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更新日:2016年12月18日
平成28年(2016年)12月15日(木曜日) 午後1時30分から午後2時40分まで
県教育委員会室
○議題
議第1号 校長職としての再任用の試行実施について
議第2号 県立長野図書館協議会委員の委嘱について
議第3号 平成30年度長野県立中学校入学者選抜の実施日程について
議第4号 平成30年度長野県立高等学校入学者選抜の実施日程について
○教育長報告事項
(1) 平成28年11月県議会定例会の結果について
(2) 平成29年度長野県立中学校入学者選抜について
(3) 平成28年度学力向上外部評価委員会の報告について
(4) 県立武道館の設計について
(5) 信濃美術館整備基本構想の策定について
○教育長報告事項
(1) 頭頚部外傷事故発生時の対応フローチャートについて
(2) 平成28年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果(速報)について
○教育長 原山 隆一
○委員
教育長職務代理者 耳塚 寛明
委員 平林 尚武
委員 矢島 宏美
委員 荻原 健司
委員 塚田 裕一
○その他
小林教育次長、菅沼教育次長、佐藤教育政策課長、三輪義務教育課長、今井高校教育課長、
永原特別支援教育課長、北澤教学指導課長、春原全国高等学校総合文化祭推進室長、原心の支援課長、
高橋文化財・生涯学習課長、林保健厚生課長、小野沢スポーツ課長、中坪文化政策課長
原山教育長
ただいまから第1016回教育委員会定例会を開会します。
それでは早速、議事に入ります。
議第1号「校長職としての再任用の試行実施について」、三輪義務教育課長から説明をお願いします。
三輪義務教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
耳塚教育長職務代理者
お尋ねします。若干名のところ、それから試行後の実施規模に関わることだと思いますけれども、校長の再任用をしていくということについては、色々な効果があると私も思いますので、基本的には賛成です。ここにはあまり明示的に書いていないのですけれども、足りない数を全て若手から補充してしまうと、年齢構成にものすごく大きな歪みが出てしまうことも考えられて、その歪みを小さくするバランスのとれた構成にしていくことにも貢献するのではないかと思うわけで、その意味でも賛成です。若干名というのは、大体どのくらいを想定しておられるのかについてお尋ねしたいと思います。
三輪義務教育課長
ありがとうございます。いただいたご意見については、試行後の評価においても参考にさせていただきたいと思います。規模でございますが、試行ですので、地域ですとか小中の学校種のバランスを考えまして、東信、中信、南信、北信と4ブロックありますので、各ブロック1名程度、全体で4名程度と考えております。
原山教育長
よろしいですか。
他にいかがでしょうか。
矢島委員
私もこの目的は理解できるのですけれども、実際に義務教育課が選考するということで、明確に基準が出ていないのですけれども、周りの人が納得できるような基準も必要になると思います。
それから、耳塚委員がおっしゃったとおり、年齢的なバランスもとても大切になってくると思うのですけれども、若手を育てていくというところで、人材育成も併せて要望いたします。
三輪義務教育課長
ありがとうございます。基準につきましては、試行も含めて検討してまいりますが、現在、校長昇任にあたっての基準等は明確に設けて実施しておりまして、それを参考にしながら、実績やマネジメント能力、リーダーシップ等を評価して選考してまいりたいと思います。人材育成につきましても、再任用することにより経験を活かせる人材育成につながっていけばと考えておりますが、それらについても評価してまいりたいと考えております。
原山教育長
他にいかがでしょうか。
荻原委員
1点質問を申し上げたいと思います。このことについては賛成をいたします。やはり、2年3年で学校のマネジメントがしっかりできるとは思いませんので、ぜひ校長先生に少しでも長く取り組んでいただくことによって、教育現場で力を発揮していただきたい。その上で、昨今、先生方の不祥事が続いているという印象を持っておりますので、ぜひこういったことが、マネジメントの強化、そして先生方が子どもたちに向き合える環境づくりにつながることを期待しております。お願いいたします。
三輪義務教育課長
ありがとうございます。試行として校長を適材適所に配置していきますので、実際にどのようにマネジメントしていくかということにつきましては、これまで以上に配置した学校を見させていただいて、検証をしながら取り組んでいきたいと思います。
原山教育長
他にいかがでしょうか。
それでは、議第1号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第1号を原案どおり決定します。
次に、議第2号「県立長野図書館協議会委員の委嘱について」、高橋文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。
高橋文化財・生涯学習課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定します。
次に、議第3号「平成30年度長野県立中学校入学者選抜の実施日程について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。
