ホーム > 県政情報・統計 > 県概要 > 知事の部屋 > 知事会見(動画とテキストでご覧になれます) > 2020年度知事会見録一覧 > 知事会見2021年2月3日

ここから本文です。

更新日:2021年7月27日

知事会見(令和3年(2021年)2月3日(水曜日)16時17分~17時17分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

ページの先頭へ戻る

取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

ページの先頭へ戻る

本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 長野県としての新型コロナウイルス対策本部会議を先ほど開催しました。長野県として独自に発出していました医療非常事態宣言、そして全国的には10の都府県で緊急事態宣言が継続されるということを踏まえて、今後の県としての取り組み等について取りまとめましたので報告したいと思います。今日の会見項目ですが、大きく6点です。直近の状況、それから療養体制の強化、医療非常事態宣言の解除、当面の対応方針、そして飯田市、松本市、さらには白馬村の対応についてということです。
 全県の直近1週間の新規陽性者数の状況ですが、最新の数字で陽性者数が直近1週間累計で75名という状況です。1月8日に医療警報を発出したときには324名、陽性者数のピークがその後の1月11日で429名、また医療非常事態宣言を発出した段階では376名ということで非常に高い数値でしたけれども、多くの皆さまのご協力の中で、直近1週間で75名というところまで減少させてくることができました。1週間当たりの新規陽性者数の推移(会見資料スライド2ページ)ですけれども、9月、10月と比較的落ち着いた状況でしたけれども、いわゆる第3波、11月に入って陽性者数が増え出し、そして年末年始を挟んで1月になって陽性者数が急増したという状況です。これは週ごとに分けていますけれども、直近1週間の先ほどの数字をグラフにするとちょうどこれぐらいの高さということで、ピークに比べると新規陽性者の数が減少していますが、ただ一方で9月、10月頃と比べると、まだ新規陽性者の数は多い状況ということでご理解いただきたいと思います。療養者数の推移、入院、宿泊療養、自宅療養している方の数値ですけれども、1月に入ってからの1カ月の数字です。新規陽性者数が増えましたので、それに対応して療養者の数も非常に増加しました。入院患者のピークも、1月17日時点で254名が入院されていましたが、その後減少基調になって直近では入院されている方の数字で101名というのが最新のデータです。
 そうした中で2点目ですけれども、この間、何とか医療の非常事態を乗り越えなければいけないということで、県民の皆さまにはさまざまなお願いをしました。その一方で、県から医療機関に病床数の確保をぜひご検討いただきたいということでお願いしてきました。その結果、各医療機関も新型コロナウイルスの患者の受け入れ、あるいは通常の医療での対応等がある中にもかかわらず、病床数については、これまで350床ということでお伝えしてきましたけれども、多くの医療機関の皆さまの大変なご協力の中で434床、そしてそのうち重症者用も1床増えて48床から49床ということになりました。改めて医療関係者の皆さまに心から御礼申し上げます。本当にありがとうございます。また、県としても宿泊療養施設を南信地域に開設すべく準備中ですが、今月半ばには開設できるだろうと考えています。そういう中で4カ所、今、東信、北信、中信の3カ所体制ですが、南信地域も開設して375人の宿泊療養を受け入れることができる体制に拡充します。そうしますと病院、それから宿泊療養施設、合わせて約800人を受け入れることが可能な体制になってきます。これまで350床と275人で、合わせて625名程度という状況でしたけれども、この間の取り組みで何とか病床数、それから宿泊療養者数を増やすことができるめどが立ちました。それから病床利用の状況です。今お伝えしたように434床ということをベースに数値を計算しています。全国統一で厚生労働省が発表している出し方では、病床全体で23.3パーセント、重症者用病床で2パーセントという水準になっています。本県が出している病床逼迫(ひっぱく)度ですけれども、実質病床利用率が94名、21.7パーセント、434床以外で入院している方が昨晩の段階で7名いらっしゃいますので、その7名の方を除きますと21.7パーセントということです。そういう中で医療非常事態宣言を1月14日に発出しました。その前の医療警報のときから、県民の皆さまと共通の目標を立てようということでお伝えしてきたのがこの二つです。1週間当たりの新規陽性者数を102人未満にしていこう、いわゆる本県の感染警戒レベルでレベル3以下にしていこうということです。それから、受け入れ可能病床数に対する入院者の割合を25パーセント未満にしていこうと。この二つを2月の上旬までに目指そうということで目標設定をしましたけれども、今お話ししたように新規陽性者数が1週間当たり75人、そして実質病床利用率が21.7パーセントということで、いずれも県民の皆さまのご協力の中で達成することができました。
