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更新日:2022年4月28日

住宅街での農薬散布について

ご意見(2022年3月28日受付:Eメール)

暖かくなり雑草や虫も活発に活動する時期になってまいりました。
私はもともと持病で喘息はあったのですが、隣地に大量にまかれた除草剤によって化学物質過敏症にもなりました。
昼間外出中に撒かれており気づかなかったのですが就寝中に鼻腔内が炎症を起こして膨らみ、喉も喘息症状を起こし息ができず起き上がってどうやったら呼吸ができるのかと、息を落ち着かせながらなんとか呼吸ができるようになりました。

そういうことが3か月ごとに起き、毎回呼吸が苦しくなって病院に連れて行ってもらいそこで喘息の薬だけをもらって帰りました。散布されているときに丁度立会い、原因が分かりました。

住宅街での農薬散布の危険性についてはいまだになかなか周知されていないようです。
A市町村に昨年越してきましたが、ここでも空き地に撒かれておりこちらの近所の方も数年前から春~夏場はずっと咳が止まらず辛いと話していました。
以前住んでいた場所でも同じように話す方がいました。

子どもは大人よりも地面に近いため農薬を多く吸い込んでしまいます。
また、特にグリホサートを含む農薬でも住宅内でも散布していたり、子どもの遊ぶ施設で尚且つ子どもがいるそばでまかれていました。
それぞれ除草剤の危険性について伝えたところ初耳の方が多かったり、住宅内での散布の取り決めについて知らない方ばかりでした。
川の近くや農業用水路の付近にも散布しているのを見かけたことも多々あります。

農水省のHPでも住宅内での農薬散布については細かく取り決めがあります。

Https://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_tekisei/jutakuti/pdf/ri_huretto.pdf

こちらのチラシを広報誌などに挟めて周知されるよう強く要望いたします。

何とぞよろしくお願いいたします。

回答(2022年3月31日回答)

長野県農政部長の小林安男と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました住宅街での農薬散布に関するご意見について、お答えします。

この度は、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。
住宅地近隣や子どもの遊ぶ施設などで農薬が散布されている様子をお見かけになり、その危険性をご心配されて今回のご提案に至ったものと理解しており、貴殿のお気持ちを受け止めているところです。

はじめに、現在、国内で販売、使用が認められている全ての農薬は、「農薬取締法」に基づき、国が健康や環境に対する安全性の評価を行い、適正に使用すれば問題がないと判断、登録されたものです。

一方で、農薬が適正に使用されない場合は人畜及び周辺の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがあるとし、国は、省令により「住宅地等で農薬を使用するときは、農薬が飛散することを防止するために必要な措置を講じるよう努めなければならない」と規定し、住宅地等で農薬を使用する者が遵守すべき事項を具体的に示しております。

このため、県では、毎年6月から8月までの間、市町村等と連携した「農薬危害防止運動」において、農薬の正しい知識、適正な使用方法等に加え、周辺住民等に被害が生ずることがないよう、農薬の飛散防止対策の周知徹底を図るとともに、自治体等の職員を対象とした農薬安全使用研修会を毎年開催し、公共施設内や住宅地近隣での農薬使用に際する遵守事項の徹底を求めております。

なお、A市町村へは個人情報を伏せた上で、ご要望の主旨を伝え、広報等を行っていただくよう依頼しました。

県としては、引き続き、農薬を使用する全ての方に対し、正しい知識と適正な使用方法について啓発に努めるとともに、より効果的な周知方法について検討してまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、農業技術課長小林茂樹、担当:環境農業係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:農政部/農業技術課/環境農業係/電話026-235-7222/メールnogi(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:くらし・生活環境)(月別:2022年3月)2021002237

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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