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更新日:2024年3月11日

第995回長野県教育委員会定例会会議録

1 日時

 平成27年(2015年)8月6日(木曜日)午後1時30分から午後2時15分まで

2 場所

 県教育委員会室

3 議題

 ○議題

 議第1号 長野県文化財保護審議会への諮問について

 

 ○教育長報告事項

 (1)平成26年度地方教育費調査(長野県)の概要について

 (2)「高校生ICTカンファレンス長野大会」の開催について

 (3)第72回国民体育大会冬季大会の会期、会場等について

 (4)第37回北信越国民体育大会について

 (5)SWANプロジェクト7期生の募集について

 

4 出席者

 ○教育長  伊藤学司

 ○委員

 教育長職務代理者  櫻井久江

 委員 耳塚寛明

 委員 生田千鶴子

 委員 平林尚武

 委員 矢島宏美

 ○その他

 小林教育次長、菅沼教育次長、北澤教育政策課長、兒玉義務教育課長、今井高校教育課長、

 中坪特別支援教育課長、北澤教学指導課長、中沢心の支援課課長補佐、高橋文化財・生涯学習課長、

 池内保健厚生課課長補佐、小野沢スポーツ課長

 

会議録

伊藤教育長

 ただいまから、第995回教育委員会定例会を開会いたします。

 最初に、7月18日付けで、耳塚寛明さんが引き続き教育委員に就任されましたので、一言御挨拶をお願いいたします。

 

耳塚委員

 微力ではございますけれども、引き続き頑張らせていただきたいと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 

伊藤教育長

 ありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは議事に入ります。

 はじめに、議第1号「長野県文化財保護審議会への諮問について」、高橋文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

高橋文化財・生涯学習課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたら御発言をお願いします。

 よろしいでしょうか。諮問ということですので、文化財保護審議会でこれからしっかり審議いただければと思います。

 それでは、議第1号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

伊藤教育長

 御異議ございませんので、議第1号を原案どおり決定します。

 続いて、教育長報告事項に入ります。

 はじめに、教育長報告事項(1)「平成26年度地方教育費調査(長野県)の概要について」、北澤教育政策課長から説明をお願いします。

 

北澤教育政策課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたら、発言をお願いします。

 例年行っている調査でございまして、今検証してございますけれども、一番大きな要因は、東日本大震災後の公務員全体、これは県職員、教員だけではなく行政も含めてですが、給与を削減した部分がございまして、この反映が最も大きく、もちろん少子化による教員数の若干の減も反映しているかとは思いますが、主には給与の分であるということでございました。また、投資的経費では、債務償還が大きく増えたオリンピック関係の償還がほぼこれで終わりということです。長らくかかりましたがそういうことです。

 それでは以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

 次に、教育長報告事項(2)「『高校生ICTカンファレンス長野大会』の開催について」、中沢心の支援課課長補佐から説明をお願いします。

 

中沢心の支援課課長補佐

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたら、発言をお願いします。

 耳塚委員お願いします。

 

耳塚委員

 イメージが十分にできないので、御説明をお願いしたいと思いますが、6校程度想定していて、ということは3校ずつが第1回と第2回に分かれるということですか。随分こぢんまりとした感じを覚えてしまうのですが、そんなことはないのでしょうか。あるいは、観客で高校生が多数いるとか。つまり、あまり影響力が大きくない気がするのですが、いかがでしょうか。

 

中沢心の支援課課長補佐

 6校程度予定しているところでございますが、第1回、第2回大会共通で6校、同じ高校を想定しているところでございます。それぞれの学校3名をグループごとに分けて、それぞれのグループで討議をしていただいた上で、それをまとめたプレゼンテーションをイメージしております。今後、詳細を詰めながら進めてまいりたいと思っております。

 

伊藤教育長

 ちょっとイメージが湧きにくいのは確かだと思います。私もイメージが明確に湧かない部分もあるのですが。去年まで先行してやっている県でも、同様の似た形式でやっているようでございますので、そこら辺もよく聞いて、効果的にうまく進めてもらえればと思います。

