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更新日:2022年8月15日

知事会見(令和3年(2021年)12月17日(金曜日)15時30分~15時55分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 中小企業原油・原材料価格高騰相談窓口の設置について
  3. 長野県立病院機構の理事長の退任について

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取材者からの質問

  1. 教育委員会の非違行為事案について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  3. 2023年G7関係閣僚会合の誘致について
  4. 全国知事会会長との懇談について
  5. 長野県立病院機構の理事長の退任について

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 それでは、本日の会見を始めます。まず新型コロナウイルス関係で何点か申し上げます。年末年始の相談窓口はコロナの話だけではないので少し切り離していただいた方がいいと思いますけれども、コロナの話と原油価格高騰相談窓口の設置、県立病院機構の理事長が退任されるという大きく3点お話ししたいと思います。まずコロナ関係ですけれども、皆さまのところにいろいろ資料をお配りしているかと思いますが、ワクチン・検査パッケージ等を活用するに当たっての無料検査を実施する事業者の募集を行っています(会見資料1/スライド3ページ)。長野県としてもこのワクチン・検査パッケージを活用しながら、社会経済活動と感染拡大の防止の両立を図っていきたいと思っています。その際、ワクチンを接種されている方はいいのですけれど、そうでない方もいらっしゃいますので、無料検査を行っていただく事業者にご協力を頂かなければいけないということで、12月13日からワクチン・検査パッケージ、あるいは感染拡大時には県から要請し、不安な方については無料で検査を受けていただくというようなことを行う際に対応していただく事業者を募集しています。事業者に対しては検査に係る経費、あるいは検査が実施できる体制の整備費用を補助します。募集対象事業者は県内の医療機関、薬局、衛生検査所、要は検査ができる方。それから、ワクチン・検査パッケージの登録をされた県内飲食店、観光宿泊事業者、イベント主催者等の事業者ということでご自分の活動に使いたい方です。こうした方を対象にして募集をします。年内にはフルオープンという形にはならないと思いますけれども、一定程度無料検査をご利用いただけるような体制をつくっていきたいと考えています。すでに薬局にはお声掛けをし、準備をしていただいているところですので、無料検査を受けられる場所が確定したら県のホームページ等でお知らせしていきたいと考えています。できるだけ多くの皆さまにご協力いただく中で、ワクチン・検査パッケージ等を活用する上での無料の検査ができるだけ広く行えるように取り組んでいきたいと考えています。次ですけれども、もう一つ、ワクチン・検査パッケージの飲食店等で活用される場合の登録の受け付けを開始します(会見資料1/スライド4ページ)。今後、例えば県の感染警戒レベルが5以上の場合には、同一テーブル4人以内での利用ということを要請していこうと考えていますが、そうした場合にもこうした要請の対象外にするための事業者の登録です。例えば「カラオケ店」に書いてありますように、長野県としてどういうときにどういう対策を講じるかということをすべて現時点で確定しているわけではありませんけれども、このワクチン・検査パッケージを活用していただくことによって、一定程度活動の制約を緩和していきたいと考えています。そういう意味で、「信州の安心なお店」の皆さまの中で、飲食業、あるいはカラオケボックス業、冠婚葬祭業、あるいは食品衛生法の飲食店の営業許可を有している事業者等の皆さまには、この登録についてご検討いただきたいと思います。「(信州の)安心なお店」の皆さまに対しては、県としてもまずしっかり改めてルールを守っていただきたいと思いますし、またルールを守っていただく一方で、こうした取り組みにもご協力いただきたいと思っています。次ですけれども、ワクチン接種証明書のアプリをデジタル庁が20日にリリース予定ということです。アプリを用いて電子版の証明書の取得が可能になるということです。接種記録データの登録誤りがあるという部分もありますので、今、市町村においては修正の対応を行っているところです。登録した際に証明書の記載内容が誤っているのではないかといったような場合、あるいは8カ月経過しても2回目の接種券がなかなか来ないという方は、場合によっては登録データが誤っている可能性がありますので、そうした場合にはお住まいの市町村にお問い合わせいただき、必要な対応を求めていただきたいと思います。
 次ですけれども、資料は配っていませんが12月13日から、1回目、2回目接種に続く追加接種にかかる職域接種の実施の申し込みが始まっています。希望する企業等については直接国に申し込んでいただく形になっていますが、ぜひ多くの団体にこの職域接種を行っていただきたいと思っています。今、1回目、2回目接種を実施された67団体のうち、17団体の皆さまにお申し込みいただいているところですし、また、県としての職域接種についてもすでに申し込みをしたところです。医療人材等については県からも応援する予定にしていますので、1回目、2回目接種を行った企業、団体の皆さまにはぜひこの職域接種の追加接種についても積極的にご検討いただきたいと思っています。これはワクチンの供給ルートが増えるという形にもなりますので、県全体の接種体制を強化していく上でも大変重要だと思います。県としても個別の企業、団体にもこれまでも働き掛けていますけれども、今後も呼び掛け、お願いをしていきたいと思っています。
 次は、感染拡大予防期間についてです。これは、先日もお話ししたところですけれども、12月20日から1月10日まで感染拡大予防期間ということで、県民の皆さま、事業者の皆さまには改めて感染対策、基本的な対応の徹底にご協力を頂きたいと思っています。現時点では県内、全国ともに感染状況は落ち着いた状況ではありますけれども、どうしても人の動きが普段と違う形になる年末年始にかけては、県としてはしっかり注意をしていくことが必要だと考えています。今後陽性者数が増えてくれば、また感染警戒レベルに応じた行動のお願いしていきたいと思っていますが、まずは「マスクの正しい着用」、「正しい手洗いや手指消毒」、「十分な換気」、そして密を避ける「ゼロ密の意識」を持っていただくと、こうした基本的な対策はぜひ徹底いただきたいと思います。また、帰省等で長野県に帰る方についてはワクチン接種を受けるか、またはワクチン接種を受けていない方については無料で検査を行っていますので、そうしたものもご利用いただき、安全・安心な行動を心掛けていただければありがたいと思っています。帰省等をされる方向けの無料PCR検査については、今月の24日までお申し込みを受け付けていますのでぜひ活用いただければと思います。県としてはオミクロン株等の動向にもしっかり注意を払いながら、こうした落ち着いた感染状況が継続できるように引き続き取り組んでいきたいと思っています。県民の皆さまお一人お一人の引き続きのご協力を心からお願いします。
 それから、年末年始の相談窓口ということで、生活にお困りの方の相談窓口、年末の金融相談窓口についてお配り(会見資料1/スライド11ページ)しているかと思います。ここに幾つか書いていますけれども、まず、受診相談です。これはコロナに関して、年末年始はどうしてもかかりつけ医の診療所がお休みといったようなこともありますので、かかりつけ医や当番医等で受診ができない、あるいは相談先が分からないといったような場合には、この受診・相談センターにぜひご連絡いただきたいと思います。それから、生活にお困りの方については、まいさぽ等で困り事相談の対応をしますし、県庁の地域福祉課でも職員が出勤をして対応していきたいと考えています。各お住まいの地域のまいさぽ、あるいは市町村の担当課にご連絡をいただければと思いますし、県の地域福祉課でも対応しますので、資金面、食料面、お住まい等でお困りの場合には遠慮なくご相談いただければと思っています。それから年末の金融相談窓口については、29日、30日に県庁の経営・創業支援課で対応しますのでご相談をいただければと思います。また、児童虐待・DVにかかる相談については、年末年始も24時間で「児童虐待・DV24時間ホットライン」で対応しますので、ぜひそうした心配があるという場合にはご連絡をいただければありがたいと思っています。以上、年末年始もさまざまなお困り事等があると思いますので、県もできるだけしっかりきめ細かく対応していきたいと思いますので、ぜひこうした窓口をご利用いただければありがたいと思います。

