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更新日:2018年11月29日

平成30年10月25日に開催した県政タウンミーティングについて
『中山間地域の絆を支える女性パワー』

開催概要

開催日時:平成30年10月25日(木曜日)10時45分~12時00分

場所:泰阜村役場2階「集会室」(泰阜村)

意見交換テーマ:『中山間地域の絆を支える女性パワー』

参加者:約130人

パネラー
松島房子さん《カンガルークラブ(子育てボランティア団体)代表》
齋藤晴子さん《なでしこの会会員》
木下裕子さん《障がい児を持つ親》
井野春香さん《ジビエ加工販売・毛皮細工製造販売》
小黒あかりさん《地域おこし協力隊》
長野県知事 阿部守一

進行役
山﨑鈴代さん(泰阜村役場 村づくり振興係長)

会議次第(PDF:473KB)

会場の様子

「しあわせ信州移動知事室(南信州地域)」期間中に、泰阜村でタウンミーティングを開催しました。

今回は、『中山間地域の絆を支える女性パワー』をテーマに、泰阜村で人と人のつながりを通じ地域を支える活動を実践している5人の女性をお招きし、日頃の活動について発表していただき、知事や会場の皆さんとディスカッションを行いました。

冒頭の知事あいさつの概要は以下のとおりです。

 

知事選で各地域を訪れたが、どこに行っても共通の課題としてあがっていたのは、人口減少で若者が少ないということ。

もう一つは、女性・男性、障がいの有無にかかわらずみんなが活躍できる社会になっているかということ。これはまだまだだと思っている。年を取っても、障がいがあっても、男性でも女性でも活躍できる、そうした社会を、地域、企業、行政が一緒になって考えていく必要がある。

人口減少社会の中、また、AIやIoTなど技術革新が進む時代において、みんなで知恵と力を出し合って様々な課題に立ち向かっていければと思っている。

新しい県の総合5か年計画では、「学びと自治」に力を入れている。未来を担う子どもたちに対する教育が重要だと思っていて、生き抜く力をつけられる教育にしていくとともに、大人になっても学び続けられる県にしていきたい。そして、学ぶだけではなく、学んだことを実践で活かすことが自治の力になると考えている。

この「学びと自治の力」で新しい長野県を皆さんと作っていきたい。

今日は、人口減少化の地域社会、全員が活躍できる社会、長野県の将来などについて皆様と一緒に考えていきたい。

 

続いて、山﨑さんの進行のもと、パネラーの皆さんから日頃の活動を紹介していただきました。

【松島房子さん】子どもの育ちと親を支える活動

【齋藤晴子さん】村内女性の交流活動(なでしこの会の活動)

【木下裕子さん】障がい児や親の居場所づくり

【井野春香さん】毛皮細工、ジビエ加工販売、猟友会活動

【小黒あかりさん】教育・子育て環境の整備・推進

※発表の詳細は下記の会議録をご覧ください。

 

5名の発表をお聞きし、以下のとおり知事から感想がありました。

(松島さんの発表に対し)

  • 今の子どもはゲームなどに夢中になっていて心配されていると思うが、個人的には、これやっちゃだめとかあまり言わない方がいいのではないかと思っている。むしろもっと楽しい事、夢中になれる事を見つけてあげることの方が、隔離するよりは大事な気がしている。
  • 長野県は自然保育(信州やまほいく)といって、自然の中でのびのび育てようという取組をしている。これは東京ではできないこと。こういう環境を生かして子どもたちの教育をしっかりやっていきたい。
  • 皆さんが子どものころと違って、今の子どもたちは与えられたものを与えられたとおりに遊んでいるのでかわいそう。木の枝一つでもチャンバラの剣にしたり、秘密基地に使ったりといろいろできる。
  • そういうことを教えてあげるのはシニア世代が適していると思う。昨日松川町の「いちごサロン」を訪問した。そこはシニアの方が運営していて、地域の皆さんが立ち寄って自主的につながりを持っている。そういう場所も学びの場にしてはどうだろうか。
  • もちろん県としてメディアリテラシーの教育等はやっていかなければならないことだが、それ以上に子どもたちの関心がそちらに行かないように、せっかく泰阜村にいるのだからもっと他の楽しさを地域の皆さんとつくっていくことが前向きな解決策ではないかと感じている。

(齋藤さんの発表に対し)

  • 日頃、活動する中で、現時点では特に問題がないとのことなので、斎藤さんには、皆さんを応援してもらう立場になっていただきたい。

(木下さんの発表に対し)