 他に御質問、御意見ございますでしょうか。

 生田委員お願いします。

 

生田委員

 お願いいたします。私もイメージが湧かないのでちょっとお伺いしたいのですけれども、これは今年度、第1回と第2回の2回をやるということでしょうか。

 

中沢心の支援課課長補佐

 はい。2回大会をつなげる形で、1回2回と開催する予定でございます。各県においても、こういう形をとっております。

 

生田委員

 つなげるということは、1回では収まり切らないので、あまり日にちが離れないうちに2回やってしまうということでしょうか。

 

中沢心の支援課課長補佐

 高校生に、まず1回目でいろいろな問題があることを勉強していただいて、それをまた学校に持ち帰り再度検討し、2回目にまたそれを持ち寄って、自分たちのルールをつくる。そのような形を想定しているところでございます。

 

生田委員

 2回目の間までが1か月弱くらいですが、これが2回目に熟議するために子どもたちにとって十分な期間なのかどうか。この期間を決めたのは、心の支援課ですよね。今年度はこれでやるとして、もし来年度やる時は、またテーマも変わってくるかなと思うのですけれども、できるだけ子どもたちが主体ということで開催されていますので、第1回と第2回の間隔がこれで良いのか、また2回で十分だったのかというのを、積極的に子どもたちの意見を吸い上げるようにしていただきたいなと思います。

 それと、素晴らしいなと思ったことは、子どもたちに関わることは子どもたちがしっかり話し合う、こういう機会を持つということが、まず大きな意味があると思うのですね。ですので、いろいろなテーマを決めていくと思うのですけれども、やはりいじめ問題であったり不登校であったり、そういったことも当事者である子どもたちが日ごろの自分自身を踏まえて、他の友達を見てどう感じているのか、どういうことができると考えているのか、また、できないと考えているのか。これからはスチューデントファーストということもありますし、積極的に子どもたちの意見を吸い上げて、それを貴重な材料として、いろいろな方向性を決めていく際に参考にしていただきたいという要望です。

 

伊藤教育長

 ありがとうございました。

 他にこの件について何かありますでしょうか。

 矢島委員。

 

矢島委員

 お願いいたします。私もちょっとイメージが湧かないのですけれども、これは最終的にどのような形を目指しているのかというところですね。今年は第1回を6校程度、同じ6校が共通で第2回ということだったのですけれども、全ての高校生が様々な問題を抱えておりまして、この6校だけで終わらせるのではなくて、できたら第1回目から観客として他の学校の生徒が見に行くとか参考にするとか、何か広がりがないと。今、高校生は各校でつながりながら活動しているので、それを利用しながら、もっと広いつながりと意識を持って、これをきっかけに広がっていけば良いなと思っているのですが、いかがでしょうか。

 

中沢心の支援課課長補佐

 御指摘のとおりかと思います。6校程度ということでございますが、今回の取り組みを報告書にまとめるなり、そういった形を取りながら、県内の高校に伝えていきたいと考えております。また様々な御意見をいただきながら、広く開催できる形を検討したいと思います。

 

伊藤教育長

 他、いかがでございましょうか。

 初めての試みでございますので、企画している方も恐らくイメージが湧いていないのではないかと思いますが、最後の広げ方も、報告書をまとめて各校に配布というのは、通常のいわゆる県教委が行う広げ方なのですけれども、そうではなく、もう少し高校生に広げていくためにはどうすれば良いかということを、場合によってはカンファレンスの中で高校生自身に聞いて、どうすれば他の高校でもこういうことを発信できるのかということをむしろそこで聞いて、そのアイディアで取り組んでいくということも重要になってくると思います。まずは、こうしたことを全くやっていなかったところから第一歩を踏み出すことは大変意義のあることだと思いますし、熟議形式で高校生に主体的に考えてもらう形が、今後の様々な子どもをめぐる事柄を議論する上では、1つの大きな方向性が出てくると思います。ぜひこの2回の大会を良い形にして、さらにそれから先につなげられるように、大人の方が頭を柔らかくしながら対応していくことをお願いします。