 そうした状況ですので、先ほど行った本部会議において、医療非常事態宣言については本日をもって解除することにしました。この間、医療従事者の皆さまには大変なご負担をお掛けし、また一方で県民の皆さまにはさまざまな行動変容を行っていただき、加えて飲食店の皆さまには営業時間の短縮等にご協力を頂きました。本当に多くの皆さまのご努力、そしてご協力の中で、こうした目標達成ができて、医療非常事態宣言を解除することができたと考えています。改めてすべての皆さまのご協力、ご支援に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。そうした中で、解除はしますが、新型コロナウイルス感染症の陽性者が本県内でもいなくなっているという状況ではありません。連日のように新規陽性者数の報告があります。加えて、全国的には昨日の段階で緊急事態宣言が10の都府県で延長という状況になっています。そうした状況ですので、県として引き続き感染拡大防止にしっかり取り組んでいきます。と同時に、県民の皆さまにも感染防止には引き続きの取り組みをお願いしていきます。
 当面の対応方針ですけれども、一つは、「第3波を収束させ、感染再拡大に備える」ということです。先ほどご覧いただいたように、ピーク時に比べると新規陽性者数も療養者数も減少基調にあります。そういう中で医療非常事態宣言については解除します。ただ9月、10月頃の水準と比べると、まだ高い状況が続いています。そういう意味で、県としては第3波をしっかり収束させていきたいと考えています。また、感染が再び拡大することがないように取り組んでいく必要があります。そういう意味で、感染警戒レベルをしっかりウォッチしながら、それぞれの圏域、あるいは市町村ごとの対策をこれからも継続していきます。後ほど説明しますけれども、白馬村の対応については、さらに新しい観点での対策も盛り込んで、地元の皆さまと一緒に取り組みを進めていきます。それから2点目ですけれども、「まん延防止に向けてワクチン接種を進め」ていきます。ワクチン接種体制整備室を設置して取り組みを始めましたけれども、先ほどの本部会議において、県の本部にワクチンチームを設置して、部局横断的に取り組んでいきます。小岩副知事をチームリーダーとして、地方部、地域振興局においてもワクチンチームを設置して、医師会、そして市町村と十分連携をしながら、ワクチン接種に対してしっかり向き合っていきます。それから3点目ですが、「新しい生活様式を定着させ」ていきます。昨日も飲食関係の皆さまから非常に切実な要請を頂きました。県としてもこうした皆さまの思いに応えられるように対応をしていきます。しかしその一方で、事業活動が回転していく、お客さまがお越しいただける環境をつくっていくということも極めて重要だと考えています。そのためには「新しい生活様式」を定着させて、お客さまに安心してお越しいただける環境を事業者の皆さまにもつくっていただく。またその一方で利用される方も、コロナと向き合い、対応をしているということをぜひご理解いただいて、そうした中で一定のルールを守ってご利用いただくということが重要だと考えています。そういう意味で、「新しい生活様式」を定着させることができるように県としても取り組んでいきます。それから最後、「県民生活を支え、経済再生を図る」ということです。今、来年度当初予算、そして補正予算の編成を行っています。明後日には正式に発表しますが、新型コロナウイルス感染症で影響を受けている事業者の皆さま、そして生活で困っていらっしゃる県民の皆さまに対する支援ということも、しっかり打ち出していきたいと考えています。今そうした準備を行っています。そういう中で感染の再拡大を防ぐ、そして第3波を確実に収束させていかなければいけません。そのためには、引き続き県民の皆さまには特に3点お願いします。一つが、緊急事態宣言が10の都府県で発出されています。そうした地域では、いろいろな取り組みが行われて、地域の中での感染拡大を防ごうという取り組みが行われていますし、また一方で、長野県の今の状況と比べると、そうした地域は陽性者の数が依然として多い状況です。