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更新日:2021年12月28日

第1082回長野県教育委員会定例会会議録

1 日時

 令和3年(2021年)10月11日(月曜日)

 午前10時45分から11時35分まで

 

2 場所

 本館棟 特別会議室

 

3 議題

○議題

 議第1号 令和3年度教育関係功労者表彰被表彰者について

 議第2号 県立高等学校における校長再任用制度について

 議第3号 令和4年度長野県立特別支援学校幼稚部の幼児及び高等部の生徒募集に係る基本的事項について

 議第4号 長野県宝の指定について

 

教育長報告事項

 (1) 令和3年9月県議会定例会の結果について

 (2) 令和4年度公立学校教員採用選考状況について

 (3) 令和4年度県立高等学校、特別支援学校高等部で使用する教科書の採択状況について

 

4 出席者

 ○教育長

 原山隆一

 

 ○委員

 教育長職務代理者 伏木久始

 委員 塚田裕一

 委員 中澤眞弓

 

 ○その他

 尾島教育次長、今井教育次長、内堀高校改革推進役、早川教育政策課長、

 桂本参事兼義務教育課長、服部参事兼高校教育課長、駒瀬参事兼高校再編推進室長、

 酒井特別支援教育課長、曽根原参事兼学びの改革支援課長、滝澤心の支援課長、

 久保文化財・生涯学習課長、宇都宮保健厚生課長、北島スポーツ課長、

 滝沢国民スポーツ大会準備室長

 

会議録

原山教育長

 ただいまから、第1082回「教育委員会定例会」を開会いたします。

 本日、矢島委員から所用のため欠席する旨の報告がありました。教育長及び在任委員の過半数の出席を得ていますので、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第14条第3項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。

 本日の審議事項中、議第1号「令和3年度教育関係功労者表彰被表彰者について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。

 つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

原山教育長

 御異議ございませんので、議第1号は非公開とすることに決定しました。なお、非公開案件につきましては本日の最後に審議することといたします。

 それでは、議題に入ります。議第2号「県立高等学校における校長再任用制度について」、服部高校教育課長から説明をお願いいたします。

 

服部高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問があればお願いいたします。

 

伏木教育長職務代理者

 御説明ありがとうございます。私から要望といいますか、質問させていただきたいと思います。

 趣旨は賛成です。先週小中学校の校長先生の悉皆研修の講師を担当いたしましたが、校長職というのは今本当に重要で、校長先生の舵取りによって、現場で求められている県の施策の課題が左右されると思っています。

 そこで、新たに再任用校長ということで、いろいろな状況で仕方ないと思うのですが、採用期間が1年間で更新が原則1回までという点が何とかならないかなというのが私の希望と質問です。というのは、採用期間が1年間しかない、2年間しかないということで考えられる校長のビジョンや施策と、3年間できるという立場では違いが出ます。期間が長ければ長いほど、落ち着いて職員と話し合いながらじっくりと考えられるのではないか。単年度でできることには限界があるので、もう少し緩やかに年限を臨機応変にできないかなというのが質問です。いかがでしょうか。

 

 

服部高校教育課長

 ありがとうございます。今、伏木委員が御指摘のとおり、1年間でその学校の将来に渡る取組や学校運営をどうしていくかを練り出すというか、やっていくのはなかなか難しいのは当然だと思います。ですので、年度更新でその都度面接をして、その先生の意欲等を確認しながら行っておりまして、極力1年で交代にならないことが望ましいと考えております。

 ただ、任期につきましては2年がいいのか3年がいいのかについては今のお考えと趣旨も踏まえながら、原則1回更新とありますが、その辺は検討する余地があるかと考えてございます。

 

伏木教育長職務代理者

 ありがとうございます。一方で県の高校に限らず、市町村の校長もそうですけれど、長い期間管理職を務めていただきたいという思いもあります。その年によって、需要と供給の問題があって、校長職になれない人がたくさん出てしまうのも困るけれども、教員の年齢やバランスも考慮しながら、カチッとした決まりではなく、できるだけ柔軟に現場に対応しやすい規定を最初に作っておいていただきたいという要望だけ改めてお願いしておきます。よろしくお願いします。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。中澤委員、お願いします。

 

中澤委員

 お願いします。

 まず、試行の成果がいろいろ見えてきて良かったなと思いました。今、本当に学校全体が変わろうとしていて、学びの在り方も変えようとしているこの時期に、確かに改革をしていくというその辺りに立ったとき、再任用の方たちの中で力があったり体力があれば、学校づくりのためにまだ働いてほしいという思いがありますので、ぜひ進めていただけたらと思います。

 

服部高校教育課長

 ありがとうございます。各学校に配置する再任用校長については、それぞれの役割やこちらから期待するものもありますし、御当人というか、再任用で赴任する方にもこれまでの経験を生かした意欲であるとか、今後に対する眼差しをお持ちになっている方々だと思いますので、そういったところをきちんとすり合わせながら、第一に学校のために、子どもたちのためになるようなそんな配置を行っていけたらと考えております。

