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更新日:2020年5月3日

知事会見(令和2年(2020年)3月27日(金曜日)13時57分~14時20分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について  

取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 それでは新型コロナウイルス感染症に関する会見を開きたいと思います。先ほど、第1回の法律に基づく長野県としての新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました。改めて新型インフルエンザ等対策特別措置法の確認を行うとともに、県の取り組み体制の確認を行い、さらに来年度、令和2年4月3日付けで組織改正を行って、危機管理部の消防課に新型コロナウイルス感染症対策室を設置することにしました。本部会議の開催ということですが、私からは本部長として、まだ国から基本的対処方針が示されていない状況ですが、国の対処方針を踏まえて県として基本的対処方針を作っていく検討を行うということ。そしてこれまでいろいろお願い事をさせていただいていますが、法に基づく協力の要請が必要なものについては、各部局において検討した上で、速やかに対応を行っていくこと。そして、指定地方公共機関との連携を密にすること。以上大きく3点指示をしたところです。
 県民の皆さまの生命、健康を守っていくという重要な本部ですので、私も本部長としてしっかりと責任を持って対応を行っていきたいと思いますし、市町村をはじめ、関係機関の皆さまと協力しながら、万全の体制で臨んでいきたいと思っています。そういう中で、本部会議でも申し上げましたが、県民の皆さまに改めて3点、お願い申し上げたいと思っています。昨晩お願いしたことと一部重なりますけれども、一つめは、感染拡大地域への往来は控えていただきたいということです。今週末、外出の自粛が求められているような感染拡大地域への不要不急の往来については、できる限り控えていただきたいと思っています。県民の皆さまのご理解ご協力をいただければと思います。それから2点目ですが、専門家懇談会でも少しご意見を頂いたわけですが、これから年度末、年度始めになってまいります。転入される方、転出される方あるいは会社等で移動される方が大変多い季節になってまいります。年度末、年度始め、ぜひ注意を皆さまに呼び掛けたいと思います。特に県民の皆さまも、県外からお越しになられる方も、発熱等の風邪症状がある場合には外出を控えていただき、他の方との接触は避けていただくようにお願いしたいと思っています。それからイベントの県としての考え方でも記載していますけれども、集団感染を防止していく、感染の拡大を防いでいく上では、三つの「密」というものが重なる場面を、県民の皆さまにはぜひ避けていただきたいと思っています。「密閉空間」、「密集場所」、「密接場面」、こうした3条件がそろっている場所が、いわゆるクラスター、集団発生、集団感染するリスクが高いと言われています。ぜひこの点については県民の皆さまには頭に入れていただいて、自らの健康を守る、そして感染の拡大につなげない、そうした行動を心掛けていただければ大変ありがたいと思っています。以上3点については、先日の専門家懇談会のご意見も受け止める中で、改めて県民の皆さまにお願いをするところです。
 そしてもう1点、松本市で3月24日に感染が確認された患者についてです。先ほどの本部会議でも松本保健所長から発言がありましたように、これまでのところ感染源は不明であり、現在も調査継続中という状況です。このことについて、昨日の専門家懇談会でご意見を頂きましたが、仮に疫学リンクが追えない、感染源が追えない、把握できないということであれば、他の感染者が存在する可能性も否定できないという認識の下で、より警戒して対応していく必要があるという認識が示されたところです。松本地域の皆さまにはしばらくの間は、今まで以上に基本的な感染予防対策の徹底に努めていただくようお願いしたいと思います。私からは以上です。

 

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について 

時事通信 真勢春海 氏
 先ほどの本部会議で知事が指示されていた、「県としての対処方針の策定」と、「法に基づく協力要請が必要な項目」というお話でしたが、この対処方針というのは、いつ頃までに、どういった内容というところと、この協力要請というのは、念頭に置かれているものというのはあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 対処方針についてですが、まず国が基本的な対処方針を示していただかないことには、県だけでは作れないと思っています。政府においても検討されていると伺っていますので、政府の基本的対処方針ができれば、それを踏まえる形で、県としての対処方針、今まで対応方針として定めてきているものを国の考え方も踏まえて見直すような形になると思いますけれども、県としての対処方針を作っていきたいと思います。まずは、国の基本的対処方針が出た上で検討していくという形になります。ただその前段階として、しっかり準備しておくということです。
 それから協力要請については、これまでも県民の皆さま、いろいろな団体の皆さまに一般的なお願いをさせていただいています。現時点ではそうしたお願いと同様のものの域を出ないと思っていますけれども、改めて各部局において検討した上で必要なものがあれば速やかに対応していきたいと思います。