今井高校教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定します。
次に、議第4号「平成30年度長野県立高等学校入学者選抜の実施日程について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。
今井高校教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定します。
続いて、教育長報告事項に入ります。
教育長報告事項(1)「平成28年11月県議会定例会の結果について」、佐藤教育政策課長から説明をお願いします。
佐藤教育政策課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
以上で、教育長報告事項(1)を終了しまして、教育長報告事項(2)「平成29年度長野県立中学校入学者選抜について」、今井高校教育課長から説明をお願いします。
今井高校教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。
平林委員
私の認識不足もあるかと思いますけれども、それぞれ屋代高校、諏訪清陵高校へ3年後に進学をしていくことになるかと思いますが、高校入試の場合は、男女の枠を決めていないですよね。そのところとどのように整合するのか、理由があれば教えてください。
今井高校教育課長
明確なお答えはありませんけれども、中学校はまだ義務教育でありますので、義務教育の教育活動として、男女同数とするのが望ましいという考え方でこのようにしていると考えております。
耳塚教育長職務代理者
確か、中学校への影響が1つの観点としてあって、アンバランスが大きくなった場合に、地元の中学校で性別の構成が随分と違ってきてしまうということもあったと記憶があります。
原山教育長
そういう理解でよろしいですか。
他にいかがでしょうか。
それでは教育長報告事項(2)を終了しまして、教育長報告事項(3)「平成28年度学力向上外部評価委員会の報告について」、北澤教学指導課長から説明をお願いします。
北澤教学指導課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。
耳塚教育長職務代理者
全体として、非常に密度の濃い分析がなされていまして、とりわけ県の施策の評価がなされて、それに基づく提言がされている点に特徴がある検証委員会の報告書になっていると思います。これは昨年度も申し上げました。ぜひ、提言を受けて、それを実行に移していただければと思います。その上で、細かな点はいくつもお尋ねしたい点はあるのですけれども、比較的大きな点について4点申し上げたいと思います。
第1点は、今年の報告書では、市町村の差異が、口頭でも説明がございましたように、比較的強調されていて、市町村の特徴とか違いがあると見えてきたと思います。市町村、実際には小中学校の設置者になるわけですけれども、本当は県の検証委員会のような報告を自分の地域で実施した上で施策に活かしていくべきだと思うのですけれども、ただ、県のこの水準の報告まで分析することが恐らく難しいところが多々あるのではないかと思いますので、ぜひ、県として支援を考えていく必要があると思いました。76ページに、連携を深めるため懇談会等を開くということが書かれておりますけれども、県からの情報提供をしていくことが必要だと思います。これが1点目です。
2点目ですけれども、今年の調査からは直接浮かび上がってはこないことなのですけれども、施策を考える上で、分析あるいは何がしかの提言があった方がいいと思われるのは、文化的、経済的に恵まれない家庭の出身の子どもたちへの学習支援を具体的にどう進めていったらよいかという点で、今年の分析では出てはないかと思いますけれども、今後、こうしたことについて、事例を集めるなりしていただいて、提言を加えるとよいと思います。地域差の中には恐らく、今申し上げたことに起因するような地域差が多々あると思いますので、現実的ではないかと思います。
それから第3点、まだほとんどの都道府県でやっていないのですけれども、実はこの調査は、小学校6年から中学校3年にかけての変化、どういう学校に行ったかと関係付けてできるというのが特徴の1つです。つなぐためには、今は別々の番号を振っていると思うのだけれど、工夫すればできるようになると思いますので、これも先駆けてやっていただければと思います。
それから最後です。これは要望になりますけれども、ある県の研修会があって、どういう研修会だったかと言うと、小中学校の先生方を数人他の都道府県に派遣する派遣奉公と呼ばれる研修会で、その報告を聞きますと、少なくとも1週間以上は派遣している。1日、2日見て来いというだけはなくて、1週間程度以上の派遣で、かつ、お客さんとしてその学校に行くのではなくて、授業も担当し、児童生徒も指導する立場で参加する。そうすると、研修報告を聞くと、常識が常識でないことがわかるということが出でくる。つまり、長野県の中では当たり前だと思っていたことが他県では当たり前ではなかったというケースや、逆に他県で当たり前のことが長野県では当たり前ではないと。そのようなことも期待できて、おもしろいというか、こういう先生方を増やしていけば、自分たちの長所と短所がわかり有効だと感じました。例えば長野県ではこういう言葉は通用しますか。教科の「縦持ち」。
北澤教学指導課長
使います。
