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更新日:2019年8月30日

豚コレラ対策について

ご意見(2019年7月16日受付:Eメール)

イノシシは豚舎に進入する可能性が低い。豚は他の家畜と比較し尿が多いという特性などから豚舎内に排水管が設置されている場合は、そこからネズミが進入する(ドブネズミ)。クマネズミは、登はん性があるため、屋根からの進入に注意しなけばならない。
これまで、岐阜、愛知で、農場内に石灰を散布しても豚コレラの封じこめはできていない。(国の基準を遵守しても、机上で作成したものでしかなく、畜舎の構造に詳しい専門家でない。獣医が作成したものであることが欠点。)
ネズミ、ねこが豚舎内に進入しないようすること。畜舎内に搬入するものは、SPF豚舎と同様に大型コンテナを借り燻蒸すること。飼養管理はオールインオールアウト(一方通行)にすることが重要である。
進入防止策は、ワイヤーメッシュではなく、築地市場を移転したときと同様に、ネズミ対策の専門家の助言を聞きアクリル板にすると、ネズミなどの小動物の進入が防止できる。
ある県は、極秘で試験場でネズミ対策の検討が始まっている。

回答(2019年7月31日回答)

長野県農政部長の山本智章と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただいた豚コレラ対策に関するご意見について、7月24日に直接農政部園芸畜産課へいただいたご意見への回答と合わせてお答えすることについて、ご容赦ください。

この度は、野生イノシシの豚コレラ感染拡大及び東海地域の養豚場の豚コレラ拡大について、ご心配をおかけし、また、ネズミの侵入経路等についてご助言いただき、感謝申し上げます。

豚コレラは貴殿のご指摘のとおり、ネズミや鳥等の小動物、人や車両がウイルスを豚舎内に持ち込むことが豚への感染ルートとなりますので、消毒と小動物侵入防止をはじめとした十分な対策が必要です。
岐阜県・愛知県の発生農場における疫学調査チームの報告書によりますと、農場・豚舎へ出入りする人・車両・器材の消毒が不十分であった、ネコ・カラス・ネズミ等が農場内や豚舎内へ侵入していた等が指摘されており、発生原因として複数の可能性が考えられるとのことでありました。

岐阜県・愛知県の事案を教訓とし、本県における養豚場での発生を防止するため、7月19日から野生イノシシへの経口ワクチン散布を開始した他、昨年9月以降継続して農場への注意喚起を行い、出入りする人、車両への消毒の徹底を行っていただいているところです。
7月24日にいただいたご意見にありました、資材の燻蒸庫や脱衣室の設置については、伝染病予防に効果の高い施設であると考えております。しかしながら、これらの施設は、費用や敷地の面からすぐに設置できないのが実情です。ただし、これらの施設を検討する農場に対しては、施設に関する情報の提供などにより協力してまいりたいと考えております。

今後は、防疫と野生動物対策等の担当職員から成る専任チームを編成して各養豚農場を訪問しますが、ネズミ等の対策として専門家にもご同行いただき、最適な防疫措置を養豚農場とともに実施してまいります。
また、情報提供いただきましたネズミの特性や侵入防止対策も参考にさせていただき、農場での対策をさらに進めてまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がありましたら、農政部園芸畜産課長:小林安男、担当:家畜生産・衛生係までご連絡いただきますようお願いします。

【問合せ先:農政部園芸畜産課/家畜生産・衛生係/電話026-235-7233/メールenchiku(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2019年7月)2019000199

 

 

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

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