そうした状況ですので、緊急事態宣言発出地域との往来は控えていただきたい。もちろん受験等やむを得ない場合は致し方ないと思っていますけれども、その際もぜひ十分感染防止対策を講じていただきたい、このことをお願いします。それから2点目ですが、会食の際には感染防止に十分注意をしていただきたい。また、普段会わない方との会食は特に注意をいただきたいということです。この二つの点については、年末年始の人の動きが変わったということで感染が拡大したと受け止めていますので、そうしたことを踏まえてのお願いです。ただ本県の場合、これまでは「大人数、長時間のリスクが高い会食は控えてください」というお願いでしたが、医療非常事態宣言については解除しているという状況ですので、このことについては控えてもらうということではなくて、注意をして行っていただきたいと考えています。特に「自宅や職場等も含む」と書いていますけれども、世の中的には、飲食店の営業時間の短縮のところが非常にクローズアップされていますので、飲食店、とりわけ夜の飲食店が危ないというイメージが強くなっている部分もあろうかと思いますが、友人を招いて自宅でパーティーを行っても、あるいは職場で同じように多くの皆さまが会食をしても同じようなリスクがありますので、ぜひそうした点についてはご理解いただきたいと思います。それから3点目ですけれども、基本的な感染対策を徹底していただきたいというお願いです。人との距離の確保であったり、マスクの着用であったり、手指消毒、こうしたことについては繰り返しお願いをしてきていますけれども、いついかなる状況にあっても基本的な対策としてお願いします。だんだん対策も長くなってきていますので、ある意味、日々の行動の中にこうした対応が入っている、組み込まれている状況になっていらっしゃる方が多いと思いますが、その反面慣れてきていますので、ついうっかりということも起こりがちです。改めて基本的な対策は徹底をいただきたい、このことはお願いします。またご高齢の方、基礎疾患がある方については、医療非常事態宣言下においては、外出を控えていただきたいということでお願いしました。ずっと控えていただきたいというお願いをするわけにはいきませんので、今回は特にご留意をいただきたいという形にしています。長野県内の感染状況はひと頃に比べると落ち着く方向にはなっていますけれども、まだ毎日陽性者がいらっしゃるという現状ですので、ご高齢の方、基礎疾患がある方については、こうした感染防止対策をしっかり取っていただきますようお願いします。その他いろいろ、これまでもお願いしていることがありますけれども、特に今回この3点をお伝えします。それから感染拡大防止対策(会見資料スライド10ページ)、これが先ほど申し上げた「新しい生活様式」を定着させていくための取り組みというふうに考えています。「感染リスク10分の1県民運動」と書いてあります。ここでも何度も繰り返し申し上げていますけれども、感染する経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染、大きくこの二つだと言われています。県民の皆さまの行動は人それぞれ日々違います。そうした中で、自分の行動をできるだけリスクが少ない行動に変えていっていただくということが重要だと考えています。そういう意味で、県民の皆さまと一緒に感染リスクを下げる運動を行っていきたいと考えています。これまでの感染事例を参考にしながら、ご自分の行動を振り返っていただいて、点数化していただける表というかチャートを作っていきたいと思っています。今も相当慎重な行動を多くの皆さまにお取りいただいているわけですけれども、そういう中でお一人お一人が日々の行動をいま一度振り返っていただく、そういう運動にしていきます。それから2点目ですけれども、「新型コロナ対策推進宣言」、多くの店舗で行っていただいています。これをアップグレードしていきたいと考えています。実際、私もお店をされている方とお話ししても、いろいろな対策を講じているけれども、何が決定的に重要なのかなかなか分からないところがあるといったご意見もお伺いします。そういう意味で、それぞれの店舗が行っている取り組みを、巡回をする、しっかり行っているから確認をしてもらいたいという店舗にはこちらから出向いて、県民の皆さまにより安心してご利用いただけるような環境づくりに事業者の皆さまと一緒になって取り組んでいきます。それから3点目が「スノーリゾート安心確保対策」ということで、今、白馬村の皆さまと長野県の保健所等で一緒になって対策、対応を行ってきています。これまでもスキー場、スノーリゾートの皆さまには大変なご尽力、ご努力をいただいてきているわけですけれども、今回、白馬バレーエリアの皆さまが自主的なルールを作って、みんなで一緒に安心対策、安全対策を行っていこうということで踏み出されました。県も協力をしています。こうした取り組みを長野県の多くのスノーリゾートにも広げていきたい。そのことによって長野県のスノーリゾートの安全・安心というものを訴えていきます。今、県外から多くのお客さまを積極的にお迎えするような環境ではありませんけれども、少なくとも県民の皆さまが安心して訪れられるように、そして近隣の皆さまにもお越しいただけるように、そうした取り組みを観光関係者、スキー場関係者の皆さまと一緒に進めていきます。
