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更新日:2019年11月29日

学生の登校手段の確保について

ご意見(2019年10月16日受付:Eメール)

日頃は県政にご尽力いただきましてありがとうございます。
また、教育の環境の改善などで、様々なご対応をしていただいてますことに感謝申し上げます。
私は、県立高校に通う高校生です。
毎日しなの鉄道を使い、登校をしております。
しかしながら、先日の台風で、田中ー大屋間の橋が落下した影響でしなの鉄道が運休となっており、登校が難しい状態です。
以下代替の手段を考えましたが、様々な問題点があります。

1,送迎
問題点
毎日長時間かけて登校するのは困難であり、共働きの両親には負担になってしまう。
通学にいつもの2倍の時間がかかり、課題や復習などの学習に影響が出てしまう。
A路線は通勤ラッシュにより混雑するとともに、送迎によって慢性的に発生している交通渋滞が悪化する。
学校周辺に送迎が殺到し、通学する学生の安全が確保できなくなるとともに、近隣の住民に迷惑がかかる。

2,代行運送
しなの鉄道が、バスの確保ができず、代行運送を行えない。
学校でバスを借り上げようとする動きはあるが、バスが不足しており、バスを確保できない。
田中ー上田間は利用者の半数が学生であり、全ての学校がバスを出すと、小諸駅や田中駅、上田駅でバスの渋滞や混雑が発生する。
小海線も運休しているため、小諸市周辺の高校もバスを出すとなると、状況がさらに悪化する。
学校に経済的な負担がかかり、バスを学校で借り上げるのは難しい。
個人でバスを借り上げるにも、1日1人あたり1,500円以上の負担が発生し、1か月あたり30,000円以上の出費となる。
タクシーも台数が限られているとともに、費用面が課題となる。

3,公欠の制度を利用した休校
授業は進んでしまうため、授業に追いつけない。
テストなどで救済措置があるわけではないので、成績が下がる。
教育の公平性を欠く。
授業料を支払っているのにも関わらず、休むことには納得がいかない家庭が多い。

4,新幹線を利用した通学
新幹線の定期は、経済的に負担がかかってしまう。
学生の新幹線定期を買うためには、通学の証明書が必要だが、学校での申請に時間がかかるうえ、多くの人が利用すると事務が混雑し、さらに状況が悪化する。

以上から、個人で代替の登校方法がない状態で、非常に困っております。
私の通っている高校で影響を受ける人は多く、SNSなどでも困惑している声が散見されます。
また、しなの鉄道の田中ー上田間は多くの学生が利用しております。
そこで、県に以下の対応をしていただけませんでしょうか。

要望
1,しなの鉄道だけでは代替の方法が確保できないため、県をあげて、代替の方法を確保していただくこと。
2,復旧を迅速に行うこと
3,しなの鉄道の定期で、JRの新幹線を利用できるように、JR東日本に県で依頼をしていただくこと。
4,3が不可能な場合、新幹線定期について県で半額程度の補助を出していただくこと(各家庭の負担額はしなの鉄道の定期代+10,000円程度)
5,一部学校では通学困難なのにもかかわらず、公欠にならないケースがあるため、そのような理由での遅刻、欠席をカウントしないよう、県の教育委員会が各学校に通知を出すこと。
以上

このままでは多くの学生の教育に支障が出てしまい、教育の機会の公平性を欠いてしまいます。
また、行政が建設した橋が損傷し、その第三セクターであるしなの鉄道が動かないのが原因なのに、各家庭に負担がかかることは本来あってはならないことであります。
難しい要望もあるかとは思いますが、どうか、長野県の学生が安心して登校できるような対応をしていただけたら幸いです。

回答(2019年10月24日回答)

長野県企画振興部長の伊藤一紀、長野県教育委員会教育次長の轟寛逸と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました、しなの鉄道不通に係る課題と対応についてのご意見ご要望に関してお答えします。

しなの鉄道上田-田中間の不通に関しましては、多くの県民の皆様にご心配とご不便をおかけしておりますことにつきまして、まずは深くお詫び申し上げます。
長野県といたしましても、関連部局をあげて、同区間を利用している学生・生徒の皆さんの登校手段の確保につきまして検討してまいりました。ご指摘のとおり、多くの課題がありましたが、国やJR東日本様のご支援ご協力により、新幹線とバスによる代替輸送を10月23日(水曜日)より始めることが出来ました。今後も代替輸送について様々な課題が生じることもあろうかと思いますが、学校や生徒の皆さんのご協力のもと、運用の改善等を図ってまいりたいと存じます。
また、しなの鉄道の早期復旧に向けては、護岸及びこ線橋の橋脚の安全確保のための応急復旧工事を総力を挙げて実施しております。貴殿をはじめ生徒の皆さんには引き続きご不便をおかけしますが、1日も早く通常の交通手段で通学できるよう県も国や東御市と連携して取り組んでまいりますので、復旧までの間、安全な代替輸送にご協力をお願いします。

さらに一部学校で、公共交通機関の事由により通学困難であるにもかかわらず公欠にならないケースがあるとのご指摘がありました。長野県教育委員会の所管する県立高等学校・中学校におきましては、被災又は交通機関の障害により登校できない生徒については公欠扱いとすることや、授業時間の開始を遅らせる等の配慮をするよう、各校に指示をしております。

以上、ご意見ご要望への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、企画振興部交通政策課長:永岡勝、担当:鉄道企画係まで、また、学校の公欠等に関するご質問等に関しましては教育委員会事務局高校教育課長:塩野英雄、担当:管理係までご連絡くださいますようお願いいたします。

【問合せ先:企画振興部交通政策課/鉄道企画係/電話026-235-7015/メールkotsu(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:教育委員会事務局高校教育課/管理係/電話026-235-7430/メールkoko(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:教育・文化)(月別:2019年10月)2019000447

 

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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