時事通信 真勢春海 氏
 新型コロナウイルス対策室の設置なのですけれども、保健・疾病対策課とどういう役割分担があるのかということと、9人体制ということでしたが、専任は何人いらっしゃる予定なのか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 まず、新型コロナウイルス感染症対策室については危機管理部に設置という形にしています。これは今回の新型コロナウイルス、あるいは新型インフルエンザ等対策特別措置法の本部事務局を危機管理部と健康福祉部の双方で担っていかなければいけないということで、全体的な調整については危機管理部サイドで行って、ただ対応の局面としては医療的な部分が大きくなると思いますので、そうした部分については健康福祉部で担っていくという形になります。専任の人数は担当課からお願いします。

人事課企画幹兼課長補佐 若月真也
 新しくできる新型コロナウイルス対策室ですけれども、全員で9名体制となります。そのうち2人が専任ということで体制を組んでいます。

共同通信 田中陽平 氏
 先ほどの会議の中で、松本地域の現状認識について、もし感染経路が追えないようであれば、潜在的なクラスターの発生の恐れが否定できないという趣旨のお話がありました。その中で松本地域の皆さまに基本的な感染症対策をやってもらいたいと。次の総合教育懇談会の中で、学校再開についてお話があるかと思うのですが、多分松本保健所管内のことを指しているのだと思われますが、その地域の学校再開に関する要請について、他の地域と差をつけた要請をされるお考えはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 学校の部分についてはこの後、市町村長、市町村教育委員会の皆さまと検討する形になりますけれども。先ほど申し上げたように現時点の状況というのは、今調査継続中である中で感染源が見つかっていないという状況です。そういう意味で他の感染者が存在する可能性も否定できないということで、私も懇談会の委員の皆さまと直接意見交換していますけれども、専門家の皆さまとすれば、より安全側で認識をしておいた方がいいのでないかというのが共通の考え方です。その一方で直ちにフェーズが著しく変わっているという認識になるかというと、行政としての対応を急激に変えなければいけないというレベルでは必ずしもないと私は思っていますので、専門家の皆さまの感覚等も共有しながら考えていく必要があると思っていますけれども。現時点においては、私としては、他の地域と全く異なるレベルの行政的な対応が必要となる状況とは認識していません。学校をどうするかということについては、またこの後、市町村の皆さまと相談して、具体的な方向は教育委員会を交えて考えていくという形になると思います。

市民タイムス 田子元気 氏
 今の質問に関連してなのですけれども、潜在的なクラスターが発生した場合、3月9日発症ということで、すでに潜在化しているというようなお話があったのですけれども、急激に集団感染が、明日ぐらいにもし仮に出た場合として、県の対応はどのように取られるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 他の感染者の存在があればすでに顕在化しているはずということは、3月9日がこの患者の発症日ということになっていますので、他に感染者がいるのであれば、実はもうすでに出てきている可能性が高いのでないかということで、どちらというとリスク度が下がる方向のコメントです。そこが分かりづらいところだと思いますけども、疫学リンクが追えない、感染源がはっきりしないということについてはリスクが上がる側ですが、ただこの方が3月9日に発症して、今日は27日ですから、通常の潜伏期間等を考えれば他の患者がもし発生しているのであれば、すでに顕在化している可能性が高いのでないかということで、現時点ではまだ他の陽性反応の方は出ていませんので、そういう意味では実はリスクレベルを下げる側のコメントです。微妙なところですが、全体として見ると先ほど申し上げたように、松本地域の皆さまには感染予防策の徹底を今一度呼び掛ける必要があるというのが専門家の皆さまの認識でありましたし、それを受けて今日コメントしています。

信濃毎日新聞 立松敏也 
 
現状認識についてなのですけれども、昨日まででもそうだと思うのですけれども、長野県内の状況としては全県について感染が発生していない、文言が違うかもしれませんが、同じような状況だという認識でいたと思うのですけれども、どういうことが起きたらそれが変わると考えていらっしゃるのでしょうか。それでどんな対処を取らなければいけないと考えていますか。