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2 中小企業原油・原材料価格高騰相談窓口の設置について

長野県知事 阿部守一
 それから、中小企業に対しての原油・原材料価格高騰相談窓口を設置します。来週12月20日から相談を受け付けていきたいと思っています。産業・雇用総合サポートセンターの中にこの相談窓口を設置して、資金繰り等の相談を受け付けていきますので、ぜひこの原材料高、原油高等でお困りの皆さまはこうした窓口をご利用いただければと思っています。

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3 長野県立病院機構の理事長の退任について

長野県知事 阿部守一
 県立病院機構の理事長についてです。現在、県立病院機構は久保惠嗣理事長にお務めいただいているところですが、平成25年4月から3期9年という非常に長い間お務めいただいてきています。先般、ご本人から申し出をいただき、任期満了の来年3月をもって退任されるということになります。この間、久保理事長には大変ご活躍をいただきました。独立行政法人化後間もない県立病院機構を安定軌道に乗せていただきました。また、県立病院として安心できるサービス、質の高いサービスの提供にご尽力いただいたほか、信州大学との連携大学院や寄附講座の設置による人材育成等についても着実に成果を挙げていただきました。また、コロナ対応においては専門家懇談会の座長を務めていただき、理事長の強いリーダーシップの中で、県立病院においても感染者の受け入れを積極的に行っていただいたところです。私からはこの間の久保理事長のご尽力、ご活躍にこの場をお借りして心から感謝と敬意を表したいと思います。なお、後任の理事長についてはできるだけ早期に選任して、また久保理事長が築いていただいた成果の上にさらなる経営の安定化、そして県民の皆さまに寄り添ったサービスの充実に取り組んでいっていただきたいと思っています。私からは以上です。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 教育委員会の非違行為事案について