 ここからが地域ごとの対応です。飯田市、それから松本市については「特別警報2」という状況ですけれども、これについては解除します。新規陽性者数の状況(会見資料スライド12ページ)ですけれども、上の段が南信州圏域、下が松本圏域ですけれども、いずれの地域も直近1週間では、ピーク時に比べると非常に陽性者数が減少しているという状況です。そうしたことから、飯田市について「特別警報2」を解除して、南信州圏域の感染警戒レベルをレベル3、警報レベルまで引き下げます。それから松本市についても、同様に「特別警報2」を解除し、一部区域の営業時間の短縮等の要請を行っていますけれども、これについては予定通り、あしたまでということで終了します。飯田市についてはすでに営業時間短縮の要請を行っていませんけれども、ご協力いただいてきた事業者の皆さま、大勢いらっしゃいます。飯田市、そして松本市の市民の皆さま、そして時短要請にご協力を頂いてきた事業者の皆さまに改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 それから白馬村についてです。白馬村については、まだ依然として新規陽性者数が多い状況です。「特別警報2」を1月20日に白馬村に発出しました。そのときの直近1週間で、北アルプス圏域で25名、白馬村で13名という状況でしたが、最新の状況でも41名、34名ということで、残念ながらいずれもその当時に比べて増加をしてしまっているという現状にあります。こうした中で「特別警報2」については継続し、対策を行っていきます。他方で、飲食店の時短要請については、こちらについては従業員の皆さまへのPCR検査等も行いました。また集団的な感染が最近は見られていないということもありますので、飲食店に対する時短要請については解除していきたいと考えています。白馬村における追加の対策(会見資料スライド15ページ)ということで2点掲げています。一つが「高齢者施設等が行う自主的な検査の実施を支援」ということで、県としてこれまでもレベル5、「特別警報2」に該当する地域については、社会福祉施設等が自主的に検査を行う際には補助する制度をつくっています。今回、この制度をご活用いただいて、そして白馬村の支援も受けていただきながら、高齢者施設における検査を行っていくという対応を取ります。白馬村は観光地ですので、こうした高齢者施設へ影響が、陽性者が広がっていかないということが重要だと考えていますので、このことについては施設の皆さまの主体的な取り組みをサポートしながら、感染の予防的な対策として行っていきます。それから先ほども少しお話ししまたけれども、HAKUBAVALLEY TOURISM(ハクババレーツーリズム)の皆さまが10のスキー場の自主ルールを定めていただきました。県も協力をしてルールを作っていただいたわけです。こうした取り組みを県も一緒になって定着させ、感染防止対策を進めていきたいと考えています。特に事業所の皆さまの主体的な取り組みというのが非常に重要だと考えています。また、従業員の方も県外からお越しになられている方もいらっしゃいますので、そうした方に対する注意喚起であったり、あるいは検査であったり、こうした取り組みを進めていただくということは、これからの感染予防にとっては非常に重要だと考えています。こうした2点、高齢者施設での対応、それから観光事業者の皆さまと一緒になっての対応、こうしたことを通じて白馬村における新規陽性者の抑制を図っていきます。最後、全県の感染警戒レベルですけれども、飯田、松本等のレベル下げを行いますので、2月5日以降はこういう形(会見資料スライド16ページ)になります。全県の感染警戒レベルについては、警報、レベル3を維持し、北アルプス圏域については「特別警報1」、特に白馬村については「特別警報2」という形になります。これからも感染の再拡大を防ぐという意味で、県もそれぞれの地域の状況をしっかり注目して、必要な対策を行っていきます。県民の皆さまもこの感染警戒レベルにご留意いただいて、感染防止のための取り組みを進めていただきますようお願いします。私からは以上です。

