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更新日:2021年3月31日

第1050回長野県教育委員会定例会会議録

1日時

平成31年(2019年)4月19日(金曜日)

午後1時30分から午後3時10分まで

2場所

県教育委員会室

3議題

○議題

議第1号平成30年度児童生徒教育委員会表彰について

議第2号職員の処分について

議第3号「わいせつ行為根絶のための特別対策」の改訂等について

議第4号長野県社会教育委員の委嘱について

  •  

○教育長報告事項 

(1)教職員の人事異動の結果について

(2)平成30年度匿名性を担保した授業評価・学校評価の実施状況について

(3)文部科学省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」の指定校について

 

 

4出席者

○教育長

原山隆一

 

○委員

教育長職務代理者耳塚寛明

委員矢島宏美

委員荻原健司

委員中澤眞

 

○その他

轟教育次長、三輪教育次長、内堀高校改革推進参与、尾島教育参事兼教育政策課長、

北村参事兼義務教育課長、塩野参事兼高校教育課長、坪井特別支援教育課長、

佐倉参事兼学びの改革支援課長、松村心の支援課長、小林文化財・生涯学習課長、

神田参事兼保健厚生課長、内山参事兼スポーツ課長、越国体準備室長

 

会議録

原山教育長

ただいまから、第1050回教育委員会定例会を開会します。

はじめに、本日、塚田委員から所用のため欠席する旨の報告がありました。なお、過半数の委員の出席を得ていますので、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第14条第3項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。

それでは、新年度を迎え事務局が新体制になりましたので、轟教育次長から順に自己紹介をお願いします。

 

轟教育次長

教育次長の轟寛逸です。引き続きよろしくお願いいたします。

 

三輪教育次長

同じく教育次長の三輪晋一です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

内堀高校改革推進参与

高校改革推進参与の内堀繁利です。引き続きよろしくお願いいたします。

 

尾島教育参事兼教育政策課長

教育参事兼教育政策課長の尾島信久でございます。よろしくお願いいたします。

 

北村参事兼義務教育課長

参事兼義務教育課長の北村康彦です。引き続きよろしくお願いいたします。

 

塩野参事兼高校教育課長

参事兼高校教育課長の塩野英雄でございます。引き続きよろしくお願いいたします。

 

坪井特別支援教育課長

今年度から特別支援教育課長を命ぜられました、坪井俊文と申します。よろしくお願いいたします。

 

佐倉参事兼学びの改革支援課長

事兼学びの改革支援課長の佐倉俊と申します。よろしくお願いいたします。

 

松村心の支援課長

4月より心の支援課長を命ぜられました、松村明です。よろしくお願いいたします。

 

小林文化財・生涯学習課長

文化財・生涯学習課長の小林司と申します。よろしくお願いいたします。

 

 

神田参事兼保健厚生課長

参事兼保健厚生課長の神田一郎と申します。引き続きよろしくお願いいたします。

 

内山参事兼スポーツ課長

参事兼スポーツ課長の内山充栄と申します。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

越国体準備室長

国体準備室長の越一雄と申します。引き続きよろしくお願いいたします。

 

原山教育長

ありがとうございました。

それでは、議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「平成30年度児童生徒教育委員会表彰について」、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれているものです。つきましては、議第1号、議第2号を非公開とすることが適当と思われますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第1号、議第2号は非公開とすることに決定しました。

なお、議第1号、議第2号につきましては、本日の最後に審議することにします。

それでは、議第3号「『わいせつな行為根絶のための特別対策』の改訂等について」、尾島教育政策課長から説明をお願いします。

 

尾島教育政策課長

資料説明)

 

原山教育長

補足させていただきます。わいせつな行為に関するガイドラインの運用方針ですが、公表ガイドラインそのものは、公表を大原則とする中で、例外的に非公表にするものについて定めるというものです。非公表と定めたものについてはしっかりと理由を説明するということで作成しました。

それでは、只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

耳塚教育長職務代理者

ただいま教育長から確認のためのご発言がありましたが、その点は非常に大事なことかと思います。つまり、原則はできる限り公表すべきであるが、被害者保護等の観点から運用上非公表とせざるを得ない点というのが多々出てくるということで、原則はどうかということを確認しておく必要があると考えました。

もう一点ですが、例えば被害者が公表を強く望んだ場合等、その都度検討したほうがいいといったことも出てくる可能性があると思います。ですので、ガイドラインの運用方針というものを定めたとはいえ、全てにこれを適用してしまうというよりは、丁寧に対応していただければと思いました。

 

尾島教育政策課長

出せる情報はできる限り出していきたいということでございます。教育委員会としては、子どもを守るという視点が大事かと思っていますので、私どもも悩んでいるところでございますが、今回のガイドラインの運用方針はこのように定めさせていただきました。

もう一点ですが、例えばこの中では「事案により検討する」ということも書かせていただいています。今後、そういった件が起きた場合には検討委員会でもしっかりと説明し、その中でもご判断いただきながら対応していきたいと思います。

 