  • 木下さんのお話の中には、今日のテーマである中山間地域をどうしていくかを考えるにあたって重要なものがいっぱい入っていると感じている。
  • 障がいのあるお子さんを、みんなでどう支えていくかということは行政もやらなきゃいけない課題であるし、みんなとつながる居場所をつくりたいと木下さんはおっしゃっていたので、今日参加した皆さんも一緒に考えていただければいいのではと思う。
  • 中山間地域を考えるときに課題なのは、どこでも人口が減っているということ。障がいがある方、あるいは病気の方への支援がどうあるべきかということを皆さんと一緒に考えたい。
  • 私は公約の中で、医療機関の役割分担の明確化と連携を図ることを掲げている。人口減少社会の中で、私含め皆さんも医療機関のお世話になると思うが、医療資源というのは限られている。例えば、77市町村でどこでも出産できる体制を整備したら、みんなハッピーになるかもしれない。だが一方で、実現可能性を考えたときにはほぼ不可能だと思う。つまり、理想と実現可能な姿がかい離しているということ。
  • これは障がいのある方の支援についても同じ話。どういう形が望ましいのかをしっかり考えていかなければならない。
  • 例えば救命救急センターを増やすべきという議論があるが、増やすとなると専門医が分散され、1か所1か所の質は低下する。こういった問題は、どちらが正しいということではなくて、地域の皆さんと一緒に考えていく必要がある。
  • もう一つは、縦割りで考えてはいけないと思っている。医療の話を医療だけで考えていると最善の策は出てこない。例えば医療機関にすぐ行けるように道路を整備するとか、ドクターヘリの有効活用とか。
  • 障がいといっても様々な種別があり、専門的なサポートができる人材が豊富にいれば身近なところでサポートできる体制がつくれるが、どの分野でも人手不足であるという状況を踏まえると、ある程度の集約は必要。今、長野県は特別支援学級が増えてきており、なるべく身近な場所で教育を受けられる環境をつくる方向にはしてきている。ただ、学校だけ良ければいいという話ではなく、木下さんがおっしゃったとおり、地域の中であたたかく受け入れていく環境を作っていかなければならない。我々行政もしっかり取り組んでいくが、今日せっかく木下さんが勇気をもっていろいろ話していただいているので、地域の皆さんも一緒に考えていただけるとありがたい。

(井野さんの発表に対し)

  • 県のジビエ衛生管理ガイドラインや衛生マニュアルをそろそろ見直さなければならないので、内臓の話はその中でしっかり考えていく。どういう活用をすればいいのかまた教えてほしい。
  • 長野県は、今、信州ジビエを売り出しているので、地元でももっと食べていただきたい。
  • 東京のレストランではシカ肉は高級食材。身近なところで消費してもらえる仕組みを地域振興局でも考えてほしい。

(小黒さんの発表に対し)

  • 1学年10人程度でちょうどいい規模という話があったが、減っちゃって大変だという見方と、これくらいでいいんじゃないのという見方と両方あると思う。
  • 人口が右肩上がりに増えても違う課題が出てくると思うし、かと言って人口が急激に減ってしまっては助け合いの地域基盤が損なわれてしまうので、理想像と現実のトレンドの中間点に目指す姿があるんだろうと思う。
  • 定住人口の増加のためには、魅力ある地域社会を作ると同時に、働く場所や出産の環境、保育園、小学校などの教育環境を整えられるのか、すべてセットで発信していかないといけないんだろうと思う。
  • 遠隔授業など技術革新のいいところは地域社会にこそ積極的に取り入れた方がいいと思っている。

 

この他、知事からは、

  • 社会のルールは法律で決まっているものから町内会のしきたりのようなものまでいろいろあるが、世の中がどんどん変わっているのでルールのあり方自体も変わっていかなければいけないことがいっぱいあると思う。もっと地域で話し合って変える必要があると思う。
  • 同じことをやるにしても、なんでやらなければならないのか納得してからやった方がいい。学びと自治の観点からも、やりたい思いを形にしていくことが大事。人から言われたことをやるのではなく、自分たち自身が気づいて、問題意識をもって行動することがやる気につながり良い地域社会をつくることにつながると思う。
  • 今日、5人のパネラーのお話を聞いて、会場にいる人にもいろいろな気づきがあったのではないか。
  • 泰阜村には地域社会のつながりがあり、温かい環境が整っているように感じている。そうした地域の中でも居づらさを感じたりしている方もいるかもしれない。ちょっと声をかけるだけでも社会のありかたは変わってくると思う。
  • 県の新しい総合5か年計画にも取り入れている国連の持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))の基本的な概念は「誰一人取り残さない」である。どんな人も一緒に暮らせる社会をつくっていきたい。
  • 泰阜村を良くしていくのに知事や村長だけでは実現できないことが多くある。みなさんの力でもっともっと安心できる元気な村になるように取り組んでいっていただければありがたい。

との発言があり、最後に、以下の知事総括コメントでタウンミーティングを終了しました。

 

今回、移動知事室で南信州地域のいろいろな町や村を回らせていただいているが、お金で換算できない豊かさがある地域だと思っている。

リニア新幹線時代や世の中の技術が進むなか、地域で本当に守っていくものと、もっと変えていくべきものを一緒になって考えていただきたい。

冒頭申し上げたように、『学びと自治の力』で長野県を発展させていきたいと思っているので、皆さんにもこの考え方を共有していただいて、一緒になって取り組んでいただければありがたい。

(以上)

 

会議録(PDF:894KB)

 

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