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更新日:2020年12月28日

学校給食について

ご意見(2020年11月18日受付:Eメール)

「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」を受けて脱炭素社会づくり条例を制定されました。

畜産業が与える地球環境への影響はご存知ですか。特に地球温暖化への影響を。
菜食に替えるだけで温室効果ガスの排出を抑えられ、地球への負担をかなり減らせます。

そこで私は月に1日、2週に1日、又は週に1日に学校給食へヴィーガン、ベジタリアン食の導入を提案します。

コロナウイルスの影響で全国で学校が休校になりました。その時、学校給食に充てられるはずだった食材の量は物凄い量だったのは記憶に新しいです。
学校給食のために生産される畜産食料を菜食へ替えるだけで多くの効果が見込めるのではないかと思います。
海外でもヴィーガン給食を取り入れている先進国もありますし、日本では初の試みになると思います。

長野県が脱炭素社会づくり、持続可能な社会づくりを引っ張っていく存在になってほしいです。

ご検討よろしくお願い致します。

回答(2020年11月25日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の尾島信久と申します。
県民ホットラインにお寄せいただいた、学校給食へのヴィーガン、ベジタリアン食の導入に関するご意見についてお答えします。

「持続可能な社会づくりのための協働に関する長野宣言」や「長野県脱炭素社会づくり条例」を踏まえて、学校給食における温室効果ガス抑制に向けた取組への貴重なご提案をいただきありがとうございました。

新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、3月の全国一斉臨時休業や新年度における臨時休業時には学校給食も長期間休止になりました。その間の子どもたちの食生活の偏りや乱れによる栄養不足など様々な課題が明らかになり、子どもたちの健やかな成長の基礎となる食の重要性が見直されるとともに、学校給食の栄養バランスの良さや必要性が話題となりました。

学校給食においては、特定の食品のみを過剰摂取することがないよう多様な食品を適切に組み合わせ、児童生徒の成長に必要な栄養素をバランスよく摂取することが求められているところであり、また様々な食に触れることは子どもたちの将来の食生活を豊かなものにすることにもつながることから、ご提案いただきました学校給食へのヴィーガンやベジタリアン食の導入は困難と考えております。

子どもたちの未来のためにも地球環境を守ることは大切であり、現在、各学校における環境教育において、一人一人が地球環境に優しい取組や行動を行えるよう指導しているところです。その一例として、身近な学校給食を活用し、食材の生産から流通、加工における環境負荷への理解を深めたり、食物の命への感謝の心を育て、食べ物を大切にし残さず食べることは環境への負荷を減らすことにつながっていることを学んだりしています。

また、学校給食の調理場では、近隣地域の食材を活用したり、調理時に発生する廃棄物の削減や児童生徒への適正な給与量による残食の縮減など廃棄量を減らす工夫をしたり、温室効果ガス排出抑制につながる取組を進めているところです。

県教育委員会としては、市町村教育委員会等と連携しながら、これらの取組の推進を図ってまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、保健厚生課長宇都宮純、担当:学校給食係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。


【問合せ先:教育委員会事務局保健厚生課/学校給食係/電話026-235-7470/メールhokenko(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:教育・文化)(月別:2020年11月)2020001175

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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