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更新日:2016年2月16日

第1003回長野県教育委員会定例会会議録 

1 日時

 平成28年(2016年)2月4日(木曜日) 午後1時30分から午後4時15分まで

2 場所

 県教育委員会室

3 議題 

 ○議題 

 議第1号 平成28年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について 

 議第2号 職員の処分について

 議第3号 学校運営協議会規則案について

 議第4号 長野県文化財保護審議会への諮問について

 

 ○教育長報告事項

 (1) 平成28年度長野県立中学校入学者選抜適性検査問題の評価について

 (2) 平成27年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」長野県の結果について

 (3) 第71回国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会の成績について

 

 ○その他

 (1) 県立武道館基本構想の策定に向けた今後の方向性について

 

4 出席者 

 ○教育長        伊藤学司

 ○委員

  教育長職務代理者   櫻井久江

  委員         平林尚武

  委員         矢島宏美

  委員         荻原健司

 

  ○その他

 小林教育次長、菅沼教育次長、北澤教育政策課長、兒玉義務教育課長、今井高校教育課長、

 中坪特別支援教育課長、北澤教学指導課長、原心の支援課長、高橋文化財・生涯学習課長、

 宮下保健厚生課長、小野沢スポーツ課長

 

会議録 

 

伊藤教育長

 ただいまから、第1003回教育委員会定例会を開会します。

 はじめに、本日、耳塚委員から所用のため欠席する旨の報告がありました。

 なお、過半数の委員の出席を得ていますので、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第14条第3項によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。

 それでは、議事に入ります。

 本日の審議事項中、議第1号「平成28年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議・検討をするものであり、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号及び議第2号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第1号及び議第2号は非公開とすることに決定しました。

 なお、議第1号及び議第2号につきましては、本日の最後に審議することにします。

 それでは、議第3号「学校運営協議会規則案について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。

 

今井高校教育課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 矢島委員お願いします。

 

矢島委員

 全国でもまだそれほど数が多くない中で、長野県が取り組むということで、私はとても期待しております。良いモデルとしてうまく進むよう願っております。1つお願いなのですが、委員の選定、任命なのですけれど、実際には地域のことを把握している方を推薦できるということなのですけれども、男女比でありますとか年齢構成も考えて、ぜひバランスの良い委員の選定をお願いしたいと思います。以上です。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。

 他にございますでしょうか。

 当面こういう形で制度をつくって、白馬高校が第1号ということで4月から始めるということであります。その後の他の県立高校でどうするかということについては、白馬高校の状況を見ながら、また検討していきたいと思っておりますし、白馬高校があらゆる意味で新しいチャレンジを始めるということでございますので、その取組の成功にこのコミュニティスクールが寄与するようにお願いできればと思っております。なお、人選については御指摘いただいた点も十分踏まえながら、白馬高校の発展に資する人選をしていきたいと思います。

 それでは他にないようでございましたら、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定します。

 次に、議第4号「長野県文化財保護審議会への諮問について」、高橋文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 平林委員。

 

平林委員

 質問でありますが、小菅神社の3つの建物、寄棟造ですが、つくりはともかくとして、もともと茅葺だったものでしょうか。茅葺が後になって鉄板とかトタンになったのか、本来は旧中村家のようなつくりだったのかどうかということです。もし後になってトタンになったのだとしたら、県宝としてマイナスの意味があるのかないのか、教えてください。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 もともと茅葺だったのか柿葺だったのか、すみません、存じ上げておりませんが、鉄板自身は近代のものですから、もともと茅葺あるいは柿葺だったものがトタンに変えられたというのは間違いないと思います。現在の考え方ですけれども、管理の面もありますので、修復する際に、元に戻すような作業があるのであればしてもらいたいということはお伝えはしているのですけれども、現状の屋根だけでなく、柱の構造ですとか中に残されている庫裏、欄間などのつくりもの、あるいは現在もそこで神事が行われている部分もとりまして、現状においても十分に県宝に値すると考えております。

 

平林委員 

 わかりました。

 

伊藤教育長

 荻原委員。

 

