跳躍するという意味がありますので、新しい総合5か年計画をスタートさせましたし、私の県政も県民の皆さま方のご支援をいただくなかで3期目をスタートさせることができました。そして、若い世代に相当頑張って活躍してもらったのが、「信州総文祭」です。そういう意味では、非常に躍動感のある、多くの方たちが活躍する、あるいは前向きに進んでいく、そうした1年だったと思っています。
 ぜひ来年も県全体のパワーが継続できるように取り組んでいきたいと思います。

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 6 知事の年末年始の過ごし方について

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 年末年始はどのように過ごされるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 家にいます。話題性が何もなくて申し訳ないですけれども。私も来年は連続休暇を取るように努力していこうと思っていますが、なかなかまとまって休む機会がないので、年末年始は少しゆっくりさせていただきながら、来年以降の県政の構想を自分なりに考える機会にしたいと思っています。

市民タイムス 赤羽啓司 氏
 自宅というのは小諸ですか。

長野県知事 阿部守一
 そうです。基本的に小諸にいると思います。

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 7 「仕事納めの式」を行わないことについて(その3)

中日新聞 我那覇圭 氏
 仕事納め・仕事始めの式について、本庁では知事のご意向で取りやめということですが、地域振興局によっては一部対応が分かれているようですが、もともと本庁を対象にお考えを表明されているわけですけれども、県の出先機関で対応が分かれていることについて、ご見解があればお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 地域振興局長には裁量権をしっかり持って頑張ってもらいたいと思っていますので、それぞれの状況とか実情に応じて対応してもらえればいいのではないかと思います。
 ただ、県庁全体としての仕事改革はやっていかなければならないので、先ほど申し上げたような年末年始の行事というのは、いろいろな取り組みを行う上での一つのパーツ、項目ですから、全体としての仕事改革はしっかり進めてもらいたいと思いますが、一つひとつ、全部画一的に同じ対応をしなければいけないと私は思わないので、そこは、それぞれの地域振興局だったり現地機関で考えてもらえればありがたいと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 そこらへんは、厳しくというか細かく規制や縛りをかけるということは今後もしないお考えですか。

長野県知事 阿部守一
 この県庁でやっているのは私も参加して秘書課が調整してやっている催しですから、それはわれわれでどうするか考えますけど、それぞれの地域振興局には、大きな考え方は共有してもらいながら、具体的な対応は、これまでもそれぞれ必ずしも画一的にやってくれということで指示しているわけではないので、そこは柔軟であっていいと思います。

 

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 8 幼児教育無償化が閣議決定されたことについて

中日新聞 渡邉陽太郎 氏
 午前中の閣議決定のことで、保育無償化について、長野県を初めとして、特にやまほいくの件で認可外にも拡大してくださいということでしたが、上限を設けて市町村が補助し、そして、5、6年経ったら、きちんと国の基準を満たしていることが補助金の条件になったという閣議決定でした。全面無償化を求めてきた知事としましてはどのような見解をもたれますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 
認可外保育の問題は少し違うベクトルの話が混在していると思っています。
 一つは全国的な視点で見れば、認可外保育の保育の質は担保できるのかという論点で、どこまで対象にすべきかという議論と、それから、われわれ長野県も含めて、自然保育を進めている自治体にとっては、それぞれの自治体が独自の認証制度を作ってやっている自然保育・自然教育については、対象にしていく必要があるのではないかと、必ずしも同じ次元の話ではないですけれども、全国的には前者の問題の方が市町村にとっては都市部も含めて大きな問題だったわけですけれども、長野県としては「信州やまほいく」を進めて、そして全国的にも、「森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク」を作っているので、後者に軸足を置いて国に要請してきました。
 私も直接関係省庁にお話ししましたけれども、率直に言ってなかなかハードル高いなと。要は、国が今まで保育の基準としているものと、いわゆる認可外で行われているやまほいくとは相当レベル感が違うので、国においてはなかなか一足飛びにそこまで対象にするのは難しいということで、そうした方向づけがなされてしまったと。私としては率直に言って残念ではありますけれども、日本全体の観点からすると、やむを得ない部分もあるのかなと思います。
 ただ、これからの県の予算をどうするかという議論を、国の幼児教育無償化の内容をしっかり踏まえた上で、方針を決めなければいけませんが、私としては「信州やまほいく」をできるだけ支援する方向で検討していきたいと思っています。

 

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 9 最近の日韓関係について

中日新聞 渡邉陽太郎 氏
 新しい時代になって、みんな前向きに進んで行きたいとこではあるのですけれども、日韓関係の問題で徴用工訴訟の韓国最高裁の判決、そして最近は海自哨戒機のレーダー照射で急速に日韓関係が冷え込んでいます。
 松本空港の国際化を目指してらっしゃる中で、国際チャーター便はかなり韓国の航空会社が占めているところもあると思うのですが、率直に言って懸念等ございますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 韓国も含めた近隣の国々とはできるだけ友好交流を促進したいというのが私の思いです。いろいろな課題はそれぞれの国々とありますけれども、もちろんそうした問題は、政府レベルではしっかり直視して対応していただくことが重要だと思いますが、それとは別に県民レベルでの民間交流というのは、例えば子どもたちの交流等も含めて、相当盛んになってきているので、そういった民間交流あるいは地方間交流、こうしたものが進められるような環境を、ぜひ政府間の関係では構築してもらいたいと思います。
 県としては、できるだけさまざまな国との友好交流が深められるように、いろいろな民間の国際交流団体もありますので、そうした皆さんとも連携をしながら取り組みを進めていきたいと思っています。

長野県知事 阿部守一
 
大変、一年間お世話になりました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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