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更新日:2024年2月22日

令和5年12月19日に開催した県政タウンミーティングについて
長野の”ここを変えたい”意見交換会 ~女性・若者から選ばれる長野県になるために~

開催概要

開催日時  令和5年12月19日(火曜日) 10時40分~12時10分

開催場所  長野県立大学三輪キャンパス ラーニングホール(長野市)

テ ー マ   長野の”ここを変えたい”意見交換会 ~女性・若者から選ばれる長野県になるために~

参 加 者  発言者9名(公募等による参加)、聴講者40名、阿部知事、山田県民文化部長

 

・意見交換の要旨

冒頭の知事あいさつの概要は以下のとおりです。
県の新しい総合5か年計画「しあわせ信州創造プラン3.0」の基本目標は、「信州からゆたかな社会を創る」。長野県から新しいライフスタイル、働き方などを発信したい。県として重要なテーマは、女性・若者から選ばれる長野県。
人口減少する中で、若い人が未来に向かって夢や希望を持っていただけるような社会にしていかなければ、社会全体に活力がなくなってしまう。
今日は、女性・若者にとって暮らしやすく、学びやすく、働きやすく、子育てしやすい“長野県”を実現するために、どんなことが必要なのか、ご意見をいただきたい。

知事あいさつの後、9名の参加者から順次発言いただき、知事との意見交換を行いました。

【長野県の良いと思うところ】
・文化と自然が両方あって良い。手に届くところにあるのも良い。東京にはない、自然と文化、そして最先端が混ざった場所。
・人柄が温かい。職場でもそう感じる。
・首都圏にいると毎日同じ風景だが、長野では通勤しながら景色を楽しめる。自然が豊かなところを評価して移住者が増えると思う。
・時間の流れ方が違う。東京には娯楽があって楽しいが、せわしなかった。
・地域コミュニケーションが活発。縁もゆかりもない街に住んだが、地元の方が受け入れてくれて、つながりに発展した。
・保育の視点では、子どもが自然に触れられるところ。子どもと過ごす場所として非常に魅力的な場所。

このように、長野県の自然、人とのつながりや温かさ、都会とは異なる、ゆったりとした暮らしについて評価する意見を多くいただきました。

【変えていきたいところ】
・グローバルな視点。長野県の中ではなく世界を見て、よりサスティナブルな社会への転換、昭和世代の価値転換が必要。
・長野県の女性は自己肯定感が低い。謙遜するのは親世代からの影響なのか。もったいない。自分らしさを出すことで、Well-beingを上げていける。自分らしくいられる場所になるといい。
・女性活躍のとらえ方について気になる。(女性を)管理職、リーダーにするのは少し違う。女性が自分らしく生き生き働いていることが女性活躍なのではないか。
・公園の多さはありがたいが、室内で過ごせる環境が限られている。子連れでも過ごしやすい環境があるとよい。キッズスペース、フードコートが限られている。
・実は長野県には8万社の会社があるが、高校時代までに知っている会社の数には限りがある。高校時代までに企業を知ってもらうことでもっと長野県へのUターン率が上がる。
・公共交通機関が未発達。高校生までは足がないので不便。社会人になってからは車を持ったが、渋滞の多さが気になる。駐車場も少ない。
・上の世代(50~60代)の価値観や働き方が全く違う。私はプライベートも大事にしながら働きたい。
・子育てしながら働きたい。それぞれの会社で仕組みが違うが、足りない部分は行政が補ってくれるバックアップがあると嬉しい。
・子どもの居場所づくりとして、各学校にセンタープラザは充実しているが、フリースクールが少ない。安い価格で利用できるところがなく、本当に利用したい人が利用できていない。

発言者からは、女性・若者から選ばれるために変えたほうが良い点が上がりました。


それを受けて最後に知事が次のように総括しました。

女性から選ばれる県になるために、一人ひとりの価値観を尊重していくことが重要。行政が主導して「活躍しろ」というのではなく、謙虚な方向性で考えたい。
交通インフラの話は、一方で脱炭素に逆行するのではないか、という話もある。車にどこまで依存するかは一度考えなければならない。
都会とは状況も感覚も乖離しているので、脱炭素社会や、人口減少の中でどうしていくかを考えていきたい。
自分に自信をもって、自分がやりたいように生きたいように生きられるよう、これからの政策に反映していきたい。

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