荻原委員

 軽易な質問で、勉強させていただきたいのですけれども、今の平林委員の建物の件で、こちらに赤線で重要文化的景観選定範囲とありますが、建物に対して選定範囲が広い、この範囲の取り方はどういうふうにして取るのでしょうか。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 重要文化的景観につきましては、建物1つ1つの物件ではなくて、その地域に残された景観を重要視して選定されております。全国では50ヶ所選定されておりまして、長野県ではこの小菅地区のほかに、千曲市の姨捨の棚田が文化的景観ということで選定されております。この制度ができたのが、様々な開発で良き古い日本の景観がなくなっていく中で、景観の素晴らしさを継承していこうということで、まず最初に赤線の引いてあるエリアを、映画の舞台になったような日本の原風景、あるいは昔からの風景を良く残しているという要素を含めて、選定になっております。今回その中で、風景をつくる重要な構成物の1つである建物について、県宝に指定しようということです。

 

荻原委員

 そうすると、この赤い枠の中は、いろいろな開発が簡単にできないということになるのでしょうか。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 例えば、家の外観を直したいというときには、届け出をしていただいて、こういう工法で直してくださいということで手続きをした上で、景観を維持する取組をしております。

 

荻原委員

 ありがとうございます。さらになのですが、将来的に国宝を目指す前提として県宝の指定ということを考えているのでしょうか。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 国宝とか国の重要文化財につきましては、県から申請を上げる制度になっていないものですから、国の方でこれは価値があると指定する形になります。ですから、県宝になっていなくても指定されることもケースとしてはあり得ます。

 

荻原委員

 ありがとうございました。

 

伊藤教育長

 別途お配りしているこちらの小菅のパンフレットの、ちょうど見開きの4ページ5ページのところに、文化的景観の全体像がよく示されていると思うのですが、ここにありますように、文化的景観の場合は、単体の建物だけではなくて、例えば集落の石垣であったり桂清水であったり、まさに集落の江戸時代からの生活をよく残しているものも含めて、風景を残していこうということです。実は私も2年半前の柱松にお邪魔させていただいたのですが、お祭りも含め、将来長野県として残していきたい地域だなと感じたところでございまして、その核として、今回の建物も単体でも価値があるのではないかということで、専門的なことは文化財保護審議会の先生方に御審議いただいて、まさに屋根は当時はどういうものであって、それを鉄板葺にしたことによって価値がどうなるのかとか、また将来的にはどうするのかということも、専門な見地から御審議いただきたい。ここでの御議論も少し審議会の方で御紹介をして、御議論いただければと思っております。

 諮問案件でございますが、櫻井委員はいかがでございましょうか。この犀川の花火は、清内路の花火が先輩格としてすでに指定されているところでありますが。

 

櫻井教育長職務代理者

 清内路の花火とかなり似たような感じで、江戸時代から続く尊いものであります。これを続けるのは本当に力が必要でありますので、ぜひとも指定していただいて、継続していくべきものと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。私も清内路の花火を見させていただきまして、本当に感動しました。すごい山奥の中で、地域の方々の手によって、まさに手づくりで残してきているのは、全国に誇る文化財ではないかと感じたところでございまして、安茂里は家からも比較的近いのですが、大変不勉強ながら毎年これが行われていたことも知らなかったところでございますが、ぜひまた機会があれば足を運びたいと思ってございます。

 他にございますでしょうか。よろしゅうございましょうか。

 なければ、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定したいと思います。

 これはあくまで諮問をするということでございますので、また審議会で十分御議論いただいて、その答申を待って改めてお謀りをしたいと思ってございます。

 続いて、教育長報告事項に入ります。

 はじめに、教育長報告事項(1)「平成28年度長野県立中学校入学者選抜適性検査問題の評価について」、北澤教学指導課長から説明をお願いします。

 

北澤教学指導課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 昨年度と比較しますと、ここにございますように、昨年度はかなり難しかった。平均点から見ると難しかった問題もあったのではないかということでございますが、今年度はおおむね出題するときに想定しているような点数に近い形なったということで、出題側としてはある程度適性検査としてバランスが取れた出題ができたと思ってございます。今回改めてアンケート調査を実施したところ、そういう評価をいただいたということでございます。なお、いただいた御意見の中で、今後に向けた改善点については、次年度以降しっかり反映していきたいと思います。

 他にございますでしょうか。

 もしお時間あれば、委員の皆様にも問題にチャレンジしていただいて、正答率を見て、どこができてどこがやはり難しいなと感じる部分、非常に思考力を問う問題で、知識量を問う問題では全くございませんので、大学入試みたいに暗記をしなければ解けないということではないのですが、思考力とか本当の判断力を問うなかなか難しいな、骨があるなという問題も入っておりますので、ぜひよろしければ問題を後日お渡しいたします。