耳塚教育長職務代理者
そうですか。私は知らなかったです。中学校の教科担任が、1年から3年まで複数の学年を必ず持つ。小規模校でも無理やり持たせるそうです。そうすると、教育課程の全体を見渡す機会になったり、あるいは1つの学年を必ず複数の先生が担当するので、競争にもなるし教え合うという環境にもなるし、こういうのがない県だと、驚いたりするそうです。あまりお金がかからないことだと思いますので、ぜひ、こういうことも事業としてお進めいただければと思います。
北澤教学指導課長
ご指摘ありがとうございました。実際に報告書を読ませていただいて思ったのは、全体の底上げを図ったり、伸びる力を伸ばしたりしていくというときに、長野県の教員が指導のバリエーションを十分持てていないのではないかということです。全体を一律に指導することはできても、この子にはこういう指導、この子にはこういう指導という引き出しをもう少し持つ必要があると思いました。そのことは県教委の取組としても同じで、全県一律に同じ支援ではなくて、それぞれの地域に必要なサポートがありますので、実態、特性に応じたサポートをしていきたいと思います。
それから他県に行って教員が研修するというものは、長野県では福井県に年間単位で教員を派遣して、実際に縦持ちも経験しながら研修しているところでございます。昨日まで沖縄に視察に行かせていただきまして見てきたのは、秋田県から学んだことの中で、1時間の授業を完結させること、年間を通じたPDCAサイクルを確立することを相当徹底してやられていました。また、自分たちの県で当たり前だと思っていたことが全く違うとよくわかったと。そういう長期スパンの研修も充実させていく必要があると思います。
原山教育長
他にいかがでしょうか。
矢島委員
私もこの報告書を読んで、しっかり分析されてかなり内容の濃い素晴らしい報告書になっていると感じました。意見と質問と耳塚委員とかぶるところがあるかもしれないですけれども、やはり郡市の差の開きが強調されていたと思います。その原因が何かと、先ほど耳塚委員がおっしゃった家庭の状況にもよるということもあるかと思うのですけれども、全体を見ると、教師の指導力の差も個人的なところで出てくると思います。差の開きの原因があったら教えていただきたいということと、それが郡市にフィードバックされればよいと思います。懇談会を希望する市町村教育委員会と行っているということなのですけれども、希望しないところが学力の差になっているのかどうかという点。
それから、家庭学習で、いまだに白文帳や提出ノートという従来のものが続いている学校が多いということで、これだけ学力向上が強調されていながら、まだ改善されていないのがとても残念だと思います。何校かモデル校があるのですけれども、その効果がどのように出ているのかというところと、これはお願いなのですけれども、最後の提言のところで、「各学校の授業改善を進められるような、核となる教師を育成し、授業の質をさらに高めていく。」とあったと思います。これはぜひ実現していただきたいと思います。以上です。
北澤教学指導課長
ありがとうございます。今回初めて郡市ごとに取り上げてみて、開きがあるということが確認できたということでありますけれど、それぞれの状況をこれから見ていくことで、家庭状況もあるかもしれませんし、その地域の特徴があるかもしれません。それぞれに応じた支援を考えていきたいと思います。懇談は市町村教育委員会が希望すればということで昨年から始めて、今年は二十数校回らせていただいたのですけれども、大きな市の教育委員会は指導主事がいて、自分たちでかなり丁寧に分析もできているのですけれども、規模の小さい教育委員会では実際にこれを分析してどう見ていくかということをぜひ支援してもらいたいという希望があって、回らせていただいています。そのことがすごく良かったということになればもっと広がっていくと思いますので、どのようなサポートをしていくかについては検討してまいりたいと思います。
家庭学習については、大きく変えていこうという機運は高めたのですけれども、なかなかそれが広がっていないという状況です。ただ、市町村によっては、須坂市の例を入れたのですけれども、小中学校を通した9年間の家庭学習を確実に習慣化しましょうということで、それぞれの段階に応じた学習時間と学習内容で、親の関わり方も段階的に考えているということでございますので、市町村が中心になって計画していく気運、方向で支援していきたいと思います。そういう中で、例えばICTを使って、その子に合う学習を提供できるような仕組みを活用していきたいと思います。
それから核となる教師の育成も重要だと思っております。長野県の教員、とりわけ義務では教科ごとに同好会がありまして、同好会の中で力をつけて切磋琢磨していくこともありますので、そういう先生たちの力も活用しながら、水準を上げていきたいと思います。
原山教育長
他にいかがでしょうか。
塚田委員どうぞ。
塚田委員
質問と言いますかお聞きしたいことなのですが、15ページの「中学校の経年変化」ということで、「平均正答率を上回った設問と無答率」というところがございます。数学Bのような突出して正答率が低い部分は、そういうように読むのでしょうか。仮にもしそうだとすると、教科書の問題とか全国とカリキュラムが違うとか、そういう要因があってそうなっているのか。そこが改善されると平均がかなり上がるような気がするのですが、いかがでしょうか。
北澤教学指導課長
