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更新日:2023年2月28日

水田の環境汚染について

ご意見(2023年1月30日受付:Eメール)

※同一の方から複数のご意見が寄せられため、一括して掲載

(1件目)2023年1月30日受付
山口県岩国市、太陽光発電所の周囲の水田でヒ素、鉛などの有害物質が検出され、稲作ができなくなっているニュースを読みました。
お米が好きなのでとても気になります。
要望が3つあります。
1、太陽光発電について慎重に考え、和歌山市のように条例改正案を作って下さるようお願い致します。
2、大きな環境破壊問題につながる前に、太陽光発電所の近くで有害物質が流れ出ていないか、随時調べて、サイトに載せて下さるよう、お願い致します。
3、自治体がサイト等で伝えている井戸の水質検査のように、地域住民が主体的に依頼できる土壌検査の施設などがあればサイトで知らせ、注意喚起して頂きたいです。
下記は環境省の平成20年度農用地土壌汚染防止法の施行状況ですが、この調査と同様、検出の値が0,01から検出できる施設が良いです。
https://www.env.go.jp/content/900519510.pdf
どうぞよろしくお願い致します。

(2件目)2023年1月31日受付
1月30日に太陽光発電と水田の汚染について意見を送った者です。
当方、勉強不足で、条例があったりする県も多いと知りました。
意見を送り直します。失礼いたしました。

・太陽光発電所は、パネルが破損等した場合や、設備を修理・取り替える場合、周囲の土や水に有毒物質が流れ出てないか検査をして、結果を書面で提出してほしいです。
・太陽光発電所が行なった点検の書面を、自治体等のサイトに載せているページはありますか?なければサイトに載せてほしいです。兵庫県は(土と水の検査はないですが)下記ページで点検内容を全て載せています。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/taiyoukoujourei.html
・大きな環境破壊問題につながる前に、太陽光発電所あるいは調査機関が、太陽光発電所の近くで有害物質が流れ出ていないか、1年ごとに近場の土と水を調べて、サイトに載せて下さるよう、お願い致します。
・自治体がサイト等で伝えている井戸の水質検査のように、地域住民が主体的に依頼できる土壌検査の施設などがあればサイトで知らせ、注意喚起して頂きたいです。
どうぞよろしくお願い致します。

(3件目)2023年2月1日受付
追加で要望をお送りさせてください。
・あるニュースによると山梨県は8割、太陽光パネル設置規制となったそうです。
本県はどのぐらい、設置規制されているでしょうか?
情報をサイトに載せて頂きたいです。
・山口県は米のカドミウム検査を6393件、新潟県は160件行っているようです。
もし本県のJA等で米のカドミウム検査をしておりましたら、安心材料になりますのでその件数と、情報源をお聞きしたいです。そして情報をサイトに載せて頂きたいです。
どうぞ宜しくお願い致します。

回答(2023年2月10日回答)

長野県環境部長の猿田吉秀、農政部長の小林安男と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた、太陽光発電設備及び米のカドニウム検査に関するご意見等についてお答えいたします。

最初に、太陽光発電設備に関するご意見についてお答えいたします。
まず、太陽光発電についての条例に関するご意見についてですが、現在県内の25市町村が独自の太陽光発電を規制する条例を制定し、運用しているところです。その内容につきましては、以下のホームページに掲載しております。
【長野県の新エネルギー関連情報】(https://www.pref.nagano.lg.jp/ontai/kurashi/ondanka/shizen/energy.html)(「太陽光発電設備に係る市町村取り組み状況調査(条例など)一覧」(令和4年4月1日現在)のExcelファイルをご覧ください。)
県としても、昨年5月に、地球温暖化対策推進法に基づき市町村が促進区域を設定する際の基準を策定しました。この中で、地域と調和した太陽光発電設備の在り方を示し、森林や土砂災害のおそれのある区域については促進区域から除外するなど、適正な区域への設置誘導を図っているところです。今後さらに、太陽光発電設備の適正な設置に向け、県による条例制定も視野に検討を進めてまいります。
次に、太陽光発電所のパネル破損等による有害物質の流出に関する検査と公表についてのご意見につきましては、実際に有害物質の流出の可能性を含むパネルの破損等の事故が起こった場合、電気事業法に基づき、その設置者は適切に対応すると共にその事故の状況について経済産業省へ報告を行うことが必要となります。なお、その報告については個別の発電所を特定できるものではありませんが、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が「電気設備の事故情報公開システム」(https://www.nite.go.jp/gcet/tso/shohopub/search)により、ホームページ上に公開し、類似事故の再発防止を促しているところです。また、太陽光パネルに含まれる主要な有害物質については、業界団体のガイドライン(一般社団法人太陽光発電協会「使用済太陽電池モジュールの適正処理に資する情報提供のガイドライン」)に基づき、パネルメーカーによるその含有量の情報開示が進められております。
次に、地域住民が土壌検査を依頼できる機関についてのご意見につきましては、計量法に基づく環境計量証明事業者の一覧を長野県計量検定所のホームページ(https://www.pref.nagano.lg.jp/keiryo/gyomu/shomejigyo/ichiranhyo.html)において公開しております。(計量証明事業者(濃度、音圧レベル、振動加速度レベル)(登録)のPDFをご覧ください。)

続きまして、米のカドニウム検査に関するご質問についてお答えいたします。
米については、食品衛生法において、基準値(0.4ppm)が設定されているとともに、食品等事業者が自らの責任において自主検査の実施その他必要な措置を講ずるよう努めなければならないとされております。そのため、県では検査等を行っておりませんが、JAグループについては販売者の責任において自主的な取り組みとして、県内全JAの複数サンプルでカドミウム含量の検査を行っており、必要に応じて取引先に結果を提供し、安心して購入いただけるよう努めていると承知しております。なお、検査を実施している全国農業協同組合連合会長野県本部生産販売部米穀課(電話番号026-236-2191)に確認したところ、調査件数等について回答いただけるとのことでしたので、お問い合わせいただきますようお願いいたします。

以上、ご質問・ご要望への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、太陽光発電設備に関しては、環境部環境政策課ゼロカーボン推進室長新納範久、担当:再生可能エネルギー係、米のカドニウム検査に関しては、農政部農業技術課長小林茂樹、担当:農産振興係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:環境部/環境政策課/ゼロカーボン推進室/再生可能エネルギー係/電話026-235-7179/メールsai-ene(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:農政部/農業技術課/農産振興係/電話026-235-7221/メールnogi(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:くらし・生活環境)(月別:2023年1月)2022000974

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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