 それでは以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「平成27年度『全国体力・運動能力、運動習慣等調査』長野県の結果について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 荻原委員。

 

荻原委員

 まずは、スケート国体、おめでとうございました。

 感想だけです。結果はともかく、私としては16ページの運動が好き、得意、楽しい、ここが全国よりも多いというのはとても良いことだと思います。小学校、中学校の頃、子どもの頃の運動が好き、楽しいということが、結果的には大人になって運動を継続的に続けていくとか、年をとっても運動が好きということにもつながっていきますので、こういう取組こそが私は重要ではないかと思って拝見させていただきました。また加えまして、25ページの(3)の質問、「学校全体で運動部活動の運営や指導の目標を作成していますか」というところで、全国の77.5%に対して本県が90%以上ということで、かえって全国はこんなので大丈夫かなと心配になってしまいますけれども、言い換えれば長野県がきちんと学校全体で部活、運動、スポーツの目標について共有しているということは、大変評価すべき点だと思いますし、さらに割合が増えていけば、長野県のスポーツもより強くなっていくのではないかなと拝見させていただきました。この数値全体、どれもが全国を上回るところにもっていくとするならば、学校の取組は非常に高く評価したいと思いますが、教職員もやったら子どもも伸びると思うのですね。教職員の全国体力勝負って、教育長いかがですか。日本のスポーツ全体が伸びると思います。やっぱり大人も競争しあったり、先生の負けず嫌いさが表れると、子どもにも影響があるのかなと見させていただきました。ともかく、本当に運動が好きだということに対して、現場の先生が様々な取組に御努力されていることに敬意を表します。ありがとうございます。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。他にございますでしょうか。

 矢島委員お願いします。

 

矢島委員

 本当に素晴らしい努力をされてここまで改善されたと思います。今の荻原委員の言葉を反せば、私が気になった点では、18ページ19ページのところで、前年度の調査結果を踏まえた授業等の工夫・改善ということについて、特に小学校、中学校共に行わないとか予定なしと答えた学校が10%以上あったということで、運動が好きとか授業が楽しいという数字が多い中で、それでも運動が嫌いとか体育の授業が楽しくないという児童生徒がいる中で、それでもその授業等の工夫・改善を行わないという心情を知りたいというか、なぜ10%、1割もそういう工夫をしない、その10%の意味を知りたいなと思いました。

 それともう1つは、23ページにありますけれども、目標と振り返りというところで、考察でも書かれていましたけれども、教育委員会でもしっかりされていくということなのですが、これは学力テストでも同じような傾向があるというふうに示されていたと思うのですね。ですから保健体育のみに限らず、知力、体力とも目標、振り返りということで、そういうことをしっかり習慣づける意識改革も必要かと思います。学力テストでもあったとおり、先生方は目標と振り返りをしているという回答が多い中で、受けている子どもが、そういうふうに捉えていない、そういうふうに感じていない、その乖離の部分について、やはり工夫や改善が必要かと思います。以上です。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。事務局から何かありますか。

 

小野沢スポーツ課長

 先ほどの授業改善を行わない10%の部分でございますが、1つにはどのように改善したらよいかわからないという方も中にはいらっしゃるのだろうと。特に小学校におきましては、体育の専科ではない先生が体育を教えていらっしゃる状況もございます。そうした中で、私どもとしては、いろいろなマニュアルをお示ししたり、あるいは、今回も各学校の事例をお示ししてございますが、こういった具体的な事例などを先生方にお示ししながら、自分のところでどういう工夫ができるかなと考えていただけるように、体育スポーツ研究協議会、これは体育主任の先生方が集まる研究会も年度当初にございますので、そういったところでしっかりお伝えをしながら取り組んでもらえるように話をしていきたいと思います。

 

矢島委員

 ちょっと残念だなと思ったのが、学校単位でどう工夫したらよいかわからない、その横のつながりというか、もちろんそういう先生はいらっしゃると思うのですけれども、学校という組織の中で困ったこととか、授業改善をしたいとか工夫したいということを共有できない学校のあり方も問題かと思いますので、特にこういう課題が出てきた学校は、やはりもっと風通しが良いというか、学校全体で取り組む、情報共有ができるような体制づくりをしていくような指導も併せてしていただけたらよいかなと思います。以上です。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。他にございますでしょうか。