この数字のとおりでございまして、例えば平成28年度で言いますと、数学Bは15問あって、そのうち全国平均を上回った設問は5問。3分の1は全国平均を超えていますが、3分の2は全国平均より低かったということです。数学Bは知識、技能を活用する問題ということで、かなり分量も多くて、こういうところに私たちの課題があると思いますので、ご指摘のような形で、普段の授業の中で意識された指導が行われるような形にしていきたいと思います。
塚田委員
教科書の問題は関係ないですか。
北澤教学指導課長
使っている教科書会社ですか。
塚田委員
そういうことです。
北澤教学指導課長
それはそれほど関係ないと思います。
塚田委員
ありがとうございました。
原山教育長
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
以上で、教育長報告事項(3)を終了します。
次に、教育長報告事項(4)「県立武道館の設計について」、小野沢スポーツ課長から説明をお願いします。
小野沢スポーツ課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
それでは教育長報告事項(4)を終了しまして、教育長報告事項(5)「信濃美術館整備基本構想の策定について」、県民文化部中坪文化政策課長から説明をお願いします。
中坪文化政策課長
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。
よろしいでしょうか。
以上で教育長報告事項(5)を終了します。
続いて、その他に入ります。
その他、何かございますでしょうか。
小野沢スポーツ課長どうぞ。
小野沢スポーツ課長
これから資料を配らせていただきます。
まず、チラシをお配りしました。「スポーツにおける頭部外傷等の事故予防に関する対応について」ということで、前回の定例会の折りに、坂城高校で男子ハンドボール部の練習試合中に重篤な事故に遭われました生徒のお母様、そして青少年スポーツ安全推進協議会の澤田会長から提出されましたスポーツにおける頭部外傷等の事故に関する要望書の対応につきましてご説明をさせていただいたところです。その中で、事故時の対応等につきまして記載をいたしました掲示物を各体育施設に掲示するべく施設管理者等に依頼することとしたところですが、今般その掲示物を、今お配りした資料のとおり作成したところでございます。
(資料説明)
小野沢スポーツ課長
それから、もう1つお配りさせていただきました、「平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果(速報)について」ということでございます。こちらは、スポーツ庁より、本日、ただ今公表されたということでございますので、速報の形で報告をさせていただきます。
(資料説明)
原山教育長
ただいまの説明につきまして、ご意見、ご質問がありましたらお願いします。
荻原委員どうぞ。
荻原委員
この調査の順位ですが、喜びを感じることもありませんし、かと言ってショックを感じる必要もないと思います。調査自体が、体の柔軟性と俊敏性があるかということののみで調査されておりまして、これは長年こういうものだと思って理解していればいいのかなと思います。一方で、私としては、この調査ではわからない、例えば持久力といったようなものは、長野の子どもたち、あるいは長野県民は皆しっかり持っているのではないかと思っています。かえって調査しない方がいいかもしれませんが。振り返れば、マラソンのオリンピック選手も輩出してきましたし、最近では競歩の荒井選手がメダル獲得という背景もあれば、学校スポーツでも全国的にも活躍という背景もありますので、調査がこういう結果ならば柔軟性と跳躍系は諦めて、長野県は持久力でいくという方向も考えられないかと。そうすれば、世界に通用するようなアスリートも誕生するかもしれません。感想ですけれども、改めて申し上げたいのは、このことで一喜一憂して、現場に反復横跳びを徹底的にやらせろとか、シャトルランを徹底的にやらせろとか、テストのためのテストではありませんけれども、そういうことは考える必要はないと考えております。以上です。
小野沢スポーツ課長
ありがとうございます。私どもも、これはあくまで体力を測るための1つの構成要素と捉えております。荻原委員がおっしゃったように、ことさらこのためにトレーニングをするというよりも、私どもとしましては、前から申し上げているように、子どもの頃から運動習慣を身に付けることがまず大事だろうと。それが自然と体力の要素を身に付けていく要素になると思っております。そういった意味で、幼児期からの運動遊びも、長野県版をつくって今までも普及事業を進めております。そうした形で、幼児期から遊びを通じて体を動かすことが楽しいという子どもを増やしていくことが大事だと思っておりますので、その部分はしっかり取り組んでいきたいと思います。
塚田委員
ちなみに1位と2位はどこですか。
小野沢スポーツ課長
申し訳ございません。今公表になったばかりですから、すぐに細かいデータはお伝えできませんので、改めて詳細をご報告したいと思います。
塚田委員
興味があったものですから。
原山教育長
他にいかがですか。よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして、今年最後の第1016回長野県教育委員会定例会を閉会いたします。委員の皆様、今年1年ありがとうございました。
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