矢島委員

点かありますのでお願いします。一つお願いしたいことは、100パーセント子どもの人権を守るという視点に立っていただきたいということ。どんな理由があっても子どもは悪くないということ、従って、悪いのは加害者であるという視点に立てば、自ずとこのような形になるかと思いました。子どもの人権を守るという風に立ちきることが、加害者を生み出さないことに繋がっていくと思いますので、そういった長期的な視点が必要になってくるかと思います。

また、細かいところですが、やはり教委育委員会だけでなく、社会を変えていかなければならないと感じられた点が何点かあります。4ページ(2)被害児童生徒に関するものの非公開の理由で、「被害者・加害者が同性の場合に興味本位に取り上げられる」ということが書かれております。これは本当に残念な現状ですが、まだまだ日本の社会ではこういった性暴力がありますので、私たち大人が変わらなければならないことがたくさんあるかと思います。なぜ被害者を公表できないかというと、被害者非難になってしまうということが考えられると思います。例えば公表というふうに踏み切ったときに、「あの子だって」「あの家の子は」といった被害者非難になる、そういうことで、やはり被害者を守らなければいけない、社会全体が子どもは悪くないという視点に立たなければならない。教育委員会だけの問題ではなくて、社会全体がこのような機会をもって変わっていく、大人も学ぶということが大切になってくると思います。

また、子ども自身にも力があるということを大人が知ることで、どんなに尊敬している先生であれ、嫌なときは嫌と言ってもいいということ、その場から離れてもいいし、誰かに相談していいということは繰り返し伝えていただきたいと思います。性暴力については、第三者の目がとても重要になってきます。学校で言えば、周りの先生方がおかしい、変だなと思うその感覚を見逃さない学校づくり、そしてそれを誰かに相談するためのルートを必ず知っているということが、被害をなるべく早く食い止めるかと思いますので、風通しの良い学校づくりというのが必要になってくると思います。その点においては、管理職だけでなく、他の先生も共通理解できるものが研修のなかであればいいかなと思います。

4ページの(5)被害者の心情というところですが、本当に注意していただきたいのが、性暴力でよく見落とされがちな性的虐待順応症候群というのものです。これは性暴力をうけた子どもが誰でも陥る心理状況で、今言ったこととそのいつ間後に言ったことが変わってしまうとか、これを言ったことによって家族がどうなってしまうのか、自分がどういう状況に置かれてしまうのだろうか、自分が秘密を守ってしまったといった罪悪感だとか、そういった点から混乱し、言っていることがどんどんと矛盾していったりすることがあります。これは性暴力を受けた子どもの典型的な心理状況なので、そこを考えると、やはり私は被害者の心情というものは根掘り葉掘り聞くのではなく、最低限のことだけを把握して、あとは専門の人にしっかり聞いてもらうべきだと思います。これ以上子どもを傷つけないという観点からは、被害者の心情はあまり公表していただきたくないと思います。

 

尾島教育政策課長

ほども申し上げましたが、教育委員会は子どもを守るという立場でございます。今回も、特別対策を出させていただきましたけれども、校内ルールの明文化ですとか、相談窓口の周知徹底、人権意識・人権感覚の育成という点でも取り組みを進めていきたいと思いますので、ご協力等いただければありがたいと思っております。

 

原山教育長

今回のガイドラインに関していうと、今子どもたちがおかれている現実の中で、子どもたちを守るためにはどうしたらいいかという観点で作成をしました。一方で、社会、現実を変えていくというベクトルが確実に必要で、それが人権意識・人権感覚の育成といったものを子どものころからしっかりと身につける、教育に力を入れて変えていく。教育の力は子どもたちだけではなく、教員も含め我々大人の力ということだと思います。

 

中澤委員

2ページの1番にあります、人権意識・人権感覚の育成というところで、これについては本当に丁寧に行ってほしいと思います。やはり一番の育成は、日々の子どもたちの生活の中で起こる小さな出来事を子どもたちのそばにいる先生が取り上げ、自分の人権、周りの人の人権も含めて、どういうことが大事なのかということを小さいときから丁寧に育んでいただくことを大事にしてほしいと思います。幼児教育支援センターもできますし、そういったことも含めて取り上げていっていただけたらと思います。

 

原山教育長

幼児教育支援センターに関わって、どうでしょうか。

 

佐倉学びの改革支援課長

今お話をいただいたような、一番の根底となる人権意識、人権感覚は幼少期から育まれるものかと思います。ある意味、子どもたちの行動の良さも認めつつ、自己肯定感を高める中でそういったものが培われていくと思いますので、ぜひ幼児教育支援センターの中でも研修の一つとして取り組んでいきたいと思います。

 

原山教育長

他にいかがでしょうか

 

矢島委員

もう一点お願いします。4ページの11の動機のところですが、加害者はやはり自分を守るために自分に都合の良いことを動機として言うと思います。例えば生徒のほうから誘ってきたとか、断れなかったとか、それについてはここにも書いてあるように被害者の心理的影響が生じない範囲で公表するということですが、被害者を守るという点で、加害者にとって都合の良いような理由の公表は絶対に避けていただきたいという希望があります。

