ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県民ホットライン > 「県民ホットライン」過去のデータ(月別) > 「県民ホットライン」2020年1月分(月別) > 教育に関する意見・要望について

ここから本文です。

更新日:2020年2月28日

教育に関する意見・要望について

ご意見(2020年1月21日受付:Eメール)

「子どもを虐待から救うために」
幼児、児童虐待を根絶するためには、育児ノイローゼ・ステップ家族・貧困・自身が成長過程にある低年齢の親、など様々な角度から調査しその背景にあるいろいろな問題をしっかり改善していかなければならないと思います。
ただその家庭ごとに理由や環境も違い、すべてを把握しケアするにはとても時間がかかり、全ての早期解決はとても難しいことだとも思います。
それに虐待は家庭の中だけとも限らず、知人からや習い事やその他教育の現場にもあります。

そんな中、毎日のように虐待に苦しむ子どもたちは大勢いて、虐待による悲しい事件が起きるたびにただ胸を痛めているのが現実です。
でも家庭の場合環境がどんな状況であっても、学校以外で被害に遭う場合でも子ども自身に自分を守る力や知識を付けてあげられたら、今よりもっと子どもたちの環境は変わるかもしれないと思いました。

まず有効だと思うのは子どもたちが辛い環境から逃げるためのSOSの出し方をちゃんと分かるように教えてあげることです。
自分で自分の状況を説明できない幼い歳の子たちには難しい部分もありますが、保育の現場でも学校の現場でもまずは子どもたちに、どんな場合に助けを求めたらいいのかを丁寧に教えてあげる。人に教えてもらって初めて自分の環境が普通じゃないことがわかったり、我慢しなくていいということがわかったりすることも多いと思います。
そしてその上で子どもたちの年代や環境に合わせたSOSの出し方や、方法や場所をしっかりと教育してやり、対象の子が安心して相談できるようにしてほしいと思いました。相談された大人が、親や虐待している人に相談内容を話して大人同士の話し合いで解決し元の生活に戻してしまうのではなく、相談した内容を誰かに話すときは子どもに了承を得て子どもの望む形で解決できるように努力する。そんなシステムであってほしいと思います。

小学校では子どもがSOSできる電話番号などが書いてあるカード等が配られる事がありますが、ほとんどの子どもはその利用の仕方が分からないと思います。
十分に説明をされないままよく分からず持って帰ってきていることも多く、また、自由に使用できる電話がない、かけ方が分からない場合もあります。それと同時に実際虐待などの環境にある子は自分が虐待されているということが分からなかったりするという話をよく耳にします。『お前が悪い子だから』『おまえのせい』そんな風に毎日言われ続けていると自分が悪い子だからという半ば洗脳の様な状況下にあり、助けを求めていいと思っていなかったり、むしろ自分が悪い子だということが恥ずかしく思えて、隠さないといけないような心理になっていたりもします。性的な虐待もまた何されているかよく分からないまま被害に遇っていたり、黙っているように脅されていたりします。
あるいは大切な人を守るために黙っていることもあります。
大人になってから【うちの親は普通とは違った】、【あの時私は悪くなかった】、【あの大人は、あの人は悪い人だった】と思う頃にはもう手遅れで、社会にうまく適合するには難しいたくさんの後遺症を抱えてしまうことになります。
大人になれないまま人生を終えることになるかもしれません。
分かれば救えるかもしれない現状でも家庭は隠す。悪い人はうまく子どもを騙す。
だから子ども自ら助けが必要だと言えるように、埋もれた苦しさを表に出せるように知識を持たせたい。逃げてもいい、我慢しなくていい、悪い子じゃないということをちゃんとみんなに教えてあげられるように。
その助けを求める場所をもっと身近に、そして明確に、安心して言えるようにしてあげたいです。1人でも悪くない自分を責める子が減るように、辛い思いをする子が減るように。

