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更新日:2014年5月14日

  第962回長野県教育委員会定例会会議録

 

1 日 時

  平成25年(2013年)7月11日(木)

  午前11時30分から午後3時10分

 

2 場 所

  県庁教育委員会室

 

3 議 題

 ○ 議 事

  議第1号 職員の処分について

  議第2号 「教員の資質向上・教育制度あり方検討会議 提言」に基づく行動計画について

  報第1号 平成25年6月県議会に提出された議案の専決処分報告について

 

 ○ 教育長報告事項

 (1)平成25年6月県議会定例会の結果について

 (2)平成26年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について

 (3)学校経営概要について

 (4)第42回(平成30年度)全国高等学校総合文化祭の長野県開催について

 

 ○ その他

 

4 出席者

 ○ 委 員

     委   員   長   櫻 井 久 江

     委員長職務代理者   耳 塚 寛 明

     委      員   野 村   稔

     委      員   高 木 蘭 子

     委      員   生 田 千鶴子

     教   育   長   伊 藤 学 司

 

 ○ その他

   青木教育次長、笠原教育次長、田中教育参事兼教育総務課長、

   柳澤義務教育課長、菅沼高校教育課長、成沢特別支援教育課長、

   武田教学指導課長、永原心の支援室長、小野文化財・生涯学習課長、

   丸山保健厚生課長、茅野スポーツ課長


 

櫻井委員長

 それでは、ただいまから第962回教育委員会定例会を開会します。

 議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号を非公開で審議することが適当と思いますが、非公開とすることに御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第1号は非公開で審議を行うことに決定いたします。

 

【以下、非公開審議】

 

【午後の部】

 

櫻井委員長

 始めに、本日は議題等が多数であることから、午前中に議第1号の「職員の処分について」の審議を特定の個人に関する情報が含まれている案件のため、非公開により行いました。なお、議第1号「職員の処分について」は、審議が途中のため会議の最後に非公開により審議を行うことを申し添えます。

 それでは会議を再開します。最初に、議第2号「『教員の資質向上・教育制度あり方検討会議提言』に基づく行動計画について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 修正した部分を中心に説明いただいたわけですが、ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら発言をお願いしたいと思います。生田委員どうぞ。

 

生田委員

 お伺いいたします。フォローアップ委員会というのは、あり方検討会で4つの専門部会があったかと思うんですけれども、各専門部会でフォローアップ委員会が立ち上がるという理解でよろしいでしょうか。

 

櫻井委員長

 田中課長。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 フォローアップ委員会は1つでございまして、メンバーはあり方検討会の座長と座長代理の方、それと各専門部会の部会長さん4人に入っていただいております。ですから6人のフォローアップ委員のメンバーでお願いしていこうと思っております。

 

櫻井委員長

 生田委員。

 

生田委員

 研修内容に関しても、このA3の表に書かれてございましたけれども、マネジメント能力を身に付けたりとございますが、要望という事で確認させていただきたいのですけれども。先生方の研修の中で、あるべき姿を求める研修というものが多くあると思うんです。それ自体も必要なことかと思いますけれども、なぜ非違行為に至ったのかという内容を見ていく中で、あるべき姿だけを強要してもなかなか上手くいかないということは、先ほどの色々な例を見ていて、私は感じるところなんですけれども。人間というのは常に強い訳ではありませんし、弱い部分をなかなか言えない、そういった捌け口がないというのは、今までにもあった御意見かと思います。あるべき姿だけを強要するのではなくて、弱くてもいいんだよと、弱いところもどんどん出した上で、じゃ、どうしていこうかという所を、しっかり地に足を着いて、一人一人が考えられる様なそういった研修を取り入れていただければというのが要望でございます。

 

櫻井委員長

 どうぞ。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 ありがとうございます。研修もそうですが、処分実例の周知の様な物ですね。これまでもしてきている所ではありますけれども、併せて懲戒処分等指針、それから処分の実例を周知という提言もいただいておりますので。そうした中でできるだけ今の部分も入ったような形で、どこまで個人情報と重ならないように作れるか課題ですけれども、そうした発生のメカニズムと言いますか背景と言いますか、そういうところも含めた実例集が作れればと思いましたので、そういうところも十分周知していくよう心がけたいと思います。

