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更新日:2017年11月30日

電気事業者による長野県・青木湖畔における送電線建設に関して(その5)

ご意見(2017年10月10日受付:Eメール)

お世話になっています。

当件に関して9月27日に建設部長の油井氏より回答いただきましたが、残念ながら納得できるような内容ではありませんでした。

この鉄塔が突然建設が始まったのが解ってから来月で丁度一年になります。

その間、何度も真相をお聞きしていますが、其の都度はぐらかされて今やこの醜い鉄塔と送電線の下で不安と景観を損ねた不快感で生活しています。

工事は既に終わったようですが、いまだに当該電気事業者からは安全性に関する何の説明も無く県からは審査の過程も不明確なままで幕引きになりそうです。

このままでは行政に対する不信感と当該電気事業者に対する不快感及び不安感を持って毎日この鉄塔を見て過ごすことになります。

どうか、私達の心情をお察しいただき最後にもう一度阿部知事のご自身による回答をお願い致します。

 電気事業者による長野県・青木湖畔における送電線建設に関して(最終)

前略
今年も早いもので10月の声を聞くと本格的な秋の訪れを感じる今日この頃です。
思い起こせば昨年の11月に突然(事前説明は一切無く)、鉄塔の基礎工事が行われていることが発覚してから一年が経過しようとしています。
この地が、
・風致地区第一種
・長野県景観計画の一般地域
・急傾斜地崩壊危険箇所及び地すべり危険箇所

今回の送電線鉄塔建設工事は新設する必要は無く既にある送電設備が利用可能でしたし、又新設するにしてもこのような指定地を避けて景観を損なわず、人家も無い場所は幾らでもあったはずです。

上記に指定されているにも係わらず、なぜ地域住民への十分な説明や合意を得ずに行なわれるのか?このような工事が強行されたのか?又行政はこの工事に関してどのような審査をして認可したのか?など多くの疑問を感じて県に対してお聞きしてきましたが要領を得た回答が得られず、藁にもすがる思いで”県民ホットライン”と言う制度を見つけて県知事の阿部様に意見書を提出させていただきました。
その期待も残念ながら本当に阿部様へ住民の声が届いているのか?甚だ疑問が生じる内容で毎回々回答が繰り返されました。
これは県担当者が自分達に都合の良いような内容で知事に報告をして自分達で回答書を作成しているとしか思えない内容で大きな失望感を感じとても残念です。

<県の責任>
これはある意味で「大北森林組合補助金不正受給問題」における県職員の対応と同じ構図のように思えてなりません。
今回も又同じ県事務所で起こっており、今件は直接的に国や県の予算には関わりは無いものの住民不在の一企業の「再生可能エネルギー特別措置法」を隠れ蓑として便乗し、自営電力設備の維持管理コスト削減策と減免措置の為、その給付金享受目的の工事でした。
そのような工事に県が十分な審査をしていないで企業に便宜を図ったとも取れる今回の行為は行政の根本的姿勢を問われる問題です。
「大北森林組合補助金不正受給問題」では、特別検証委員会が県職員が書類のチェックを怠るなど地方自治法に抵触する「重大な過失」があったと指摘。
同地事所の担当職員7人については、現地調査を行わなかったなどとして、民法を根拠として「責を問われるべき過失があった」と認定した。と報道されました。
この件では阿部様も自ら責任を取って減給処分を自身に課しているお聞きしています。
今回の一連の回答をお聞きしていると、長野県庁ではこの様な事象が日常茶飯事に行なわれていて「大北森林組合補助金不正受給問題」が教訓として生かされていないように思えます。

<イギリスの湖水地方が世界遺産に登録>
ここで最後になりますが、再度記載しますが当地は「北アルプスの鏡」とも称される仁科三湖の最大の湖、青木湖畔で風光明媚な景観地です。
今年(2017年)ユネスコの世界遺産委員会はイギリスの湖水地方を「文化的景観」として認定しました。
私もかの地を訪れて、その美しさに魅了された一人です。
当地(仁科三湖)はこの湖水地方に勝るとも劣らない美しい自然景観を備えていると私は信じています。
ただ、残念ながら冬季の減水や閉鎖されて廃墟になったスキー場跡など景観を損ね、文化的とはとても思えない人工物が点在しています。
今回の無粋な鉄塔群もその一つに新たに加えられました。

