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更新日:2023年3月7日
1 基本情報
開催日時 平成29年1月25日(水曜日) 14時30分から15時30分まで
場所 長野県小諸高等学校 音楽棟2F 音楽ホール(小諸市)
2 意見交換
(1) テーマ 「知事と語ろう 郷学郷就県づくり」
(2) 参加者
長野県小諸高等学校(生徒、教諭)、一般県民 81人
長野県知事 阿部守一
教学指導課 教育主幹 西條浩章、主任指導主事 浅井秀俊
今回のタウンミーティングは、『知事と語ろう 郷学郷就県づくり』をテーマに、知事と高校生が意見交換を行いました。
(郷学郷就とは、信州で学び続けていただきたい、そして信州で働き続けていただきたいという意味を込めた言葉です。)
冒頭、大田校長先生から歓迎のあいさつと、「小諸高校は、『輝く未来 掴むのはキミだ! 伸びしろ無限大』をスローガンに高みを目指しており、創立111周年の歴史と伝統のある高校である。」また、「県内唯一の音楽科がある。」という学校の特徴についてお話しがありました。
続いて、音楽科の発表として、ウィーン研修旅行の内容や、現地の音楽学校で行ったドイツ語・英語によるプレゼンテーションの発表、さらに、代表生徒によるバイオリンの独奏発表がありました。
音楽科の発表の後、知事から「温かく迎えていただき、また、すばらしい音楽科の発表や活躍ぶりをご紹介いただきありがとうございます。長野県は、今、新しい5か年計画を作り始めています。一番の問題意識は若い人たちが長野県に住み続けてもらえるようにする、あるいは一遍県外へ出て行っても、また戻ってきてもらえるようにするにはどうしたらいいのかということ。そういうことを皆さんと率直にお話をしたいと思って伺いました。」とのあいさつがありました。
その後の意見交換では、進路担当教諭から進路状況の説明があり、続いて、進路が決定した3年生の3人からどのように考えて進路を決定したのか、また、将来の夢などについて発言がありました。
知事からは、「進路が県内でも県外でも、みんなの希望をかなえられるように応援するのが私の役割。一方で、長野県の魅力を高めて、長野で進学したい長野へ就職したいという人を増やしていきたい。」とのコメントがありました。
その他、生徒からは「郷学郷就について県はどんなことを行っているのか。」、「新県立大学ができるけれどその分短大が減ってしまう。」、「長野県の中で音楽活動をしていくには、やはりまだあまり場所がないと感じている。音楽の発展についてどのように考えているか。」といった発言がありました。
知事からは、「『郷学郷就県づくり』は幅が広いが、一つは高等教育の振興。4年生大学の新設や私立大学の公立化、あるいは学部を増やすといった動きを県としても応援している。もう一つは県内で働きたい人を増やしていくための産業の振興を図っていきたいと思っている。そういうことを通じて、若い人たちに長野県に目を向け続けてもらいたいなと思っている。」「文化芸術が暮らしと一体となって、文化芸術を生業とする人たちがもっと増える長野県、そういうものをぜひ目指していきたいと思っているので、頑張っていただきたい。」とのコメントがありました。
最後に知事から「今日は限られた時間だったが、皆さんから良い話をいっぱい聞かせていただいて大変うれしかった。ありがとうございました。」、「県知事と言っても、できることには限界がある。困っているお年寄りを助ける力っていうのは、私が県知事としてやるよりも、むしろ隣にいる人たちが支え合った方がよっぽど効果的だし、心温まるサポートができると思う。行政も責任を果たすけれど、皆さん一人ひとりが社会をよりよくしたいという思いを持っていただき、一緒に進んでいきたい。」との総括コメントでタウンミーティングを終了しました。
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