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更新日:2019年4月17日

知事会見(平成31年(2019年)4月12日(金曜日)11時~11時25分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 林野火災の予防について
  2. ごみ排出量の少なさ日本一の4年連続達成について
  3. 春の大型連休への対応について
  4. シリーズ「信州花フェスタ2019」

 

取材者からの質問

  1. 中部経済連合会との連携について
  2. 1人当たりのごみ排出量が少ない要因について
  3. 林野火災予防強化月間の具体的な取り組みについて
  4. 大型連休への対応について
  5. ごみ排出量削減への取り組みについて
  6. 長野県議会議員選挙の投票結果について
  7. 他県の統一地方選挙の結果について
  8. リニア中央新幹線のトンネル工事の事故について
  9. 県議会議員選挙後の県議会の変化について

 

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本文

阿部知事からの説明

 1 林野火災の予防について

長野県知事 阿部守一

 私から、本日は冒頭4件お話したいと思います。
 まず1点目ですが、林野火災についてです。春の山火事予防運動ということで、3月15日の会見の場でもメディアの皆さまへ注意喚起のご協力をお願いしています。一昨日、久しぶりに全県的な降雨がありましたが、今年は非常に雨が少ない状況が続いていることもあり、4月に入ってから短期間に林野火災が頻発している状況です。4月5日に佐久穂町、4月6日に喬木村、塩尻市、さらには4月9日青木村と、立て続けに林野火災が発生しました。
 こうしたことを受けて、4月9日に改めて火の元の管理について万全を期していただきたいということで、プレスリリースを行いました。本日は林野火災の発生状況、そしてこれから大型連休があることを踏まえて、今まで4月11日までの1カ月間を特別強化月間としていますが、5月11日(土曜日)までこの強化月間を延長して、関係機関としっかり連携をする中で林野火災の予防に向けた啓発パトロールなどの取り組みを強化したいと思っています。
 ぜひ県民の皆さまには、改めて強風時あるいは乾燥時には野焼きやたき火は行わないこと。また、野焼きやたき火を行う際には消火の備えをすること。さらには火元から離れるときは必ず消火を確認すること。たき火等を見かけたときは、注意の声かけを行うこと。こうしたことをお願いしたいと思います。メディアの皆さまにも、引き続き広報そして県民の皆さまへの注意喚起にご協力をいただければ大変ありがたいと思います。

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 2 1人当たりのごみ排出量少なさ日本一の4年連続達成について

長野県知事 阿部守一
 
それから2点目ですが、ごみの排出量についてです。4月8日にすでにプレスリリースしましたが、4年連続で1人当たりのごみの量が日本一少ない県となりました。
 817グラムとのことです。昨年に比べても、更に減少しているということで、多くの県民の皆さま、市町村をはじめ関係機関の皆さまのご努力の成果が形で表れたものと考えています。県としても、「信州発もったいないキャンペーン」あるいは、「残さず食べよう30・10(サンマル、イチマル)運動」、などに取り組んでいますが、これからも引き続き、ごみの量が少なくなるように、そして長野県は環境を大切にする県ですので、持続可能な地域社会が構築できるようにしっかりと取り組んでいきたいと思います。一般廃棄物の1人1日当たりの排出量が日本で最も少ない県だということを多くの県民の皆さんと共有して、これまで以上にごみの減量化の取り組みを進めていきたいと思っています。

 

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 3 春の大型連休への対応について

長野県知事 阿部守一
 
それから3点目ですが、春の大型連休の対応状況についてです。県内の対応状況を各部局で取りまとめて、県民の皆さまの生活に支障がないように対応していきたいと思っています。昨日時点で、県内の対応状況を一元的に取りまとめて、ホームページで公表したところです。内容は多岐にわたっていますので、後ほどご覧いただければと思います。
 まず県民の皆さんが最も関心が高い医療関係です。ホームページでは、大型連休中に対応いただける救急医療機関あるいは当番医、当番薬局、などの情報提供をしていきます。10の医療圏がありますが、10圏域ごとには必ず医療機関や薬局を受診できる状況になります。また保育の関係ですけれども、連休中の休日保育の実施状況、あるいはファミリーサポートセンター、放課後児童クラブの情報提供を一元的にしています。当該地元市町村の保育施設を利用できない方がいらっしゃる場合には、ぜひ早めにこども・家庭課にご相談いただければ、広域的な対応を考えたいと思っています。
 この他、さまざまな情報を載せていますが、観光情報あるいは、通行規制等の連休中に移動される方々にとって利便性の高い情報も合わせて掲載しているところです。パスポートの受け取りであったり、保育施設の利用であったり、連休前に対応いただく必要があるものもありますので、ぜひ県民の皆さまには、ホームページをご覧いただき、県が発信している情報をご活用いただいて、事前にご相談いただく等、必要な対応を行っていただければと思っています。また、必要な情報については、今後とも随時追加・更新していきたいと考えています。

 