ページの先頭へ戻る

取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 医療非常事態宣言解除ということですが、先ほどの対策本部会議をもって終了なのか、きょう一日は継続され、明日から解除という認識なのかどちらでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 本日までということですから、先ほど解除ということにしましたが、きょうまでは医療非常事態宣言という形になって、あしたからは宣言がないという状況になります。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 きのう緊急事態宣言10都府県で延長となりました。この点について知事の受け止めを伺えますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 10都府県の陽性者の状況であったり、あるいは療養者の状況を私も報道等で拝見していますが、非常にまだ高い水準だと受け止めています。そういう意味で、感染状況に鑑みれば、緊急事態宣言の延長ということもやむを得ない対応と考えています。ただ一方で長野県の場合は、こうした地域とのつながりが特に観光の面では非常に強い県ですので、そういう意味では、一日も早く陽性者の減少、抑え込みが行われるということを期待しています。また、緊急事態宣言が発出している間に本県の観光等、大変影響を受けます。そうした側面での支援ということも国には引き続き求めていきます。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 国へそういう経済支援などを求めるということだったのですけれども、県としては何かしたいことということはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、県民の皆さまの暮らしと産業、経済を守っていくということも、コロナ対策では重要だと位置付けています。そういう意味で明後日、また補正予算、当初予算の発表をしますけれども、その際にこの点についてもしっかりお話をしたいと予定しています。

日本放送協会(NHK) 西澤文香 氏
 県内では病床の確保がさらに80床ほど増えました。ただ周辺の県では医療が逼迫(ひっぱく)というところでなかなか厳しいと思うのですが、もし要請などがあった場合、他県からの患者さんを受け入れるというお考えはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 一番初期の頃、クルーズ船の乗客を受け入れてほしいという要請があり、本県でも受け入れました。また、長野県から、例えば沖縄県にも看護師を派遣してきています。そういう意味で、非常に厳しい状況ですので、相互の支え合いとか助け合いが非常に重要だと考えています。そういう要請があれば、県としても対応を考えていかなければいけないと考えています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 医療非常事態宣言の解除ということになりますけれども、これまでこういう宣言を解除すると、必ずその後、増える基調というか、増える恐れが出てくるということもあると思いますが。これまでお話しいただいているのですけど、改めて注意の呼び掛けがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 先ほども申し上げたように、年末年始を挟んで非常に新規陽性者の数が増えました。県民の皆さまのご協力、まさに長野県の県民力、地域力の成果だと考えていますけれども、おかげさまでピークを越すことができたと受け止めています。それが直近1週間の数字に表れているわけですけれども、ただ9月、10月頃の水準と比べるとまだ高い水準にあります。そういう意味で、県としては、先ほど申し上げたように、第3波を収束させるための取り組みということが、まだ必要だと考えています。県民の皆さまには、いろいろお願いしたいことはありますけれども、特にこの3点についてはお願いを申し上げます。緊急事態宣言発出地域の陽性者、減少基調にありますけど多いという状況ですので、往来は控えてもらいたい。そして会食も、感染状況、陽性者数減少傾向にありますけれども、しっかり確実なものにしていく上では、ぜひ十分注意をしながら行っていただきたい。そして基本的な対策を行っていただきたい。医療非常事態宣言は、先ほどの医療の逼迫(ひっぱく)状況が緩和されてきているということで解除しますけれども、しかしながら全県の感染警戒レベルは3の警報という状況です。そうしたことにご理解いただき、一緒になってこの危機を乗り越えていただきたいと考えています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 今のお話でも触れられていました第3波ですけれども、収束させるための取り組みが必要だということは、まだまだその渦中にいるということだと思うのですが。段階としては、もう終盤に向かっているという認識なのか、第3波の中のどれぐらいの状態だとお考えになっていますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 なかなか見通しにくいところがありますが、長野県の特色としては、ずっと圏域ごと、あるいは市町村ごとに皆さまにもお伝えをしています。一つの圏域で非常に陽性者が増えても、片方の圏域ではほとんど陽性者が増えていないというような状況も、この1月の期間でもありました。従って、先ほどご覧いただいたように北アルプス地域が非常に1週間当たりの陽性者数が多い地域ですので、そこの対策については地元の皆さまと一緒にしっかり取り組んで、何とか感染拡大を抑え込んでいきたいと思っています。他の地域は新規陽性者数が比較的少ない状況ですけれども、しかしながら基本的な対策をしっかり行って、陽性者数が増加に転じないようにご協力を頂きたいと考えています。

