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更新日:2018年7月31日

松枯れ対策でのネオニコチノイド空中散布強行について

ご意見(2018年6月15日受付:Eメール)

当該農薬の散布が予定されている地区の住民です。

広報や市町村のホームページで今年も松枯れ対策でのネオニコチノイド空中散布を実施することが宣言されています。

しかし、1回目は中止。しかも去年と同じ「業者都合」。反対運動を受けてではない。

「2回目だけでは効果がない」と市町村の担当課では説明していたにもかかわらず、7月中旬の散布は実施予定。これも去年と同じです。

地域住民との合意形成もなし。リスクマネジメントもなし。加入町会でも議題にすら上がっていない。今年に関しては説明会すらない。

県の指針を全く無視した市町村の暴走を、早急に食い止めてください!

散布予定エリアには水道水源もあります。目の前は小学校。プール開き目前です。首長も昨年言ってます「ネオニコチノイドは水によく溶ける。洗っても落ちない」。高濃度のネオニコチノイドがプールや学校の飲料水に混入することは避けらない状況です。子どもの人権を踏みにじることにもなります。

小学校以外にも、付近には多数の学校がひしめいています。子どもの発達障がいを引き起こすものを空から撒くには、あまりにも未来へのリスクが大きすぎます。

ぶどうなどの農産物やワイナリー、酒蔵、温泉郷、、、地域観光資源への風評被害も測り知れません。即刻中止要請してください。

回答(2018年7月2回答)

長野県林務部長の山崎明と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただきましたお住まいの地区で計画されている松枯れ対策空中散布についてお答いたします。

ご回答が遅れましたことお詫び申し上げます。

ご懸念されているお住まいの地区のことにお答えする前に、本県における松くい虫被害と対策の経過についてご説明いたします。

〔松くい虫被害の状況と県の取組について〕
昭和56年に旧山口村で最初の被害が発生して以来、対策を継続してきたものの被害は拡大を続け、平成25年には史上最高の被害量を記録し、現在も高止まりの状況です。
過去においては全量駆除(被害木の全てを駆除の対象)を目指していましたが、平成9年の国の通知に基づき、公益的機能の維持確保を図るべき松林を「守るべき松林」として設定し、選択と集中により対策を進める方針へと転換したこと、さらに平成15年には、国の防除実施基準の運用が変更され、特別防除(有人ヘリコプターによる空中散布)を行うにあたり、病院、学校、水源、養蜂その他への影響の考慮等について慎重な取扱いをすべきことが明記されたこと等に対応し、県においては、対策事業予算、空中散布実施量ともに平成15年を境に規模を縮小し、選択と集中による対策を徹底している状況です。

さらに、松くい虫対策における農薬の空中散布につきましては、県民の皆様からの中止要望を受け、平成23年11月に県が策定した「松くい虫防除のための農薬の空中散布の今後のあり方」に基づき、散布地周辺住民の中で散布薬剤の影響を受けうる人に対し、影響しうる曝露の必要な低減または回避への取組み等を、安全性を考慮して実施することを基本的な考え方とし、平成24年に防除実施基準を改定しております。
防除実施基準には、化学物質に対して感受性の高い方等への配慮のほか、情報や意見の交換によるリスクコミュニケーションへの取組みについて盛り込み、平成27年には、無人ヘリコプター散布も含め、さらに趣旨が徹底されるよう、「長野県防除実施基準の運用」を改正・通知し、事業実施主体である市町村への指導・助言を行ってきたところです。

〔お住まいの地区の松くい虫被害対策について〕
次に、当該地区につきましては、被害拡大の先端部に位置し、平地に面した松林から被害が入り始めた状況にあり、アカマツ以外の樹種に代替できない保安林の保全や隣接市町村方面への被害の拡大防止が喫緊の課題となっており、防除対策の主体である市町村が、昨年度より無人ヘリコプターによる空中散布を計画してきたところです。
しかし、今年度の空中散布につきましては、1回目の入札の不調、2回目の入札の業者の辞退により、6月25日に市町村が実施中止を決定し、昨年に続き2年連続で当該地区における空中散布が中止となり、防除対策計画の見直しが必要な状況となっているところです。

〔松くい虫被害対策に対する県の方針について〕
県としましては、今年度から新規事業として、全県を対象に、航空レーザー測量成果や人工衛星画像の解析を活用し、アカマツ林の正確な分布と被害状況及び経年変化を図化し、被害の全体像を飛躍的に見えやすくすることに取り組んでおり、被害の監視や、樹種転換・アカマツ材の活用等広域的対策の推進に活用していくとともに、「守るべき松林」の実効性のある設定、対策方法の選択・組み合わせについて、幅広い住民の合意形成を得ながら進められるよう、市町村への支援、助言を行ってまいります。
お住まいの地区の松くい虫被害対策につきましては、本県にとってなくてはならない松林の保全のために、松林の重要度や被害の拡大状況等を踏まえ、守るべき松林の絞り込みを徹底し、選択と集中により、効率的かつ効果的な対策を、県と市町村が連携して進めるとともに、「松くい虫被害対策の見える化」を通じて地域の皆様との情報共有、コミュニケーションを深めていきたいと考えております。

以上、ご質問及びご要望への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課長高橋明彦、担当:保安林係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:林務部/森林づくり推進課保安林係/電話026-235-7275/メールshinrin(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2018年6月)2018000267

 

 

 

お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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