 櫻井委員お願いします。

 

櫻井教育長職務代理者

 本当にいろいろな努力をしていただいて、向上傾向ということで、良い結果が出て嬉しく思います。こういうことの積み重ねで徐々に良くなっていくと思いますので、今後に期待したいと思います。その中で、やはり学校の中で、先生皆が課題として取り組むことが非常に大事かなと思います。そうは言っても、楽しくないとダメなので、楽しいということ、わかるということ、それが本当に大切だと思います。これとは少し離れてしまうのですが、中学校の女子については、楽しむということでダンスを取り入れたりとか、そういったことも必要かなと思ったのですが、やはり先生自身も楽しんで、先生自身も好きになって、そうすると子どもたちもそういうふうになっていきますし、何でもそうですが、楽しくないと続きませんし、そういったことを心に置いて進めていただきたいなと思いました。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。他にございますでしょうか。

 平林委員いかがですか。

 

平林委員

 全体として向上、改善が認められるということで、大変素晴らしいことだと思います。御指導に当たられた方々の御努力に敬意を表したいと思います。こういうふうに結果が上向いてくれば、指導に当たられている先生方はじめ関係者の皆様もさらに意欲が増すというか、良い循環ができてくると思います。非常に素晴らしいと思います。

 

伊藤教育長

 ありがとうございました。

 私の方から感想も含めて少し申し上げたいと思います。昨年までの調査結果で、中学校の成績があまり芳しくない、特に中学校女子は、全国的に見ても大変課題があるというような中で、中学校体育の改善をはじめ、中学校における運動、スポーツのあり方ということで、様々な改革を私どもも行い、また現場に求めてきた。そうした中で、中学校については、本当に大きな改革が進んで、現場でも先生方が授業改善に相当取り組んでいただいたのかなということで、この点については大変手放しで感謝を申し上げたいと思っております。もう一方で、ちょっとここにきて、数字は決して悪くなかったので問題ないと思っていた小学校の部分で、具体の授業の改善とか授業の改良について、今回数字はそう悪くはないけれども、努力の部分で少し問題があるのではないかという点も明らかになったところでございます。こういう調査をしますと、数字だけ見てしまって、数字が良ければ何でもいいやと投げがちな面もあるのですけれども、改めて、数字は良いけれどもその元となるところの取組について、課題があるやなしやであれば、それをどう改善していくのかというところを、もう1回見つめ直さなければいけないかなと。特に小学校については、先ほどの調査結果を踏まえた授業改善で御指摘いただいた点ですとか、もしくは授業の最初にめあてを示す、また振り返りをする部分、こういった点は全国と比べてかなり劣っているということも事実でございますので、この辺りを含めて、これまで中学校に少し口を酸っぱくして言ってきた面もあるのですけれども、やはり改めて小学校でもしっかり取り組まなければいけない。特に19ページに分析していただいておりますが、先ほどお話にもありました、体育が専門でない学級担任が多いというのが現実ですし、本県は小規模な学校では体育専科というのは基本的には置いておりませんので、そういう意味で言うと、全ての先生方、荻原委員が御指摘のように、運動が必ずしも得意ではない、好きでない先生も体育の指導をしているのも事実でございますので、こうした先生も含めて、学校全体で体育主任の先生を中心に、体育指導の授業改善にどう取り組んでいくのか、また子どもの体力向上にどうつなげていくのか、校長のリーダーシップの下、取り組んでいただくことが大事であるし、そこでの基礎ができて、楽しくて、記録が出れば楽しいというのもスポーツの場合はかなり関連性が高いわけでございますので、そこで楽しければ今度中学へ行っても引き続き継続し、さらに高みを目指していくというような形になっていきますので、もちろん幼児期からも大事でございますが、改めて小学校のところが大事だなということで、しっかり今回の報告を踏まえて指導改善につなげていかなければいけないと強く思っておりますので、また御指導、御協力をいただければと思っております。

 では以上で、教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「第71回国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会の成績について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 改めまして荻原委員一言お願いします。

 

荻原委員

 スキーの国体選手として出場し、今課長がお話のような目標を達成するために頑張ってきたいと思います。

 