共同通信 田中陽平 氏
 酒類の提供を行う飲食店等に対する営業時間の短縮等の要請に関連してお伺いします。県内での要請が明日で一段落ということになりますが、これまで松本と白馬に限らず要請してきましたが、こういった要請が県内の感染状況にどのような影響を与えたのか、現状のその評価をお聞かせいただけますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 多くの皆さまに大変なご負担を掛けて要請をしました。先ほどもご覧いただいているように、要請をした地域については、かなり新規陽性者数が減少しているという状況がありますので、一定の効果は出てきていると考えています。白馬村についてはまだ新規陽性者数が多い状況ですけれども、保健所で濃厚接触者等の調査をしっかり行っている状況ですので、そういう意味では飲食店についての時短要請は解除しますけれども、他の側面での対応をしっかり行うことによって新規陽性者を減少させていきたいと考えています。

読売新聞 佐々木想 氏
 先ほど明後日に補正予算の発表があるというお話でしたけれども、経済面で、例えば「Go To イート」の食事券販売を再開するとか、宿泊の県民割を新たに設けるだとか、そういった意向を知事はお考えでしょうか、教えてください。

長野県知事 阿部守一
 予算案を決定した後、しっかりお伝えしていきたいと考えています。ただ事業者の皆さまからも、また県民の皆さまからも、非常に経済的に厳しいというご意見を承ってきていますので、そうした皆さまの声にできるだけ応えられるような予算にしていきたいということで取り組んでいます。

市民タイムス 田子元気 氏
 松本圏域のレベルの引き下げの件についてお伺いします。当初の2週間からさらに2週間延長されたということで、だいぶ長期間、特別警報が出されていましたが、とりあえず落ち着いたということで、これまでの感染警戒レベルが上がっていたことを振り返って松本市の総括をお願いします。

長野県知事 阿部守一
 松本の場合は、一つのポイントだけを抑えればいいというような状況ではなかったと考えています。医療機関とか施設での感染というのもあり、また感染経路不明という方も大勢いらっしゃるという中で対策を強化し、そして今も時短要請を行っている状況ですけれども、飲食店の皆さま、そして事業者の皆さまのご協力を頂きながら対策を進めてきています。その結果、最近の数字では非常に落ち着きつつあるという状況です。県も施設へのPCR検査であったり、時短要請であったり、いろいろな対策を松本市に対しては、市とも連携して行ってきましたけれども、そうした成果が一定程度出てきていると思っていますし、その一方でお一人お一人の市民の皆さま、あるいは事業者の皆さまがこうした状況をご理解いただいた上で行動いただいたおかげだと受け止めています。そういう意味で大変ありがたく思っています。

市民タイムス 田子元気 氏
 併せて、延長のときに行った飲食店への時短、休業要請ですけれども、予防的措置ということで実施されたことについて、飲食店で実際に集団感染、この期間に起きなかったということについては、予防的措置が成功したというように捉えられていますか。

長野県知事 阿部守一
 松本の場合は、中信圏域の医療機関の病床利用率が一時、非常に逼迫(ひっぱく)しました。松本市立病院の院長にも、医療非常事態宣言を発出する際にはオンラインでご参加をいただいて、その窮状を訴えていただいたわけです。そういう意味でこれ以上陽性者が増えてしまうと、もう医療にも負荷が掛かり過ぎだという観点で予防的な措置として時短要請をしました。今、中信地域における病床利用率も低下傾向にありますので、まだまだ受け入れていただいている病院の皆さまの負担は非常に重いものがありますけれども、ただ全体としては減少してきているということで、効果が出てきていると受け止めています。

市民タイムス 田子元気 氏
 感染拡大防止を図るということで成功なさったと思うのですが、一方で、だいぶ経済にも影響が出たというか、その措置によるだけのかなり大きな影響というのもあったと思います。今後、松本の経済を活性化させるために、知事はどのようなことを取り組まれていこうと思っていますか。