 ありがとうございます。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。よろしいですか。

 それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

原山教育長

 御異議ございませんので、原案どおり決定いたします。

 次に、議第3号「令和4年度長野県立特別支援学校幼稚部の幼児及び高等部の生徒募集に係る基本的事項について」、酒井特別支援教育課長から説明をお願いします。

 

酒井特別支援教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

 ありがとうございました。

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問があればお願いいたします。

 中澤委員、お願いします。

 

中澤委員

 お願いします。幼稚部の若干名というところが毎年2、3名ということで、毎回2、3名の方が希望されれば大体通るかということと、まだまだ他にいらしゃる方は一般の幼稚園、こちらに行っているんですか。

 

酒井特別支援教育課長

 幼稚部につきましては、近年利用者が減少傾向にあります。それは早期療育等によりまして、特別支援学校に入らずとも通常の学校に行ける方が増えてきている状況にあるのですが、現在、学校教育法に規定する基準に合致する方で希望する方は、全て特別支援学校に入っていただいております。それ以外で障がいの程度がそれほど重くない方については、通常の幼稚園のほうに行かれているという状況でございます。

 

中澤委員

 ありがとうございます。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

原山教育長

 御異議ございませんので、原案どおり決定いたします。

 次に、議第4号「長野県宝の指定について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

久保文化財・生涯学習課長

(資料説明)

 

原山教育長

 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見のある方はお願いいたします。よろしいでしょうか。

 それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員

 異議なし。

 

原山教育長

 御異議ございませんので、原案どおり決定いたします。

 続いて、教育長報告事項に入ります。報告事項の(1)「令和3年9月県議会定例会の結果について」、早川教育政策課長から説明をお願いいたします。

 

早川教育政策課長

(資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問があればお願いいたします。

 

伏木教育長職務代理者

 一つ教えてください。一般質問のところで、教職員の人材確保が話題になっていますけれど、どのような質問が出てどんなふうに回答されたのかを教えてください。

 

原山教育長

 いかがでしょうか。

 

桂本義務教育課長 

 一般質問ですね。教員の採用志願者の減少について、今後どう取り組んでいくかということであります。

 それにつきましては、少子化の影響で一つは、教員養成にかかる大学の定員自体が減少しているということがあると思います。それから、教職に対するイメージの低下など、複合的な要因で全国的にも教員志願者が減となっている状況を踏まえて、本県では一次選考を近隣都県と同一日に設定していますが、それによって教員志願者が倍率等を見て他県へ流れてしまう、分散してしまうということもあり得るということで、その点については日程を今後検討していきます。志願者を含めた受験者の条件についてもこれから検討して、11月を目途に公表をしていく予定でいます。

 

伏木教育長職務代理者

 他県の教員採用試験とずらして志願者を増やすということをやっている自治体もありますけれども、確かにそれで倍率は増えるんですが、それが根本的な解決になるのかというとそれはまた別ですよね。

 そこで、例えば、7月の定例会の際に、国の大学に大学推薦という形での長野県教員採用試験の枠というものが考えられないかという提案をしましたけれど、その辺はどういう見通しになりましたでしょうか。

 

桂本義務教育課長

 それにつきましても、選考方法、受験者条件ということで、大学推薦の枠を増やしていこうということも、今、検討しているところです。

 

伏木教育長職務代理者

 これからも進めてください。お願いします。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。お願いします。

 

塚田委員

 高校生の海外留学についてということで、コロナ禍での状況はどんな話がありましたでしょうか。

 

服部高校教育課長

 高校生の海外留学についての説明ですけれども、委員のほうからどのようにやっているのか、それからどんな状況か等についての御質問がありました。

 コロナ前、一昨年度はたくさん応募があったんですが、年度末にコロナの影響で急遽行けなくなりました。昨年度も今年度も、実際行けていない状況であります。

 そんな中、海外留学を経験した方と希望する生徒をオンラインでつないで体験談を聞いたりとか、意欲を持続するような活動はしておりますので、コロナが明けたらぜひたくさんの人に海外に行ってもらう仕組みをつくってまいりたいという回答をしました。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。お願いします。

 

中澤委員

 幼児教育の質の向上についての質問内容と返答をお聞きしたいと思います。

 

曽根原学びの支援課長

 幼児教育の質の向上について、幼児教育支援センターが何をしているかという教育長への質問と、幼児教育に対する思いみたいなものを知事に質問がございました。

 幼児教育支援センターにつきましては、教育長から実際やっているフィールド研修などの研修の充実であるとか、幼保小中の接続についての回答をさせていただきました。

 知事からは、幼稚園、保育園といったところを全て含めて幼児教育がその子の人生を左右するぐらい重要であるものであり、これからも力を入れて取り組んでまいりたいという思いを言っていただいたということであります。

 

中澤委員

 ありがとうございます。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 それでは、報告事項の(1)を終了して、報告事項の(2)「令和4年度公立学校教員採用選考状況について」、桂本義務教育課長から順次、説明をお願いします。