 

尾島教育政策課長

その点については、注意していきたいと思います。

 

原山教育長

ほかにいかがでしょうか。

よろしいでしょうか。それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

異議なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定します。

次に、議第4号「長野県社会教育委員の委嘱について」、小林文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

小林文化財・生涯学習課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。

 

全委員

義なし。

 

原山教育長

ご異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定します。

いて、教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「教職員の人事異動の結果について」でございます。報告1-1、1-2について、北村義務教育課長から、報告1-3について、塩野高校教育課長からから説明をお願いします。

 

北村義務教育課長

(資料説明)

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

耳塚教育長職務代理者

一点目は、1-3の高校についてです。いろいろと難しい点もあったかと思いますが、校長の勤続年数の長期化という点で言うと、結局本年度はあまり実績を上げることができなかったというふうに理解すれば良いでしょうか。

 

塩野高校教育課長

数字上はそのようになります。今後、長期化が図られるよう進めていきたいと思います。

 

耳塚教育長職務代理者

二点目、女性校長の比率についてです。これは何度も言ってきたことですが、母集団に占める女性の比率、あるいは管理職適齢期の全体に占める女性の比率を考えてみると、そもそもこの目標値自体が控えめすぎると感じます。構えとしては、この目標値をどんどん超えるくらいの話ではないかと思いますので、希望をする先生がいない等の理由は聞いておりますが、女性校長率を高めていくということを進めていただければという意見です。

三点目、人事異動という施策は、教育委員会がなにか目標を達成するために、人的な資源を異動させるということを通じて効果的な手段になり得ると思います。こういうまとめ方をしてしまうと見ることはできませんが、実は、先生方に異動していただく上で、先生方のキャリアで動くということはもちろんあるかと思いますが、教育委員会としてこういう目標を達成するためにこういう異動を出しましたというような整理ができると、実は見た目以上に、教育委員会って頑張ってなにか目標達成を進めているんだということが見えてくると思います。難しいかもしれませんが、そういう発想で捉えて結果を示していただくということも大事ではないかと思います。

 

原山教育長

後段について私の方から。まさに、人事は政策といった面もありますので、学びの改革を進めていく中で、耳塚教育長職務代理者がおっしゃられたことが実現できるような、あるいは可視化できるような方向を考えていきたいと思っています。

ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは以上で、教育長報告事項(1)を終了します。

次に、教育長報告事項(2)「平成30年度匿名性を担保した授業評価・学校評価の実施状況について」でございます。報告2-1について、塩野高校教育課長から、報告2-2について、坪井特別支援課長から、報告2-3について北村義務教育課長から、最後に、三輪教育次長から総括的な説明をお願いします。

 

塩野高校教育課長

(資料説明)

 

坪井特別支援教育課長

(資料説明)

 

北村義務教育課長

(資料説明)

 

三輪教育次長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

 

中澤委員

一点質問です。高校についてですが、実際に私が学生から授業評価をもらうときに、5段階評価よりも、自由記述欄への記載に具体的な気づきが多かったり、嬉しいことが書かれていると本当にモチベーションが上がったりします。高校の授業評価の自由記述欄への記載率がとても低い感じがしますが、このあたりはどうでしょうか。

 

塩野高校教育課長

2割弱ということで、5人に1人程が回答しています。各学校で評価の仕方は様々ですが、受けている全ての授業の先生について評価をしますので、なかなか自由記述欄まで全て記載する時間まで取れないという状況もあるかと思います。

 

原山教育長

他にいかがでしょうか

 

矢島委員

平成26年から実施してきて、かなり成果が出てきているなということは毎年報告を受ける中で感じています。開かれた学校であるとか、学校づくりに参加するとか、授業が改善されるとか、導入するときの不安といった否定的な面よりもとても良い成果が出てきているかと思いました。その中で、実施回数が増えていくところもあれば、1回きりのところもあったり、特に今回の高校の授業評価については、昨年は1回が0校だったのが今回は3校になっているということです。実際に何回くらい実施してもらえば良いかという目安があれば教えていただきたいと思います。

 

塩野高校教育課長

授業評価の基本的な枠組みとしておよそ想定をしている中では、前期の授業に対して評価とフィードバックを行い、後期の授業に取り組んでいく、そしてその取り組みがどうだったのかを改めて評価をするということです。ですので、基本的には2回を想定しています。学校によってはなかなかそれが叶わなかったということが推測されます。

 

原山教育長

他によろしいでしょうか。それでは以上で、教育長報告事項(2)を終了します。

次に、教育長報告事項(3)「文部科学省『地域との協働による高等学校教育改革推進事業』の指定校について」、佐倉学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

佐倉学びの改革支援課長

(資料説明)

 

原山教育長

只今の説明につきまして、ご質問、ご意見がありましたら、発言をお願いします。

よろしいでしょうか。以上で、教育長報告事項(3)を終了します。

それでは以上で、公開による審議を終了します。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退出をお願いします。

 

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