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更新日:2018年8月31日

長野県松くい虫防除対策について

ご意見(2018年7月26日受付:Eメール)

長野県内の松くい虫被害が深刻です。

長野県としての対策責任セクションと担当の方
被害の経過、県の対応(失敗)と反省、責任者?
現在の被害状況のまとめ資料の所在
地区別、行政別被害状況
現在の被害木(被害拡散可能性木)の処理
現在の最新?対策方法
数年後の被害予測と対応予定
現在の被害状況(松が枯れた哀れな姿)を行政の失敗(個人では対応不可)として認識して、対応しているのでしょうか?

以上の点について、どの様な方法で県民に認知させ、対策をとられているのか?他の地域の、水害、高熱被害対策と同じ様に緊急に対応すべき事項ではないのでしょうか?
今迄、全く対応せず?(対応して失敗して)現在の悲惨な状況があるので、投入した経費、今後の対応予算、技術開発の意思?をお知らせください。

 

回答(2018年8月8日回答)

長野県林務部長の山崎明と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただいた長野県松くい虫防除対策に関するご質問についてお答えいたします。

ご回答が遅れましたことお詫び申し上げます。

〔松くい虫対策の対策責任セクション等について〕
森林病害虫等の防除のひとつとして松くい虫対策の事務担当を行っているのは、県下全域の対策については林務部森林づくり推進課で、また、実務を担う市町村等に対する必要な指導、支援、協力については県下10地域振興局の林務課で行っております。

〔松くい虫被害の経過、県の対応について〕
昭和56年に旧山口村で最初の被害が発生して以来、翌年の57年には南木曽町・長野市・千曲市へ、58年には飯田市・小布施町・高山村へ、59年には上田市へと飛び火し、平成29年度現在で県下51市町村が被害市町村となっております。
伐倒駆除、薬剤散布による予防等の対策を継続してきたものの被害は拡大を続け、平成25年には史上最高の被害量を記録し、現在も高止まりの状況です。
過去においては全量駆除(被害木の全てを駆除の対象)を目指していましたが、平成9年の国の通知に基づき、公益的機能の維持確保を図るべき松林を「守るべき松林」として、さらにその周囲を感染拡大防止松林として「周辺松林」に設定し(平成30年度は民有林のアカマツの42パーセントが対象。)選択と集中により対策を進める方針へと転換したこと、さらに平成15年には、国の防除実施基準の運用が変更され、特別防除(有人ヘリコプターによる空中散布)を行うにあたり、病院、学校、水源、養蜂その他への影響の考慮等について慎重な取扱いをすべきことが明記されたこと等に対応し、県においては、対策事業予算、空中散布実施量ともに平成15年を境に規模を縮小し、選択と集中による対策を徹底している状況です。

〔現在の被害状況のまとめ資料の所在、地区別、行政別被害状況について〕
松くい虫被害状況の推移については、例年2月に「長野県松くい虫対策協議会」を開催しており、その会議資料で県内の被害状況等を示しております。会議資料は県の公式ホームページで公表しております。
(参考:長野県公式ホームページの会議資料添付先
https://www.pref.nagano.lg.jp/shinrin/ringyo/hoanrin/kyougikai2.html)
平成29年度の全県の被害量は74,049m3で、地域別では県下9地域振興局(未被害の諏訪を除く)のうち、松本地域がここ10年ほどで被害が急増している状況で、県内の40%の被害量となり、次いで上田地域が29%、長野地域が8%となっています。

〔現在の被害木(被害拡散可能性木)の処理について〕
被害木の処理については、マツノマダラカミキリの成虫羽化前(6月中旬頃)と、当年の被害を受け枯れ始める秋から、被害木を伐採・玉切り・集積し、生分解シート等で覆って薬剤による燻蒸処理を行う伐倒駆除が主となります。
一部では薬剤の燻蒸処理ではなく、破砕処理が行われております。
また、被害拡散防止のため、未被害木でもアカマツ材として利用する際においては、6月から9月の造材丸太の伐採・搬出等の制限をした「松くい虫被害対策としてのアカマツ施業指針」を定めています。

〔現在の最新対策方法、数年後の被害予測と対応予定について〕
県としましては、今年度から新規事業として、全県を対象に、航空レーザー測量成果や人工衛星画像の解析を活用し、アカマツ林の正確な分布と被害状況及び経年変化を図化し、被害の全体像を見えやすくすることに取り組んでおり、被害の監視や、樹種転換・アカマツ材の活用等広域的対策の推進、今後の被害ルートの予測等、きめ細かな対策の推進に資する情報を整備し、市町村と共有・連携して被害対策に取り組んでまいります。
また、これまでの「守るべき松林」とその「周辺松林」(対策対象松林)の区分に加え、未被害地から激害地の被害レベル区分を設定し、それぞれの場所・場面に対応する最適な防除対策を系統的に表した「松くい虫対策のパッケージ」(※1)と「松くい虫対策見える化・管理」(※2)を組み合わせて防除対策の手法を選択することにより、効率的・効果的な対策の推進を図ることを目標としております。
(※1、2:上記、長野県公式ホームページの協議会資料2の別紙1、2でご覧になれます。)

〔松くい虫対策の経費、予算、技術開発について〕
平成29年度は、被害木伐倒駆除と薬剤散布事業の補助金等として約2.1億円、平成30年度の当初予算は約2.9億円となります。
技術開発としては、アカマツ苗木においてマツノザイセンチュウに抵抗性の高い品種の検定を行い、アカマツ苗の生産を目指しています。

以上、ご質問及への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課長高橋明彦、担当:保安林係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:林務部/森林づくり推進課保安林係/電話026-235-7275/メールshinrin(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2018年7月)2018000453

 

 

 

お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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