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更新日:2018年2月28日

長野県の林業関係統計書の適正な運用について

ご意見(2018年1月23日受付:Eメール)

1月4日の「長野県の林業関係統計書の疑問」について、15日は直接の説明を頂き、17日にはホットラインでも回答を頂きましたこと、感謝申し上げます。
ホットラインでの回答が大幅に簡略化されていましたので、再度適正な運用についてお願いさせて頂きます。まず、実際の間伐面積について1,000ha程度で、残りの2,270haについては実際には間伐を実施しておらず、間伐の効果があるとしている森林という事をお聞きしました。この内容は、除伐、間伐(切捨・搬出)及び被害木の伐倒駆除ということですが、非常に正確性に欠く算出方法だと思います。まず、除・間伐について、長野県で定めている林分区画の最小単位を対象としていることについてです。
・隣接する林分区分の最小単位A地、B地、C地が各1,000平方メートルあるとします。
・A地B地で長野県の造林補助金で必要な最小面積1,000平方メートルの間伐をしたとします。

・A地で990平方メートル、B地で10平方メートルの間伐をしていれば、残りの森林面積A地は10平方メートル、B地は990平方メートルも間伐面積に換算されます。統計上は実際の間伐面積の2倍、2,000平方メートルの間伐をしたことになってしまいます。

・翌年A地で10平方メートル、C地で990平方メートル間伐をしたとすると、統計上は実際の間伐面積の2倍、2,000平方メートルの間伐をしたことになるだけでなく、A地では昨年の間伐実績990平方メートルは重複して間伐効果を計算してしまいます。

続いて、松くい虫被害木の伐倒駆除についてです。

・お聞きした話では、松くい虫の被害木を7.65m3処理すれば、1haの間伐をしたことになるそうですが、松くい虫の被害木1本の平均は約1.4m3です。つまり5,6本伐倒すれば1haの間伐に該当することになります。単純に考えれば1ha16~20本の森林を間伐している事になります。どのような算出根拠だったかは平成24年のことで、資料がないので分からないとのことでした。
・松くい虫の被害の多くは毎年同一の場所で確認されています。それも一カ所で数十m3処理する事もざらです。例えば、林分区画の最小単位が1,000平方メートルのアカマツ林内で3年間7.65m3ずつ被害木を処理すれば、同一の箇所にも関わらず、3haの間伐の面積に計算されてしまいます。林分区画の最小単位を超えて面積換算される上、重複して間伐面積を計算していることになり、除・間伐の面積の考え方よりも過大に計算していることになります。

・そもそも、枯れた木は間伐の対象ではないはずです。

これらのことは全国統一の手法で処理されているという事ですので、何かしらの算出根拠と算出目的がある事と思います。現段階で把握している算出目的は、国が「森林吸収源対策として、京都議定書の第2拘束期間の間伐の目標の状況を把握するため」だけのものです(上記の方法で算出しているとすると全国的に間伐面積は相当過大に算出されている事になりますが…)。であるにも関わらず、第13期中部山岳地域森林計画書にはあたかも実際に間伐を実施した面積のような記載をしてあります。この統計を見た人は当然実際の間伐面積と考えるはずです。明らかに不適切な記載です。
今後は実際の間伐面積、間伐の効果があるとされる面積、松くい虫の被害木の量とそれにより計算された間伐効果面積に分けて表記していただきたい。せっかく統計書を作成するのであれば、正確な数値のみを使用するべきです。是非とも適正な運用をお願い致します。

因みに、長野県林業統計書にはアクションプランに基づき緊急に間伐の必要な森林184,000haを計画的に間伐していて、平成27年度の間伐面積は目標面積19,000haに対し80%の15,221haであった。と記載されています。15,221haは当然上記の算出方法で求めた数値だと思いますが、アクションプランの緊急に間伐の必要な森林面積はどのように算出されているのでしょうか。比較する事はできない全く別の数字だと思うのですが…。後、林業統計書の間伐面積の項目のどこに松くい虫被害と間伐効果がある面積が反映されているのか、平成27年度の本当に間伐を実施した面積、松くい虫被害量と共に教えて頂きたいです。よろしくお願いします。

回答(2018年1月30日回答)

長野県林務部長の山崎明と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただきました、「長野県の林業関係統計書の適正な利用」に関するご質問、ご意見についてお答えいたします。

初めに、第13期中部山岳地域森林計画書(以下「計画書」といいます)に記載されている間伐面積等についてお答えいたします。
まず、間伐面積算出の考え方等については、1月15日に説明し、17日に回答させていただいたとおりであり、全国統一の手法で行っておりますのでご理解を願います。
また、間伐実績等の公表に際しては、今回のご意見も踏まえ、構成や説明を工夫するなど、より分かりやすい資料の提供等に努めてまいります。

次に、長野県森林づくりアクションプランの緊急に間伐の必要な森林面積についてお答えします。
長野県森林づくりアクションプランの間伐目標面積は、県内民有林の3~12齢級の人工林及び天然アカマツ林のうち、林道等から500m以内の林分を対象としています。ただし、500m以上離れた森林のうち、7齢級以上の森林は1回間伐を実施することとしています。

また、平成27年度の林業統計書の間伐実績については、みんなで支える里山整備事業以外は林分区画の面積を、被害木の伐倒駆除については、公共造林で実施したものは「公共造林事業」へ、それ以外のものは「その他」へ集計をしてあり、該当する面積は合計で、約5,650haとなります。
なお、平成27年度の長野県林業統計書における松くい虫の被害量は、77,008m3です。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課長:長谷川健一、担当:造林緑化係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:林務部/森林づくり推進課/造林緑化係/電話026-235-7270/メールshinrin(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2018年1月)2017000985

 

 

 

お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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