長野県知事 阿部守一
 まずは協力金の支給を早く行っていきたいと思いますし、松本市を通じて、間接的な支援ですけれども、事業者に対しての支援も行っていきます。引き続き、市とも連携してしっかり対応を行っていきます。それから「感染拡大防止対策の推進」(会見資料スライド10ページ)ということで書いています。ここに記載しているのは、もちろん感染防止のための取り組みではありますけれども、先ほども申し上げたように、こうした感染防止の取り組みを行うことで安心してご利用いただける環境をつくっていきたいと考えています。そういう意味で、例えば飲食店等の皆さまとは、「新型コロナ対策推進宣言」のアップグレード、いろいろな取り組みをすでに行っていただいていますので、そうしたものを県としても一緒にアピールをして、利用促進に結びつけていきたいと考えています。また、先ほどもご質問いただきましたけれども、今後の予算等でも産業、経済の支援策を講じていきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 医療非常事態宣言の発出時に、県民の皆さまへのお願いということで3点あったと思います。特に高齢者、基礎疾患のある方の外出自粛を求めると、あと感染拡大地域への訪問を極力控える、会食について大人数、長時間を控えてくださいと、それぞれあるのですけれども。このことについて、医療が逼迫(ひっぱく)しているという状況だからということを強調した上で伝えたというのが今回の宣言だったと思うのですけれども、県民一人一人のどれだけ行動変容につながったと考えていますか。特に三つの中でどこの部分が効いたとか、何か実感しているところなどあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 第3波の収束をしっかりさせていきたいと思っていますが、その一方で、これまでも第1波、第2波の振り返りというのを県としても行っています。今回も、もう少ししっかり感染状況が落ち着いた段階では、そうした振り返りを行って、改善すべき点等があれば、次の第4波が来ないことを願っていますし、そうしたことがないように対策を講じていきますけれども、次への備えをしっかり行っていきたいと考えています。LINEを通じてアンケートを取って、まだまとめて公表する段階になっていませんけれども、私も一部拝見すると、医療非常事態宣言を受けて慎重に行動いただいている県民の方がかなり多いと受け止めています。そうしたことも含めて、またお伝えしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 知事としては、LINEのアンケートの結果を一部ご覧になっていて、例えばどんな回答からそういうふうに感じられたのですか。

長野県知事 阿部守一
 手元にないですけれども、今申し上げたように、全体的には医療非常事態宣言の発出を受けて慎重に行動している方の割合が多いと受け止めています。よく分析して、またお伝えしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 お願いの1番目、高齢者と基礎疾患のある方の不要不急の外出を控えてくださいということで、重症化のリスクが高いということで特に強調されたのですけれども。ただ陽性になった方のその後の状況を見ますと、これまで県内でお亡くなりになった方が38人で、医療非常事態宣言を発出後に亡くなられたという方も内17人いらっしゃると、大変多くの高齢の方が犠牲になったという側面があります。ここを踏まえて、何か現時点で課題だと認識している部分はありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 お亡くなりになられた方には謹んでお悔やみを申し上げます。その上で、どうしてもご高齢の方とか基礎疾患がある方は、前回の会見でもお伝えしたように、本県の事例でも重症化リスクが高いということは表れていると思っています。そういう意味で、県としては、そうした方をいろいろな取り組みで守っていかなければいけないと思っています。これから白馬村で高齢者施設等の検査を行っていただく形にしていますけれども、そうしたこともあらかじめ予防的に対応していくという取り組みです。県としてこれまでも、例えば松本市において介護施設の従事者の皆さまへの集団的な検査を行っていますけれども、ご高齢の方を守っていくという観点での取り組みを引き続き進めていきます。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 高齢者の方を守るためには、予防的な対応というのも、狭く、短くとかというのと併せてやっていくというのが、松本とかの経験からもやっていくべきではないかと考えているということですか。

長野県知事 阿部守一
 何度も言っているように、検査前確率が低いとか、陽性者がほとんどいない地域でそうした検査をすると、偽陽性とか偽陰性とかいろいろ課題が出ますけれども、感染者が一定程度多いような地域においては、むしろ積極的にそうした対応をすることによって、できるだけ未然にご高齢の方への感染を防いでいきたいと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 高齢者の方の話に非常に関連するのですけれども。医療機関の逼迫(ひっぱく)というのは非常に、宣言を出された理由がそもそもそうなのですけれども、どうでしょう、何とか綱渡りの面もあったけれども乗り越えたという感じが私としてはしているのですけれども、知事としてはどのように振り返っていますか。

