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更新日:2019年11月29日
保育士のキャリアアップ研修についてです。保育士のキャリアアップ研修制度が導入されて数年経ちますが、長野県では一向に体系的な実施がされていません。厚生労働省のガイドラインには必要な知識や科目が明示されているのに、様々な団体が主催するバラバラな研修を「15時間参加していればOK」という状態になっていませんか。
先日、県が主催するキャリアアップ研修の講師・スタッフの方におたずねしても、「実施機関の研修内容の調整はしていない」とおっしゃっていました。
こうした研修は、公立の保育士にも是非受講して頂きたいと思います。いろいろ厳しい状況あると思いますが、信州幼児教育支援センターも設立されたいま、早急な保育士のレベルアップを県が責任を持って実施してください。応援しております。
長野県県民文化部長の増田隆志と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました保育のキャリアアップ研修に関するご意見についてお答えします。
このたびは保育士等キャリアアップ研修について貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。
現在、県では、保育士等キャリアアップ研修として、県が主催する研修と、長野県保育連盟などの機関が実施する県から指定を受けた研修の二つを位置づけています。
はじめに、県主催の研修につきましては、厚生労働省が定めた「保育士等キャリアアップ研修ガイドライン」に規定されている各分野それぞれ5項目の研修内容を3回に分け、各分野ともに3年間で必要な項目をすべて履修できるよう研修を実施しております。
一方で、保育士の皆様が研修を受講する機会をより多く持つことができるように、県以外の機関が実施する研修でガイドラインの内容に適ったものを、県ではキャリアアップ研修の対象として指定を行っています。
現状では、県主催の研修と指定研修を受講する場合、貴殿がおっしゃるとおり研修の内容が重複してしまうことがあります。
今後はこうした状況が改善できるように、指定研修を受講する場合には、既に受講済みの研修と重複することなく受講していただくことを、保育士の皆様に周知を徹底してまいります。
また、指定研修の実施機関に対しては、今後、予定している研修の項目等を事前に照会させていただき、研修内容に偏りが生じないようにできるだけ調整のお願いをしてまいります。
保育士等キャリアアップ研修は、民間保育施設の保育士等の皆様の処遇改善に資するよう実施しておりますが、公立の保育施設の皆様も受講できますので、引き続き市町村を通じて公立施設への周知を図ってまいります。
県では、本年4月に信州幼児教育支援センターを設立し、研修体系の見直しを行っており、研修の体系化等を進め、さらに保育の質の向上に取り組んでまいります。
公私や園種を越え、県内全ての就学前児童が、質の高い幼児教育を受けることができるように教育委員会と連携して取り組んでまいりますので、貴殿には今後とも貴重なご意見をいただきますようお願い申し上げます。
以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、こども・家庭課長:米久保篤、担当:保育係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:県民文化部こども・家庭課/保育係/電話026-235-7098/メールkodomo-katei(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:教育・文化)(月別:2019年10月)2019000416
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