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更新日:2021年5月1日
1基本情報
開催日時:令和2年1月27日(月曜日)18時15分から20時30分まで
場所:北斎ホール(小布施町)
2意見交換
(1)テーマ:「台風第19号災害からの復旧・復興に向けて~農業再生・まちづくりを中心とした復興~」
(2)ファシリテーター(進行役):フリージャーナリスト(公財)長野県長寿社会開発センター理事長内山二郎氏
参加者:65人
台風第19号災害からの復旧・復興に向けて、被害に遭われた小布施町の皆さんと知事と小布施町長が意見交換を行いました。
フリージャーナリストで(公財)長野県長寿社会開発センター理事長の内山二郎さんの進行により、「困っていること、不安なこと」、「将来、どういうまちをつくっていきたいか?」、「自分達でできることは何か?」の3つのテーマに関する意見や提案について、付箋紙を用いた情報整理法による意見交換を行いました。
1つ目の「困っていること、不安なこと」としては、災害が再び起こるのではないか心配、少子高齢化が進む中、今回の被災がきっかけで農地を手放す人が出ることが心配、河川敷内の排土は個人では困難、自宅修理のための資金が不足し、元の生活に戻れるのか心配、日が経つと災害の事が忘れられ、ボランティア不足が生じるのではないか不安といった声が上がりました。
2つ目の「将来、どういうまちをつくっていきたいか?」という町の将来像については、多少煩わしさがあっても普段から自治会や隣近所との交流やつながりが必要、防災に関するリーダーの育成を望むといった意見があった一方で、今はまだ将来のことを考える余裕がないという意見もあり、改めて今回の災害の大きさや、被災された方々が今なお多くの課題を抱えていることが痛感されました。
そして、町の将来像を描きながら「自分達でできることは何か?」という3つ目のテーマについての意見交換では、農業以外に被災した商業、工業に従事される方も一緒に交流の場をつくって、町を挙げて話し合っていく、被災時に町内が西と東に分かれ情報が伝わらなかったので声を掛け合い情報共有を図る、何か手伝うことはないのか、何をしたらいいのかわからない人が多く、先導する人が必要、おせっかいであっても何ができるか考え行動したほうがいいといった声が上がりました。その後、グループ・ディスカションに移り、1グループ8人程度の11グループが形成され、これまでの意見交換に加え、今後についての更なる意見交換が行われました。
最後に市村小布施町長からは、「小布施は住民全てがわかるほどの小さな町だが、町の支援制度から漏れている人の声を聴いてほしいとの意見があった。小さな声にもきちんと行政は耳を傾けるということを肝に銘じさせていただいた。」との発言がありました。
また、知事からは、「県として、台風第19号災害からの復旧・復興を最優先課題として、引き続き、全力で復旧・復興、そして災害に強い県づくりに取り組んでいく。」という決意表明があり、会場内は、住民、行政、支援団体が一緒になって復旧・復興に取り組んでいこうという機運の高まりが感じられました。
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