 

桂本義務教育課長、服部高校教育課長

(資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見があればお願いいたします。

 

伏木教育長職務代理者

 質問させてください。栄養教諭についてです。昨年が2名で、今年度が4名の採用予定者数になっているかと思いますが、元の募集人員がどういうふうに公開されていたのかということと、今回採用される4人は、具体的にはどういう学校に配置されるのかということを分かる範囲で御回答をお願いします。

 

桂本義務教育課長

 募集要項上、栄養教諭につきましては若干名で募集しております。配置につきましては、栄養教諭ということでありますので、勤務は給食センターであったり学校所属でありますが、栄養に関わる授業を行うということで、ある程度の規模の学校に配置する予定になっています。

 

伏木教育長職務代理者

 4名は、地区をばらばらに、北信1名、南信1名という配置になる可能性が高いということでしょうか。

 

桂本義務教育課長

 地区のバランスを考えながら配置し、偏りのないようにしていきます。

 

伏木教育長職務代理者

 ありがとうございます。

 

原山教育長

 他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 それでは教育長の報告事項の(2)を終了いたしまして、報告事項(3)「令和4年度県立高等学校、特別支援学校高等部で使用する教科書の採択状況について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

曽根原学びの改革支援課長

(資料説明)

 

原山教育長

 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見があればお願いします。よろしいでしょうか。それでは、以上で報告事項の(3)を終了いたします。

 その他に何かございますか。

 

曽根原学びの改革支援課長

 報告事項に上がっておりませんが、デジタル庁が優れたデジタル化の取組を表彰するデジタル社会推進賞という最優秀に選ばれたことについて、急遽ですが御報告させていただきます。

 昨日の10月10日は「1010」であることから、新たに新設されたデジタル庁が「2021年デジタルの日」としオンラインイベントが行われました。

 その中で、優れたデジタル化の取組をしている個人やチームをデジタル社会推進賞として取り上げ表彰されました。応募は自薦、他薦で300以上あったようですが、大臣賞として10団体が選ばれ、銀賞が7団体、金賞が2団体、最優秀のプラチナ賞を1団体が受賞しました。坂城高校の実践ですけれども、他薦によりノミネートされていました。その最優秀のプラチナ賞を、坂城高校と長野県教育委員会が受賞しました。

 1人1台端末やデジタル学習教材等を用いて、個別最適な学びと地域連携型探究学習に取り組んだ実践が、教育のDX、デジタルトランスフォーメーションを起こしたと評価をいただいたものであります。

 以上です。

 

原山教育長

 本当に大変うれしい報告がございました。ありがとうございました。

 それでは、以上で公開による審議を終了しますが、その前に平成29年10月から1期4年間、教育委員として長野県教育に大変御尽力いただきました中澤委員が本日をもちまして任期を満了し御退任されます。

 中澤委員から一言御挨拶をお願いいたします。

 

中澤委員

 4年間お世話になりました。ありがとうございました。緊張感いっぱいの4年間でした。4年前教育委員のお話をいただいたときに、長いお付き合いの汐見稔幸さんに相談させていただきました。汐見さんは、全国的に見て都道府県の教育委員に幼児教育の人がなっているということはほとんどないから、幼児教育の視点で物事を話していくといいよと勧めてくださって、私にも役割があるなと思い引き受けさせていただきました。

 本当にたくさん気付かせていただいて、たくさん学ばせていただいて、たくさん考えさせていただきました。何よりも長野県の教育のど真ん中にいらっしゃる皆様が、本当に子どもたちのことを真摯に考えてくださっていることを知ってうれしくなりました。

 これからも先生たちや保護者の方たちやいろいろな方に、長野県は進化するから待っていてねということをしっかり伝えていきたいと思います。

 本当に人生の根っこづくりの幼児教育をベースに、子どもたちの学びの日々が確かな改革になっていくように、これからもどうぞよろしくお願いします。

 ありがとうございました。

 

原山教育長

 ありがとうございました。私からも感謝を申し上げたいと思います。中澤委員は、幼児教育、自然保育の実践者として、幼保小連携はじめ幅広く御指導いただきました。

 中澤委員からは、これからの子どもたちに生きる力や考える力をどのように身に付けるさせるかということを、子どもの主体性という観点に密着して様々な御意見をいただきました。そしてそれは、私どもの学びの改革を進める県の教育行政の推進に大きな力をいただいたと思っています。

 私自身、一昨年、ぴっぴのほうへ1日お邪魔しまして、子どもたちがこれぞ探究だという姿に触れ、長野県が進める幼保小中高を一貫した学びの改革の意義を痛感したところでございます。

 本日をもちまして任期満了となりますけれども、引き続き私どもに御指導、御鞭撻をくださることをお願い申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

 

中島委員

 ありがとうございました。

 

原山教育長

 それでは、以上で公開による審議を終了します。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退室をお願いいたします。

お問い合わせ

教育委員会 

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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