伊藤教育長

 47都道府県でも教育委員で国体に出てポイントを稼いでいただけるのは、本県だけではないかと思ってございますので、怪我のないように、ぜひ良いポイントを取っていただいて、今、北海道と僅差で2位ですので、ぜひ冬の部で、終了の段階で1位を取れるように我々も願っております。よろしくお願いします。

 他にございますでしょうか。

私もスケート、アイスホッケーの方、開会式並びにそれぞれの応援をしに岩手に行ってまいりました。特に、今年の選手には頑張っていただいて、強化指導者の皆さんを含めて素晴らしい御尽力をいただいたと思ってございますが、同時に私が行ったもう1つの目的は、来年長野県でながの銀嶺国体を、冬季の完全ということで、スキー、スケート、アイスホッケーを長野で行いますので、そういう意味で、運営面では今年の運営をしっかり学ばせていただいたところでございまして、今回我々視察団が見てきた内容を踏まえて、来年は全国から皆さんをお招きし、おもてなしさせていただく立場になりますので、競技内容での成績はもちろんでございますけれども、運営面においても素晴らしい国体と言われるように、しっかり準備をしていきたいと思ってございますので、またその点でも御指導いただければと思ってございます。

それでは以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 続いて、その他に入ります。

 その他(1)「県立武道館基本構想の策定に向けた今後の方向性について」、小野沢 スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。

 荻原委員お願いします。

 

荻原委員

 希望を1点申し上げたいと思います。資料の2の(4)の黒三角の3つ目の、県産材利用、信州らしさの発信とありますけれども、県の林業は、今知事が非常に力を入れて、オーストリアとの提携というお話も伺いますけれども、絶好のPRの機会ではないかなと思います。こういったスポーツ施設のさらなる木質化を県産材で図っていくのは、非常に良いことだと思いますので、希望としてこういうものがたくさん使われると良いなと思っております。特に武道場ですので、建物に入ってシャキッとするというか凛とする中に木の香りがフワッと漂うのは、とても素敵な感じがしますので、希望としてそう感じております。以上です。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。他にございますでしょうか。

 平林委員。

 

平林委員

 当然考慮されていることだとは思いますが、あえて申し上げますが、安全、安心、快適等々の言葉が掲げられておりますので、想定されていることだとは思いますが、武道はスポーツですので、当然いろいろな問題も起こり得るということで、医療、保健、治療といいますか、そういう面も当然考えられて計画が進められていると思いますが、十分可能な施設であってほしいと思います。それからもう1つ、テーマから逸れるかもしれませんが、参考のためにちょっとお聞きしたいのですが、武道館ですが、武道館だけれどもあまり限定的ではなくて、その他幅広く活用できる施設であると、空いていれば。というのは、国立の武道館ですかね、ビートルズの公演が最初に行われたときに、新聞やテレビのニュースでしか知りませんが、少し異論も出ていましたね。異論自身が正当であるかは別として、私としては、空いていれば、スポーツ以外の面でも健全な催しものであるならば、幅広い分野の利用も想定していただくとありがたいなと思います。以上です。

 

伊藤教育長

 ありがとうございます。他にございますでしょうか。

 先ほど課長から説明がございましたように、今後のスケジュールということで、教育委員会としてはこの案でどうかというような案でございますので、これから県民の御意見を伺ったり、県議会での御意見もいただいた上で、教育委員会としてはこれでいきたいというものを固めた上で、ただこれは教育委員会だけで固められる話では当然ございませんので、冒頭ございましたが、関係部局との調整の上、基本構想の策定に取り組んでいきたいと思ってございます。ただいま御指摘いただきましたように、県産材については、私どもも取り入れていきたいと方針の中にも入れているところでございますし、武道以外の利用についても、幅広く活用できるような仕様に配慮するということも入れておりますが、同時に、あくまで武道館でございますので、武道以外がメインになることはなくて、武道に支障のない範囲で、たくさんの方々に御利用いただいて、愛される施設にすると、こういうような配慮はしていくという案にさせていただいておりますので、これで県民、県議会の御意見も聞きながら、さらにもう1度、それらを踏まえて教育委員会として方針を決定、今日はその他ということでございますが、改めて議題として御意見を頂戴できればと思っているところでございます。今日のところは、報告ということで終了させていただきたいと思います。

何か他の部分でございますでしょうか。

 よろしければ以上で公開による審議を終了したいと思います。

 これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

 

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