 それでは教育長報告事項(2)を終了します。

 次に、教育長報告事項(3)「第72回国民体育大会冬季大会の会期、会場等について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 すでに御検討いただいた国民体育大会冬季大会でございます。こういう形で日程も決まり、会場も決まり、いよいよ本格的な準備に入っていきます。わずか残り1年半しかない。冬季国体でございますので夏とは違うわけでございますけれども、日本全国から多くの方に御来場いただく中で、素晴らしい大会にするために、市町村と連携を取りながら準備を進めたいと思ってございます。

 では以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

 次に、教育長報告事項(4)「第37回北信越国民体育大会について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたら、発言願います。

 北信越国体は選手に頑張っていただいているのですが、なかなか北信越国体の中でも厳しい順位が続いてございますが、地元開催の時は、ぜひ成績の方も頑張っていただくよう、選手強化も含めてしっかり準備を進めてもらえればと思います。長野県下非常に広い中での広域開催になりますので、開催市町村や競技団体と連携を密に、なかなか直轄でできる事業ではございませんので、それぞれの地域と連携を取って、北信越5県の中でホスト県として、成績や試合の方も恥ずかしくない素晴らしい大会にしてもらえればと思います。

 以上で、教育長報告事項(4)を終了します。

 次に、教育長報告事項(5)「SWANプロジェクト7期生の募集について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。

 

小野沢スポーツ課長

 (資料説明)

 

伊藤教育長

 ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたら、発言をお願いします。

 矢島委員お願いします。

 

矢島委員

 お願いします。募集人数がA・Bコース合わせて15~30名程度で、1期生から6期生までの状況をみると、大体15人~20人くらいなのですけれども、実際に何人くらい応募があって、選考でこのように絞られて15人になるのでしょうか。

 もう1つは、リーフレットの一番後ろの費用で、受講料はかからないけれども合宿代等は各自で負担してくださいと書かれているのですが、結構合宿代とかはお金がかかってくると思うのですが、その負担について、予算の関係もあるかと思いますが、そこまで見てほしいなという希望があります。以上です。

 

小野沢スポーツ課長

 応募者でございますけれども、平成26年度の応募者は71名でございまして、前年度より11名増えている状況でございます。最終合格者が15名ということでございます。

 それから費用についてでございますが、確かに、プログラムを行う会場が長野だったりしますので、わざわざ遠くから親御さんがお連れになって学ばせるとか、あるいは合宿の費用もある中で、親御さんの負担も心身ともにお金の面も含めてあるのかなと思いまして、できるだけ負担感を軽くするような方向で私どもも考えてはいるのですが、どうしても予算の面もございますので、できることはやっていきたいと思っております。

 

伊藤教育長

 他にございますでしょうか。

 順次卒業生も出て活躍しているようで、大変嬉しいことであります。2022年の北京オリンピックも決定しましたので、おそらく2022年はSWANの1期生から3期生くらいまでが適齢期で狙えるのではないかと思いますので、ぜひSWANプロジェクトの充実と共に、SWANで芽が出た子どもたちをうまく次のステップまでつなげて、最終的に日本代表まで持っていけるような仕組みも並行して考えていかなければいけないと思っています。そういった意味で、SWANプロジェクトは15歳までが対象ですが、その先を見据えて、しっかり県内で育てられるような工夫を引き続きお願いしたいと思います。

 では以上で、教育長報告事項(5)を終了します。

 その他、何かございますか。

 生田委員お願いします。

 