信越放送(SBC) 宮下滋 氏
 きょうの会見の内容についてでなくて恐縮なのですけれども、先般教育委員会が発表された非違行為の個別事案というのがありますが、知事のご所見をお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私としては、非常に遺憾な行為だったと思っています。教育委員会から具体的な説明があったかと思いますけれども、当該ハラスメントを行った職員の行動自体も問題だと思っていますし、そうした状況を把握した後の対応という点においても、教育委員会全体としてしっかり改善していかなければいけない点があると思っています。教育長から私も直接報告を受けていますので、今後しっかり対応してもらうことを期待しています。

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2 新型コロナウイルス感染症への対応について

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 3回目の職域接種の受け付け開始の関係で、県も応募したということなのですけれども、これは県職員が対象のものになるのか、これまでは一般の県民にも門戸を開いていらっしゃったと思うのですけれども、今後の対応について教えてください。

長野県知事 阿部守一
 1回目、2回目接種においては職域接種は、県に限らず職域接種といいながら周辺の方も接種できるという形になっていましたし、県としても県職員以外の方も職域接種で接種しています。そういう意味で、追加接種においてもできるだけ幅広く対象としていきたいと思っていますが、ただ、これはワクチンの供給がどういう形になるかということ次第だと思っています。県としては職域接種は市町村接種を補完する意味で大変重要だと思っていますので、職域接種には市町村とは別枠でしっかりワクチン供給をしていただきたいと思っていますので、そうしたことについては引き続き国にはお願いしていきたいと思っています。

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3 2023年G7関係閣僚会合の誘致について

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 話題は変わりまして、先ほどの会見の話なのですけれども、軽井沢町と共同して環境関係を想定して誘致をするという話でしたが、今後の誘致の方向だと思うのですが、環境関係がもし駄目だった場合は、他のものも視野に入れてやっていくという方向でよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、まだ何大臣会合と何大臣会合があるか確定している状況ではありませんので、県としては先に環境エネルギー大臣会合を開催したということもあり、また長野県として脱炭素社会をけん引していこうという意思もありますので、環境分野を中心に取り組んでいきたいとは思っていますが、先ほど申し上げたように、いろいろな競争もありますし、どういう分野が他に設定されるかということも分かりませんので、他の分野も視野に入れながら対応は今後進めていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 具体的な誘致活動で想定していらっしゃる活動というのは何かありますか。

長野県知事 阿部守一
 国に対するいろいろな働き掛け、一つは外務省に対して申請を上げますので、やはり申請自体をより長野県の強みとか特色をアピールできるような内容にしていくということが必要だと思っていますし、また、県と町だけでやっているということではなくて、広く多くの皆さまと一緒に行動することによって、政府に対しても強くアピールしていきたいと思っています。

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4 全国知事会会長との懇談について

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 もう一つ話題が変わりまして、きょう午前中に全国知事会の平井会長とお会いになっていると思うのですけれども、この懇談の目的とどのような内容だったのかを教えていただけますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 平井会長とは、私が脱炭素本部の本部長を担っていますので、今後の脱炭素本部の方向性、運営の在り方であったり、あるいは私も全国知事会の副会長という立場でもありますので、全国知事会全体としての今後の在り方についても会長からのご質問等も受けて、少し率直な意見交換をしたところです。

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5 長野県立病院機構の理事長の退任について

市民タイムス 田子元気 氏
 県立病院機構の理事長の退任についてお伺いします。任期満了に伴う退任とのことなのですが、後任の人事というのは現時点では決まっているのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これは先ほど申し上げたように、できるだけ早く選任してお知らせしていきたいと思います。法律で私が任命するという形になっていますが、いろいろな方からのご意見等もお伺いする中で最終的に決めていきたいと思っています。

市民タイムス 田子元気 氏
 できるだけ早くというのは、この年度内ということでよろしいですか。

長野県知事 阿部守一
 もちろん任期が切れる前には決めなければいけないと思っていますが、そうした中でもできるだけ早くしっかり引き継ぎを行っていただけるような体制をつくっていきたいと思います。
 ありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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