長野県知事 阿部守一
 そこはこれから対策を講じていく上で重要なポイントだと思っています。今県が考え方のベースに置かなければいけないと思っているのは、一つは国の専門家会議の19日時点での状況分析と提言というものがあります。この中では、今後日本のどこかでオーバーシュートが生じた場合には地域の感染状況別の対応が必要ということで、一つは「感染状況が拡大傾向にある地域」、それから「感染状況が収束に向かい始めている地域並びに一定程度に収まってきている地域」、そして「感染状況が確認されていない地域」という形で大きく三区分されています。県全体における認識というのは、先ほどお示しをしたように、今の三つの一番下のレベル、「感染状況が確認されていない地域」と同様の状況であるという認識でいるわけですけれども、今後、今申し上げたように、レベル感が上がってきたときには、対応の仕方もおのずと変えていかなければいけない部分があると思っています。ただこれについては、実は国から地域ごとの明確な区分の考え方というのが、必ずしも示されていない状況でもありますので、私としては、まずは先ほどから申し上げている基本的な対処方針を国に早く示していただく必要があると思っていますし、またその上で、知事会からも三区分についての考え方というものをもう少し具体的に示してほしいという要請もしていますので、そうしたことをにらみながら県としての具体的な考え方を整理していくことが必要と思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 どういう条件だったら認識を変えるかというのは明確ではなくて、おそらく現状で言えば、専門家懇談会の方のご意見を踏まえて判断されるということだと思うのですが、例えば感染者がもう1人増えたとか、松本地域で出たとか、あるいは複数人出たとかそういったことがあったときに考えなければいけないと考えているということですか。

長野県知事 阿部守一
 一つは国全体の考え方とある程度平仄(ひょうそく)を合わせていく、全く違う考え方ではなくて足並みをそろえていくということが必要だと思っています。その一方で、まだ国としての明確なそういう考え方が示されていない段階ですので、専門家懇談会の皆さまのアドバイス、助言やご意見を頂きながら、県として対応していくという形になると思います。前回の専門家懇談会のご意見としては、感染者の発生数ということももちろん重要な要素ですけれども、それと同時にスピードです。例えば1件出て、また1、2週間空いて1件ということと、立て続けに毎日患者が発生しているという、件数だけではなくて、スピードというものも重要ではないかというご意見もありましたので、そうしたことを総合的に勘案しながら対応していくという形になると思います。

中日新聞 我那覇圭 氏
 基本的対処方針を策定するとお考えを示されましたけれども、緊急事態宣言を見越した内容になるのかどうかということと、併せて、政府で行動計画というのを作れば、都道府県も行動計画というのを作るようになると思うのですけれども、基本的対処方針とも当然関連してくることだと思うのですが、都道府県の行動計画についての考えというのはどのようなお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 まず対処方針ですけれども、対処方針については、国が基本的対処方針を作るという形になっています。都道府県レベルで対処方針を作るということは、法律上の義務付けにはなっていないです。ただご承知の通り、これまで長野県としては対応方針ということで取りまとめてきていますので、ほぼそれと同じような観点で、政府の基本的対処方針を受けて、県としても対処方針を定めていきたいと思っています。
 それから行動計画については、平時から作成しておくという形になっていますので、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく行動計画については、すでに県としては持っています。これをベースにしながら、ワクチン等がないウイルスですから、そうした部分について、柔軟な対応をしていくという形になろうかと思いますけれども、こうした取り扱いについてもおそらく国の基本的対処方針の中で示されてくるものと思いますので、それを見極めた上で県としての対応を決めたいと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 予算などをこれから考えなければいけないと思うのですけれども、臨時議会ということを考えていますか。

長野県知事 阿部守一
 先の県議会中に正副議長をはじめ、各代表者の皆さまにも新型コロナウイルスへの対応のご協力を求めています。臨時議会の開催も視野に入れてというお話もさせていただいていますけれども、おそらく予算措置、専決処分ではなくて、しっかり県議会を開催した上でご審議をいただくという内容のものが出てくれば、速やかにお願いをしていくという形になると思いますけれども、今回は本部の設置という段階にとどまっています。おそらく政府においては、県民生活、あるいは産業経済への影響を踏まえた上での対策を出されてくるのではないかと思いますので、そうしたものを見極めた上で県としての対応を判断していきたいと思います。
 ありがとうございました。

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