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更新日:2018年7月10日

平成30年4月30日に開催した県政タウンミーティングについて
『学びと自治の力で拓く新時代に向けて』

開催概要

開催日時:平成30年4月30日(月曜日・祝日)14時00分~16時00分
場所:イオンモール松本(松本市)
テーマ:『学びと自治の力で拓く新時代に向けて』
参加者:43人
鼎談者
土屋みどりさん(進行役)
・特許翻訳・通訳サービス 『COURINA(クーリナ)』代表
・女性活躍応援団体『ココノチカラ』代表
・国際交流団体『Go Glocal(ゴー・グローカル)』代表
岩原裕右さん
・未空うるし工芸 代表
長野県知事 阿部守一

会議次第(PDF:429KB)

会場の様子

4月からスタートした県の新しい総合5か年計画『しあわせ信州創造プラン2.0』を広く県民の皆様に知っていただくため、タウンミーティングを開催しました。
今回は、『学びと自治の力で拓く新時代に向けて』をテーマに、地域で活躍されている2名の方をお招きして日頃の活動について発表していただき、知事や会場の皆さんとディスカッションを行いました。

冒頭、知事から以下のとおり挨拶がありました。

『しあわせ信州創造プラン2.0』というのが、新しい県の総合計画の名前。これまでの『しあわせ信州創造プラン』を踏襲しながらバージョンアップさせるという意味で『しあわせ信州創造プラン2.0』という名前にさせていただいた。
今回の計画のポイントは『学びと自治の力を推進エンジンとして政策を展開』すること。
この学びと自治というのは長野県の強みであり、新しい時代をより安心できる社会、より希望を持てる社会にしていく上で重要な概念。
ぜひ、この学びと自治ということを最初に皆さんと共有をさせていただいて、土屋さんと岩原さんの具体的な活動をお伺いしながら皆さんと対話をしていきたい。

続いて、土屋さんと岩原さんから日頃の活動を紹介していただきました。

【土屋みどりさん】活動発表
特許翻訳・通訳サービス 『COURINA(クーリナ)』について
女性活躍応援団体『ココノチカラ』について
国際交流団体『Go Glocal(ゴー・グローカル)』について

【岩原裕右さん】活動発表
『未空うるし工芸』について

※発表の詳細は会議録をご覧ください。

お二人の発表をお聞きし、以下のとおり知事から感想がありました。

(土屋さんの発表について)
土屋さんの活動は、女性が活躍する『誰にでも居場所と出番のある県づくり』や、世界から観光客を呼び込む『人をひきつける快適な県づくり』、起業支援や再就職支援の『産業の生産性が高い県づくり』と3つの柱にまたがっている。さらに、これまでもいろいろな学びをしてこられて、これからも学び続けていかれるという意味で、全ての根幹が学びにつながっている。皆さんにも、この総合計画はこういうことだと理解していただければと思う。

(岩原さんの発表について)
岩原さんもいろいろな分野に関係していることは申し上げるまでもない。岩原さんのように、(金属や皮に漆を塗るなど)今までの技術をいろいろな分野に活用していくことは付加価値を生み出していくことにつながる。この長野県は良い技術がたくさんあるのにもったいないと思うことがある。岩原さんの仕事や働き方は私の理想に近いと思ってお話しを伺っていた。
長野県は地域内経済循環を促していきたいと思っていて、地域で消費するものはなるべく地域で生産して、消費者の皆さんもなるべく地域の物を買っていただくと地域の経済が潤って、めぐりめぐって皆さんの地域が発展することにつながる。漆の木を育てている岩原さんたちの活動も、『地消地産』の意味で大変いいお話しをしていただいた。

参加者からは『自治』の捉え方についての質問があり、知事は以下のとおり答えました。

長野県は多様な地域があるので、地域の住民自治も重要である。また同時に自治体が行う自治も重要。
住民自治は自分たちでできることは行政と一緒に協力してやるということ。皆さんの思いを具現化するのが行政の役割。ただ、皆さんがこういう社会が良いと強く思わなければ実現しない。それには市町村行政や都道府県行政に皆さんが積極的に参加してどんどん意見を出していただきたい。
団体自治については、国・県・市町村の役割分担があいまいな部分があると感じているので、皆さんの実現したいことを本当に実現するためには、もっと分権型社会にしなければいけないのではないかと思っている。

土屋さんからは、「皆さん『自治』のためのアイディアは持っていると思うが、自分一人でリードできる人ばかりではない。機会があったら参加したいという人も多いと思う。」という発言があり、知事は「全くおっしゃるとおり。実行するのは皆さんだが、学べる場所をつくるとかネットワークをつくるなど応援するのは私たちの役割。」と答えました。

最後に、以下の知事総括コメントでタウンミーティングを終了しました。
皆さんと今日一番共有したいのは、長野県は『学びと自治』を強くアピールしていきたいと思っているということ。

学びは、子どもの学び、大人の学び、それから職業人材の育成、こういう大きく三つの側面があるので、それぞれについて環境を充実していきたい。学びというのは国語・算数・理科・社会だけじゃなく、例えば農家の皆さんの知識や経験とか、今の季節だったら山菜採り名人に学ぶなど、いろいろな学びがある。皆さんも教えてもらう側だけでなく皆さんが知っていることや経験したことを教えてもらう側にもなっていただきたい。そういうお互いが学び合える長野県をぜひつくっていきたいと思っている。

自治の話は、我々行政としてももっと自治が充実強化できるように取り組んでいくので、皆さんは地域社会を良くする取組だったり、できることをしっかり進めていただきたいと思っている。やはり民主主義社会であるし国民主権なので皆さんの取組が基本。そこはぜひ共有していただきたい。

みんな、世の中を良くしたいと思っているが、本当に社会が変わっていくためには、その人だけでは絶対できない。周りの人たちにどれだけ共感してもらえるか、あるいは周りの人たちがどれだけ思いをひとつにして一緒に行動してもらえるか、それによって全然違ってくる。今日、1回話して明日はみんな仲間ということにはならない。やっぱりある程度時間がかかる。だけど、今からやらなければ永遠にできない。時間はかかるけれども、今からやらなければ永遠にできない。そういう思いでこの今回の総合計画はつくっている。

『学びと自治』というのは奥が深いので、この計画をつくったからと言って来年から日本全国の人に、長野県は学びの県ですねなんて絶対言われない。だけど、今からやれば10年後ぐらいには、どこの県から見ても長野県すごいなと、学びの県ですねと、あるいは自治力が強い県ですねというふうに、私は絶対言われるようになると思っているし、それをするのが私たちや行政の役割。そういう意味で、皆さんにも協力をしてもらいながら、この総合計画を進めていきたいと思っている。

今日は、この総合計画を細かく説明するのではなく、考え方のエッセンスを、土屋さんと岩原さんの取組などを通じて皆さんにお伝えをさせていただいた。この『学びと自治の力で拓く県づくり』というのは皆さんが主役。長野県に暮らす全ての人たちが元気で幸せに暮らせるような社会をつくるためにご協力いただきたい。
(以上)

 

会議録
会議録(PDF:1,135KB)

資料
しあわせ信州創造プラン2.0(概要版その1)(PDF:7,299KB)
しあわせ信州創造プラン2.0(概要版その2)(PDF:12,146KB)

 

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