 

櫻井委員長

 伊藤教育長。

 

伊藤教育長

 今の5ページの下から2つ目の「開かれた学校運営体制の整備」という所で、「校内のコミュニケーションの向上」という項目もございまして。御指摘のとおり一方的な管理責任を詰めていくと、返って風通しが悪くなって非行為が潜ってしまって、返って多くの問題が出ていることも十分懸念される所でございまして、そういう意味では当然、きっちりやらなければいけない事はきっちりやってもらいますが、同時にそれぞれの学校においては、コミュニケーションを絶えず取りながら風通しの良い職場を作っていただくと。こうすれば風通しが良くなりますというような話ではなくて、文化的な問題もありますので、それぞれの所でそれを心がけていただかないと上手くいかない面はありますけれども、この行動計画の中にそれも一つの柱として、こういう形で位置づけながら、良い事例、こういうコミュニケーションをとっていくと非常に風通しの良い、明るい職場になっていくとか、そういう好事例なんかを上手く集めて、それを周知していく事によって、いわゆる一方的な管理だけではない体制とはどういうように作っていく事が必要だという観点で、また、こちらに言って下さい。

 

櫻井委員長

 生田委員。

 

生田委員

 ありがとうございます。ぜひ、その点も組み入れていただきたいなと思います。それが教職員のためだけでなく、生徒に接するときもただ上からの指導ではなくて、子供達の色々な行動に対して、なぜそうなったのか、その子供達の弱い部分もどんどん聞く姿勢、それは自分たちがそういう該当する中に居ないと、子供達に対してもそういうことができにくいということもあるかと思いますので、先生方自身も弱い所があっても、それは周りの方のサポート等でフォローしていけるんだよという事だと。それがまた子供に接するときの先生方にも、ただ上からのあるべき生徒の姿を求めるのではなく、子供達の本当に一番辛いと思っている点を一緒に見てあげるような、そういった先生方が増えていくことで、色々な非違行為も私は少なくなっていくのではないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

櫻井委員長

 他に御意見ございませんでしょうか。はい、高木委員。

 

高木委員

 参考資料2の中で、フォローアップ委員会が意見を出されている中で、問題教員がフェードアウトしていくような仕組み作りという言葉があるのですけれども、今この行動計画の中に有るのか無いのか。そちらの採用人事についての対応の中で、もし考えるとすれば、そういう形が出来るのかなと思うんですけれども、具体的に何らかのお考えが有りましたら聞きたいのですけど。

 

櫻井委員長

 田中教育総務課長。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 いわゆる改善研修をしても治らないケースという部分の事と理解はしておりますけれども。懲戒事案に対しては、厳罰化という提言もいただいておりますし、また、指導力不足教員の申請と言いますか、制度の周知と言いますか、そういう所の運用をきっちりという事での御意見だと思います。なかなか不適格教員と言いますか、課題のある教員の実態把握という部分は、今回の行動計画の中に明記はされておりませんけれども、色々な所で御意見としてお聞きする部分ですので、そこはしっかり検討したいと思っております。

 

櫻井委員長

 他に御意見。はい、生田委員。

 

生田委員

 今回の行動計画は色々な非違行為を捉えてこうして作成されている訳ですけれども、そもそも何のために行動計画を作っているのかと立ち返ったときに、子供達が安心して、そして、先生方を信頼できて、学力等の色々な面で成長できる様にこういったものが作られていくのかと思うんです。そういった事を考えますと、子供達の考えというのがこの中に反映される機会は今まであったのかどうか。全てを汲み上げることは難しいことかとは思いますけれども、日頃現場にいるのは先生方、そして子供達である訳ですが、子供達も日々色々な事を感じながら生活しているかと思うのです。こうなったら、もっと学校が楽しく、自分もやっていられるなという様に考えているお子さんも多くいらっしゃると思うんですが、そういった意見を吸い上げる機会は、今回、有ったのかどうかということをお伺いします。

 