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 4 シリーズ「信州花フェスタ2019」

長野県知事 阿部守一
 
それから最後に4点目です。花フェスタの関係のシリーズですが、本日は信州グリーンシェアスポットのガイドブックが完成したというお知らせです。信州グリーンシェアスポットは今回の花フェスタにあわせて、県内の花や緑を楽しめる場所あるいはイベントを募集して、それをガイドブックとして発信するものです。今回、グリーンシェアスポットはすべての市町村にあります。登録数は全部で221件です。ご覧いただきますと、各スポットの位置、花や緑の写真や見ごろ、イベント内容などの情報が詰まった1冊となっています。QR コードを読み取っていただきますと、より詳しいスポットの情報をホームページ上でご覧いただくことができるようになっています。冊子は無料です。登録されたスポットあるいは花フェスタのメイン、サブの会場、市町村、観光案内所等で4月25日から配付します。また、冊子に付属している台紙を使っていただいて、スタンプラリーを行いたいと思っています。メイン会場、サブ会場とグリーンシェアスポットの登録スポットを巡っていただいて、スタンプを集めていただきますと、抽選で温泉ペア宿泊券等、豪華賞品が当たりますので、多くの皆さまにご参加いただければと思っています。私の方からは以上です。

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取材者からの質問

 1 中部経済連合会との連携について

日本経済新聞 北川開 氏
 昨日の中経連(中部経済連合会)との懇談会についてお伺いしたいと思います。中経連側から飯田市のエス・バードと名古屋に7月にできるイノベーション拠点の連携をしていきたいという提案があったと思いますが、阿部知事としてはこの提案についてどのようにお考えになっているのかということと、どうしていきたいかということと、具体的な連携の内容について、昨日の非公開の懇談会の部分で具体的な話がありましたらお伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 中部経済連合会の皆さんが作られるイノベーション拠点は私としても非常にすばらしい取り組みだと思っています。私からは、例えば先日、県立図書館に「信州学び・創造ラボ」を開設したことについて、そこはある意味で、地域課題を解決する、イノベーションが起きるような拠点になってもらいたいという思いを込めています。そして更なるイノベーション拠点を県内にも、今後、開設の検討をしていきたいと思っていますので、 県内のいろいろな拠点との連携については、ぜひ行っていただきたいとお伝えしています。

 

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 2 1人当たりのごみ排出量が少ない要因について

日本経済新聞 北川開 氏
 ごみの排出量の少なさについてお伺いしたいのですが、知事は例えば県民の意識でしたり、県や市町村の施策でしたり、要因としてはどのようなことが考えられるかということをお伺いしたいのと、再来月にはG20環境エネルギー相会合がありますけれども、 このようなことをPR していくつもりはあるのかということをお伺いしたいです。

長野県知事 阿部守一
 いろいろな要因が考えられると思っていますけれども、 やはり「30・10運動」のようなごみの減量化に向けた取り組みを、市町村をはじめ関係の皆さんが、かなり意識して取り組んでいただいているということ、そして、長野県の県民性は非常に真面目にいろいろなことに取り組むことですから、私も、ごみ出しは私が家庭内でやる当番になっていますけれども、ごみを自分の家から集積場所に持っていくと、ちゃんと皆さん綺麗に分別をされて、意識高く取り組みいただいていると感じていますけれども、そうした真面目で熱心な県民性や、長野県全体としての努力と、強みが成果として現れているのではないかと思います。
 県としても、レジ袋の削減であったり、あるいは地域振興局での「チャレンジ800」の取り組みであったり、 一般廃棄物の分野は、県と市町村であれば、基本的に市町村行政の分野が中心ですけれども、県としてもかなりこの分野は力を入れて取り組んできていますので、そのような取り組みに多くの皆さんが賛同して協力いただいているおかげだと思っています。

 

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 3 林野火災予防強化月間の具体的な取り組みについて

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 林野火災の強化月間を長くするということだったのですが、今、地域でのパトロールを強化するなど予防活動に取り組んでいると表記があるのですけれども、強化月間を延ばすことによって何かこのほかに具体的に取り組むことというのはあるのでしょうか。

消防課長 吉原英樹
 1カ月延長ということになりますが、これまでの強化月間の1カ月においても、各地域振興局を中心に関係の部局が連携して取り組みを行ってきたところですが、この林野火災の予防については、啓発といいますか、注意喚起、これに尽きますので、引き続き、関係部局と連携しまして、住民の皆さまへの啓発、これを徹底して行っていきたいというところです。

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 
その啓発や注意喚起というのはどのような方法で行うのでしょうか。

消防課長 吉原英樹
 
この1カ月につきましては、地域振興局の方では、いわゆる消防の皆さんと連携して啓発のパレードを行いました。また駅前などでの啓発のチラシの配布、消防の各本部においては、防災無線を使っての呼びかけ、また巡回のパトロールなどを行っています。

 