まず子どもに関わる施設や学校に『命を守るための授業』を導入してもらい、何を虐待というのか、実例も出し自分がどんな環境にあるのかを自身が見つめる機会を作る、その場で言えなくてもどんな方法で助けを求めることが出来るかを年齢に合った方法を教える。同時に保育の現場や学校にも今まで以上に兆候がないかを見る時間を設けて(生徒の個人面談・悩みの聞き取り・あざの有無、痛むところ、傷跡がないかなど口頭でもできるような身体検査をする)その後児相や警察との連携もスムーズに進むように徹底して共有。
理想としては各機関に人員不足はあると思うので、マニュアルなどを作成してそれに沿って一定の講習などを受けたボランティアの人(地域の方でも、育児中の親でも、信用できる大人)にも参加していただき、子どもたちにとって身近な大人をもっと増やしてあげたいです。児童福祉士など、資格はないけど子どもを救いたいと思っている人は大勢いますが、資格がないとできることがあまりにも少なくて、子どもの環境を変えるときには正しく見極める児童福祉士は必須だと思いますが、そこにつなぐまでにもっと身近な大人が関わってもいいのではないかと思います。そこは十分検討してからでもいいので取り急ぎ、まず是非『命を守るための授業』を導入してください。
尚この授業の内容はいじめに直面している子にも有効だと思います。
自分に自信を持ち、堂々と助けを求めることが出来るように。
よろしくお願いいたします。

回答(2020年1月28日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長轟寛逸、県民文化部長の増田隆志と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた、児童虐待の根絶に関するご意見についてお答えいたします。

この度は、子どもたちが辛い環境から逃げるためのSOSの出し方を教える「命を守るための授業」の導入等に関し貴重なご提案をいただきありがとうございます。
ご指摘の「命を守るための授業」として、現行の学習指導要領では、道徳、保健体育、学級活動等にて、「自らを大切な存在であると認識することができる」「悩みを一人で抱え込まず信頼できる第三者に助けを求められる」などの命を守るためのポイントを確実に伝えることが求められており、現在各学校において「子ども自らが自分に自信を持ち堂々と助けを求めることができるようになるための教育」の実践を重ねているところです。

加えて県教育委員会では、学校の実践に役立てることができるよう「子ども自殺予防啓発リーフレット」(https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kokoro/shido/shiryo/documents/h27_rihu2.pdf)などの参考資料を提供するとともに、本年度から専門家を県内全ての県立学校に派遣し、児童生徒、職員、保護者を対象として子どもの自殺予防に関する研修会を実施する「子どもの自殺予防等のための相談力向上事業」を始めたところです。さらに、県内全ての学校における「SOSの出し方に関する教育」についても実施を推進しており、子どもが児童虐待被害に関するSOSを発信できることにもつながることが期待できると考えております。

なお、長野県子ども支援センター(子どもや、保護者のための相談窓口)の電話番号やメールアドレス等を記載したカードについて、学校を通して子どもに配付していますが、説明が十分でないとのご指摘を踏まえ、子どもにとってわかりやすい記載内容や、配付の際の説明方法について引き続き検討してまいります。

また、周りの大人が今まで以上に子どもたちの異変に気付く必要が叫ばれている今、学校現場や児童相談所等の職員だけでなく子どもにとって相談できる身近な大人が増えることは、大変有益であると考えております。一方で、児童虐待等における様々な立場のボランティアの活用については、個人情報の取り扱い等の課題もあり、普及に向けては、さらなる検討が必要であることから、今後の施策展開の参考にさせていただきます。

今後とも、教育委員会、知事部局の関係各課、県警担当者等が連携強化を図りながら、今後も子どもたちが命を脅かす危険から身を守ることができるよう、また、自ら周囲に対して助けを求めることができる素地を持つことができるよう、学校や家庭での取組についてさらに検討してまいります。
併せて、これまでの痛ましい事件を繰り返さぬよう子どもたちからのSOSに対し、速やかに関係機関が連携して対応できる体制づくりを引続き進めてまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、心の支援課長:松村明、担当:生徒指導係、こども・家庭課児童相談・養育支援室長:樋口忠幸、担当者までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:教育委員会事務局心の支援課/生徒指導係/電話026-235-7436/メールkokoro(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:県民文化部こども・家庭課/児童相談・養育支援室/電話026-235-7099/メールjido-shien(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:教育・文化)(月別:2020年1月)2019000656

 

お問い合わせ

企画振興部広報県民課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?