櫻井委員長

 田中教育総務課長。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 あり方検討会議からの提言60項目を46にまとめた中で、県教育委員会として、起こってくる行動の計画という形では策定させていただいた訳でございます。また、中身は、検討会議を設置で、これから検討に入るという部分がかなりあります。今年度作ってきております検討会議には、かなり現場の学校長や教員、それから市町村教育委員会の皆様方にも入っていただいておりますので、直接児童・生徒の方にこの行動計画についての意見聴取はしておりませんけれども、今回実施する内容を検討していく中では、しっかりとそうした声を汲み上げられるような検討の仕方というのもあろうかと思いますけれども、基本的な考え方の所で、いわゆる子供、学習者優先ということを明記いたしまして、そういう視点でこの行動計画を実施していくという事だと思っております。

 

櫻井委員長

 生田委員どうぞ。

 

生田委員

 ありがとうございます。多分、今まで色々な場面、場面において、子供達の意見を聞くという感覚が薄かったのかなと思うんです。校名変更のときには、近年はどんどん聞くようにはしているみたいですけれども。やはり子供達は大人が思っている以上に色々なことを感じて、考えているかと思いますので、今後、学校訪問等の色々な場を捉えて、子供達の意見を聞けるような場の設定もお願いしたいことをつけ加えておきます。

 

櫻井委員長

 要望という事ですが、他に御意見は。

 この行動計画は、正にこれから大切な物であります。それぞれの委員の皆さんの思いと言いますか、一言づついただければと考えております。

 本当に教員の資質向上・教育制度あり方検討会議からの提言によって始まった事でありますが、そこにフォローアップ委員会や私たち教育委員が考えたことも入れさせていただいて取り纏めた物です。今日これが決まれば、この行動計画を実施することによって、一日も早く、教育の信頼を取り戻したいという思いであります。こういった行動計画ができて、行動していくことを本当に心底願っている状況でありますし、何としても信頼できる教育ということを目指していきたいと思います。耳塚委員お願いします。

 

耳塚委員長職務代理者

 私もそのように感じている所であります。立ち上がりとしては、この様に整理をしていただいたという事で、この方向でいいと思います。ただ、実際の所は○と△がついている項目が圧倒的でありまして、ここで一体具体的にどういう取り組みを設定し、実行できるかというところが勝負であると思いますので、引き続き検討を重ねていきたいと思います。

 参考資料の2で、フォローアップ委員からいただいている意見の中で、現場の過重負担にならない様にという御意見があります。これは、信頼回復はもちろん非常に重要な事ではありますけれども、負担の問題とともに教育活動に対する意欲をむしろプラスにしていけるような方向で、具体的な取り組みができればと考えており、この観点はとても重要だと感じました。

 

櫻井委員長

 ありがとうございました。野村委員。

 

野村委員

 あり方検討会議の提言を受けて、この計画を纏めていただいた訳ですが、非常にきめ細かく丁寧に纏めていただいて、かなりこの計画そのものが明確になったと思います。大事な事は前にも申し上げたのですが、この実施の内容をしっかりとチェックをし、基本的な考え方に全て盛り込まれておりますけれども、進める中で見直していく。簡単に言うとPDCAのサイクルをしっかり回して、このレベルを高めていくことが成果に繋がる。それが結果として、信頼回復に繋がると思います。その事をきっちりやっていただく様にお願いしたいと思います。

 

櫻井委員長

 ありがとうございました。高木委員、お願いします。

 

高木委員

 皆さんおっしゃったことと同様ではありますけれども、現時点でこれから取り組んでいくことを決めた所ですので、これから先、もっと必要なといいますか、具体的にこうしたらということは必ず出てくる事だろうと思います。いま少し思いが及ばなかった事も有るかもしれませんけれども、そこは迅速に誠実に対応していくという形でやっていけたらいいと思います。教育というか、学校も教育もですが、信州教育が本当に信頼されて、子供達がこれを楽しんでいけるような体制をぜひ作りたいと私も思っています。よろしくお願いします。

 

櫻井委員長

 生田委員、お願いします。

 