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 4 大型連休への対応について

長野朝日放送(abn) 渡辺亮 氏
 大型連休中に係る対応についてお伺いしたいのですけれども、やはり医療や保育というところは県民の関心が非常に高いと思うのですが、知事として今回の大型連休の対応については特に意識された部分などありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 各部局には、単に取りまとめて、ホチキス留めをするだけではなくて、課題があれば、県としてどう対応すればいいかを考えてほしいという趣旨でお願いしました。
 その結果、先ほど申し上げたように、医療機関、もちろんお休みになられる医療機関も多いわけですけれども、ただ圏域ごとに関係者の皆さんが調整をされた上で、どこかは対応していただけるという形になっていますし、また保育施設については、それぞれの市町村でも問題意識を持って取り組みいただいていますが、行政が直接行っている施設以外の施設、例えば、ファミリーサポートセンターであったり、認可外保育施設であったり、このような施設も視野に入れながら、われわれも対応を考えたいと思っています。認可外の保育施設について、ご利用を希望される方は、連休前にこども・家庭課の方にご相談いただきたいということも載せています。そういう意味でご利用される方、あるいは県民の方の目線で今回の対応については取りまとめることができたと思っています。

 

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 5 ごみの排出量削減への取り組みについて

中日新聞 我那覇圭 氏
 事業実態調査結果では確かに817グラムで、 全国一となっていますけれども、細かく県内の自治体で見ていくと800を下回って非常に少ないところから1000を超えているところもありまして、先ほど知事は基本的には自治体ごとの取り組みだとおっしゃっていましたけれども、例えばある程度まとまっている地域の地域振興局ごとに多いところに何か働きかけていくなどと考えていることはございますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私も結果の詳細をよく分析出来ていないのですが、市町村別の状況を見ると、観光地の市町村のごみの1人当たりの量が多いとのことです。これは、考えてみればある意味当たり前で、観光地は一時的に人口が増えている状況があるわけですから、定住人口の割合で割り返すと多くなるという部分は当然の傾向だと思っています。
 それを考えたときに、長野県は日本の都道府県の中でも、非常に宿泊客数が多い県です。昨年の観光庁統計だと、9番目だと思いますけれども、その中でごみの人口1人あたりの量が少ないというのは非常に頑張っていると思います。関係の皆さんの頑張りのおかげだと思っています。それからもう一つは、これから更に削減を目指していく上では、観光関係の皆さんと、問題意識を共有して、どのような取り組みをしていけばいいのかということを考えていくことが必要ではないかと思っています。
 まだ詳細に分析できていないですが、市町村別の状況を見ると、観光地を抱えているところがやはり多くなっているということは明らかですので、そうした点に着目した取り組みを今後考えていく必要があるのではないかと思っています。

 

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 6 長野県議会議員選挙の投票結果について

信濃毎日新聞 鈴木宏尚 氏
 県議会議員選挙が7日に投開票されまして、 投票率で言えば過去最低を下回ってしまったということもあるのですが、知事は結果についてどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 県民の皆さまの選択の結果だと思っています。投票率等については翌日のぶら下がりの時に申し上げましたけれども、私も政治に携わる人間の1人として、問題意識を持って考えていかないといけないテーマだと思っています。より身近に県政を感じていただく、あるいは、自分たちの声や思いを県政に反映できる、 こうした感覚を多くの皆さんに持っていただくことができるように私自身も努力していきたいと思います。

 

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 7 他県の統一地方選挙の結果について

時事通信 真勢春海 氏
 統一地方選の関係で、他県の知事選で、島根県と福井県の知事で丸山さんと杉本さんが当選されましたけれども、これについての知事の受け止めをお聞かせいただけたらと思います。

長野県知事 阿部守一
 今回新しく知事になられた皆さんとは、しっかり連携して、それぞれの都道府県をよくしていくということと同時に、地方自治、あるいはその地域の振興、このようなことが進むように力を合わせて取り組んでいきたいと思っています。

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 8 リニア中央新幹線のトンネル工事の事故について

信濃毎日新聞 島岡太郎 氏
 
リニアのトンネル工事で事故がありましたけれども、それについての知事の受け止めをお願いしたい。

長野県知事 阿部守一
 山口工区の土砂崩落について、現在原因や復旧方法については調査中だと伺っております。今後発注者の鉄道運輸機構に対して情報提供を求めていきたいと思いますし、施工については安全に十分留意をして行っていただきたいと思っています。

信濃毎日新聞 島岡太郎 氏
 JR東海の方から説明などはあったのですか。

リニア整備推進局次長 池上安雄
 今回、工事の発注者は鉄道運輸機構になっていますので、基本的に鉄道運輸機構の方と原因や工事の内容について連絡をとっています。

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 9 県議会議員選挙後の県議会の変化について

テレビ信州(TSB) 鈴木恵理香 氏
 
第二会派の信州・新風・みらいが事実上の解散になりまして、県議会の構図が変わると思うのですけれどもその辺りについて知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 県議会の皆さん同士でいろいろな動きがあると思いますけれども、私はそうした状況を承知しているわけでありませんので、会派がどのようになるのかということは、かっちりと固まった状況ではないと思いますので、今の時点で私からコメントすることは特にありません。

ありがとうございました。

 

 

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