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更新日:2023年5月30日

令和4年12月20日に開催した県政タウンミーティングについて
~不登校児童生徒が安心してまなぶために必要なこと~

開催概要

開催日時  令和4年12月20日(火曜日) 10時30分~12時00分

開催手法  Zoomによるオンライン開催

テ ー マ   不登校児童生徒が安心してまなぶために必要なこと

参加者 県民111人、阿部知事

 

・意見交換の要旨

冒頭の知事あいさつの概要は以下のとおりです。

長野県には学びの場の選択肢が少ない、学びの場をより多様化してほしいというご意見が多い。学校教育のあり方自体も変えるべきではないかというご意見もある。
学びの場については、子どもたちの立場での課題もあるし、保護者や支援者の皆さんにも悩みや課題があると思う。今日はそれを共有させていただき、行政ができることはしっかり取り組んでいきたい。保護者や地域の皆さんからもっと声を上げてもらわないと教育自体が変わらないところもあるので、今日の話を通じて今後の方向性が見えればよいと思う。

知事あいさつのあと、参加者を2つのグループに分けて順次発言いただき、知事との意見交換を行いました。主な内容は以下のとおりです。

【当事者・保護者などのグループ】
(参加者)
・学校に行かない選択をした子どもが過ごせる居場所、自分の興味があることを学べる場が必要。子どもが選べる環境を増やしてほしい。
・自然豊かな場所での学びが大事。そのような場が県内各地でできるとよいが、スタッフの充実と交通手段の確保が必要。
・安心した学びの場の確保のため、教育バウチャー制度について検討いただきたい。
・高校受験の際に必要な内申書について、中学校以外が作成したものも認めていただきたい。
・不登校の定義に当てはまらない児童生徒が多くいるので、実態を把握してほしい。また、授業をオンラインで配信するなど、そのような子どもたちが安心して学ぶための環境を整えてほしい。

(知事コメント)
・教育を受ける権利を保障する意味では、教育バウチャーはあるべきだと思う。
・授業のオンライン配信はどんどんやった方がいいと思う。制度的な話もあるので、課題として引き取っておく。
・不登校の定義に当てはまらない児童生徒が視野に入っていないのではないかという疑問も課題として受け止める。

【支援団体、行政機関担当者、学校関係者等のグループ】
(参加者)
・各市町村での不登校当事者の実態調査アンケートを義務化し、実態を把握していただきたい。
・分教室型の特例校を複数設置するなど、中山間地域の子どもたちが通いやすい不登校特例校の設置をお願いしたい。
・文部科学省から与えられている内容を全てするというよりは、子どもが子どもらしく成長し合えるような学校づくりを義務教育として実現するべき。
・子どもの感情、他者を慈しむ力が湧いてくるような学びが大切。

(知事コメント)
・不登校児童生徒の実態把握は必要。行政で質問票を作成するのではなく、問題意識のある人と一緒に考えていきたい。
・夜間中学、不登校特例校の設置は教育委員会で具体的に検討していくが、市町村、民間の方々と一緒に考えなければならない。
・学校教育のあり方はなかなか自主的に変えられず、学校現場の先生、教育委員会共に困っているのではないかと思う。どのように変えるか、子どもたち中心に学校教育のあり方を検討していきたい。
・学校と地域社会や教育行政とその他行政の狭間に陥ってしまう子どもたちがいないようにしなければならない。


その他、以下のことについて意見交換がありました。
・多様な学びの場の必要性や官民連携について
・近隣自治体と連携した不登校支援について
・教職員の配置数や専門的人材の活用について
・学校自体の変革について

231220タウンミーティング










 

 

会議録(PDF:690KB)

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