生田委員

 今回の行動計画ですけれども3ページの「基本的な考え方」の1番で、スチューデントファーストという言葉は分かると思いますけれども、先日行われたフォローアップ委員会でも、この言葉が一番強調されていたように思います。これは、スチューデントファーストが子供達のためだけではなくて、もしかしたら先生方にとっても子供達が輝くことが先生方にとっての一番のやりがいであり、ミッションも遂行できる事ではないかと思っております。これは、先生方の負担という捉え方になるのではなく、やりがいということで、ミッションを実感できるそういった内容としてやっていければと思っております。

 

櫻井委員長

 最後に教育長、よろしくお願いいたします。

 

伊藤教育長

 事務局を束ねる立場としてはこの行動計画を着実に実行に移していきたいと強く思いますとともに、同時に、この3ページ目でも取り組みの実施状況の検証を行いながら、計画を順次見直す取り組みと書いてございますが、この計画自身が金科玉条の様になってですね、この行動計画を守ることが大切だとにいう様にならないようにしなければいけないと思ってございます。耳塚委員からもお話ございましたけれども、実際に絵は描かれている訳でございますが、これを実行段階に移すと、恐らく様々な、やろうと思えばできるけれども、ものすごい労力が掛かるよねとか、現場がものすごく大変になるよねというような部分もあろうかと思います。それらについては、計画を踏まえた上で、その種々を実現する上で、ある意味、臨機応変に対応しながら、それについてはちゃんと説明責任という形で、こういうことだったのでこういう対応をさせていただいたと教育委員会議の場でも、またフォローアップ委員会でも説明をしながら、実りの多い実行策に繋げていきたいと思ってございますし、同時に、今回タイトル初めて明確に書いてるのをさっきいただきましたが、非違行為防止のためのガイドラインではなくて、信州教育の信頼回復に向けた行動計画というような形にさせていただきました。非違行為防止、もちろん重要な主眼でございますけれども、それで終わるのではなくてそれを乗り越えて、これらの取り組みによって良い教育が行われる。先生方が子供達に対して、本当に子供達の学びというものをしっかり支え、その成長を実感できる取り組みを県民に示していける計画になる様、事務局として実行をしっかりやっていきたいと思います。

 

櫻井委員長

 ありがとうございました。御意見を色々いただきましたが、要望ということで訂正はございませんでしたので、議第2号を原案のとおりに決定したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、議第2号を原案のとおり決定いたします。

 次に報第1号「平成25年6月県議会に提出された議案の専決処分報告について」の審議を行います。

 資料1及び資料2について、担当課長から順次説明をしていただき、質疑はその後に行いたいと思います。それでは、田中教育総務課長から順次、資料の説明をお願いいたします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 (資料説明)

 

菅沼高校教育課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

 よろしいでしょうか。

 それでは御意見は無い様ですので、報第1号を承認したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、報第1号を承認いたします。以上で、議事を終わります。

 続いて教育長報告事項に入ります。最初に、教育長報告事項(1)「平成25年6月県議会定例会の結果について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。

 無い様ですので、以上で教育長報告事項(1)を終了します。

 次に教育長報告事項(2)「平成26年度長野県公立学校教員採用選考申し込み状況について」、柳澤義務教育課長から説明お願いします。

 

柳澤義務教育課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたら確認をお願いします。

 無い様ですので、以上で教育長報告事項(2)を終了いたします。

 次に、教育長報告事項(3)「学校経営概要について」、武田教学指導課長から説明してください。

 

武田教学指導課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いいたします。耳塚委員どうぞ。

 

耳塚委員長職代理者

 非常に詳細な学校経営の状況がわかるデータで、データの収集から整備まで時間がかかることかと思いますけれども、大変参考になりました。ありがとうございました。

 1つ、これは各学校が自分の所の取り組みを客観的に位置づけて、今後の方向を探るという意味で役に立つという側面があるとともに、県の教育委員会としても県の施策を検討する上で、重要な知見というのがあるんじゃないかと思います。それで、特にこの中で、他県の状況と直接比較ができる様な物というのは、全部とは思いませんけれども、あるんじゃないかと思います。すぐ目についたのは、例えば総授業時数はどうなんだとか、専科教員による指導というのは他県に比べてどうなんだろうかとか、幾つかそういう点がございました。もし、そういう点を調べることができるものがありましたら、是非、教育委員会の場にも情報提供していただければと思います。

