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更新日:2020年6月30日

県の予算の見直しについて

ご意見(2020年5月7日受付:Eメール)

山林の健全化を図るため、森林整備を行いたい旨の通知が森林組合からありました。国や県から補助があり、個人負担無しとの事ですが、そもそも手入れをしなくなったのは、民間需要が無く利益が出ないからです。山の杉を切っても搬出作業すると赤字でしょう。利用見込みが無いのに税金をつぎ込んで整備する事は理解出来ません。
昨年の台風被害復旧、新型コロナ対応など緊急性が高く、莫大な予算を必要とする中で、予算見直しなど柔軟に対応すべきと思います。

回答(2020年5月13日回答)

長野県林務部長の井出英治と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた森林整備に係る予算見直しに関するご提案についてお答えします。

貴殿へ森林組合から連絡のありました内容につきましては「信州の森林づくり事業」を活用した取組に関することと思われます。
この「信州の森林づくり事業」につきましては、森林組合等が実施する森林整備に対し、その経費の一部を長野県が補助しているものですが、この事業は、森林を整備することにより、国土の保全、水源のかん養、自然環境の保全、地球温暖化の防止、林産物の供給等の森林の多面的機能の維持・増進を図ることを目的としております。
ご指摘のとおり、森林の手入れが行われなくなったことには、木材等の民間需要が低く利益が出ないことも大きく関係しております。しかしながら、人の手により植えられた森林は、手入れを行わないと土砂流出防止や水源かん養等の機能等が低下する恐れがあり、森林の多面的な機能の維持・増進のため、適切に手入れを行うことが重要となります。
また、近年、気候変動により頻発化・激甚化する災害に対する安全度の向上を図るため、事前防災対策として、自然の力を活用した対策等も確実に進めていくことも重要と考えているところです。
森林の整備は50年以上のスパンで対応していかなければならず、目に見えた効果は分かりにくいかもしれませんが、大雨の際に雨水が一気に河川に流出しないよう森林の保水機能を高めていくなどの対策は災害復旧と併せて着実に進めていかなければならないと考えておりますので、貴殿におかれましてもこの点についてご理解くださいますようお願いいたします。

一方で、ご指摘のとおり、台風被害復旧や新型コロナ対応などより緊急性が高く、予算を必要とする事業もございますので、いただいたご意見を踏まえながら、引き続き適切な予算執行に努めてまいりたいと考えております。

以上、ご提案への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、森林づくり推進課長:三澤雅孝、担当:造林緑化係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:林務部森林づくり推進課/造林緑化係/電話026-235-7270/メールshinrin(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2020年5月)2020000562

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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