生田委員

 お願いします。先月、北信地域の教育長、教育委員長との意見交換会がございました。そこで大変貴重な御意見をいただきましたので、それについてお話をさせていただきたいと思います。発達障がいの子どもたちの早期発見、早期対応、県でもそういった合言葉でやっていると思いますが、ある自治体でそれをやった結果、特別支援学級に入れたところ、中学に入る時に、学力的にかなり差がついてしまったということです。知的障がいではないのに通常学級が難しく、また、中学に入っても特別支援学級に入らざるを得ない状況が起きているというお話でした。ちょっとショッキングであり、大切なお言葉をいただいたと思ったのですけれども、それに関して、長野県は特別支援学級在籍のお子さんが大変多いということを踏まえて、ぜひともその自治体だけでなく、全県で見直しをお願いしたいという要望がございました。とても大切な御意見かと思います。それに関して特別支援教育課長は、どのようなスケジュール感でどのような考えをお持ちなのかをお聞かせ願えればと思います。

 

中坪特別支援教育課長

 先日、北信地域の市町村の教育委員さんとお話をした中で、ある村の教育長さんから御指摘がありました。この村については、いわゆる自情障学級の在籍率がかなり高い村でございます。市町村の教育委員さんとの懇談の中で、昨年の懇談でもお話したのですけれども、自情障学級に在籍しているお子さんについては、基本的に知的の障がいがない子どもさんで、小学校から中学校に進んだ段階も、長野県は中学校の方がむしろ在籍率が高い状況です。一般的に年数を経ていきますと、学習のしにくさですとか生活のしにくさが少しずつ改善され、自情障学級に在籍している中学生の卒業後の進路を考えますと、大体85%くらいの方が高等学校に進学している。そういう進路を考えたときに、やはり自情障学級で学ぶことが本当にふさわしいかどうかを第一に考える。特に小学校から中学校に進んでも在籍率にあまり変化がないのは、十分に就学的見直しが行われていないのではないかという認識、問題を指摘させていただいて、各市町村で就学判断をしていただいております。十分その点を踏まえて、子どもさんにとって一番望ましい就学先を考えていきたいと思います。基本的な認識としては、各市町村ごとの就学判断は、それぞれ就学判断の委員会等で適切に行われていると思っています。ただ、判断のバランスはそれぞれあるのではないかと思っておりますので、そこは私どもも去年あたりから力を入れていますが、就学相談に実際に携わっていただいている委員の皆さまの水準をそろえていくための研修に取り組んでいますので、そういったことを踏まえて、どの水準が適切というものもございませんので、就学の見直しは徐々に行っていこうと考えています。

 

生田委員

 ありがとうございます。とても貴重な御意見をいただいたなと思っておりまして、各自治体が就学判断をされるということですけれども、判断される方々に、少なくとも教育委員の貴重な御意見、お考え、問題提起があった情報をお伝えするだけでも、判断する上で深くなっていくのかなと思いますので、期待したいと思います。そして、そちらの自治体では英語教育に力を入れているというお話でございますので、村全体で子どもたちをしっかり育てていくという当事者意識を持った自治体なのかなと感じております。ですので、できれば近いうちにそちらの視察等もさせていただければありがたいなと思っておりますので、調整等よろしくお願いしたいと思います。

 

伊藤教育長

 わかりました。有り体に言えば、昨年までは私どもだけが問題意識を持ってあの会議で議論していたのに対して、そうではないのだという形でなかなか御議論いただけなかったのが、今年は市町村の方から御発言いただけたということで、御理解をいただけたところが出てきているのかなと思いますので、この自治体だけではなくて、県全体の長野県教育の課題として捉えながら、それぞれの地域、学校で事情はいろいろあるかと思いますので、一律にすぐにというわけにはいかない部分もありますけれども、少しずつ子どもたちに力をつけ、最終的に社会的自立をするとは何なのかということについて、市町村、学校と同じ問題意識を持って対応できるように取り組んでいきたいと思っております。ありがとうございました。

 その他、よろしいでしょうか。

 それでは、以上をもちまして、第995回長野県教育委員会定例会を閉会いたします。

 お疲れさまでした。

 

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