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更新日:2018年3月31日

諏訪湖の環境改善と諏訪湖漁業の回復への取組について

ご意見(2018年2月13日受付:Eメール)

平成30年度予算案で諏訪湖の環境改善については、これまで実施されてきたヒシ対策や覆砂工などがあげられてはおりますが、新たな貧酸素対策への取組は見えていません。政策パッケージの中の「諏訪湖の環境改善」に関し、明確に「諏訪湖創生ビジョンに基づき」と示されているのは「研究センターの設置の検討」「貧酸素水塊の挙動の調査研究」「ヒシ取りを主体としての環境改善」にすぎません。
このまま何も具体的な新たな対策が試みられない状況では、一昨年のような大量死がまた起きるのではないかと危惧しております。ワカサギを中心とした大量死は、漁獲の様子をみれば端的にわかりますが、湖内のすべての生き物の関係に大きな影響を及ぼしています。手をこまねいていれば、湖内の生物にとって取り返しのつかない事態を招く事になりかねない状況なのです。このままでは「人と生き物の共存する諏訪湖づくり」を始めるまでに生き物が回復不可能な状態になってしまうのではと思えるのです。
平成28年10月にお送りしたホットラインに対する回答では、「今年度から5年間の『7期諏訪湖水質保全計画』に『重点的な解消エリアの設定』や機械力を活用した貧酸素対策を、ヒシ除去や覆砂等と組み合わせて実施することを検討する」とのことでしたが、どうなのでしょうか。

また、政策パッケージの説明には「諏訪湖創生ビジョン」に基づきとの説明がなされていますが、漁業振興についての具体的な取組は全くありません。
創生ビジョンでは漁業の振興について「水産資源の生育に役立つ水質改善を進めるとともに、湖岸だけでなく湖内での生息・産卵場所の整備を検討する必要がある」との課題をあげ、「沿岸域貧酸素対策としてヒシの除去等の取組を続けるとともに、対象の範囲を設定した貧酸素対策の実施を検討する必要がある」としています。
この課題を受けた20年後の目指す姿として「水産資源の生育に関する水質環境が改善し、湖岸や湖内に生息や産卵のための場所が整備されることにより、豊かな漁場環境が再生されている。」と記載しています。
しかし、今後5年の取組については、『魚や貝類がすみやすい漁場になるよう環境を改善する』との理念が掲げられているのみで、具体的な取組には触れられていません。整備目標値についても、これまで行われてきた、『漁協による放流や食害対策、研究所や水産試験場等による水質や漁業資源の調査』が掲げられているのみです。

今の諏訪湖に必要な、水産的に漁業振興を図る手法は、魚貝類の隠れ場造成、生息場の造成、魚礁的な隠れ場所の設置、水草帯の造成、産卵場の設置など既存の効果ある手法が既に各地で実施されておりますが、諏訪湖で最近試みられたことはありません。
これらの方法の一部については、昨年、諏訪市高島小の子どもたちが、自分たちで考えた「諏訪湖の魚を守るためにどうしたらよいか」についての発表の場でも指摘しています。子どもたちが一生懸命考えた手法にも示されるような目に見える対応策を、スピード感をもって取り組んでいただきたい。

回答(2018年2月20日回答)

長野県環境部長の関昇一郎、同農政部長の北原富裕と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました諏訪湖の貧酸素対策、漁業の回復の取組についてのご意見についてお答えいたします。

最初に諏訪湖の貧酸素対策についてお答えいたします。
いただいたご意見のとおり、今年度策定する「第7期諏訪湖水質保全計画」、「諏訪湖創生ビジョン」では、沿岸域の貧酸素対策として、重点的に貧酸素を解消するエリアを設定するとともに、機械力を活用した貧酸素対策をヒシ除去や覆砂などの対策と組み合わせて実施するなど、効果的な貧酸素対策の実施について検討することとしております。

平成30年度は貧酸素対策として、これまで行ってきた水草刈取船によるヒシ除去に加え、新たに水草刈取船が入ることができない沿岸域や流入河川に繁茂したヒシを小型刈取船で刈り取るとともに、貧酸素の改善効果があるとされている覆砂を行い、沿岸域の貧酸素の改善を図りたいと考えております。
また、今年度に引き続き溶存酸素の連続測定、湖全体の貧酸素発生状況調査、ヒシ除去による貧酸素の改善状況を確認する調査を行い、これらの調査結果を踏まえ効果的な貧酸素対策を検討してまいります。

次に漁業の回復の取組についてお答えいたします。
諏訪湖では現在、諏訪湖漁業協同組合(以下「諏訪湖漁協」)において、漁業法に基づく増殖義務として種苗放流などの増殖事業を実施されておりますが、県においても諏訪湖における重要魚であるワカサギについてその資源量を調査し、諏訪湖漁協が行う漁業や採卵事業に必要な資源管理に活用いただくため情報提供しているところです。
また、諏訪湖漁協では諏訪湖の漁業資源を減耗させる外来魚や魚食性鳥類に対して、その駆除や追い払いなどにも取り組まれていますが、県ではそれらの対策に係る費用に対し支援をしているところです。
県としましても、こうした諏訪湖漁協の取組を引き続き支援してまいりたいと考えております。

また、ご意見にある魚介類の生息場の造成については、現在、漁場環境の再生につながる取組として、平成27年度から「シジミが採れる諏訪湖」をスローガンに、シジミを含めた水生生物の生息環境の改善に向け、県が湖内において覆砂を実施しているところです。併せて造成した砂地がシジミの生息、また、エビ類や魚類の生息にとってどのような効果をもたらすか調査を行っております。ここで得られた調査結果は、今後覆砂場所を増やす計画の中で、シジミやその他水生生物にとってより良好な環境となるよう関係者と情報を共有し、湖内の生息環境づくりを推進してまいります。
なお、ご提案のありました産卵場の設置は漁業法に基づく増殖事業への位置付けは可能であり、その他のご提案の手法については、今後諏訪湖漁協と県関係機関との連絡会議の場などを活用して連携して検討してまいりたいと考えております。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、お手数ですが、貧酸素対策に関することにつきましては、水大気環境課長:中山哲徳、担当:水質保全係、漁業の回復の取組に関することにつきましては、園芸畜産課長:丸山秀樹、担当:水産係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:環境部水大気環境課/水質保全係/電話026-235-7162/メールmizutaiki(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:農政部園芸畜産課/水産係/電話026-235-7229/メールenchiku(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:くらし・生活環境)(月別:2018年2月)2017001055

 

 

 

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企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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