湖水地方では今から100年前の産業革命時にその豊かな水源を求めて進出を試みた企業群を地域住民と行政が一丸となって排除しこの景観を守ったと聞いています。
その後、今や世界中から観光客が訪れる観光名所として地元の人々の誇りと大きな財産となっているそうです。
このことがこの地方の人々にとっての大きな夢と希望を生み観光資源として莫大な資産価値をもたらしています。

一方、青木湖では必要な電力を得ようと湖の底に穴を空けて冬季に水を落とすために大きな減水を発生させ貴重な固有植生物を失ったばかりか景観も台無しにしてしまいました。(そしてこの地の資産価値も無くしてしまいました。)
この時も生物学の大学教授など多くの人の反対があったものの結局は建設が強行されて実現してしまいました。
その時に行政がどのように審査し認可したのか?今となっては記録が見当たりません。
そして、その工場は今は稼動していないのです。
又、スキー場も風致地区に建設するスキー場として多くの自然保護団体からの反対があったにも係わらずこれも開業させて、今では閉鎖されて廃墟となった施設が無残な姿を晒しています。
この件に関しても行政がどのような判断の基で認可したのか?今となっては真相は藪の中です。
要は100年前にイギリスで出来たことが、現代のこの今の時点で日本・長野県では景観に関する行政の真剣な取り組み姿勢が見られないばかりか、その景観を破壊する企業に加担し弁護を繰り返す姿勢は何も進歩が見られない旧態依然とした体質を感じます。
行政の本来の仕事は地域を想い将来に対する展望を描きそのビジョンに沿って企業との調整を図ってゆくことだと思います。
繰り返しになりますが、最初に私がこの件で県に対して質問した時には
・当該電気事業者の申請は審査しないと回答しています。
(これは明らかに地方自治法及び地方公務員法に抵触します。)
・その後、審査はしたけど書類は無いと回答しています。
審査時の議事録も記録も一切無いと言うことは世間一般的常識では審査していないと言うことになります。
(現地調査の日報も無いということは、「大北森林組合補助金不正受給問題」と同様に民法を根拠として「責を問われるべき過失があった」とも疑われます。
・鉄塔の高さに関しては、「鉄塔の高さは樹木への接触による安全性確保のため、鉄塔を規制値にすると架線下の樹木を伐採することになり、その方が景観を損ねる。」と回答しています。
・その後、架線下が伐採されていることを質すると「景観に配慮して伐採されているから問題ない。」と回答。
・そして、架線下が伐採されているなら鉄塔の高さを規制値の倍になるまで認めるのは矛盾していると指摘すると、「この伐採は鉄塔工事のための伐採で架線下の伐採ではない。」と今回回答してきています。
(今回の4本の鉄塔の間で一部の急な崖以外は架線下を歩ける程に伐採されていて、樹木への接触の可能性も無くてもあくまでも架線下の伐採ではないと言い切れる根拠は何なのでしょう。
本来、計画時にこれだけの架線下の樹木を伐採しなければ鉄塔が建設できないのであれば鉄塔高を十分低く建設できたはずです。)
このような”詭弁”は間違い無く、これも又世間一般常識では通用しないことです。
なぜ、このような付け焼刃的な回答になるのか?それは本来当該電気事業者よりこの工事申請がなされた時にシッカリと審査しなかった証拠だと思います。
もし、本当に審査したのであればこんなに回答がその都度ブレることはないでしょう。