長野県知事 阿部守一
 率直に申し上げて、医療警報であったり、医療非常事態宣言を発出したときは、このまま感染拡大が続く可能性もなくはないと、そういう思いでした。そういう意味で、何とかここで感染拡大を食い止めなければいけないという思いで、医師会の関会長であったり、松本市立病院の中村院長にもご同席いただいて、医療現場の声も一緒にお届けする中で、この宣言を発出しました。そういう意味では危機感を非常に強く持っていました。ただ、そのときにも申し上げたと思いますけれども、県民の皆さま、こうした事態にご協力いただけるということを私は信頼していましたので、何とか切り抜けられるものというふうにも片方で考えていました。おかげさまで多くの皆さまのご協力の中で、だいぶ新規陽性者数を減らすことができ、療養者数も減ってきました。まだ引き続きの取り組みはしなければいけない状況ですけれども、本当にこうした状況に持ってくることができたのは、お一人お一人の県民の皆さま、事業者の皆さまのご協力のおかげだと感謝しています。

大糸タイムス 辻川波也斗 氏
 白馬村の状況についてお伺いしたいと思います。「特別警報2」を当面継続ということで、まだいまだに水準は高いということですが、どういう状況になればレベルが下がるというのを期待できるでしょうか。そのためには地域の皆さまにどういうことを呼び掛けていきたいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 やはり新規陽性者の数を減らしていくということです。長野県としても時短要請をした地域の飲食店関係者等に対するPCR検査を行いました。一部、陽性の方もいらっしゃいましたけれども、しかしながら非常に広く陽性者が出てきているということでもなかったと受け止めています。また連日、白馬村関係の陽性者の方がいらっしゃいますけれども、かなりの方が濃厚接触者等で、感染を追っている方たちも大勢いらっしゃいますので、そういう意味では、行政としてはこうした地道な努力を行うことによって、何とか感染を抑え込んでいきたいと考えています。解除については、もちろん陽性者数を減らすということですけれども、住民の皆さま、村民の皆さまには、白馬村においては感染警戒レベルが「特別警報2」という一番高いレベルの警報を出していますので、先ほどお願いした基本的な感染防止対策をしっかり徹底していただくということが、まずは重要だと考えています。

信濃毎日新聞 木田祐輔 氏
 きょう国会で新型コロナ対応の関連改正法案が成立する見通しです。刑事罰の削除など修正を経て、入院拒否者だったり、時短命令に応じない事業者への過料が残りましたが、修正された中身について、知事のお考えや受け止めをお願いします。

長野県知事 阿部守一
 国会で政党間の議論を踏まえて修正がなされたということで、非常に重い刑罰を科するということでなくなったことは、私としてはいい方向だと受け止めています。実際、都道府県によっても実情が違う、どれだけの皆さまが積極的にご協力いただけているかということは、必ずしも地域によって同じではない部分もあるのではないかと思いますけれども。県としては、そうした刑罰、過ち料、行政罰も含めて、そうしたものの適用については、できるだけ慎重に対応していくということが必要だと考えています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 ワクチン接種についてお伺いします。先ほどの対策本部会議でワクチンチームを本部と、それから各地域振興局単位に置くとされましたが、先ごろの川崎市の実験的な試みでは、問診などに想定より時間がかかったという課題が出てきました。長野県、77市町村、たくさんある中で、それぞれいろいろなやり方があると思いますけれども、現時点で知事が課題になるだろうと、そういうふうに感じられているものはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 課題を挙げると多分切りがないぐらい、いろいろ考えなければいけないことがあると考えています。一般の県民の皆さまに対する接種の主体は市町村になりますので、県からもいろいろ投げ掛けをして、また市町村からもいろいろな課題とか悩みをお伺いしながら、一緒になって取り組んでいきたいと考えています。県としてはできるだけ円滑に接種が進むように、そして県民の皆さまも副反応の話も含めて、ワクチンについての情報をもっと知りたいという方も大勢いらっしゃると思いますので、そうした県民の皆さまのニーズにも応えていくように努力していきます。
 どうもありがとうございました。

ページの先頭へ戻る

お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

  • 長野県公式観光サイト ゴーナガノ あなたらしい旅に、トリップアイデアを
  • しあわせ信州(信州ブランド推進室)