 それと、これから全学テが悉皆調査になりますと、各学校の特徴、学校経営上論理ですか、学校運営上の特徴と学力との関係というのは、直接分析できるような状態になってきます。そのときにデータを合わせるということはお考えでしょうか。

 

櫻井委員長

 武田課長。

 

武田教学指導課長

 最初の御質問の他県の状況についてでありますが、耳塚委員御指摘のとおりでございます。特に、文部科学省で2年に一度、教育課程調査を悉皆でやっておりますが、その調査の内容と重複しているものがございますので、そういった点については他県と直接比較できると考えております。また、全国学力学習状況調査の学習状況調査と同様の項目も入れておりますので、そういった所が比較できる部分であろうと思っています。

 それから、各学校毎のシートになっておりまして、そのシートを串刺しで集計をする形になっておりますので、今委員御指摘のように、全国学テやその他の結果と学校の取り組みを個別に対応させて検討するという事は可能であると思っていますが、現実のところ、なかなかそこまで今のところはいっていないところであります。ただ、本県で行っている30人規模学級等、本県の別枠の中で特に成果の出ている学校と、この学校経営概要の幾つかの報告を比較・検討してきている所でありまして、その中から少し伺えることも出てきておりますので、先ほど申しましたように、そういった成果について、他校に広げていくという事が重要ではないかと考えている所であります。

 

櫻井委員長

 よろしいですか。他に、ございませんでしょうか。生田委員どうぞ。

 

生田委員

 お伺いいたします。6ページの一番下の「小学校選科教員による指導の実施」についてですけれども、以前から選科を取り入れたくても取り入れることができない現状というものがあったかと思うのですけれども。このように実施している学校がなぜ実施できたのか、また、実施することによって、現場の先生方、そして児童・保護者どのようにその事を捉えているのか、そういったことが、もし分かればお聞かせ願います。やはり、選科の教員を立てることによって専門的に授業内容を研究したりすることで、授業の質も上がっていくと思いますし、全部教える事の負担の軽減にも繋がるかと思うんですが、その現状についてお聞かせいただければと思います。

 

櫻井委員長

 武田課長。

 

武田教学指導課長

 今御指摘の6ページの下の小学校による専科教諭による指導についてですが、これは学校規模によって教員配当が決まっておりまして、学級担任以外に専科が1人入り2人入りと、定数で決まっている物でございます。それについての調査でございます。各学校が独自の運用の中で、教科担任制あるいはそれに近い形をしているかどうかという事は、この調査では調査をしていない所でありまして、今の委員の御質問のような内容については、この事からは伺えないという状況でございます。

 

櫻井委員長

 どうぞ。

 

生田委員

 ということは、個々の学校の創意工夫によって、選科をやっている所が有るかどうかお聞かせ願います。

 

櫻井委員長

 武田課長。

 

武田教学指導課長

 この学校経営概要の他に各学校で学力を向上させるための独自の取り組み等を、学力向上の指針の計画として、プランをいただいているところでありまして、そういった中で、年間を通してというのはなかなか厳しい訳でありますけれども、ある期間を限定して、あるいは一部で担任を入れ替えるというのか、そういった取り組みは幾つかの学校で行われていると思っております。

 

櫻井委員長

 他にありませんか。それでは、以上で教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「第42回(平成30年度)全国高等学校総合文化祭の長野県開催について」、武田教学指導課長から説明お願いします。

 

武田教学指導課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いします。特によろしいですか。平成30年度に長野県において、全国高等学校総合文化祭が開催されるということであります。以上で、教育長報告事項(4)を終了いたします。

それではその他に移ります。最初に「7月、8月の主要行事予定について」、田中教育総務課長から説明してください。

 

田中教育参事兼教育総務課長

 (資料説明)

 

櫻井委員長

 ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は7月25日、木曜日の午後に開催をしたいと思いますがよろしいでしょうか。

 

全委員

 異議なし。

 

櫻井委員長

 御異議ございませんので、その様にいたします。その他、何かございますか。

 以上で、公開による審議は終了しました。これから、非公開の審議に入りたいと思います。恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

【以下、非公開審議】

 

お問い合わせ

教育委員会事務局教育政策課

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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