今回の回答を待っている間に、工事は完了したようで点検の為に当該電気事業者のヘリコプターが飛来して何度か上空を舞っていましたが、どうもNo.65鉄塔が前後の鉄塔(この鉄塔だけ、従来の鉄塔の倍の高さ)より突出していてパイロットが危険を感じたのしょう。
その後、鉄塔上部を赤く塗り替えています。
以前、長野県は「鉄塔自体は簡素な意匠であり、空を背景とした場合最も目立ちにくいグレー系の色彩である為、周辺地域の既存鉄塔と比較しても良好な景観育成への影響は限られたものであると考えています。」と回答していますが、これはどう説明するのでしょう。
当方がこの高鉄塔の飛行への危険性を指摘した折にも長野県は「周辺にはもっと高い鉄塔もあり、飛行の安全性には問題無い。」回答していました。
その後、当該電気事業者は自分達が危険だと思えば勝手に”赤色”に塗り替えても良いものなのでしょうか?
やはり、飛行には危険な高さだったのではないですか?
この一年間の一連の流れを長野県の行政を預かる立場TOPの知事として阿部様はどうお考えになっているのでしょうか?是非お聞かせください。

このような、身勝手でウソを重ねる事業者である当該電気事業者(いまだに当方に対して安全面の説明は一切ありません。)や監督すべき立場にある長野県が今回の景観破壊及び自然生態環境破壊更に地域住民の生命財産の保護に関して守るべきどのような審査をしたか(実際には何もしていない事実を)今回はしっかりと文書にして後世の為に残しておきたいと思います。
近未来にこの風光明媚な地の本当の価値に日本の人々が目覚めた時に今回の建設によりこの美しい景観を破壊し将来に大きな負の遺産(莫大な損失)として残してしまった事を後世の人達にも伝える為、愚かな判断内容がいつまでも閲覧できるように公開しておきたいと思っています。
そして今回は、その景観を壊した無責任な人々の名前も反面教師となるよう合わせて併記し永く人々の心に刻まれて行くことを願って記録しておきます。

回答(2017年10月19日回答)

長野県建設部長の油井均と申します。
景観に関することについて、私から回答させていただきます。
この度の事案に対し、日々御心痛のことと、お察し申し上げます。これまで景観法に係る届出の審査については確実に実施しているとはいえ、審査過程の不透明さは貴殿御指摘のとおりとし、知事からもより実効性を高めるための方策を研究する旨回答しております。

架線下については、鉄塔の高さを下げた場合、架線下の面的な樹木伐採が必要で、景観に悪影響を及ぼすことから、計画の鉄塔高で景観上は支障がないと判断したことは、前回までに回答した通りです。
また御指摘の樹木伐採については、鉄塔敷地廻りのものであり、施工上やむを得ない他、周囲の樹木が残され、その状況も景観に支障がないことを確認していることも、前回までに回答した通りです。
なお、4本の鉄塔の間で伐採されているとのことについて、前回「架線下となる部分の伐採は平成29年8月1日まで実施されておりません。」と回答しておりますが、あくまで景観的な観点から、遠方より確認したものです。森林内部に歩ける程度の伐採とのことですが、歩道設置のためのものであれば、景観への影響は無いと考えます。

No.65鉄塔上部を赤色に塗装している事案につきましては、当該電気事業者がヘリコプターの運航を委託するにあたり、安全性の確保のため、平成29年7月12日に変更届が提出されております。景観に配慮し、必要最小限の面積に留めております。

また当該電気事業者の説明につきましては、貴殿に誠意ある説明を行うよう要請することが精一杯であることは、前回回答のとおりですが、長野県としましては、これからも景観関係法令に準拠しつつ、美しい景観が信州の誇り・魅力そのものとして、次世代へ引き継いでいくよう取り組んでまいります。

以上、御質問等に対する回答とさせていただきますが、御不明な点がございましたら、景観に関する問合せは、都市・まちづくり課長:藤池弘、担当:景観係まで御連絡くださいますようお願いします。

【問合せ先:建設部都市・まちづくり課/景観係/電話026-235-7348/メールtoshi-machi(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:住宅・景観)(月別:2017年10月)2017000650

 

お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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